159 / 1,197
第六節「人と獣 明と暗が 合間むる世にて」
~こんな不思議な事って~
しおりを挟む
未だ興奮冷めやらぬ内に、歩み出していた二人の足取りが再び止まる。
レンネィが何かに気付いて制止させたのだ。
「近いわ、少しの間静かにしててもらえるかしら?」
やはりあれ程リラックスしていた彼女でも、事を前にはしっかり戦士へと戻るのだろう。
先程までの乱痴気騒ぎの時とは打って変わり、その顔には緊張の面持ちが浮かび上がっていて。
静かに身構え、周囲の景色を鋭く観察し続ける。
微かな木々の揺らめきさえも見逃さない程に素早く刻む様に。
ただその光景も、勇には何の違いがあるかはわからなかった。
変容区域の様に境目から景色が変わっている訳でも無ければ、見た事の無い植物がある訳でもなく。
薄暗い森の中で、周囲の木々がさらさらとした音を立てながら揺らめいていて。
動きも風の赴くまま、光も淡くちらつく程度で目立ちはしない。
余りにも普通な光景ばかりで違和感などまるで無かったのだから。
しかし気付けばレンネィも視線を移す事さえ止めていて。
何する事無くじっとその場で佇むばかりだ。
勇を制した時に伸ばした腕をも納める事も無く。
息を飲む事さえ憚れる中、静かな時だけが過ぎ去っていくばかり。
だがそんな時、レンネィが「ピクリ」と動きを見せる。
「―――あった。 〝結界〟の境目が」
周囲から何かを感じ取ったのだろうか。
こう呟いたと共に止めていた足をスタスタと動かし始めていて。
その動きは確信に従うかの如く迷いが無い。
勇は突如としたレンネィの自信溢れる行動を前にただ唖然と眺める他無く。
目の前で起ころうとしている事を静かに注視するのみ。
すると歩んでいたレンネィの足が再び止まる。
何も無い木々の合間、動き一つすら見えるはずも無い空間の前で。
そしてそっと右腕を胸元に上げると、間も無く肌からふわりとした淡い光が揺らめきを生みだしていた。
そう、命力の光である。
まるで右腕の肌上を駆け巡る様に命力が霧状となって蠢いていたのだ。
しかもそれが流れ、突き出された二指に収束していき。
無形だったはずの光が次第に形を成していく。
そうして生まれたのはさながら―――命力の小刀。
形こそブレはあるが、明らかに命力が霧状の刃を形成していて。
身体の動きに合わせてしっかりと形を維持している。
さしずめお手製の魔剣……命力を使っているのだ、魔者すら斬る事が出来るのだろう。
でもそれを生み出した本人の顔にはジワリと脂汗が滲む。
もしかしたら、これを成すには相当な集中力、または命力量が必要なのかもしれない。
しかしそんな物を生み出して一体何をするつもりなのか。
未だ状況を読み切れていない勇にはする事成す事全てに疑問が浮かぶばかりだ。
ただその疑問達も、すぐに消え去る事となるだろう。
これから起こすレンネィの行動を目の当たりにする事によって。
この時レンネィは何を思ったのか、命力の小刀を纏った指を掲げ。
何も無い空間へと刃をそっと添える。
そしてそのまま垂直にゆっくりと腕を降ろしていき―――
本当にゆっくりだった。
一分経過しようともまだ手先が肩より上がったままな程に。
勇もそんな行動を前にして、尋ねたい衝動が沸々と沸き上がる。
余りにも奇妙過ぎる動きだったから。
けれどそれは勇がレンネィ自身に気を取られ過ぎていたからの事で。
その意識が別の方へと向けられ、起きていた事実に気付いた時―――勇はただ絶句する。
なんと、何も無いはずの空間に切り込みが浮かび上がっていたのだ。
それはまるで切り裂かれたレースのカーテンの様に。
景色を映し出した布の様な何かが裂け目で揺らめきを生んでいて。
縁には何やらキラキラと煌めく光の粒が舞い散っている。
レンネィはその空気のカーテンとも言える〝結界〟をゆっくりと裂き続けていたのである。
その事に気付いた時、勇はただただ唖然とするしかなかった。
目の前で起きていた出来事はそれ程までに不可思議で。
ザサブ族の〝偽装〟とは訳が違う。
その〝同化〟具合はもはや想像を超えた領域。
『あちら側』の人間が気付くはずも無かったのだ。
何せ勇が気付けないほど自然に溶け込んでいて。
彼ほど細かい事を気にしない様な人間達が気付く理由などほぼありはしないのだから。
「なんだあれ……!?」
そう観察している間にも、切り込みは徐々に広がっていく。
時間を掛けて、ただただゆっくりと。
人一人分の高さの切り込みが入ると、今度はそのまま水平に。
順序を追って、切り込みを加え続け―――
プツンッ……
遂に、切れ端となった四角い結界片を繋ぐ最後の繋がりが断たれる。
するとたちまち周囲から切り離された結界片が光の粒となって消えていく。
まるで煙の様に「ブワッ」と拡散しながら一瞬にして。
そして残されたのは、普通の景色の中にポツンと浮かび上がる異様な空間。
四角く切り取られた所から、周囲とはまるで違う風景が覗いていたのである。
木々の彩りこそ『こちら側』の物とは大差の無い様相だが、その密度が明らかに違う。
生い茂った森の更に奥地と言わんばかりに、太陽の光も遮って真っ暗だ。
土面も湿度を外側よりも多く含んでいる様で、もはや泥地と言っても過言ではない。
漂ってくる空気も籠った独特の香りを乗せていて、離れていても異臭を感じ取れる。
熟成された腐葉土の香りだろうか、ツンと僅かに鼻を突いて堪らない。
そんな森の姿がこの様にして露わとなり、勇を呆然とさせる。
今までの事と比べたら実に規模の小さいもの。
でもその不可思議さは間違いなく今まで以上で。
光の屈折という物理現象をも歪める程の不思議な力。
その存在をこうして目の当たりにしたのだから。
現代ではとてもではないが有り得ない現象と言えるだろう。
「これが隠れ里ってヤツよ。 こうした結界で覆う事で、中の何かを隠すってワケ。 不思議な力だけど、命力で出来ているからこうやって命力で破る事も出来るの。 ちょっとコツが要るけどね」
「これが隠れ里……」
勇としてはその名の雰囲気からして、一つの魔者の住処の様な物を想像していて。
でもその規模はと言えば、どちらかと言えば地域。
変容区域と同じ様に、一つのエリアとして存在する場所を差す様だ。
それはつまり、中に入ったからといってすぐ魔者が控えている訳ではないという事。
ただ、それでも何も居ない、とはレンネィも思ってはいない様子。
「以前、偶然見つけた時は既にもぬけの殻だったから成果は得られなかったけど。 今回は何かが居るからきっと成果は持ち帰れるハズ」
「何故そう思うんです?」
「それは当然よ。 これが貴方達の言う所の変容区域で、何も居ないのに転移してくると思う?」
「あ……」
そう、レンネィは既に感付いていたのだ。
『あちら側』の世界の転移は『こちら側』をベースにして行われているという事に。
それに加え、教えてもらった転移がいずれも「何かが付いてくる」というおまけ付きだ。
魔者だったり、フェノーダラ王国だったり。
まるで土地では無く、そこに居る存在を基点として移動してきたかの様に。
その事を加味すると、何も居ないのに転移してくるとは考え難かったのだろう。
だからこうしてハッキリ言い放ったのだ。
「この隠れ里には何かが居る」と。
元々そうかもしれないという予想はしていたからこそ、これには勇も驚きはしない。
ただ、収まっていた緊張が再び体を駆け巡っていて。
溜まりに溜まった唾を温まった息と共にゴクリと飲み込ませる。
「さぁ行きましょう。 ここからが本番なのだから」
「あ、は、はい!」
レンネィの言う通り、ここからが調査開始だ。
隠れ里に入れれば、これからは全てが未知。
レンネィすら知らない何かが潜んでいるかもしれない。
でも緊張し過ぎれば先程の様にまた足元を掬われかねない。
だからこそ勇はその事を胸に秘め、吸い込んだ息を「フウッ!」と強く吐き出す。
そして浮かび上がったのは丸く見開いた瞳で。
目的地に向ける視線はもはや覚悟を決めたかの如く真っ直ぐだ。
その様子はレンネィが「もう心配無用ね」などと零す程に堂々としていて。
こうして二人は遂に隠れ里へとその足を踏み入れる。
進む先は今まで以上の闇が包む世界。
きっと二人の行く手を阻む物は多いだろう。
だが彼等にもはや迷いは無い。
ただその先に待つ何かを見極めるまで―――ただ足を踏み出すだけだ。
レンネィが何かに気付いて制止させたのだ。
「近いわ、少しの間静かにしててもらえるかしら?」
やはりあれ程リラックスしていた彼女でも、事を前にはしっかり戦士へと戻るのだろう。
先程までの乱痴気騒ぎの時とは打って変わり、その顔には緊張の面持ちが浮かび上がっていて。
静かに身構え、周囲の景色を鋭く観察し続ける。
微かな木々の揺らめきさえも見逃さない程に素早く刻む様に。
ただその光景も、勇には何の違いがあるかはわからなかった。
変容区域の様に境目から景色が変わっている訳でも無ければ、見た事の無い植物がある訳でもなく。
薄暗い森の中で、周囲の木々がさらさらとした音を立てながら揺らめいていて。
動きも風の赴くまま、光も淡くちらつく程度で目立ちはしない。
余りにも普通な光景ばかりで違和感などまるで無かったのだから。
しかし気付けばレンネィも視線を移す事さえ止めていて。
何する事無くじっとその場で佇むばかりだ。
勇を制した時に伸ばした腕をも納める事も無く。
息を飲む事さえ憚れる中、静かな時だけが過ぎ去っていくばかり。
だがそんな時、レンネィが「ピクリ」と動きを見せる。
「―――あった。 〝結界〟の境目が」
周囲から何かを感じ取ったのだろうか。
こう呟いたと共に止めていた足をスタスタと動かし始めていて。
その動きは確信に従うかの如く迷いが無い。
勇は突如としたレンネィの自信溢れる行動を前にただ唖然と眺める他無く。
目の前で起ころうとしている事を静かに注視するのみ。
すると歩んでいたレンネィの足が再び止まる。
何も無い木々の合間、動き一つすら見えるはずも無い空間の前で。
そしてそっと右腕を胸元に上げると、間も無く肌からふわりとした淡い光が揺らめきを生みだしていた。
そう、命力の光である。
まるで右腕の肌上を駆け巡る様に命力が霧状となって蠢いていたのだ。
しかもそれが流れ、突き出された二指に収束していき。
無形だったはずの光が次第に形を成していく。
そうして生まれたのはさながら―――命力の小刀。
形こそブレはあるが、明らかに命力が霧状の刃を形成していて。
身体の動きに合わせてしっかりと形を維持している。
さしずめお手製の魔剣……命力を使っているのだ、魔者すら斬る事が出来るのだろう。
でもそれを生み出した本人の顔にはジワリと脂汗が滲む。
もしかしたら、これを成すには相当な集中力、または命力量が必要なのかもしれない。
しかしそんな物を生み出して一体何をするつもりなのか。
未だ状況を読み切れていない勇にはする事成す事全てに疑問が浮かぶばかりだ。
ただその疑問達も、すぐに消え去る事となるだろう。
これから起こすレンネィの行動を目の当たりにする事によって。
この時レンネィは何を思ったのか、命力の小刀を纏った指を掲げ。
何も無い空間へと刃をそっと添える。
そしてそのまま垂直にゆっくりと腕を降ろしていき―――
本当にゆっくりだった。
一分経過しようともまだ手先が肩より上がったままな程に。
勇もそんな行動を前にして、尋ねたい衝動が沸々と沸き上がる。
余りにも奇妙過ぎる動きだったから。
けれどそれは勇がレンネィ自身に気を取られ過ぎていたからの事で。
その意識が別の方へと向けられ、起きていた事実に気付いた時―――勇はただ絶句する。
なんと、何も無いはずの空間に切り込みが浮かび上がっていたのだ。
それはまるで切り裂かれたレースのカーテンの様に。
景色を映し出した布の様な何かが裂け目で揺らめきを生んでいて。
縁には何やらキラキラと煌めく光の粒が舞い散っている。
レンネィはその空気のカーテンとも言える〝結界〟をゆっくりと裂き続けていたのである。
その事に気付いた時、勇はただただ唖然とするしかなかった。
目の前で起きていた出来事はそれ程までに不可思議で。
ザサブ族の〝偽装〟とは訳が違う。
その〝同化〟具合はもはや想像を超えた領域。
『あちら側』の人間が気付くはずも無かったのだ。
何せ勇が気付けないほど自然に溶け込んでいて。
彼ほど細かい事を気にしない様な人間達が気付く理由などほぼありはしないのだから。
「なんだあれ……!?」
そう観察している間にも、切り込みは徐々に広がっていく。
時間を掛けて、ただただゆっくりと。
人一人分の高さの切り込みが入ると、今度はそのまま水平に。
順序を追って、切り込みを加え続け―――
プツンッ……
遂に、切れ端となった四角い結界片を繋ぐ最後の繋がりが断たれる。
するとたちまち周囲から切り離された結界片が光の粒となって消えていく。
まるで煙の様に「ブワッ」と拡散しながら一瞬にして。
そして残されたのは、普通の景色の中にポツンと浮かび上がる異様な空間。
四角く切り取られた所から、周囲とはまるで違う風景が覗いていたのである。
木々の彩りこそ『こちら側』の物とは大差の無い様相だが、その密度が明らかに違う。
生い茂った森の更に奥地と言わんばかりに、太陽の光も遮って真っ暗だ。
土面も湿度を外側よりも多く含んでいる様で、もはや泥地と言っても過言ではない。
漂ってくる空気も籠った独特の香りを乗せていて、離れていても異臭を感じ取れる。
熟成された腐葉土の香りだろうか、ツンと僅かに鼻を突いて堪らない。
そんな森の姿がこの様にして露わとなり、勇を呆然とさせる。
今までの事と比べたら実に規模の小さいもの。
でもその不可思議さは間違いなく今まで以上で。
光の屈折という物理現象をも歪める程の不思議な力。
その存在をこうして目の当たりにしたのだから。
現代ではとてもではないが有り得ない現象と言えるだろう。
「これが隠れ里ってヤツよ。 こうした結界で覆う事で、中の何かを隠すってワケ。 不思議な力だけど、命力で出来ているからこうやって命力で破る事も出来るの。 ちょっとコツが要るけどね」
「これが隠れ里……」
勇としてはその名の雰囲気からして、一つの魔者の住処の様な物を想像していて。
でもその規模はと言えば、どちらかと言えば地域。
変容区域と同じ様に、一つのエリアとして存在する場所を差す様だ。
それはつまり、中に入ったからといってすぐ魔者が控えている訳ではないという事。
ただ、それでも何も居ない、とはレンネィも思ってはいない様子。
「以前、偶然見つけた時は既にもぬけの殻だったから成果は得られなかったけど。 今回は何かが居るからきっと成果は持ち帰れるハズ」
「何故そう思うんです?」
「それは当然よ。 これが貴方達の言う所の変容区域で、何も居ないのに転移してくると思う?」
「あ……」
そう、レンネィは既に感付いていたのだ。
『あちら側』の世界の転移は『こちら側』をベースにして行われているという事に。
それに加え、教えてもらった転移がいずれも「何かが付いてくる」というおまけ付きだ。
魔者だったり、フェノーダラ王国だったり。
まるで土地では無く、そこに居る存在を基点として移動してきたかの様に。
その事を加味すると、何も居ないのに転移してくるとは考え難かったのだろう。
だからこうしてハッキリ言い放ったのだ。
「この隠れ里には何かが居る」と。
元々そうかもしれないという予想はしていたからこそ、これには勇も驚きはしない。
ただ、収まっていた緊張が再び体を駆け巡っていて。
溜まりに溜まった唾を温まった息と共にゴクリと飲み込ませる。
「さぁ行きましょう。 ここからが本番なのだから」
「あ、は、はい!」
レンネィの言う通り、ここからが調査開始だ。
隠れ里に入れれば、これからは全てが未知。
レンネィすら知らない何かが潜んでいるかもしれない。
でも緊張し過ぎれば先程の様にまた足元を掬われかねない。
だからこそ勇はその事を胸に秘め、吸い込んだ息を「フウッ!」と強く吐き出す。
そして浮かび上がったのは丸く見開いた瞳で。
目的地に向ける視線はもはや覚悟を決めたかの如く真っ直ぐだ。
その様子はレンネィが「もう心配無用ね」などと零す程に堂々としていて。
こうして二人は遂に隠れ里へとその足を踏み入れる。
進む先は今まで以上の闇が包む世界。
きっと二人の行く手を阻む物は多いだろう。
だが彼等にもはや迷いは無い。
ただその先に待つ何かを見極めるまで―――ただ足を踏み出すだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
婚約者に愛する人が出来たので、身を引く事にしました
Blue
恋愛
幼い頃から家族ぐるみで仲が良かったサーラとトンマーゾ。彼が学園に通うようになってしばらくして、彼から告白されて婚約者になった。サーラも彼を好きだと自覚してからは、穏やかに付き合いを続けていたのだが、そんな幸せは壊れてしまう事になる。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます!
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる