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第5話
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「ここはね、私の実験場なの」
私は田んぼを見渡しながら、少し誇らしげに言った。
「この国を豊かにできる“何か”を生み出すために、いろいろ試してきたの。この稲もその一環よ」
「実験場……ってことは、これ、フェルトが?」
「ええ。品種改良を繰り返して、もともとの稲よりもずっと生命力を強化してあるの。寒冷地でも育つし、病気にも強い。しかも成長速度も早いのよ」
この稲を植えたのは春。
それが初夏の今、すでに穂をつけているのは異例の早さだ。
金属を変えるのが錬金術なら、植物の構造を変えることだって可能。
掛け合わせと変質を繰り返して、ようやく満足できる品種ができた。
「ちなみに、もちろん味も私のお墨付きよ。炊くと実がふわっとしてね、噛むほどに自然な甘みがじんわり広がるの……って、食べてもらったほうが早いわね」
私は工房の隅にある錬金術で作った釜に手を伸ばした。
ここへ来る前に炊いておいた試作品のお米が、まだ温もりを残している。
冷めてもおいしいのが、お米のいいところ。
深皿に白いごはんをよそい、二人の前に差し出した。
「ほら、どうぞ」
ギルとジークは初めて見る食材に対し、訝しげに互いの顔を見合わせ、それぞれスプーンを手に取る。
そして、一口。
「……う、うまい! それに、甘い!」
「うむっ! これはいけますぞ! 噛むほどに広がるもっちりとした粘り! しかも決してクドくなく、自然な味わいが口いっぱいを満たしおる!」
「初めて食べたけど、これがコメか……! すごいよフェルト! 本当においしい!」
「ふふ。でしょ?」
よかった。二人とも気に入ってくれたみたい。
ちなみに打ち明けると、作ろうと思えば小麦も作れた。正直なところ、この国の文化を考えればパンの方がなじみ深いだろう。
でも、私はあえてお米を作った。
なぜか?
正直に言おう、純粋に私が食べたかったのだ。
だって仕方ないじゃない。私の前世は純日本人。お米で育った記憶があるんだもの。久々にホカホカの白米をお腹いっぱい食べたかったのよ!
「よくもまあこんなすごいものを……。なあフェルト。これ、もし地上で植えたらここみたいに育つのか?」
「いいえ。残念だけど、それはまだ無理よ。いくら品種を強化しても、土自体に栄養がなきゃだめ。その点、ここは“とっておきの肥料”を使ってるの」
「とっておきの肥料?」
ギルが小首を傾げる。私は田んぼの隅を指さした。
そこには獣によく似た巨体が安置されていた。硬化した皮膚は金属のように鈍く光り、牙は氷柱めいて白い。
「それって……まさか、魔物の死体か!?」
ギルの声がわずかに上ずる。
魔物――それはこの国の貧困の原因のひとつだ。
“死の山脈”から定期的に群れで降りてきては畑を荒らし、家畜を襲い、兵を削る。
討伐しても瘴気を含むため、肉は食べられず、毛皮も牙も扱えば呪いのように人を蝕む。
結局、焼くか埋めるかして捨てるほかない厄介な産物――それが常識だった。
「ええ、そう。普通なら役に立たないゴミ……でも、これを使えば話は別」
私は掌でつまめるほど小さな緑の魔石を取り出して見せた。
翡翠色の芯に、細かな術式が糸のように走っている。
「これを死んだ魔物に“植える”の。すると、体の内側から一気に結晶化が始まって、短時間で全身が固まる。この過程で瘴気は完全に分解・浄化されて、死体は巨大で純粋な“魔力の塊”に変わるのよ」
「魔力の塊……」
「人の体に魔力を通せば力が増すでしょう? 土も同じ。魔力が染み込んだ土は、微生物の働きや水の巡りが活発になって、作物の根がよく伸びる。だから、瘴気を祓って“力”だけ取り出して土に返す――それが、この肥料の正体」
私は結晶化した魔物の牙を指先で弾いた。カン、と涼やかな音がする。
もちろん触れた指に害はない。これがもし何の処置もしてなかったら、私の爪も皮膚も今頃溶けてただれていただろう。
「その上、使い切って出涸らしとなった死体は砕けて塵となる。残るのは肥沃な土だけというわけ。いいでしょ? 魔物は定期的に襲ってくるから材料にも困らない」
しかもこの方式のいいところは、一度魔力の染み込んだ土地はその後も長らく豊かであり続けること。
そもそも考えづらいことだけど、もし仮に死の山脈の魔物を狩りつくしても、すぐに元の貧相な土地に戻ることはない。
おまけに死骸さえ手に入れば、あとは魔石を埋めるだけと作業も簡単。私じゃなくても、誰にでも任せられる。
「まさに逆転の発想……厄を福へと変える術、ですな」
ジークが感嘆の息を漏らした。
「すごい! これなら一石二鳥じゃないか! 今まで処分さえ危険で手間取っていた害獣が畑の肥やしになるなんて……これで、この国の食糧難は解決できる!」
「うん。それどころかもっと土地を拡大して、この肥料で他の作物の収穫も増えれば、いずれは食糧の輸出大国だって夢じゃないわ」
「食料の輸出……!」
ギルの瞳が光を映して大きく揺れる。
あの常に飢えと隣り合わせだったアストリア王国が、“余った資源を売り与える国”になる――そんな未来を今まで誰が想像できただろうか。
「どう、ギル。面白いと思わない? あの約束をしたとき、私はどうしようもなく無力な子供に過ぎなかった。でも、今は違う。ちゃんと夢を叶える力を手に入れたの。だから、あの日の約束をこれからも続けましょう」
「ああ、喜んで。君の力で、きっとこの国は変わる。そのために俺もこの剣に誓うよ。君の進む道を邪魔する者がいれば、俺が斬る」
その言葉に胸の奥がじんわり熱くなる。
あの頃と同じように、ギルはまっすぐな目をしていた。約束は今も変わらず、ここに生きている。
――だが、ジークだけは難しい顔をしていた。
「……フェルト王女。この稲と魔石を生み出したと言いましたな。それにこの地下室の構造も、人の手に余るもの。まさかとは思いますが、これらは数百年前に教会が禁じた“錬金術”によるものでは」
「!」
……やっぱり気付かれちゃったか。
長生きしてるジークなら、私以上に教会の恐ろしさを知っているものね。なら、誤魔化してもきっと無駄ね。
もっとも、私も最初から誤魔化す気なんてなかったけれど。
「……ええ。その通りよ」
「やはりそうでしたか」
私が頷くと、ジークは目を閉じて短く息を吐いた。
一方、ギルは目を見開いて驚いた。
「錬金術……!? そんな、それがもし表ざたになれば……!」
「教会が動くでしょうね。抹消のために。でも大丈夫よ。うまくやってみせる。それに私はもう覚悟を決めたの。ギル、あなたの言った通りこの国に未来はない。たとえ禁じられた力でも、そこに国や民を救う手段があるなら――私は迷わず手を伸ばすわ」
教会の権威なんて関係ない。
なりふり構っている余裕なんてどこにもない。
この国は崖っぷちなのだ。
ジークはしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「……その目、すべてをわかったうえで為されているのですね。ご立派になられた。まるで若き日の国王陛下を見ているようですぞ。よろしい、ならばわしも覚悟を決めましょう。フェルト王女を支えさせてください」
「ありがとう、ジーク」
父が倒れ、姉も嫁ぎ、この国で家族のように支えてくれたのは彼だけだった。
そのジークが味方になってくれる――それだけで心が軽くなる。
「俺もだ。錬金術だろうと関係ない。さっき誓ったとおりだ。俺のすべてをかけて君を守ってみせる」
「うん、よろしくね。……二人とも本当にありがとう」
私は深く頭を下げた。心からの感謝を込めて。
二人なら、きっとそう言ってくれると信じていた。
修行を終え、知識と技術を手に入れ、実証も済んだ。
そして今、秘密を共有できる仲間も増えた。
ここまでは順調に動いている。
――でも、実のところこれではまだ足りない。
本格的にこの国を変えるには、あと二人の協力者が必要。
問題は、その二人がジークやギルと違って協力的ではないこと。それどころか私を嫌悪している節すらある。
説得するためには、圧倒的な成果を見せつけるしかない。
ただ、まずはその前に……。
私は田んぼを見渡しながら、少し誇らしげに言った。
「この国を豊かにできる“何か”を生み出すために、いろいろ試してきたの。この稲もその一環よ」
「実験場……ってことは、これ、フェルトが?」
「ええ。品種改良を繰り返して、もともとの稲よりもずっと生命力を強化してあるの。寒冷地でも育つし、病気にも強い。しかも成長速度も早いのよ」
この稲を植えたのは春。
それが初夏の今、すでに穂をつけているのは異例の早さだ。
金属を変えるのが錬金術なら、植物の構造を変えることだって可能。
掛け合わせと変質を繰り返して、ようやく満足できる品種ができた。
「ちなみに、もちろん味も私のお墨付きよ。炊くと実がふわっとしてね、噛むほどに自然な甘みがじんわり広がるの……って、食べてもらったほうが早いわね」
私は工房の隅にある錬金術で作った釜に手を伸ばした。
ここへ来る前に炊いておいた試作品のお米が、まだ温もりを残している。
冷めてもおいしいのが、お米のいいところ。
深皿に白いごはんをよそい、二人の前に差し出した。
「ほら、どうぞ」
ギルとジークは初めて見る食材に対し、訝しげに互いの顔を見合わせ、それぞれスプーンを手に取る。
そして、一口。
「……う、うまい! それに、甘い!」
「うむっ! これはいけますぞ! 噛むほどに広がるもっちりとした粘り! しかも決してクドくなく、自然な味わいが口いっぱいを満たしおる!」
「初めて食べたけど、これがコメか……! すごいよフェルト! 本当においしい!」
「ふふ。でしょ?」
よかった。二人とも気に入ってくれたみたい。
ちなみに打ち明けると、作ろうと思えば小麦も作れた。正直なところ、この国の文化を考えればパンの方がなじみ深いだろう。
でも、私はあえてお米を作った。
なぜか?
正直に言おう、純粋に私が食べたかったのだ。
だって仕方ないじゃない。私の前世は純日本人。お米で育った記憶があるんだもの。久々にホカホカの白米をお腹いっぱい食べたかったのよ!
「よくもまあこんなすごいものを……。なあフェルト。これ、もし地上で植えたらここみたいに育つのか?」
「いいえ。残念だけど、それはまだ無理よ。いくら品種を強化しても、土自体に栄養がなきゃだめ。その点、ここは“とっておきの肥料”を使ってるの」
「とっておきの肥料?」
ギルが小首を傾げる。私は田んぼの隅を指さした。
そこには獣によく似た巨体が安置されていた。硬化した皮膚は金属のように鈍く光り、牙は氷柱めいて白い。
「それって……まさか、魔物の死体か!?」
ギルの声がわずかに上ずる。
魔物――それはこの国の貧困の原因のひとつだ。
“死の山脈”から定期的に群れで降りてきては畑を荒らし、家畜を襲い、兵を削る。
討伐しても瘴気を含むため、肉は食べられず、毛皮も牙も扱えば呪いのように人を蝕む。
結局、焼くか埋めるかして捨てるほかない厄介な産物――それが常識だった。
「ええ、そう。普通なら役に立たないゴミ……でも、これを使えば話は別」
私は掌でつまめるほど小さな緑の魔石を取り出して見せた。
翡翠色の芯に、細かな術式が糸のように走っている。
「これを死んだ魔物に“植える”の。すると、体の内側から一気に結晶化が始まって、短時間で全身が固まる。この過程で瘴気は完全に分解・浄化されて、死体は巨大で純粋な“魔力の塊”に変わるのよ」
「魔力の塊……」
「人の体に魔力を通せば力が増すでしょう? 土も同じ。魔力が染み込んだ土は、微生物の働きや水の巡りが活発になって、作物の根がよく伸びる。だから、瘴気を祓って“力”だけ取り出して土に返す――それが、この肥料の正体」
私は結晶化した魔物の牙を指先で弾いた。カン、と涼やかな音がする。
もちろん触れた指に害はない。これがもし何の処置もしてなかったら、私の爪も皮膚も今頃溶けてただれていただろう。
「その上、使い切って出涸らしとなった死体は砕けて塵となる。残るのは肥沃な土だけというわけ。いいでしょ? 魔物は定期的に襲ってくるから材料にも困らない」
しかもこの方式のいいところは、一度魔力の染み込んだ土地はその後も長らく豊かであり続けること。
そもそも考えづらいことだけど、もし仮に死の山脈の魔物を狩りつくしても、すぐに元の貧相な土地に戻ることはない。
おまけに死骸さえ手に入れば、あとは魔石を埋めるだけと作業も簡単。私じゃなくても、誰にでも任せられる。
「まさに逆転の発想……厄を福へと変える術、ですな」
ジークが感嘆の息を漏らした。
「すごい! これなら一石二鳥じゃないか! 今まで処分さえ危険で手間取っていた害獣が畑の肥やしになるなんて……これで、この国の食糧難は解決できる!」
「うん。それどころかもっと土地を拡大して、この肥料で他の作物の収穫も増えれば、いずれは食糧の輸出大国だって夢じゃないわ」
「食料の輸出……!」
ギルの瞳が光を映して大きく揺れる。
あの常に飢えと隣り合わせだったアストリア王国が、“余った資源を売り与える国”になる――そんな未来を今まで誰が想像できただろうか。
「どう、ギル。面白いと思わない? あの約束をしたとき、私はどうしようもなく無力な子供に過ぎなかった。でも、今は違う。ちゃんと夢を叶える力を手に入れたの。だから、あの日の約束をこれからも続けましょう」
「ああ、喜んで。君の力で、きっとこの国は変わる。そのために俺もこの剣に誓うよ。君の進む道を邪魔する者がいれば、俺が斬る」
その言葉に胸の奥がじんわり熱くなる。
あの頃と同じように、ギルはまっすぐな目をしていた。約束は今も変わらず、ここに生きている。
――だが、ジークだけは難しい顔をしていた。
「……フェルト王女。この稲と魔石を生み出したと言いましたな。それにこの地下室の構造も、人の手に余るもの。まさかとは思いますが、これらは数百年前に教会が禁じた“錬金術”によるものでは」
「!」
……やっぱり気付かれちゃったか。
長生きしてるジークなら、私以上に教会の恐ろしさを知っているものね。なら、誤魔化してもきっと無駄ね。
もっとも、私も最初から誤魔化す気なんてなかったけれど。
「……ええ。その通りよ」
「やはりそうでしたか」
私が頷くと、ジークは目を閉じて短く息を吐いた。
一方、ギルは目を見開いて驚いた。
「錬金術……!? そんな、それがもし表ざたになれば……!」
「教会が動くでしょうね。抹消のために。でも大丈夫よ。うまくやってみせる。それに私はもう覚悟を決めたの。ギル、あなたの言った通りこの国に未来はない。たとえ禁じられた力でも、そこに国や民を救う手段があるなら――私は迷わず手を伸ばすわ」
教会の権威なんて関係ない。
なりふり構っている余裕なんてどこにもない。
この国は崖っぷちなのだ。
ジークはしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「……その目、すべてをわかったうえで為されているのですね。ご立派になられた。まるで若き日の国王陛下を見ているようですぞ。よろしい、ならばわしも覚悟を決めましょう。フェルト王女を支えさせてください」
「ありがとう、ジーク」
父が倒れ、姉も嫁ぎ、この国で家族のように支えてくれたのは彼だけだった。
そのジークが味方になってくれる――それだけで心が軽くなる。
「俺もだ。錬金術だろうと関係ない。さっき誓ったとおりだ。俺のすべてをかけて君を守ってみせる」
「うん、よろしくね。……二人とも本当にありがとう」
私は深く頭を下げた。心からの感謝を込めて。
二人なら、きっとそう言ってくれると信じていた。
修行を終え、知識と技術を手に入れ、実証も済んだ。
そして今、秘密を共有できる仲間も増えた。
ここまでは順調に動いている。
――でも、実のところこれではまだ足りない。
本格的にこの国を変えるには、あと二人の協力者が必要。
問題は、その二人がジークやギルと違って協力的ではないこと。それどころか私を嫌悪している節すらある。
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ただ、まずはその前に……。
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