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207妖精
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馬車が進んでいくと、エチゴがOZ,クリームに話しかける。
「この先は妖精が出ると言われているので気を付けてください。」
これから向かう村への街道には妖精が出る様になったとの事。
それを聞いて拓は喜んだのだが、この世界の妖精は魔獣の一種でしかない。
小さく空を飛び、魔法で攻撃をしてくるので危険な上、肉食で倒した人の肉も食べる。
「ジェニファーさん、ロビンさん、こちらの魔道具を貸しますので使ってみてもらえますか。」
拓はダンジョンで手に入れた火と水の中級の攻撃魔法を放てる魔道具のロッドを渡す。
試しに使ってもらうと、やはり同系統の魔法が使える魔導士なら問題なく使用できる。
「これ、物凄い魔力を貯め込んでいるわよね。私の何人分よ。」
「もしかしてダンジョンで見つけた魔道具なの?」
「そうです。魔力を満タンにしておきましたから上手く使ってください。」
妖精が少ない場合は剣でも対応できるが、数が多い場合は魔導士でないと対処が難しい。
町で確認した話では見かけたのは数体だが、念のため準備をしておく。
探索魔法に浮遊する生物が引っ掛かる。
拓は皆に警告すると、淡い光に包まれた妖精が現れた。
その姿は、拓のイメージしていた妖精そのもので、思わず見入ってしまったが
「拓、気を付けろ。」
いきなり魔法で攻撃をして来た。
普通なら乱戦になる所だったが、ジェニファーとロビンによる魔法攻撃を乱発して一気に討伐された。
「こんな風に魔法を連発できるなんて気持ち良いわ。」
「あれだけ放っても、まだまだ魔力に余裕が有るのね。」
2人は魔道具に感激しながら、問題ない範囲で杖に魔力を込めていたが余り溜まらない。
「俺が供給するので貸してください。って、ちょっと無駄に使い過ぎですよ。」
拓が確認すると、結構な量の魔力を使っていた。
今回の対応であれば、このロッドを使わなくても2人なら対応できるというのに・・・
街道を進むと何度も妖精に襲われたが、2人は無駄打ちをせずに的確に対象を討伐する様になった。
「それにしても妖精の数が多い。もしかするとフェアリーロゼが居るかも知れません。」
拓がエチゴの言うフェアリーロゼについて聞くと、妖精の女王という存在でフェアリーロゼを中心にコロニーを作る習性が有るらしい。
妖精のやって来る方向は分かるが、拓が全力で探索魔法を使ってもコロニーらしき場所は確認できない。
徐々に妖精は現れる事も無くなり無事に村に辿り着いた。
村には妖精に攻撃された人達が多く、次の日ニコラスにはホワイトジャックとして街道の逆方向からやって来てもらった。
「もしかして、わざわざ来てくれたのですか?」
「そうだ。エチゴ殿にコースを聞いていたからな。街道に妖精が出る様になったと聞いて寄ってみて良かった。
馬車に同行させてもらった恩を返せそうだな。」
拓とホワイトジャックが挨拶をすると、2人を囲んでいた村人達には解散してもらい怪我人が収容されている建物へ移動した。
「拓殿はなかなか腕を上げたな。」
「ありがとうございます。ホワイトジャックに色々と指導して頂きましたから。」
「ならば、この謎の治癒魔導士ホワイトジャックの弟子と名乗ってみるか。」
「有り難いですが、私は中級魔法が限度ですので。」
「それだけの腕前なら問題ない。名乗りを上げるのを私が許可しよう。」
治療が終わるとエチゴと話し、途中まで同行することになった。
夜、宿でエチゴ達と同じ宿に泊まることになったホワイトジャック。
食事は独りで部屋で取ると言って朝まで人を近づけない様に指示を出していた。
「どうだった、俺の演技。拓には悪いが、ホワイトジャックをやるのは癖になるな。」
「患者から感謝されて気持ち良いんでしょ。でも、何もやって無いのよ。」
「分かっているよ。でも、悪い事をしるんじゃないから問題ないだろ。」
夕食後、部屋に皆で集まるとニコラスが嬉しそうに話す。
今回の小芝居のネタを考えたのはジェニファーだった。
初めに考えていたネタは『天才治癒魔導士ホワイトジャックの知られざる人生』という超大作で
幼いころ魔獣に襲われた所を両親が自分達の命と引き換えに助け、それがきっかけで多くの人を助けたいという気持ちで治癒魔法の道を選ぶ。
自分を支えてくれた愛する恋人を失い、自分の力の無さに挫折をしながらも努力を続けた聞くも涙語るも涙の物語。
ちなみに仮面を被っているのは、幼いころに魔獣から襲われた時に大きな傷を付けられそれを隠すためとの設定。
「この先は妖精が出ると言われているので気を付けてください。」
これから向かう村への街道には妖精が出る様になったとの事。
それを聞いて拓は喜んだのだが、この世界の妖精は魔獣の一種でしかない。
小さく空を飛び、魔法で攻撃をしてくるので危険な上、肉食で倒した人の肉も食べる。
「ジェニファーさん、ロビンさん、こちらの魔道具を貸しますので使ってみてもらえますか。」
拓はダンジョンで手に入れた火と水の中級の攻撃魔法を放てる魔道具のロッドを渡す。
試しに使ってもらうと、やはり同系統の魔法が使える魔導士なら問題なく使用できる。
「これ、物凄い魔力を貯め込んでいるわよね。私の何人分よ。」
「もしかしてダンジョンで見つけた魔道具なの?」
「そうです。魔力を満タンにしておきましたから上手く使ってください。」
妖精が少ない場合は剣でも対応できるが、数が多い場合は魔導士でないと対処が難しい。
町で確認した話では見かけたのは数体だが、念のため準備をしておく。
探索魔法に浮遊する生物が引っ掛かる。
拓は皆に警告すると、淡い光に包まれた妖精が現れた。
その姿は、拓のイメージしていた妖精そのもので、思わず見入ってしまったが
「拓、気を付けろ。」
いきなり魔法で攻撃をして来た。
普通なら乱戦になる所だったが、ジェニファーとロビンによる魔法攻撃を乱発して一気に討伐された。
「こんな風に魔法を連発できるなんて気持ち良いわ。」
「あれだけ放っても、まだまだ魔力に余裕が有るのね。」
2人は魔道具に感激しながら、問題ない範囲で杖に魔力を込めていたが余り溜まらない。
「俺が供給するので貸してください。って、ちょっと無駄に使い過ぎですよ。」
拓が確認すると、結構な量の魔力を使っていた。
今回の対応であれば、このロッドを使わなくても2人なら対応できるというのに・・・
街道を進むと何度も妖精に襲われたが、2人は無駄打ちをせずに的確に対象を討伐する様になった。
「それにしても妖精の数が多い。もしかするとフェアリーロゼが居るかも知れません。」
拓がエチゴの言うフェアリーロゼについて聞くと、妖精の女王という存在でフェアリーロゼを中心にコロニーを作る習性が有るらしい。
妖精のやって来る方向は分かるが、拓が全力で探索魔法を使ってもコロニーらしき場所は確認できない。
徐々に妖精は現れる事も無くなり無事に村に辿り着いた。
村には妖精に攻撃された人達が多く、次の日ニコラスにはホワイトジャックとして街道の逆方向からやって来てもらった。
「もしかして、わざわざ来てくれたのですか?」
「そうだ。エチゴ殿にコースを聞いていたからな。街道に妖精が出る様になったと聞いて寄ってみて良かった。
馬車に同行させてもらった恩を返せそうだな。」
拓とホワイトジャックが挨拶をすると、2人を囲んでいた村人達には解散してもらい怪我人が収容されている建物へ移動した。
「拓殿はなかなか腕を上げたな。」
「ありがとうございます。ホワイトジャックに色々と指導して頂きましたから。」
「ならば、この謎の治癒魔導士ホワイトジャックの弟子と名乗ってみるか。」
「有り難いですが、私は中級魔法が限度ですので。」
「それだけの腕前なら問題ない。名乗りを上げるのを私が許可しよう。」
治療が終わるとエチゴと話し、途中まで同行することになった。
夜、宿でエチゴ達と同じ宿に泊まることになったホワイトジャック。
食事は独りで部屋で取ると言って朝まで人を近づけない様に指示を出していた。
「どうだった、俺の演技。拓には悪いが、ホワイトジャックをやるのは癖になるな。」
「患者から感謝されて気持ち良いんでしょ。でも、何もやって無いのよ。」
「分かっているよ。でも、悪い事をしるんじゃないから問題ないだろ。」
夕食後、部屋に皆で集まるとニコラスが嬉しそうに話す。
今回の小芝居のネタを考えたのはジェニファーだった。
初めに考えていたネタは『天才治癒魔導士ホワイトジャックの知られざる人生』という超大作で
幼いころ魔獣に襲われた所を両親が自分達の命と引き換えに助け、それがきっかけで多くの人を助けたいという気持ちで治癒魔法の道を選ぶ。
自分を支えてくれた愛する恋人を失い、自分の力の無さに挫折をしながらも努力を続けた聞くも涙語るも涙の物語。
ちなみに仮面を被っているのは、幼いころに魔獣から襲われた時に大きな傷を付けられそれを隠すためとの設定。
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