71 / 86
向日葵―奇跡の時間―
向日葵の想い【十五】
しおりを挟む
…まあ、歳も離れていますし。紫様にもゆき君にも、その様な想いは無いと思いますが。
それに、ゆき君が…同性を想うのか…解りませんし…。
…二人がそうなったら素敵だけれど…強制する物ではありませんものね…。
…と、云うか、ゆき君と恋愛と云う物が結び付かないのだけれど…。
…だけれど…。
…夢を見るくらいは良いわよね?
紫様なら…あの人なら…もしも、恋仲になったとしたのなら、絶対に周りの誹謗中傷から守って下さるでしょうから、何があっても安心出来るもの。
…ああ、本当にそうなったのなら、どれだけ素敵な事でしょう…。
◇
「ほら、雪緒」
年が明けた日の遅い朝、茶の間で四人でお節料理を堪能していましたら、紫様が着物の袖から白い封筒を出してゆき君へと渡しました。三が日は、誰であろうと皆で食卓を囲む物と、紫様が押し切りまして、戸惑いながらもゆき君はお妙さんの隣に座っています。今日は、そのゆき君の隣に私です。私とお妙さんの間に、ゆき君です。そのゆき君のほぼ正面に紫様ですね。流石に新年早々鼻摘まみは、ね? 一年の計は元旦にあり、ですから。
「…こちらは?」
白い封筒を受け取ったゆき君が首を傾げます。
「お年だ…いや、餅代だ」
…紫様…。
お餅代は年越し前に渡す物です…。
思わず額に手をあててしまいます…お妙さんの肩が小さく震えていますわ…。
「お餅代…あ、お餅を買ってくれば良いのですね。開いているお店があるかは不明ですが、ただいま行って参りま…ふが…」
「待て待てっ!! 餅代とは方便だ! 餅を買わねばならん物では無いっ!! これは…ああ、毎年、この日に出る特別給金だ!」
真面目な顔をして頷いたゆき君が立ち上がろうとするのを、身を乗り出した紫様がゆき君の鼻を摘まんで止めます。
…この配置の意味って…。
…紫様…本当に鼻を摘まむのが好きなのね…。
…今年は鼻摘まみに始まって鼻摘まみに終わるのかしら…。
「…特別給金…」
「ああ、お妙さんにも渡してある。皆、これで欲しい物を買わなければいけない決まりがある。そうだろう、お妙さん?」
「へぃっ!?」
…………………………紫様……そんな真面目な顔で嘘を言わないで下さい…。
ああ、お妙さんには本当に年越し前にお餅代を渡していますけれど。…確かに、お年玉…特別なお小遣いなんて言ったら、ゆき君は受け取りませんけど…。…ゆき君が、これまでに何か自分の為に買ったと云う事も本当にありませんでしたけど…。…けど…いきなり話を向けられたお妙さんが気の毒ですわ…。
「これは毎年の決まりなのですか?」
「へ、あ、あああああ、あ、う、ん。そう、そう! 三が日が明けたら店もぼちぼち開くし、ばあちゃんと買い物に行こうなぁ、雪緒!」
真面目な顔でお妙さんを見上げるゆき君に、お妙さんは目を泳がせながらも、そう笑ったのでした。
流石お妙さんですわ。
あら? 二人でお買い物? それって、ゆき君の初デートになるのかしら? あらあら?
「…お買い物…」
白い封筒を両手で持って、それをじっと見詰めながら呟くゆき君は、やっぱり可愛いわねと思いながらも、少々呆れを含んだ目で紫様を見ましたら、紫様は申し訳なさそうに顔の前で片手を立てたのでした。
◇
「え、私に?」
それから数日後、茶の間にてお妙さんとお買い物に出掛けたゆき君から、私は綺麗に包装された長方形の包みを渡されました。
お妙さんは私とゆき君にお茶を出した後、台所に籠もっています。
「はい。奥様はお便りを書くのがお好きですから、便箋と封筒と、あと万年筆です」
「あらあら、お餅代で? ありがとう、嬉しいわ。他には何か買ったのかしら?」
「はい。お妙さんはお腰の具合が宜しくないので、こるせっとを。あ、あと、お汁粉が美味しかったので、もう一度作って欲しくてあんこを。旦那様にはお酒と盃を買って来ました。お勤めからお帰りになりましたら渡したいと思います」
いえ…私が聞きたかったのは、誰に何を買ったとかでは無くて…。
って、あんこ? お汁粉? そう云えば、甘い匂いが漂って来ていますわね?
「…えぇと…ゆき君の物は? ゆき君は自分の欲しい物は買わなかったのかしら?」
…あんこは…欲しい物に入るのかしら…?
「僕、ですか?」
きょとんと目を丸くして軽く首を傾げた後に、ゆき君は続けます。
「僕が欲しい物は総て揃っていますから、必要ありません。綺麗な着物も、草履も足袋も、暖かいお部屋にお風呂に…お食事…これ以上、何を望む必要があるのでしょうか?」
「…ゆき君…」
無表情に近い真面目な顔でそれを告げられて、私は胸が痛みました。
無欲…そう言えば聞こえが良いのかも知れません…けれど…。ここに来るまでの暮らしが、ゆき君をそうさせたのだと思うと、とてもやりきれなくて…。…我慢を我慢だと思えないのだと…そう思えてしまって…。
「…あの…御迷惑でしたか…?」
申し訳無さそうに肩を落として、俯いてしまいそうなゆき君に、私は軽く肩を竦めて口元を綻ばせます。
ごめんなさいね? そんな顔をさせたかった訳じゃないのよ?
「いいえ。迷惑だなんて事は無いわ。嬉しいのは本当よ。…ただ、少し…ゆき君に贅沢を覚えて欲しい…そう思っただけよ…」
お年玉なんて、子供達はここぞとばかりに自分の欲しい物を買うと思うのだけれど…ゆき君は、そうではないのね…。…そう思う事も…ないのね…? …ああ、でも…こんな風に私達に必要だと思う物を選ぶ…そんな心はあるのだわ…。…本当に…優しい子ね…。…紫様へのお酒は…どうかと思うけれど…。
「贅沢なら、もう沢山しています。ここに、こうして居られる事。これ以上の贅沢はありません」
「…ありがとう…」
少しだけ眉を下げて、少しだけ口元を綻ばせるゆき君に、私は震える唇を着物の袖で隠して、そう返すだけで一杯でした。
「何故、奥様がお礼を口にされるのでしょうか? お礼を述べますのは…」
「ほらほら、お汁粉が出来たよ。雪緒が買ってくれたあんこだからね、この間のより美味しいさね。っと、腰が…」
ゆき君の言葉を遮って、台所に続く戸からお椀を乗せたお盆を持ったお妙さんが顔を覗かせました。その目は微かに赤く染まっています。
「ああ! お声を掛けて下されば、僕が運びましたのに!」
お妙さんが片手を腰に回したのを見て、ゆき君が慌てて立ち上がり、お盆を受け取ります。
ゆき君が私に背中を向けたその隙に、私はそっと目尻を拭いました。そんな私を見たお妙さんが、静かに微笑んだので、私も小さく笑います。
…それなら…。
ここに居る事が贅沢だと言うのなら。
こんな日々が贅沢だと言うのなら。
辛くない笑顔を。
幸せな笑顔を。
贅沢な笑顔をゆき君に贈りましょう。
ずっと、ずっと。
私は笑顔でいましょう。
ゆき君が呆れてしまうくらいに。
何時か、ゆき君も同じく贅沢な笑顔を浮かべる日まで。
それに、ゆき君が…同性を想うのか…解りませんし…。
…二人がそうなったら素敵だけれど…強制する物ではありませんものね…。
…と、云うか、ゆき君と恋愛と云う物が結び付かないのだけれど…。
…だけれど…。
…夢を見るくらいは良いわよね?
紫様なら…あの人なら…もしも、恋仲になったとしたのなら、絶対に周りの誹謗中傷から守って下さるでしょうから、何があっても安心出来るもの。
…ああ、本当にそうなったのなら、どれだけ素敵な事でしょう…。
◇
「ほら、雪緒」
年が明けた日の遅い朝、茶の間で四人でお節料理を堪能していましたら、紫様が着物の袖から白い封筒を出してゆき君へと渡しました。三が日は、誰であろうと皆で食卓を囲む物と、紫様が押し切りまして、戸惑いながらもゆき君はお妙さんの隣に座っています。今日は、そのゆき君の隣に私です。私とお妙さんの間に、ゆき君です。そのゆき君のほぼ正面に紫様ですね。流石に新年早々鼻摘まみは、ね? 一年の計は元旦にあり、ですから。
「…こちらは?」
白い封筒を受け取ったゆき君が首を傾げます。
「お年だ…いや、餅代だ」
…紫様…。
お餅代は年越し前に渡す物です…。
思わず額に手をあててしまいます…お妙さんの肩が小さく震えていますわ…。
「お餅代…あ、お餅を買ってくれば良いのですね。開いているお店があるかは不明ですが、ただいま行って参りま…ふが…」
「待て待てっ!! 餅代とは方便だ! 餅を買わねばならん物では無いっ!! これは…ああ、毎年、この日に出る特別給金だ!」
真面目な顔をして頷いたゆき君が立ち上がろうとするのを、身を乗り出した紫様がゆき君の鼻を摘まんで止めます。
…この配置の意味って…。
…紫様…本当に鼻を摘まむのが好きなのね…。
…今年は鼻摘まみに始まって鼻摘まみに終わるのかしら…。
「…特別給金…」
「ああ、お妙さんにも渡してある。皆、これで欲しい物を買わなければいけない決まりがある。そうだろう、お妙さん?」
「へぃっ!?」
…………………………紫様……そんな真面目な顔で嘘を言わないで下さい…。
ああ、お妙さんには本当に年越し前にお餅代を渡していますけれど。…確かに、お年玉…特別なお小遣いなんて言ったら、ゆき君は受け取りませんけど…。…ゆき君が、これまでに何か自分の為に買ったと云う事も本当にありませんでしたけど…。…けど…いきなり話を向けられたお妙さんが気の毒ですわ…。
「これは毎年の決まりなのですか?」
「へ、あ、あああああ、あ、う、ん。そう、そう! 三が日が明けたら店もぼちぼち開くし、ばあちゃんと買い物に行こうなぁ、雪緒!」
真面目な顔でお妙さんを見上げるゆき君に、お妙さんは目を泳がせながらも、そう笑ったのでした。
流石お妙さんですわ。
あら? 二人でお買い物? それって、ゆき君の初デートになるのかしら? あらあら?
「…お買い物…」
白い封筒を両手で持って、それをじっと見詰めながら呟くゆき君は、やっぱり可愛いわねと思いながらも、少々呆れを含んだ目で紫様を見ましたら、紫様は申し訳なさそうに顔の前で片手を立てたのでした。
◇
「え、私に?」
それから数日後、茶の間にてお妙さんとお買い物に出掛けたゆき君から、私は綺麗に包装された長方形の包みを渡されました。
お妙さんは私とゆき君にお茶を出した後、台所に籠もっています。
「はい。奥様はお便りを書くのがお好きですから、便箋と封筒と、あと万年筆です」
「あらあら、お餅代で? ありがとう、嬉しいわ。他には何か買ったのかしら?」
「はい。お妙さんはお腰の具合が宜しくないので、こるせっとを。あ、あと、お汁粉が美味しかったので、もう一度作って欲しくてあんこを。旦那様にはお酒と盃を買って来ました。お勤めからお帰りになりましたら渡したいと思います」
いえ…私が聞きたかったのは、誰に何を買ったとかでは無くて…。
って、あんこ? お汁粉? そう云えば、甘い匂いが漂って来ていますわね?
「…えぇと…ゆき君の物は? ゆき君は自分の欲しい物は買わなかったのかしら?」
…あんこは…欲しい物に入るのかしら…?
「僕、ですか?」
きょとんと目を丸くして軽く首を傾げた後に、ゆき君は続けます。
「僕が欲しい物は総て揃っていますから、必要ありません。綺麗な着物も、草履も足袋も、暖かいお部屋にお風呂に…お食事…これ以上、何を望む必要があるのでしょうか?」
「…ゆき君…」
無表情に近い真面目な顔でそれを告げられて、私は胸が痛みました。
無欲…そう言えば聞こえが良いのかも知れません…けれど…。ここに来るまでの暮らしが、ゆき君をそうさせたのだと思うと、とてもやりきれなくて…。…我慢を我慢だと思えないのだと…そう思えてしまって…。
「…あの…御迷惑でしたか…?」
申し訳無さそうに肩を落として、俯いてしまいそうなゆき君に、私は軽く肩を竦めて口元を綻ばせます。
ごめんなさいね? そんな顔をさせたかった訳じゃないのよ?
「いいえ。迷惑だなんて事は無いわ。嬉しいのは本当よ。…ただ、少し…ゆき君に贅沢を覚えて欲しい…そう思っただけよ…」
お年玉なんて、子供達はここぞとばかりに自分の欲しい物を買うと思うのだけれど…ゆき君は、そうではないのね…。…そう思う事も…ないのね…? …ああ、でも…こんな風に私達に必要だと思う物を選ぶ…そんな心はあるのだわ…。…本当に…優しい子ね…。…紫様へのお酒は…どうかと思うけれど…。
「贅沢なら、もう沢山しています。ここに、こうして居られる事。これ以上の贅沢はありません」
「…ありがとう…」
少しだけ眉を下げて、少しだけ口元を綻ばせるゆき君に、私は震える唇を着物の袖で隠して、そう返すだけで一杯でした。
「何故、奥様がお礼を口にされるのでしょうか? お礼を述べますのは…」
「ほらほら、お汁粉が出来たよ。雪緒が買ってくれたあんこだからね、この間のより美味しいさね。っと、腰が…」
ゆき君の言葉を遮って、台所に続く戸からお椀を乗せたお盆を持ったお妙さんが顔を覗かせました。その目は微かに赤く染まっています。
「ああ! お声を掛けて下されば、僕が運びましたのに!」
お妙さんが片手を腰に回したのを見て、ゆき君が慌てて立ち上がり、お盆を受け取ります。
ゆき君が私に背中を向けたその隙に、私はそっと目尻を拭いました。そんな私を見たお妙さんが、静かに微笑んだので、私も小さく笑います。
…それなら…。
ここに居る事が贅沢だと言うのなら。
こんな日々が贅沢だと言うのなら。
辛くない笑顔を。
幸せな笑顔を。
贅沢な笑顔をゆき君に贈りましょう。
ずっと、ずっと。
私は笑顔でいましょう。
ゆき君が呆れてしまうくらいに。
何時か、ゆき君も同じく贅沢な笑顔を浮かべる日まで。
51
あなたにおすすめの小説
星降る夜に ~これは大人の純愛なのか。臆病者の足踏みか。~
大波小波
BL
鳴滝 和正(なるたき かずまさ)は、イベント会社に勤めるサラリーマンだ。
彼はある日、打ち合わせ先の空き時間を過ごしたプラネタリウムで、寝入ってしまう。
和正を優しく起こしてくれたのは、そこのナレーターを務める青年・清水 祐也(しみず ゆうや)だった。
祐也を気に入った和正は、頻繁にプラネタリウムに通うようになる。
夕食も共にするほど、親しくなった二人。
しかし祐也は夜のバイトが忙しく、なかなかデートの時間が取れなかった。
それでも彼と過ごした後は、心が晴れる和正だ。
浮かれ気分のまま、彼はボーイズ・バーに立ち寄った。
そしてスタッフメニューの中に、祐也の姿を見つけてしまう。
彼の夜の顔は、風俗店で働く男娼だったのだ……。
【完結】君の穿ったインソムニア
古都まとい
BL
建設会社の事務として働く佐野純平(さの じゅんぺい)は、上司のパワハラによって眠れない日々を過ごしていた。後輩の勧めで病院を受診した純平は不眠症の診断を受け、処方された薬を受け取りに薬局を訪れる。
純平が訪れた薬局には担当薬剤師制度があり、純平の担当薬剤師となったのは水瀬隼人(みなせ はやと)という茶髪の明るい青年だった。
「佐野さんの全部、俺が支えてあげますよ?」
陽キャ薬剤師×不眠症会社員の社会人BL。
前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています
泡にはならない/泡にはさせない
玲
BL
――やっと見つけた、オレの『運命』……のはずなのに秒でフラれました。――
明るくてお調子者、だけど憎めない。そんなアルファの大学生・加原 夏樹(かはらなつき)が、ふとした瞬間に嗅いだ香り。今までに経験したことのない、心の奥底をかき乱す“それ”に導かれるまま、出会ったのは——まるで人魚のようなスイマーだった。白磁の肌、滴る水、鋭く澄んだ瞳、そしてフェロモンが、理性を吹き飛ばす。出会った瞬間、確信した。
「『運命だ』!オレと『番』になってくれ!」
衝動のままに告げた愛の言葉。けれど……。
「運命論者は、間に合ってますんで。」
返ってきたのは、冷たい拒絶……。
これは、『運命』に憧れる一途なアルファと、『運命』なんて信じない冷静なオメガの、正反対なふたりが織りなす、もどかしくて、熱くて、ちょっと切ない恋のはじまり。
オメガバースという世界の中で、「個」として「愛」を選び取るための物語。
彼が彼を選ぶまで。彼が彼を認めるまで。
——『運命』が、ただの言葉ではなくなるその日まで。
あなたのいちばんすきなひと
名衛 澄
BL
亜食有誠(あじきゆうせい)は幼なじみの与木実晴(よぎみはる)に好意を寄せている。
ある日、有誠が冗談のつもりで実晴に付き合おうかと提案したところ、まさかのOKをもらってしまった。
有誠が混乱している間にお付き合いが始まってしまうが、実晴の態度はいつもと変わらない。
俺のことを好きでもないくせに、なぜ付き合う気になったんだ。
実晴の考えていることがわからず、不安に苛まれる有誠。
そんなとき、実晴の元カノから実晴との復縁に協力してほしいと相談を受ける。
また友人に、幼なじみに戻ったとしても、実晴のとなりにいたい。
自分の気持ちを隠して実晴との"恋人ごっこ"の関係を続ける有誠は――
隠れ執着攻め×不器用一生懸命受けの、学園青春ストーリー。
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
【完結】好きじゃないけど、付き合ってみる?
海野雫
BL
大学3年の直人(なおと)は、恋愛経験ゼロ。人付き合いは苦手ではないが、誰かを「好きになる」感情がよくわからない。付き合ってる友人たちを見ても、自分には縁のない話だと思っていた。
ある日、部活の後輩である健(けん)が「一緒にルームシェアしませんか?」と持ちかけてくる。引っ越しを考えていた直人は、悪くない条件にOKを出し、ふたりの同居生活が始まる。
快適すぎる日々。健は料理も掃除もできて、適度に距離を保ってくれる最高のルームメイト。
しかしある夜、健がポツリと呟く。
「……元カレ、まだ忘れられないんです」
「ねえ先輩。付き合ってみませんか?――“好きじゃなくてもいいから”」
からかわれていると思いながらも、冗談めかして了承してしまう直人。
それが、まさかの擬似恋人生活の始まりだった。
恋人ごっこなのに手をつないだり、映画を観に行ったり、肩を貸したり。
最初はただの遊びだったのに、直人はだんだん健が笑うと嬉しくて、泣くと苦しいと感じるようになっていく。
一方、健は「直人に本気になってはいけない」と自分に言い聞かせていたが、直人の優しさや真面目さに、次第に惹かれ始める。
擬似恋人から始まった関係は、本物の「好き」に変わるのか?
本気になったとき、ふたりはどう答えを出すのか――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる