57 / 96
5.魔王城アカデミー
13話
しおりを挟む
耳の奥を、キンと鋭い静寂が襲う。
心のどこかで、聞こえてくる言葉を拒絶しているからだろうか。
緊張感で頭は冴えているはずなのに、シオンはエリオルの言葉を咀嚼できず、数回唇を薄く開いて、静かにまた閉じた。
魔王城に身を置くようになってから、シオンの価値観や物の見方は少しずつ変わってきていた。
誰も傷つけず、ひとつも手を汚さず、自分たちの領域を守るのは非常に難しいことだということを学んだ。
一方の利益は他方の不利益であり、そこに流れる血も存在するということを目の当たりにしてきたからだ。
それでも、脳裏に鮮明に浮かび上がった、『誰かの大切な人』の血に濡れたレヴィアスの姿を、どうしてもそのまま飲み下すことができなかった。
いまさらエリオルの言葉に動揺して、悲嘆しようとする自分の心に嫌気がさす。
「君は、レヴィアスのことを愛しているの?」
シオンを見るエリオルの瞳には、相変わらず何の感情もなく、そこにシオンの姿が映し出されているのかどうかすらわからない危うさを感じさせる。
「私……」
エリオルの口調は妙に明るい。
それはまるで、幼馴染の恋路に興味津々の少年のようですらある。
シオンはネックレスをもう一度強く握る。
魔法石は未だ何の反応も見せていない。
それは、シオンの身に危機が迫っているとは判断されていないひとつの証でもあった。
人を好きになることに、こんなに覚悟が必要だなんて思わなかった。
エリオルの金色の髪が日差しを受けて華やかに輝いた。
その光に、あの日見た港町の花火の光を思い出す。
あの時、レヴィアスは怖がるシオンの心を守るために、触れようとするその手を退いたのだ。
2人の間の距離はほんの僅かで、詰めようと思えば強引にでも詰められたはずの距離。
レヴィアスはそこに踏み込まず、シオンに選択肢を残した。
手を取ったのはシオンだった。
心の片隅に残る恐怖よりも、その温もりに触れたいと心が叫んだのだ。
離れないで欲しいと望んだのは、自分だ。
「はい……私にとって、レヴィアスさんは特別な人です」
愛している、と言葉にすることは憚られた。
――もう少しだけ、自分に自信が持てたなら。
きっと、その時に伝えよう。
「ふうん……」
ふっと、エリオルの瞳に色が戻ったような気がした。
それは暗い憎しみでもなければ、友を思う暖かさでもない。
解きほぐすことができない感情が、ぐちゃぐちゃに塗り込められたような、重たい視線。
シオンは後退りしてしまいそうになる体を必死に支えて、エリオルに向き合った。
「君が、『彼女』と同じ目にあうかもしれなくても?」
シオンの喉の奥がかすかに引き攣り、呼吸が震えた。
思考が邪魔をして、上手に肺を満たせない。
「彼女は歌うことが好きで、神殿に捧げる花の手入れを毎日欠かさない……優しくて、温かで」
エリオルの呼吸する音が、柔らかく響く。
「……少しだけ、心の弱い女性だった」
ふわり、と彼の形の良い唇が柔らかく微笑んだ。
その言葉だけが、異常なほどにエリオルの体温を感じさせ、立体的にシオンの耳に響く。
まるで、今もエリオルの目の前に、彼女が微笑んで立っているかのように……エリオルの瞳は彼女の幻を柔らかくみつめていた。
「幼い頃から一緒に過ごした、武器も持たない彼女をひと突きにした男が……もう同じことは繰り返さないって言えるのかな?」
エリオルの視線が、すっとシオンへと戻ってくる。
刺すような、何かをぶつけるような強い視線。
その奥が、僅かに揺れているような気がした。
「私には、まだわかっていないことが沢山あります。……できることなら、彼の側で、少しずつそれを知っていきたい」
「あたたかかった体から血が抜けていって、冷たく、固くなっていく感覚を知っている?」
余裕なく、性急さを感じさせるエリオルの声。
ひとつひとつを思い出しながら、シオンを傷つけようとしている。
それと同時に、自分が再び傷つくことも厭わないという意思を感じさせた。
「……心を許していた相手の顔を染めたのが、自分の恋人の体をめぐる血だった時の感情を理解できる? 血の一滴までも愛しいと思える人だった。君は受け入れられる? ……その赤い血を吸った、あいつの翼が……」
シオンは瞬時に理解する。
――ああ、彼もまた、『見た』のだ。
「真っ白な翼が、闇に焼かれるみたいに、一本残らず黒く染まる、その光景を」
エリオルの言葉は、静かな叫びのようだった。
見開かれた彼の瞳の奥は、早くなった鼓動に合わせるように揺れている。
シオンは口を固く引き結び、圧倒されてしまいそうな心を必死に律した。
それから、エリオルの冷たい激情にさらされて震える手で、そっと彼の頬に触れた。
「っ……な……に」
戸惑いをにじませた声で、エリオルが呟いた。
血の気が失せた彼の頬は、ひどく冷たい。
「やめましょう。……今、傷ついているのはあなたです」
目には見えないけれど、エリオルの瞳からは涙が流れているような気がした。
追体験した彼の恐怖と絶望に、シオンの心はひどく掻き乱されていた。
しかし、自らの記憶をこじ開けて心から血を流しながら……それでもひたすら悪役に徹してシオンを傷つけようとするかのようなエリオルの姿に、シオンは違和感を感じていたのだ。
「レヴィアスさんを狙うというのなら、私はそれを容認できません。でも……エリオルさんが、自分自身を傷つける姿も見たくないんです」
少しでも、自分の手の温度が彼の頬を温められるなら。
指の先からほんの僅かにでも、彼の心の中の冷たい塊を溶かしてあげられるなら。
祈るような気持ちで、シオンはエリオルのゆらめく瞳を見つめていた。
「何言ってるんだい……? 僕は、君を……」
シオンのことを嘲笑うような表情に見せたいのだろう。
エリオルはシオンから視線を外し、口元に笑みを浮かべる。
しかしそれはまるで泣き笑いのような、不安定で痛々しい笑顔に見えた。
「エリオルさんは多分、私を叩いたり、切りつけたり、そんな風に傷つけることはしない人です」
シオンが真っ直ぐにそう伝えると、エリオルはバツが悪そうに顔を背けた。
エリオルはシオンの手首をそっと掴み、自らの頬からシオンの手のひらをゆっくりと引き離す。
「……興醒めしたよ」
ぽつり、とそう漏らして、エリオルはベンチを微かに軋ませて立ち上がった。
ふわっ、と一瞬強い風が走り抜け、シオンは思わず目を閉じる。
気がつくと、目の前には純白の見事な翼が姿を表していた。
風に撫でられてふわりと波打つその翼の表面に、思わずシオンは見惚れてしまう。
エリオルはそんなシオンの姿に、鼻をひとつ鳴らした。
「……せいぜい、あいつに殺されないように気をつけることだね」
大きく、ゆっくりと。
白い翼が羽ばたくと、エリオルの体がふわりと宙に浮く。
翼を持たないシオンの目には、それがあまりにも優美で幻想的に見えた。
「君、ちょっと似てるから。……殺された、あの子に」
そう言ってエリオルは一際大きく羽ばたくと、吸い込まれるように青空へと飛び立っていった。
その姿を見送りながら、シオンはエリオルが見せた、感情の糸がひどく縺れたあの瞳を思い出す。
彼がレヴィアスに抱く思いは、憎しみと、殺意だけなのだろうか。
彼の中の、断ち切れない感情をその瞳の奥に見た気がする。
……シオンはそっと、ネックレスの石を優しく撫でた。
心のどこかで、聞こえてくる言葉を拒絶しているからだろうか。
緊張感で頭は冴えているはずなのに、シオンはエリオルの言葉を咀嚼できず、数回唇を薄く開いて、静かにまた閉じた。
魔王城に身を置くようになってから、シオンの価値観や物の見方は少しずつ変わってきていた。
誰も傷つけず、ひとつも手を汚さず、自分たちの領域を守るのは非常に難しいことだということを学んだ。
一方の利益は他方の不利益であり、そこに流れる血も存在するということを目の当たりにしてきたからだ。
それでも、脳裏に鮮明に浮かび上がった、『誰かの大切な人』の血に濡れたレヴィアスの姿を、どうしてもそのまま飲み下すことができなかった。
いまさらエリオルの言葉に動揺して、悲嘆しようとする自分の心に嫌気がさす。
「君は、レヴィアスのことを愛しているの?」
シオンを見るエリオルの瞳には、相変わらず何の感情もなく、そこにシオンの姿が映し出されているのかどうかすらわからない危うさを感じさせる。
「私……」
エリオルの口調は妙に明るい。
それはまるで、幼馴染の恋路に興味津々の少年のようですらある。
シオンはネックレスをもう一度強く握る。
魔法石は未だ何の反応も見せていない。
それは、シオンの身に危機が迫っているとは判断されていないひとつの証でもあった。
人を好きになることに、こんなに覚悟が必要だなんて思わなかった。
エリオルの金色の髪が日差しを受けて華やかに輝いた。
その光に、あの日見た港町の花火の光を思い出す。
あの時、レヴィアスは怖がるシオンの心を守るために、触れようとするその手を退いたのだ。
2人の間の距離はほんの僅かで、詰めようと思えば強引にでも詰められたはずの距離。
レヴィアスはそこに踏み込まず、シオンに選択肢を残した。
手を取ったのはシオンだった。
心の片隅に残る恐怖よりも、その温もりに触れたいと心が叫んだのだ。
離れないで欲しいと望んだのは、自分だ。
「はい……私にとって、レヴィアスさんは特別な人です」
愛している、と言葉にすることは憚られた。
――もう少しだけ、自分に自信が持てたなら。
きっと、その時に伝えよう。
「ふうん……」
ふっと、エリオルの瞳に色が戻ったような気がした。
それは暗い憎しみでもなければ、友を思う暖かさでもない。
解きほぐすことができない感情が、ぐちゃぐちゃに塗り込められたような、重たい視線。
シオンは後退りしてしまいそうになる体を必死に支えて、エリオルに向き合った。
「君が、『彼女』と同じ目にあうかもしれなくても?」
シオンの喉の奥がかすかに引き攣り、呼吸が震えた。
思考が邪魔をして、上手に肺を満たせない。
「彼女は歌うことが好きで、神殿に捧げる花の手入れを毎日欠かさない……優しくて、温かで」
エリオルの呼吸する音が、柔らかく響く。
「……少しだけ、心の弱い女性だった」
ふわり、と彼の形の良い唇が柔らかく微笑んだ。
その言葉だけが、異常なほどにエリオルの体温を感じさせ、立体的にシオンの耳に響く。
まるで、今もエリオルの目の前に、彼女が微笑んで立っているかのように……エリオルの瞳は彼女の幻を柔らかくみつめていた。
「幼い頃から一緒に過ごした、武器も持たない彼女をひと突きにした男が……もう同じことは繰り返さないって言えるのかな?」
エリオルの視線が、すっとシオンへと戻ってくる。
刺すような、何かをぶつけるような強い視線。
その奥が、僅かに揺れているような気がした。
「私には、まだわかっていないことが沢山あります。……できることなら、彼の側で、少しずつそれを知っていきたい」
「あたたかかった体から血が抜けていって、冷たく、固くなっていく感覚を知っている?」
余裕なく、性急さを感じさせるエリオルの声。
ひとつひとつを思い出しながら、シオンを傷つけようとしている。
それと同時に、自分が再び傷つくことも厭わないという意思を感じさせた。
「……心を許していた相手の顔を染めたのが、自分の恋人の体をめぐる血だった時の感情を理解できる? 血の一滴までも愛しいと思える人だった。君は受け入れられる? ……その赤い血を吸った、あいつの翼が……」
シオンは瞬時に理解する。
――ああ、彼もまた、『見た』のだ。
「真っ白な翼が、闇に焼かれるみたいに、一本残らず黒く染まる、その光景を」
エリオルの言葉は、静かな叫びのようだった。
見開かれた彼の瞳の奥は、早くなった鼓動に合わせるように揺れている。
シオンは口を固く引き結び、圧倒されてしまいそうな心を必死に律した。
それから、エリオルの冷たい激情にさらされて震える手で、そっと彼の頬に触れた。
「っ……な……に」
戸惑いをにじませた声で、エリオルが呟いた。
血の気が失せた彼の頬は、ひどく冷たい。
「やめましょう。……今、傷ついているのはあなたです」
目には見えないけれど、エリオルの瞳からは涙が流れているような気がした。
追体験した彼の恐怖と絶望に、シオンの心はひどく掻き乱されていた。
しかし、自らの記憶をこじ開けて心から血を流しながら……それでもひたすら悪役に徹してシオンを傷つけようとするかのようなエリオルの姿に、シオンは違和感を感じていたのだ。
「レヴィアスさんを狙うというのなら、私はそれを容認できません。でも……エリオルさんが、自分自身を傷つける姿も見たくないんです」
少しでも、自分の手の温度が彼の頬を温められるなら。
指の先からほんの僅かにでも、彼の心の中の冷たい塊を溶かしてあげられるなら。
祈るような気持ちで、シオンはエリオルのゆらめく瞳を見つめていた。
「何言ってるんだい……? 僕は、君を……」
シオンのことを嘲笑うような表情に見せたいのだろう。
エリオルはシオンから視線を外し、口元に笑みを浮かべる。
しかしそれはまるで泣き笑いのような、不安定で痛々しい笑顔に見えた。
「エリオルさんは多分、私を叩いたり、切りつけたり、そんな風に傷つけることはしない人です」
シオンが真っ直ぐにそう伝えると、エリオルはバツが悪そうに顔を背けた。
エリオルはシオンの手首をそっと掴み、自らの頬からシオンの手のひらをゆっくりと引き離す。
「……興醒めしたよ」
ぽつり、とそう漏らして、エリオルはベンチを微かに軋ませて立ち上がった。
ふわっ、と一瞬強い風が走り抜け、シオンは思わず目を閉じる。
気がつくと、目の前には純白の見事な翼が姿を表していた。
風に撫でられてふわりと波打つその翼の表面に、思わずシオンは見惚れてしまう。
エリオルはそんなシオンの姿に、鼻をひとつ鳴らした。
「……せいぜい、あいつに殺されないように気をつけることだね」
大きく、ゆっくりと。
白い翼が羽ばたくと、エリオルの体がふわりと宙に浮く。
翼を持たないシオンの目には、それがあまりにも優美で幻想的に見えた。
「君、ちょっと似てるから。……殺された、あの子に」
そう言ってエリオルは一際大きく羽ばたくと、吸い込まれるように青空へと飛び立っていった。
その姿を見送りながら、シオンはエリオルが見せた、感情の糸がひどく縺れたあの瞳を思い出す。
彼がレヴィアスに抱く思いは、憎しみと、殺意だけなのだろうか。
彼の中の、断ち切れない感情をその瞳の奥に見た気がする。
……シオンはそっと、ネックレスの石を優しく撫でた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦
未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?!
痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。
一体私が何をしたというのよーっ!
驚愕の異世界転生、始まり始まり。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
【完結】憧れの異世界転移が現実になったのですが何か思ってたのと違います
Debby
ファンタジー
【全話投稿済み】
私、山下星良(せいら)はファンタジー系の小説を読むのが大好きなお姉さん。
好きが高じて真剣に考えて作ったのが『異世界でやってみたい50のこと』のリストなのだけど、やっぱり人生はじめからやり直す転生より、転移。転移先の条件として『★剣と魔法の世界に転移してみたい』は絶対に外せない。
そして今の身体じゃ体力的に異世界攻略は難しいのでちょっと若返りもお願いしたい。
更にもうひとつの条件が『★出来れば日本の乙女ゲームか物語の世界に転移してみたい(モブで)』だ。
これにはちゃんとした理由があって、必要なのは乙女ゲームの世界観のみで攻略対象とかヒロインは必要ないし、もちろんゲームに巻き込まれると面倒くさいので、ちゃんと「(モブで)」と注釈を入れることも忘れていない。
──そして本当に転移してしまった私は、頼もしい仲間と共に、自身の作ったやりたいことリストを消化していくことになる。
いい年の大人が本気で考え、万全を期したハズの『異世界でやりたいことリスト』。
なんで私が転移することになったのか。謎はいっぱいあるし、理想通りだったり、思っていたのと違ったりもするけれど、折角の異世界を楽しみたいと思います。
----------
覗いて下さり、ありがとうございます!
2025.4.26
女性向けHOTランキングに入りました!ありがとうございます(๑•̀ㅂ•́)و✧
7時、13時、19時更新。
全48話、予約投稿しています。
★このお話は旧『憧れの異世界転移が現実になったのでやりたいことリストを消化したいと思います~異世界でやってみたい50のこと』を大幅に加筆修正したものです(かなり内容も変わってます)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる