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伝言ゲームか!?!3
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私は昨日2歳になりまして、まだお披露目されてないので身内のみで盛大にお祝いしたの。
伯父さんである陛下にも伯母さんである王妃様にもお父さんである猊下にも必死にお強請りしまくって、やっとこさお庭に出る許可をもぎ取ったのですよ。
護衛をかなり増やされたけどね?
いやー、5人もいれば十分じゃない?
2歳児に3倍の15人って多すぎませんかね?
あ、私の名前は、紆余曲折あってアンネマリーゼに決まったの。
3人とも愛称をアンナにしたかったらしくって、愛称はアンナでって直ぐに決まったらしいんだけどねー。
頑なにアンネローズを推した陛下と、マリーアンナを推しに推す王妃様、アンヌリーゼを推す猊下の、目線で語るという無言の攻防があったらしいよー。
そして、膠着状態の3人の意見を混ぜこんで...猊下の妻である母様が半ば無理矢理に纏めたらしいの。
この名前だと、愛称はアンナでもアンネでもマリーでもリーゼでも、どれでも良いよねって思ったのは私の心にのみ残しておくの。
「アリー!」
「おうたいちでんか!」
"し"が"ち"になった...絶望的な滑舌。
「アリー?そうじゃないだろう?」
「あ、えっちょ..........えっちょ...ヴえるしゃま!」
「今日もちゃんと言えたね。
アリーは凄いな。」
「ほんちょ?ヴえるしゃま、わたち、しゅごいでしゅか?」
「うん、凄いよ!
アリー?僕をヴェルって呼んで良いのはアリーだけなんだからね?」
「はーい!」
私を愛称のアンナではなくアリーと呼んで抱っこしているのはこの国の王太子殿下で、私の婚約者でハルスヴェルク様。
本当の愛称はハルクなのだけど、私はヴェル様って呼んでるの。
陛下そっくりなキリッとした切れ長の瞳なんだけど、色は王妃様の紫を受け継いだらしくって、王妃様よりも濃い紫の瞳なの。
で、堅そうな陛下とは違って王妃様に似たらしいサラッサラの黒髪を、後頭部の低い位置で尻尾みたいに1つに纏めてるの。
ついつい引っ張りたくなるのは私だけかな?
伯爵家との盟約って、この婚約のことだったらしいの。
3代前の国王陛下と伯爵家の当主に、王家お抱えの預言者より預言が成されたんだって。
『伯爵の血を継ぐ娘が生まれたら、一番歳の近い王子を添わせること。
王子は、娘よりも若くてはいけない...必ずや上の王子を添わせるように...。
歳の差など気にするべからず。』
って...。
私が生まれたとき、王家には王子は1人だけで後は2人の王女だったから、15歳という歳の差ありの婚約となりました。
あ、因みにヴェル様は今17歳。
「アリーのことをアリーと呼んで良いのは、僕だけなんだからね?」
「うん、ヴえるしゃまだけよ?」
「アリー、可愛過ぎるよ。」
ヴェル様は初めて会ったときから謎に私を溺愛していて、少し病み気味なの。
自分以外の男に、非常時以外で触らせたら駄目なんだって!
だから、私の護衛は女性騎士様が多めらしいよ。
『僕の可愛いアリーに僕以外の男が勝手に触れるなんて、不敬罪適用しても良いよねー?』
と、歩くのが遅いけれども、どうにもお腹が減って減って仕方無かった私を気遣って抱っこしてくれた護衛の騎士様に、容赦なく剣を突き付けて素敵に真っ黒なモノが飛び交う笑顔で問いかけてたのが怖かった。
あ、ヴェル様が言うには一応身内は対象外なので、陛下と父様は触っても良いらしいの。
でも、陛下と父様の歳の離れた弟であるリヨルド猊下は微妙みたい。
『あれ?なんで僕は駄目なのかな?
あ、まだ結婚してないからかなー?
それならさ?ハルクが良い相手を紹介してくれない?
兄上達も義姉上も、僕には壊滅的に見る目が無いって言うんだよー。』
と、リヨルド猊下が私の頭を撫でたことにムッとするヴェル様に縋り付いてたっけ?
*
伯父さんである陛下にも伯母さんである王妃様にもお父さんである猊下にも必死にお強請りしまくって、やっとこさお庭に出る許可をもぎ取ったのですよ。
護衛をかなり増やされたけどね?
いやー、5人もいれば十分じゃない?
2歳児に3倍の15人って多すぎませんかね?
あ、私の名前は、紆余曲折あってアンネマリーゼに決まったの。
3人とも愛称をアンナにしたかったらしくって、愛称はアンナでって直ぐに決まったらしいんだけどねー。
頑なにアンネローズを推した陛下と、マリーアンナを推しに推す王妃様、アンヌリーゼを推す猊下の、目線で語るという無言の攻防があったらしいよー。
そして、膠着状態の3人の意見を混ぜこんで...猊下の妻である母様が半ば無理矢理に纏めたらしいの。
この名前だと、愛称はアンナでもアンネでもマリーでもリーゼでも、どれでも良いよねって思ったのは私の心にのみ残しておくの。
「アリー!」
「おうたいちでんか!」
"し"が"ち"になった...絶望的な滑舌。
「アリー?そうじゃないだろう?」
「あ、えっちょ..........えっちょ...ヴえるしゃま!」
「今日もちゃんと言えたね。
アリーは凄いな。」
「ほんちょ?ヴえるしゃま、わたち、しゅごいでしゅか?」
「うん、凄いよ!
アリー?僕をヴェルって呼んで良いのはアリーだけなんだからね?」
「はーい!」
私を愛称のアンナではなくアリーと呼んで抱っこしているのはこの国の王太子殿下で、私の婚約者でハルスヴェルク様。
本当の愛称はハルクなのだけど、私はヴェル様って呼んでるの。
陛下そっくりなキリッとした切れ長の瞳なんだけど、色は王妃様の紫を受け継いだらしくって、王妃様よりも濃い紫の瞳なの。
で、堅そうな陛下とは違って王妃様に似たらしいサラッサラの黒髪を、後頭部の低い位置で尻尾みたいに1つに纏めてるの。
ついつい引っ張りたくなるのは私だけかな?
伯爵家との盟約って、この婚約のことだったらしいの。
3代前の国王陛下と伯爵家の当主に、王家お抱えの預言者より預言が成されたんだって。
『伯爵の血を継ぐ娘が生まれたら、一番歳の近い王子を添わせること。
王子は、娘よりも若くてはいけない...必ずや上の王子を添わせるように...。
歳の差など気にするべからず。』
って...。
私が生まれたとき、王家には王子は1人だけで後は2人の王女だったから、15歳という歳の差ありの婚約となりました。
あ、因みにヴェル様は今17歳。
「アリーのことをアリーと呼んで良いのは、僕だけなんだからね?」
「うん、ヴえるしゃまだけよ?」
「アリー、可愛過ぎるよ。」
ヴェル様は初めて会ったときから謎に私を溺愛していて、少し病み気味なの。
自分以外の男に、非常時以外で触らせたら駄目なんだって!
だから、私の護衛は女性騎士様が多めらしいよ。
『僕の可愛いアリーに僕以外の男が勝手に触れるなんて、不敬罪適用しても良いよねー?』
と、歩くのが遅いけれども、どうにもお腹が減って減って仕方無かった私を気遣って抱っこしてくれた護衛の騎士様に、容赦なく剣を突き付けて素敵に真っ黒なモノが飛び交う笑顔で問いかけてたのが怖かった。
あ、ヴェル様が言うには一応身内は対象外なので、陛下と父様は触っても良いらしいの。
でも、陛下と父様の歳の離れた弟であるリヨルド猊下は微妙みたい。
『あれ?なんで僕は駄目なのかな?
あ、まだ結婚してないからかなー?
それならさ?ハルクが良い相手を紹介してくれない?
兄上達も義姉上も、僕には壊滅的に見る目が無いって言うんだよー。』
と、リヨルド猊下が私の頭を撫でたことにムッとするヴェル様に縋り付いてたっけ?
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