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5.魔王城アカデミー
14話
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魔王城アカデミーの開校に向けた準備は着々と進んでいた。
仮校舎の建設は完了し、真新しい木の匂いがする教室に、シオンの心は弾む。
「皆さん本当にありがとうございました!」
現場の片付け作業を行っている面々に、改めてシオンがペコリと一礼する。
作業の手を止めないまま片手をあげて礼に答える彼らに、シオンは改めて頼もしさを感じていた。
「まあ、正直新入りを受け入れるのも一苦労だったし……ある程度魔王城での身の振り方を理解させてから送り込んでもらえるってのは、現場的にも助かるからな」
ぽりぽりと頭を掻きながらそう言うのは、ガルオンだ。
結局、彼はアカデミーでの指導役についても、シオンが必死に説得した甲斐あって渋々承諾してくれた。
そして意外なことに、彼が提示した条件がひとつ。
それは、同じワーウルフ族のポワルを主任として登用することだった。
「ポワルさんも、無事講師として参加してくれることになりましたし……」
「おう、良かったよなあ……ポワルさんと話すの、久しぶりだ」
そう言いながら、ガルオンの青く見事な尾がわっさわっさと揺れている。
生来の気性なのか、種族の中での力関係がそうさせてしまったのかわからないが、ポワルはとにかく控え目なのだ。
今回の講師としての登用についても、自分には勿体ない話だ、辞退しようとしていた。
「ガルオンさんの推薦、っていう話が無かったら、受けてもらえてなかったかもしれないですよ」
ポワルの目の色が変わったのは、ガルオンの名前を出してからだった。
最初は懐かしむような遠い目をしていたが、ガルオンがポワルを推薦しているという話をしたときに、ポワルの顔がぱっと雨上がりの太陽のように輝いた。
それから、真剣な顔をして、任を受けることを承諾してくれたのだ。
「適任だろ?……昔から、あの人の周りには見る目が無い奴らしかいなかったからな」
フン、と少し口角を下げてガルオンは憮然とした表情を見せた。
幼いガルオンと、それを見守っていたポワルの関係性が垣間見えた気がして、シオンの心がじんと温かくなる。
フワフワ揺れるガルオンの尾と、ポワルの真っ白な尾の動きが重なって見えた。
「……アカデミーではしっかり本人の適性を見て、適材適所に振り分ける機能も持ちたいんです」
種族としての特性の差が大きいこの世界では、どうしても『どの種族に生まれたか』に左右されてしまいがちだ。
だからこそ、一度その先入観を捨てて、目の前のその人にできる事は何か、得意なことは何なのかに向き合う期間があってもいいのではないか。
「まあ、そんな簡単じゃないとは思うけどな。どうせ受け入れる数はどんどん増えるんだ、やってみる分にはいいんじゃねえのか」
「はは、バルドラッドさんにもそれ、言われました」
「俺は細かいこと考えるの苦手だからな。ポワルさんがいるなら協力してやるよ」
そう言って、ガルオンはぐるると喉を鳴らしてから撤収作業へと混じっていった。
……簡単なことじゃない。
それは、耳に痛い言葉だった。
どんどん組織化が進み、役割にも幅や濃淡が出てきている魔王城において、課題になっているのは『評価』だ。
魔王城内での通貨を作ることにバルドラッドは前向きだが、それはつまり目に見える報酬として用いられることになる。
正当な報酬を与えるために欠かせないのがこの『評価』なのだが、種族によって前提条件が違い過ぎるこの世界で、ひとつの評価指標を走らせることは至難の業だ。
「魔王城が空中分解しないように、頑張らないとね」
シオンは決意するように拳を握り、ひとり頷いた。
ふ、と頭上に影が落ちる。
急に現れたそのいくつもの影を不思議に思い、シオンは空を見上げた。
「……飛竜が、あんなに……」
隊列を成して魔王城の上空を飛竜が旋回している。
その一糸乱れぬ姿は日頃の訓練の賜物と言えるが、いつもよりもその密度が濃い。
黒々とした影がぽつぽつと落ち、まるで地上を舐めるようにその影が移動した。
巡回隊に所属している飛竜だろうか。
定刻の巡回員の入れ替えとは様子が違うことに周囲の面々も気づいたのだろう。
どうしたんだ?と動向を心配する声があちこちから聞こえ始める。
シオンはざわつく胸を押さえながら、駆け足で飛竜の発着所へと向かった。
「バルドラッド様、レヴィアス様、いらっしゃいますか!」
飛竜から降りたばかりという姿の鬼族の巡視隊員が、辺りを見回して声を上げている。
「私、呼んできます!」
通りがかりに声をかけ、シオンは走る向きを変えて城内へと向かった。
見たところ、大きな怪我ではないものの、一部体を負傷している隊員の姿も見える。
「医療班の手配をお願いできますか?」
飛竜を管理している獣人に声をかけ、シオンは手元のノートを開く。
この時間は、うまくすればバルドラッドとレヴィアスが会議を行っているかもしれない。
わかりました!という獣人の声を背に、シオンは息を切らしてバルドラッドの執務室へと駆けていった。
既に異変に気が付いてざわめいている城内を、一目散に駆け抜ける。
すると、ちょうど状況を察して執務室から出てきたバルドラッドとレヴィアスの姿を発見した。
「バルドラッドさん、レヴィアスさん、飛竜の発着所へ来ていただけますか!」
「戻ってきたのは巡視隊? 怪我人は」
「軽傷に見えましたが、数名……医療班を呼んでもらえるようにお願いしています」
ん、とバルドラッドは短く返答すると、足早に巡視隊員たちのもとへと向かった。
目の前を歩くふたりの姿に安心感を覚え、シオンは先ほどの巡視隊員たちの様子をふっと思い出す。
ひどい傷ではなかったが、裂けた服の隙間から覗く肌は赤く染まり、ところどころ焦げたような火傷の痕が見えた。
痛かっただろうに、飛竜に跨る姿は気丈なものだった。
改めて、シオンは自分が今いる世界の厳しさを痛感する。
(……こんな時にこそ、私のギフトが役に立つんじゃないのかな)
むやみに力を使うことはしないように、とポワルやノイルから忠告されていた。
でも、それならばこの力は、この手は、いつ誰に差し伸べるためにあるのだろう。
答えの出せない問答を心の中で繰り返しながら唇を噛み、シオンは走ってふたりの背中を追いかけた。
仮校舎の建設は完了し、真新しい木の匂いがする教室に、シオンの心は弾む。
「皆さん本当にありがとうございました!」
現場の片付け作業を行っている面々に、改めてシオンがペコリと一礼する。
作業の手を止めないまま片手をあげて礼に答える彼らに、シオンは改めて頼もしさを感じていた。
「まあ、正直新入りを受け入れるのも一苦労だったし……ある程度魔王城での身の振り方を理解させてから送り込んでもらえるってのは、現場的にも助かるからな」
ぽりぽりと頭を掻きながらそう言うのは、ガルオンだ。
結局、彼はアカデミーでの指導役についても、シオンが必死に説得した甲斐あって渋々承諾してくれた。
そして意外なことに、彼が提示した条件がひとつ。
それは、同じワーウルフ族のポワルを主任として登用することだった。
「ポワルさんも、無事講師として参加してくれることになりましたし……」
「おう、良かったよなあ……ポワルさんと話すの、久しぶりだ」
そう言いながら、ガルオンの青く見事な尾がわっさわっさと揺れている。
生来の気性なのか、種族の中での力関係がそうさせてしまったのかわからないが、ポワルはとにかく控え目なのだ。
今回の講師としての登用についても、自分には勿体ない話だ、辞退しようとしていた。
「ガルオンさんの推薦、っていう話が無かったら、受けてもらえてなかったかもしれないですよ」
ポワルの目の色が変わったのは、ガルオンの名前を出してからだった。
最初は懐かしむような遠い目をしていたが、ガルオンがポワルを推薦しているという話をしたときに、ポワルの顔がぱっと雨上がりの太陽のように輝いた。
それから、真剣な顔をして、任を受けることを承諾してくれたのだ。
「適任だろ?……昔から、あの人の周りには見る目が無い奴らしかいなかったからな」
フン、と少し口角を下げてガルオンは憮然とした表情を見せた。
幼いガルオンと、それを見守っていたポワルの関係性が垣間見えた気がして、シオンの心がじんと温かくなる。
フワフワ揺れるガルオンの尾と、ポワルの真っ白な尾の動きが重なって見えた。
「……アカデミーではしっかり本人の適性を見て、適材適所に振り分ける機能も持ちたいんです」
種族としての特性の差が大きいこの世界では、どうしても『どの種族に生まれたか』に左右されてしまいがちだ。
だからこそ、一度その先入観を捨てて、目の前のその人にできる事は何か、得意なことは何なのかに向き合う期間があってもいいのではないか。
「まあ、そんな簡単じゃないとは思うけどな。どうせ受け入れる数はどんどん増えるんだ、やってみる分にはいいんじゃねえのか」
「はは、バルドラッドさんにもそれ、言われました」
「俺は細かいこと考えるの苦手だからな。ポワルさんがいるなら協力してやるよ」
そう言って、ガルオンはぐるると喉を鳴らしてから撤収作業へと混じっていった。
……簡単なことじゃない。
それは、耳に痛い言葉だった。
どんどん組織化が進み、役割にも幅や濃淡が出てきている魔王城において、課題になっているのは『評価』だ。
魔王城内での通貨を作ることにバルドラッドは前向きだが、それはつまり目に見える報酬として用いられることになる。
正当な報酬を与えるために欠かせないのがこの『評価』なのだが、種族によって前提条件が違い過ぎるこの世界で、ひとつの評価指標を走らせることは至難の業だ。
「魔王城が空中分解しないように、頑張らないとね」
シオンは決意するように拳を握り、ひとり頷いた。
ふ、と頭上に影が落ちる。
急に現れたそのいくつもの影を不思議に思い、シオンは空を見上げた。
「……飛竜が、あんなに……」
隊列を成して魔王城の上空を飛竜が旋回している。
その一糸乱れぬ姿は日頃の訓練の賜物と言えるが、いつもよりもその密度が濃い。
黒々とした影がぽつぽつと落ち、まるで地上を舐めるようにその影が移動した。
巡回隊に所属している飛竜だろうか。
定刻の巡回員の入れ替えとは様子が違うことに周囲の面々も気づいたのだろう。
どうしたんだ?と動向を心配する声があちこちから聞こえ始める。
シオンはざわつく胸を押さえながら、駆け足で飛竜の発着所へと向かった。
「バルドラッド様、レヴィアス様、いらっしゃいますか!」
飛竜から降りたばかりという姿の鬼族の巡視隊員が、辺りを見回して声を上げている。
「私、呼んできます!」
通りがかりに声をかけ、シオンは走る向きを変えて城内へと向かった。
見たところ、大きな怪我ではないものの、一部体を負傷している隊員の姿も見える。
「医療班の手配をお願いできますか?」
飛竜を管理している獣人に声をかけ、シオンは手元のノートを開く。
この時間は、うまくすればバルドラッドとレヴィアスが会議を行っているかもしれない。
わかりました!という獣人の声を背に、シオンは息を切らしてバルドラッドの執務室へと駆けていった。
既に異変に気が付いてざわめいている城内を、一目散に駆け抜ける。
すると、ちょうど状況を察して執務室から出てきたバルドラッドとレヴィアスの姿を発見した。
「バルドラッドさん、レヴィアスさん、飛竜の発着所へ来ていただけますか!」
「戻ってきたのは巡視隊? 怪我人は」
「軽傷に見えましたが、数名……医療班を呼んでもらえるようにお願いしています」
ん、とバルドラッドは短く返答すると、足早に巡視隊員たちのもとへと向かった。
目の前を歩くふたりの姿に安心感を覚え、シオンは先ほどの巡視隊員たちの様子をふっと思い出す。
ひどい傷ではなかったが、裂けた服の隙間から覗く肌は赤く染まり、ところどころ焦げたような火傷の痕が見えた。
痛かっただろうに、飛竜に跨る姿は気丈なものだった。
改めて、シオンは自分が今いる世界の厳しさを痛感する。
(……こんな時にこそ、私のギフトが役に立つんじゃないのかな)
むやみに力を使うことはしないように、とポワルやノイルから忠告されていた。
でも、それならばこの力は、この手は、いつ誰に差し伸べるためにあるのだろう。
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