505 / 564
第504話 勉強会へのお誘い
しおりを挟む
「どこも最終期末試験の事で盛り上がってるな」
「そうだな」
「それでルーク、試験も近いがあの調整はするのか?」
ルークは内ポケットからヒビの入った腕輪型の魔道具を取り出す。
「できればお願いしたいが、無理にとは言わない」
「俺の方は大丈夫だ、試験勉強も進んでいるしな。それに、その試作品を見る限りもうそいつはダメなんだろ」
「ああ、発動は出来たが一度きりだ。やはり、本命で調整している指輪型の方を進めるのがいいかもしれないな」
「使用時の感覚や耐久性の問題点などは、後で寮の方でその試作品を見ながら指輪の方の方向性を詰めよう」
ガウェンの言葉にルークは頷き、取り出した魔道具を内ポケットへと戻す。
そしてルークは立ち上がり、授業前のトイレへと向かうと教室を出る時に扉近くに席があるクリスに声を掛けられる。
「あ、ルーク」
クリスに呼ばれルークは足を止め視線を向けた。
「俺たち一緒に勉強会をする事になったんだけどさ、よかったらルークもどう?」
「勉強会?」
ルークはクリスの前に座るシンリに目線を向ける。
「僕とクリス、それに互いのルームメイトでやろうって話してて」
「やるなら人が多い方がいいかなって思ってさ、ちょうど通りかかったルークを誘ったってわけ」
「え、何何! 何だか面白そうな話してない?」
そこにトウマがやって来てシンリから状況を聞くと、更にテンション高く答える。
「いいじゃん勉強会! やろう、やろう! なあルーク、俺らも参加しようぜ。せっかく誘ってもらってるんだしよ」
「ルークも乗り気みたいだし、どうかなルーク?」
テンション高めのトウマを見てからクリスの方を見た後、ルークは軽く片手を上げた。
「誘ってもらって悪いが、先約があってな。俺はパスで。トウマは参加したそうだから、入れてやってくれ」
「そっか。先約があるならしょうがないよね」
「悪いなクリス」
「ううん。こっちこそ、急に誘ってごめん。トウマは仲間外れとかにしないから、心配しないで」
「良かったなトウマ」
「何、俺ってもしかして嫌われてる?」
「そんな事ある訳ないだろ」
そうクリスは言いながら、トウマの方を向きシンリと共に今日の勉強会についての話をワイワイとし始める。
ルークはその光景を見た後、廊下へと出て行くのだった。
それからその日の授業も何事もなく進んで行き、あっという間に放課後となった。
担当教員から再度最終期末試験についての質疑時間が取られ、改めて実力試験についての話しが行われた。
また現状の学院の立場や方針といった話もされ、担当教員曰く他のクラスからも見学者がいる事に対して質問が出たらしくそれについて学院長らと話し合った結果、現状なども含め改めて伝える事になったと口にした。
全てを理解しろという訳ではないが、学院側が何を考えどうしてそういう実施に至ったかを知った上で試験に臨んで欲しいということであった。
担当教員からの話しも終わり、質問も出なくなった所で最終期末試験についての話しが終了し解散となる。
――王都メルト魔法学院内、オービン寮のリビング兼食堂にて。
「うえー試験が迫って来るーいーやーだー」
「いつまで駄々こねてるんだよライラック。うざいぞ」
「嫌なものは嫌なんだよ。お前は違うのかよ、ガイル」
「嫌なものでもやらなきゃいけないものはあるだろうが。そんくらい割り切れ」
軽く言い合う二人の元にガードルがやって来て仲裁する。
「はいはい、喧嘩しない。ほら、二人共早く小図書館に行くよ。勉強見て欲しいんでしょ」
二人は黙って勉強道具を持ちガードルの後を付いて行く。
「で、リーガは何故筋トレ道具を持っているのかな?」
「必須だろ? これはよ」
「いりません」
「いやいや必要だ―」
「いりません」
「っ……はい。すいません」
リーガはガードルの異様な圧に負け小走りで部屋に持ってきた筋トレ道具を戻しに行くのだった。
「全く。二人ももう喧嘩しないでよ。次喧嘩したら、勉強見ないよ。僕も喧嘩に付き合ってあげるほど、暇じゃなんだから」
二人は大きく縦に首を振り、ガードルの後に付いて行った。
「さてと、俺たちは何処でやる?」
「トウマの所はダメだろ? うちの所でもいいけど」
そうシンリが口にし、ベックスも軽く頷く。
「じゃ、お言葉に甘えてそうさせてもらおうか」
クリスが同室のシンの方を見ると、シンも「そうだね」と答えた。
「ようし! それじゃシンリとベックスの部屋に行こう!」
「何でそんなにテンション高いんだよ、トウマ?」
「え? テンション上がらない? 勉強会とかワクワクしかないだろ」
「そう、なのか?」
問いかけられたベックスは、軽く首を傾げるもトウマは気にせずに部屋へと向かい始める。
その後、クリスたち歩き始めるのだった。
――オービン寮205号室 ガウェン・アルジュ部屋
「来たか。アルジュは今日は大図書館に行っていていないから、気にしなくていいぞ」
ルークはガウェンの部屋を訪ね、部屋に入る。
「工房の方にはこの後で向かうが、準備があってな。悪いな部屋の方にわざわざ来てもらって。それに試作品の状態ももう一度見たくてな」
「ヒビも入って強く力でもいれたら壊れそうな感じだな」
そういってルークは、ガウェンに魔道具を渡すとガウェンは様々な角度からその魔道具を見始める。
「お前の魔力にも耐えられる設計にしておいたんだが、見積もりが甘かったかな。魔力量に耐えられなかった感じだ」
「魔力量か。一気に大量に流した感じだったから、それがダメだったか」
「いや、単純にルークの測定していた魔力量が増えたと見るべきかな。一度に大量に流した程度ではさすがに壊れない。そんなやわに設計してない」
「俺の魔力量が増えたか」
「あくまで推測だが、魔力量に関しても再度測定し許容量を大きく見とくべきだな。それに指輪型の延長でリング型を作ったから、その辺の造りの違いも影響してたのかもしれない」
ガウェンは机に準備していた袋を肩に掛けると、壁に掛けていた鍵を手にした。
「まあ詳しい事は工房でやるか。あ、そうだった。先にこれ渡しとく」
するとガウェンはルークに小さな箱を投げ渡す。
ルークが受け取るとガウェンは「新作だ」と口にし、ルークが箱を開けるとそこには指輪型の魔道具が二つ入っていた。
「試験に間に合わせる様にするつもりだが、万が一間に合わなかった用にだ」
「ありがとう、ガウェン」
「請け負った仕事だ。最後までしっかり付き合うぜ」
そして二人は部屋を後にし、ガウェンの工房へと向かうのだった。
「そうだな」
「それでルーク、試験も近いがあの調整はするのか?」
ルークは内ポケットからヒビの入った腕輪型の魔道具を取り出す。
「できればお願いしたいが、無理にとは言わない」
「俺の方は大丈夫だ、試験勉強も進んでいるしな。それに、その試作品を見る限りもうそいつはダメなんだろ」
「ああ、発動は出来たが一度きりだ。やはり、本命で調整している指輪型の方を進めるのがいいかもしれないな」
「使用時の感覚や耐久性の問題点などは、後で寮の方でその試作品を見ながら指輪の方の方向性を詰めよう」
ガウェンの言葉にルークは頷き、取り出した魔道具を内ポケットへと戻す。
そしてルークは立ち上がり、授業前のトイレへと向かうと教室を出る時に扉近くに席があるクリスに声を掛けられる。
「あ、ルーク」
クリスに呼ばれルークは足を止め視線を向けた。
「俺たち一緒に勉強会をする事になったんだけどさ、よかったらルークもどう?」
「勉強会?」
ルークはクリスの前に座るシンリに目線を向ける。
「僕とクリス、それに互いのルームメイトでやろうって話してて」
「やるなら人が多い方がいいかなって思ってさ、ちょうど通りかかったルークを誘ったってわけ」
「え、何何! 何だか面白そうな話してない?」
そこにトウマがやって来てシンリから状況を聞くと、更にテンション高く答える。
「いいじゃん勉強会! やろう、やろう! なあルーク、俺らも参加しようぜ。せっかく誘ってもらってるんだしよ」
「ルークも乗り気みたいだし、どうかなルーク?」
テンション高めのトウマを見てからクリスの方を見た後、ルークは軽く片手を上げた。
「誘ってもらって悪いが、先約があってな。俺はパスで。トウマは参加したそうだから、入れてやってくれ」
「そっか。先約があるならしょうがないよね」
「悪いなクリス」
「ううん。こっちこそ、急に誘ってごめん。トウマは仲間外れとかにしないから、心配しないで」
「良かったなトウマ」
「何、俺ってもしかして嫌われてる?」
「そんな事ある訳ないだろ」
そうクリスは言いながら、トウマの方を向きシンリと共に今日の勉強会についての話をワイワイとし始める。
ルークはその光景を見た後、廊下へと出て行くのだった。
それからその日の授業も何事もなく進んで行き、あっという間に放課後となった。
担当教員から再度最終期末試験についての質疑時間が取られ、改めて実力試験についての話しが行われた。
また現状の学院の立場や方針といった話もされ、担当教員曰く他のクラスからも見学者がいる事に対して質問が出たらしくそれについて学院長らと話し合った結果、現状なども含め改めて伝える事になったと口にした。
全てを理解しろという訳ではないが、学院側が何を考えどうしてそういう実施に至ったかを知った上で試験に臨んで欲しいということであった。
担当教員からの話しも終わり、質問も出なくなった所で最終期末試験についての話しが終了し解散となる。
――王都メルト魔法学院内、オービン寮のリビング兼食堂にて。
「うえー試験が迫って来るーいーやーだー」
「いつまで駄々こねてるんだよライラック。うざいぞ」
「嫌なものは嫌なんだよ。お前は違うのかよ、ガイル」
「嫌なものでもやらなきゃいけないものはあるだろうが。そんくらい割り切れ」
軽く言い合う二人の元にガードルがやって来て仲裁する。
「はいはい、喧嘩しない。ほら、二人共早く小図書館に行くよ。勉強見て欲しいんでしょ」
二人は黙って勉強道具を持ちガードルの後を付いて行く。
「で、リーガは何故筋トレ道具を持っているのかな?」
「必須だろ? これはよ」
「いりません」
「いやいや必要だ―」
「いりません」
「っ……はい。すいません」
リーガはガードルの異様な圧に負け小走りで部屋に持ってきた筋トレ道具を戻しに行くのだった。
「全く。二人ももう喧嘩しないでよ。次喧嘩したら、勉強見ないよ。僕も喧嘩に付き合ってあげるほど、暇じゃなんだから」
二人は大きく縦に首を振り、ガードルの後に付いて行った。
「さてと、俺たちは何処でやる?」
「トウマの所はダメだろ? うちの所でもいいけど」
そうシンリが口にし、ベックスも軽く頷く。
「じゃ、お言葉に甘えてそうさせてもらおうか」
クリスが同室のシンの方を見ると、シンも「そうだね」と答えた。
「ようし! それじゃシンリとベックスの部屋に行こう!」
「何でそんなにテンション高いんだよ、トウマ?」
「え? テンション上がらない? 勉強会とかワクワクしかないだろ」
「そう、なのか?」
問いかけられたベックスは、軽く首を傾げるもトウマは気にせずに部屋へと向かい始める。
その後、クリスたち歩き始めるのだった。
――オービン寮205号室 ガウェン・アルジュ部屋
「来たか。アルジュは今日は大図書館に行っていていないから、気にしなくていいぞ」
ルークはガウェンの部屋を訪ね、部屋に入る。
「工房の方にはこの後で向かうが、準備があってな。悪いな部屋の方にわざわざ来てもらって。それに試作品の状態ももう一度見たくてな」
「ヒビも入って強く力でもいれたら壊れそうな感じだな」
そういってルークは、ガウェンに魔道具を渡すとガウェンは様々な角度からその魔道具を見始める。
「お前の魔力にも耐えられる設計にしておいたんだが、見積もりが甘かったかな。魔力量に耐えられなかった感じだ」
「魔力量か。一気に大量に流した感じだったから、それがダメだったか」
「いや、単純にルークの測定していた魔力量が増えたと見るべきかな。一度に大量に流した程度ではさすがに壊れない。そんなやわに設計してない」
「俺の魔力量が増えたか」
「あくまで推測だが、魔力量に関しても再度測定し許容量を大きく見とくべきだな。それに指輪型の延長でリング型を作ったから、その辺の造りの違いも影響してたのかもしれない」
ガウェンは机に準備していた袋を肩に掛けると、壁に掛けていた鍵を手にした。
「まあ詳しい事は工房でやるか。あ、そうだった。先にこれ渡しとく」
するとガウェンはルークに小さな箱を投げ渡す。
ルークが受け取るとガウェンは「新作だ」と口にし、ルークが箱を開けるとそこには指輪型の魔道具が二つ入っていた。
「試験に間に合わせる様にするつもりだが、万が一間に合わなかった用にだ」
「ありがとう、ガウェン」
「請け負った仕事だ。最後までしっかり付き合うぜ」
そして二人は部屋を後にし、ガウェンの工房へと向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
古堂 素央
恋愛
【完結】
「なんでわたしを突き落とさないのよ」
学園の廊下で、見知らぬ女生徒に声をかけられた公爵令嬢ハナコ。
階段から転げ落ちたことをきっかけに、ハナコは自分が乙女ゲームの世界に生まれ変わったことを知る。しかもハナコは悪役令嬢のポジションで。
しかしなぜかヒロインそっちのけでぐいぐいハナコに迫ってくる攻略対象の王子。その上、王子は前世でハナコがこっぴどく振った瓶底眼鏡の山田そっくりで。
ギロチンエンドか瓶底眼鏡とゴールインするか。選択を迫られる中、他の攻略対象の好感度まで上がっていって!?
悪役令嬢? 断罪ざまぁ? いいえ、冴えない王子と結ばれるくらいなら、ノシつけてヒロインに押しつけます!
黒ヒロインの陰謀を交わしつつ、無事ハナコは王子の魔の手から逃げ切ることはできるのか!?
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる