506 / 564
第505話 黒猫との会話
しおりを挟む
「いや~楽しかったな勉強会。せっかく誘われたってのに、何であいつ断ったんだ。先約があってもこっちに来ると思ったんだが」
トウマは一人そんな事を思いながら廊下を歩いていた。
クリスたちとの勉強会も終わり、そのまま夕食をとったのちに解散となり今は自室へと戻る途中であった。
廊下を曲がろうとした時、その先から微かにルークの声が聞こえて来た。
誰かと話している感じであったが、何を話しているかはよく聞こえなかった。
「(誰と話してるんだ?)」
トウマはそのまま角を曲がりルークがいる廊下に顔を出すと、遠くでルークが開いた窓の方に向かって話している姿があった。
その姿を見て一瞬独り言かと思うが、少し除くような姿勢をとると開いた窓の所に黒猫がちょこんと座っているのが見える。
すると黒猫と目が合った直後、ルークもトウマの存在に気付き少し驚いた表情で視線を向けて来た。
「よ、よう」
「トウマ、お前いつから」
「え、いや、今っていうかちょっと前というか」
トウマはルークの見てはいけない一面を見てしまったと焦りながら答えていると、ルークの前にいた黒猫が鳴き声を上げその場から立ち去って行く。
あたふたするトウマの姿を見てルークは小さくため息をつくと、開けていた窓を閉じトウマの方へと近付いて行く。
「いや、これは偶然であってわざとじゃないんだぞ。信じてくれ。それに誰にも言わない」
「トウマ」
「大丈夫。最近色々あったし、癒しは大切だよな。俺は分かるぞ、よ~く分かる」
「おいトウマ」
「心配無用だぞ。つい、可愛い猫がいて話し掛けたくなる気持ちは分からなくないし、疲れている時はそんな事もしたくなるよな。うんうん」
「話を聞け、トウマ」
するとルークは、トウマの額目掛けデコピンを放つと額に激痛が走ったトウマは声を上げ、額を抑えた。
「いっって! 何するんだよ急に」
「お前が話を聞かないで、勝手に妄想を広げていくからだろうが」
「え、妄想? 誰が誰の?」
首を傾げるトウマにルークは誤解を解く様に話始める。
ルーク曰く確かに先程の黒猫相手に声を掛けていたが、それはずっとルークに対し鳴いて来るので何事かと窓を開け対応していたのだと説明する。
お腹が空いたのか、喉が渇いたのか、ただカマって欲しいだけなのか分からずこのまま変に目を付けられたままなのは嫌だったと語った。
「で、結局何だったんだあの黒猫に鳴かれた理由は」
「分からん。目についた人間にカマって欲しかっただけなのかもな。こうして立ち去ってるって事はよ」
「何だ、色々あって遂に猫に話し掛ける様になったのかと思ったが、そうじゃなかったって事か」
「そう言ってるだろ。変な勘違いするなよ」
「そう言うがな、あんな光景見たら誰でもそう思うぞ。俺だから良かったが、もしフェルトとかだったら今頃寮全体に噂が広まって手がつけられない状態になってるぞ」
「っ……容易に想像が出来て怖すぎるな。気をつけよう」
その後トウマの誤解も解けた所で、ルークはトウマに話があるといい自室へと向かう。
部屋に戻るとトウマはベッドに腰かけ、ルークは椅子に座った。
「にしても、ルークが猫と話しているとはね~意外過ぎたよな。猫好きなのか?」
「まだその話するのかよ。もういいだろ」
ルークはトウマから視線を外しながら答えると、トウマはニヤニヤしながらルークの方を見つめた。
「で、話ってなんだよルーク」
「ああ、クリスについてちょっとな」
そう切り出し、ルークは自分がいなかった間に復帰したクリスの事についてトウマに問いかけ始めた。
復帰してから変わった事、気になった事はないか? 以前と変わりがないかなどと、ここ数日クリスを見ておりクリスの事情を知っているトウマに問いかけたのだ。
トウマはクリスの怪我の事を心配して聞いてきているのだと思ったが、それならわざわざ自分ではなくクリスに対して聞けばいいのではないかと思いルークに訪ね返すのだった。
「それは、そうだが……本人より周りが見てどうかが、気になるんだ。あいつは、無理するタイプだしよ」
「なるほどな。本人が大丈夫って言ってても、周りから見たら違うってやつか。でもそれなら大丈夫だぞ。俺から見ても、他の奴らと話していても特に無理してる感じじゃなかったしな」
「そうか。何か以前と変わった所とかはあるか?」
「変わった所? 別にそんな変わってねえと思うが、何でそんな事聞くんだよルーク。あ、もしかして数日会えてなくてどんな風に今思われてるか気にしてるとかか?」
「……まあ、そんなところだ」
「おいおい、恥ずかしがり屋さんかよ。だから、あんな変な態度とってたのか」
そう言いながらトウマはここ数日でクリスに変化があったかと思い出し始める。
だが、特に変化という変化で思い当たる事はなく、それをルークに話すと「そうか」と口にした。
「今日の勉強会も普通だったしなーあっ」
「?」
「変わったちゃ変わった点なのかもしれないが、なんとなく前より柔らかくなったかな。雰囲気? っていうのか、その纏ってるオーラ的な感じがよ。話しかけやすい気がするし、向こうから話している感じが増えたかな。まあもうすぐ一年近くの付き合いになるし、自然な事なのかもしれないが」
ルークは「他に何か気になった所はあるか?」と聞こうとしたのか、何か口にするのを言い留めた表情をした後「そうか、ありがとう」と口にした。
それで話は終わりなのかルークは椅子から立ち上がり、夕食を食べて来ると言い残し扉の方へと向かう。
「こういうのもなんだが、気になる事があるなら本人に訊いた方が早く解決したりもするぞー」
トウマの言葉に対しルークは軽く片手を上げて返事をし、そのまま部屋を後にするのだった。
――翌朝
――オービン寮 リビング兼食堂にて
「ふぁぁ~~~ねっむ」
トウマが朝食を机の上に置いて大きなあくびをしていると、クリスが朝食を持って声を掛けて来る。
挨拶の後、そのままクリスはトウマの前に座り朝食を食べ始める。
「あれ、クリスって朝はトースト派じゃなかったけ? そんなガツガツする肉とか食べてたっけ?」
少し寝ボケながらトウマが訊ねると、クリスが手を止めて答える。
「リハビリの時から力が付くようなもの食べなさいって言われて。それから朝はいようにお腹が空くようになって、少しでも体力になるもの食べてるんだよ」
「あ~そういうこと」
そういいながらトウマも、似た様な朝食で肉を口に運ぶ。
そこへマックスが通りかかり、二人の朝食を目にし「うぷっ」と声を出す。
「何だよマックス今の」
「いや~朝からよくそんな脂っこいの食べられるなって思ってさ。しかもクリスまでさ」
「いいだろ人が好きで食べてるんだからよ」
「そうだね。悪かったよ」
すると後方からケビンが合流して来て、そのままいつもの定位置へと向かって行く。
二人が立ち去った後、クリスがふと食事の手を止めてトウマに問いかける。
「そういえば、ルークの姿がないけど一緒じゃないの?」
「朝起きたらもういなくてな。どっかで訓練でもしてるんじゃないかって思う。試験も近いしな」
「へ~一人でやってるの?」
「さあ? そこまでは分からないな。場所も寮でやってたり、学院のグラウンドでやってたりと様々だからな」
「ふーん、そっか」
そうクリスは返し再び朝食へと手をつけ始めると、二人の席の近くにヴァンがやって来るのだった。
トウマは一人そんな事を思いながら廊下を歩いていた。
クリスたちとの勉強会も終わり、そのまま夕食をとったのちに解散となり今は自室へと戻る途中であった。
廊下を曲がろうとした時、その先から微かにルークの声が聞こえて来た。
誰かと話している感じであったが、何を話しているかはよく聞こえなかった。
「(誰と話してるんだ?)」
トウマはそのまま角を曲がりルークがいる廊下に顔を出すと、遠くでルークが開いた窓の方に向かって話している姿があった。
その姿を見て一瞬独り言かと思うが、少し除くような姿勢をとると開いた窓の所に黒猫がちょこんと座っているのが見える。
すると黒猫と目が合った直後、ルークもトウマの存在に気付き少し驚いた表情で視線を向けて来た。
「よ、よう」
「トウマ、お前いつから」
「え、いや、今っていうかちょっと前というか」
トウマはルークの見てはいけない一面を見てしまったと焦りながら答えていると、ルークの前にいた黒猫が鳴き声を上げその場から立ち去って行く。
あたふたするトウマの姿を見てルークは小さくため息をつくと、開けていた窓を閉じトウマの方へと近付いて行く。
「いや、これは偶然であってわざとじゃないんだぞ。信じてくれ。それに誰にも言わない」
「トウマ」
「大丈夫。最近色々あったし、癒しは大切だよな。俺は分かるぞ、よ~く分かる」
「おいトウマ」
「心配無用だぞ。つい、可愛い猫がいて話し掛けたくなる気持ちは分からなくないし、疲れている時はそんな事もしたくなるよな。うんうん」
「話を聞け、トウマ」
するとルークは、トウマの額目掛けデコピンを放つと額に激痛が走ったトウマは声を上げ、額を抑えた。
「いっって! 何するんだよ急に」
「お前が話を聞かないで、勝手に妄想を広げていくからだろうが」
「え、妄想? 誰が誰の?」
首を傾げるトウマにルークは誤解を解く様に話始める。
ルーク曰く確かに先程の黒猫相手に声を掛けていたが、それはずっとルークに対し鳴いて来るので何事かと窓を開け対応していたのだと説明する。
お腹が空いたのか、喉が渇いたのか、ただカマって欲しいだけなのか分からずこのまま変に目を付けられたままなのは嫌だったと語った。
「で、結局何だったんだあの黒猫に鳴かれた理由は」
「分からん。目についた人間にカマって欲しかっただけなのかもな。こうして立ち去ってるって事はよ」
「何だ、色々あって遂に猫に話し掛ける様になったのかと思ったが、そうじゃなかったって事か」
「そう言ってるだろ。変な勘違いするなよ」
「そう言うがな、あんな光景見たら誰でもそう思うぞ。俺だから良かったが、もしフェルトとかだったら今頃寮全体に噂が広まって手がつけられない状態になってるぞ」
「っ……容易に想像が出来て怖すぎるな。気をつけよう」
その後トウマの誤解も解けた所で、ルークはトウマに話があるといい自室へと向かう。
部屋に戻るとトウマはベッドに腰かけ、ルークは椅子に座った。
「にしても、ルークが猫と話しているとはね~意外過ぎたよな。猫好きなのか?」
「まだその話するのかよ。もういいだろ」
ルークはトウマから視線を外しながら答えると、トウマはニヤニヤしながらルークの方を見つめた。
「で、話ってなんだよルーク」
「ああ、クリスについてちょっとな」
そう切り出し、ルークは自分がいなかった間に復帰したクリスの事についてトウマに問いかけ始めた。
復帰してから変わった事、気になった事はないか? 以前と変わりがないかなどと、ここ数日クリスを見ておりクリスの事情を知っているトウマに問いかけたのだ。
トウマはクリスの怪我の事を心配して聞いてきているのだと思ったが、それならわざわざ自分ではなくクリスに対して聞けばいいのではないかと思いルークに訪ね返すのだった。
「それは、そうだが……本人より周りが見てどうかが、気になるんだ。あいつは、無理するタイプだしよ」
「なるほどな。本人が大丈夫って言ってても、周りから見たら違うってやつか。でもそれなら大丈夫だぞ。俺から見ても、他の奴らと話していても特に無理してる感じじゃなかったしな」
「そうか。何か以前と変わった所とかはあるか?」
「変わった所? 別にそんな変わってねえと思うが、何でそんな事聞くんだよルーク。あ、もしかして数日会えてなくてどんな風に今思われてるか気にしてるとかか?」
「……まあ、そんなところだ」
「おいおい、恥ずかしがり屋さんかよ。だから、あんな変な態度とってたのか」
そう言いながらトウマはここ数日でクリスに変化があったかと思い出し始める。
だが、特に変化という変化で思い当たる事はなく、それをルークに話すと「そうか」と口にした。
「今日の勉強会も普通だったしなーあっ」
「?」
「変わったちゃ変わった点なのかもしれないが、なんとなく前より柔らかくなったかな。雰囲気? っていうのか、その纏ってるオーラ的な感じがよ。話しかけやすい気がするし、向こうから話している感じが増えたかな。まあもうすぐ一年近くの付き合いになるし、自然な事なのかもしれないが」
ルークは「他に何か気になった所はあるか?」と聞こうとしたのか、何か口にするのを言い留めた表情をした後「そうか、ありがとう」と口にした。
それで話は終わりなのかルークは椅子から立ち上がり、夕食を食べて来ると言い残し扉の方へと向かう。
「こういうのもなんだが、気になる事があるなら本人に訊いた方が早く解決したりもするぞー」
トウマの言葉に対しルークは軽く片手を上げて返事をし、そのまま部屋を後にするのだった。
――翌朝
――オービン寮 リビング兼食堂にて
「ふぁぁ~~~ねっむ」
トウマが朝食を机の上に置いて大きなあくびをしていると、クリスが朝食を持って声を掛けて来る。
挨拶の後、そのままクリスはトウマの前に座り朝食を食べ始める。
「あれ、クリスって朝はトースト派じゃなかったけ? そんなガツガツする肉とか食べてたっけ?」
少し寝ボケながらトウマが訊ねると、クリスが手を止めて答える。
「リハビリの時から力が付くようなもの食べなさいって言われて。それから朝はいようにお腹が空くようになって、少しでも体力になるもの食べてるんだよ」
「あ~そういうこと」
そういいながらトウマも、似た様な朝食で肉を口に運ぶ。
そこへマックスが通りかかり、二人の朝食を目にし「うぷっ」と声を出す。
「何だよマックス今の」
「いや~朝からよくそんな脂っこいの食べられるなって思ってさ。しかもクリスまでさ」
「いいだろ人が好きで食べてるんだからよ」
「そうだね。悪かったよ」
すると後方からケビンが合流して来て、そのままいつもの定位置へと向かって行く。
二人が立ち去った後、クリスがふと食事の手を止めてトウマに問いかける。
「そういえば、ルークの姿がないけど一緒じゃないの?」
「朝起きたらもういなくてな。どっかで訓練でもしてるんじゃないかって思う。試験も近いしな」
「へ~一人でやってるの?」
「さあ? そこまでは分からないな。場所も寮でやってたり、学院のグラウンドでやってたりと様々だからな」
「ふーん、そっか」
そうクリスは返し再び朝食へと手をつけ始めると、二人の席の近くにヴァンがやって来るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる