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第二十四章 機能家族
第501話 所長
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「理由を話す為にも、もっと奥に行こうか」
テオフラストゥスは手招きをしながら、地下迷宮の奥へと進んでいく。
「テトラミックス達と離れてよいのですか? 目の届く範囲にいるべきでは……」
「真っ暗なここだと灯りを持っているだけで位置がわかるから、いいんだよ。まぁそうじゃなくっても、オレは彼らを信用しているからね。特にアンチモン」
心配するモーズをよそに、テオフラストゥスは迷いのない足取りで先導をする。
遅れまいと、モーズとセレンもそれに続いた。
「あの子はね、最初のウミヘビのうちの一人なんだ」
40年前。西暦2280年。
初まりのウミヘビである水銀と硫黄が産まれ、それに続き、7年の間に砒素を含む3人のウミヘビも誕生した。
テオフラストゥス直々に造り、人間の身体を与えたウミヘビ。つまるところ、アンチモンは年長者であり、テオフラストゥスと長年付き添ってきた旧友であるという事だ。
「そうなんですね。水銀に硫黄に砒素、そしてアンチモンですか……。最初のウミヘビは5人との事なので、私が出会っていないウミヘビは残り一人という事になるのですね」
「いいや、とっくに出会っているよ。話も沢山しただろう?」
「えっ」
既に知っているウミヘビ。
心当たりがまるで思い浮かばず、モーズは答えを求めセレンへ顔を向けた。しかし彼も知らないらしく、首を横に振られて終わってしまう。
よって答えはテオフラストゥスの口から直接聞く事となった。
「テトラミックス。あの子も最初のウミヘビの一人なんだよ」
「……え。え……っ!?」
それはモーズにとって想定外の回答であった。
アンチモンはたった今、出会ったばかりなので人柄はわからないものの、他3人の為人は知っている。彼らには貫禄があり、会うだけで重みを感じた。
反対にテトラミックスはどことなく若さを感じる。幼さと言ってもいいかもしれない。車を始めとする乗り物が好きで、好奇心が刺激された時には、一つの事に夢中になって周囲への集中を欠く事もある。
何より、水銀達と親しくしている姿を見た事がない。旧知の仲である水銀達は互いに気楽な会話を交わしていたが、テトラミックスとは距離を感じた。
世代が違う。そんな印象をモーズは抱いていたのだが、違ったようだ。
「し、知りませんでした」
「私も初耳ですねぇ」
「そうだろうね。テトラミックス本人も知らないよ」
さらりと告げられた事実に、モーズはまた驚いてしまう。セレンからしても意外だったようで、ぱちくりと瞬きをした。
「テトラミックス本人も、とは、ど、どういう事でしょう?」
「セレンなら身に覚えがあるんじゃないかい?」
ふとテオフラストゥスは足を止め、セレンへ顔を向ける。
話を振られたセレンは顎に手を当て少し考え込んだ後、眉間にシワを寄せてこう言った。
「……記憶が、ない?」
「正解」
静かに肯首するテオフラストゥス。
その声には、寂しさが滲み出ていた。
「テトラミックスは昔の記憶がないんだ。いや記憶どころじゃなく、色んな所が変わってしまっているのかもしれなくって、“別人”と言ってしまっても差し支えないかもしれないんだけど……。それでもあの子は、オレが出会った最初の5人には違いない。うん、そうだよ」
次いでテオフラストゥスは自分に言い聞かせるように、要領を得ない言葉を重ねる。
記憶がない。色んな所が変わってしまっている。それでも最初の5人には違いない。どうもテトラミックスは複雑な事情を抱えているようだ。
「その、詳しく訊いてもいいですか?」
「当然、気になるよね。ちゃんと話すよ。でもその前にコレを見て欲しい」
そこでテオフラストゥスは右手の人差し指を上へ向けた。つられて顔を上げてみて、モーズは目を見開く。
アーチが重なる天井には、無数のアイギスが張り付くように浮かんでいたのだから。
「アイギス……!? それも、野生のですか……!」
「そう。野生のアイギスは洞窟とか、湿っぽくて暗い場所に生息しているんだ。ところでモーズ、君はここバシリカ・シスタン・レプリカがどうして閉鎖されたか、知っているかい?」
「えっ? ええと、テトラミックスから聞いた話ですと、20年前に大きな穴が空いたとか……」
「その大穴、アイギスが空けたんだよ」
クラゲの見目をしている為に非力に見えるアイギスだが、100キロを超えるモーズを軽々と運べるように、強い腕力を持っている。
しかも天井付近を漂うアイギスは。見える範囲だけで数百は群生している。それだけの数がいれば、石床を壊すなど簡単だろう。
「アイギスは危険を察知すると上に浮かぶ習性があるんだ。この施設の下は元々、アイギスの生息地だったんだろう。感染爆発……『珊瑚』の異常発生を危険と判断し、テリトリーを移動した。以降、ここは立ち入り禁止区域になっているんだ。公には伏せられているけどね」
気ままに漂っているように見えるアイギスは、その実、非常に危険な生物だ。
人間を襲い吸血する事もあれば、苗床にする事もある。養殖し調教していない野生のアイギスの脅威は『珊瑚』と同じか、対抗手段の少なさからそれ以上になる可能性もある。
テリトリーに近寄らない、または刺激さえしなければ被害を受ける事はほぼないのが救いか。
「既にアイギスの宿主であるオレ達クスシと、ウミヘビに好き好んで攻撃してくる子はいないから、安心してくれ。そしてこれだけアイギスがいると邪魔も入らない。アイギスが飛ばしている電気信号が機械や『珊瑚』の干渉を遮ってくれるからね」
言いながら、テオフラストゥスは白衣のポケットから携帯端末を取り出し、モーズとセレンへ向け画面を見せた。
その携帯端末は地下でも使用が可能な高性能の代物。しかし画面はカラフルなブロックノイズかがかっており、正常に機能していない事が一目でわかる。
「教団に追われているモーズとじっくり内緒話をするなら、ここが最適だと考えたんだ。元々、君も来たがっていた場所だし、丁度よかっただろう?」
「その、陸路での移動を命じたのは……?」
「ラボの車や飛行機じゃどこ飛んでいても目立つから。どうしても衛星に映っちゃうし、こっそり来て欲しかったんだ」
ペガサス教団はどこに潜んでいるかわからないから、と続けて、テオフラストゥスはまた歩き出す。
ここが目的地ではなかったらしい。モーズとセレンも後を追う。
「本当はもっと早く君と会いたかったんだけど……。やっと都合をつけられたよ。ほら、モーズはフランチェスコという幼馴染を探しているんだろう?」
「はい、そうです」
「実はオレも追っていてね。正確には彼が連れているウミヘビを、だけど。いやぁ、面接の時に君の記憶を覗いた時、あの子の関係者だって知って驚いたなぁ。あ、採用基準には影響していないよ? クスシとして迎え入れたのは一重に君の実力だ。誇ってね」
「は、はぁ」
「あれ、反応が薄い……?」
「所長と言えど顔を合わせたばかりの、それも威厳を特に感じない方から称賛されても心に響きませんよ」
「セ、セレン……! いえ所長、そんな事は決して……!」
「……いや、うん。いいんだ……。よく言われるから。だから面接の時ぐらいミステリアスな演出をしたくって、ミシェルの真似しているんだよね……」
セレンの容赦のない指摘に、テオフラストゥスは肩を落とし、明らかに気落ちした。
確かに気さくに話す彼からは「所長」としての威厳や、年長者の貫禄はあまり感じられない。親しみやすさも魅力の一つだとモーズは思うが、どうやら本人は気にしているらしい。
不特定多数を相手にする面接での尊大な口調や、白蛇のアバター演出にそんな意図があったとは――モーズは知らなくてもいい裏側を覗いてしまった気分に陥る。
「ミシェルから苦情がくることあるけどスルーしてる!」
「それは良くないのでは……? それからその、所長はミシェル会長とお知り合いなんですね」
「あいつとは腐れ縁っ!」
医療業界の重鎮、フランスWHO会長のミシェルに対し、テオフラストゥスは不貞腐れたように断言したのだった。
テオフラストゥスは手招きをしながら、地下迷宮の奥へと進んでいく。
「テトラミックス達と離れてよいのですか? 目の届く範囲にいるべきでは……」
「真っ暗なここだと灯りを持っているだけで位置がわかるから、いいんだよ。まぁそうじゃなくっても、オレは彼らを信用しているからね。特にアンチモン」
心配するモーズをよそに、テオフラストゥスは迷いのない足取りで先導をする。
遅れまいと、モーズとセレンもそれに続いた。
「あの子はね、最初のウミヘビのうちの一人なんだ」
40年前。西暦2280年。
初まりのウミヘビである水銀と硫黄が産まれ、それに続き、7年の間に砒素を含む3人のウミヘビも誕生した。
テオフラストゥス直々に造り、人間の身体を与えたウミヘビ。つまるところ、アンチモンは年長者であり、テオフラストゥスと長年付き添ってきた旧友であるという事だ。
「そうなんですね。水銀に硫黄に砒素、そしてアンチモンですか……。最初のウミヘビは5人との事なので、私が出会っていないウミヘビは残り一人という事になるのですね」
「いいや、とっくに出会っているよ。話も沢山しただろう?」
「えっ」
既に知っているウミヘビ。
心当たりがまるで思い浮かばず、モーズは答えを求めセレンへ顔を向けた。しかし彼も知らないらしく、首を横に振られて終わってしまう。
よって答えはテオフラストゥスの口から直接聞く事となった。
「テトラミックス。あの子も最初のウミヘビの一人なんだよ」
「……え。え……っ!?」
それはモーズにとって想定外の回答であった。
アンチモンはたった今、出会ったばかりなので人柄はわからないものの、他3人の為人は知っている。彼らには貫禄があり、会うだけで重みを感じた。
反対にテトラミックスはどことなく若さを感じる。幼さと言ってもいいかもしれない。車を始めとする乗り物が好きで、好奇心が刺激された時には、一つの事に夢中になって周囲への集中を欠く事もある。
何より、水銀達と親しくしている姿を見た事がない。旧知の仲である水銀達は互いに気楽な会話を交わしていたが、テトラミックスとは距離を感じた。
世代が違う。そんな印象をモーズは抱いていたのだが、違ったようだ。
「し、知りませんでした」
「私も初耳ですねぇ」
「そうだろうね。テトラミックス本人も知らないよ」
さらりと告げられた事実に、モーズはまた驚いてしまう。セレンからしても意外だったようで、ぱちくりと瞬きをした。
「テトラミックス本人も、とは、ど、どういう事でしょう?」
「セレンなら身に覚えがあるんじゃないかい?」
ふとテオフラストゥスは足を止め、セレンへ顔を向ける。
話を振られたセレンは顎に手を当て少し考え込んだ後、眉間にシワを寄せてこう言った。
「……記憶が、ない?」
「正解」
静かに肯首するテオフラストゥス。
その声には、寂しさが滲み出ていた。
「テトラミックスは昔の記憶がないんだ。いや記憶どころじゃなく、色んな所が変わってしまっているのかもしれなくって、“別人”と言ってしまっても差し支えないかもしれないんだけど……。それでもあの子は、オレが出会った最初の5人には違いない。うん、そうだよ」
次いでテオフラストゥスは自分に言い聞かせるように、要領を得ない言葉を重ねる。
記憶がない。色んな所が変わってしまっている。それでも最初の5人には違いない。どうもテトラミックスは複雑な事情を抱えているようだ。
「その、詳しく訊いてもいいですか?」
「当然、気になるよね。ちゃんと話すよ。でもその前にコレを見て欲しい」
そこでテオフラストゥスは右手の人差し指を上へ向けた。つられて顔を上げてみて、モーズは目を見開く。
アーチが重なる天井には、無数のアイギスが張り付くように浮かんでいたのだから。
「アイギス……!? それも、野生のですか……!」
「そう。野生のアイギスは洞窟とか、湿っぽくて暗い場所に生息しているんだ。ところでモーズ、君はここバシリカ・シスタン・レプリカがどうして閉鎖されたか、知っているかい?」
「えっ? ええと、テトラミックスから聞いた話ですと、20年前に大きな穴が空いたとか……」
「その大穴、アイギスが空けたんだよ」
クラゲの見目をしている為に非力に見えるアイギスだが、100キロを超えるモーズを軽々と運べるように、強い腕力を持っている。
しかも天井付近を漂うアイギスは。見える範囲だけで数百は群生している。それだけの数がいれば、石床を壊すなど簡単だろう。
「アイギスは危険を察知すると上に浮かぶ習性があるんだ。この施設の下は元々、アイギスの生息地だったんだろう。感染爆発……『珊瑚』の異常発生を危険と判断し、テリトリーを移動した。以降、ここは立ち入り禁止区域になっているんだ。公には伏せられているけどね」
気ままに漂っているように見えるアイギスは、その実、非常に危険な生物だ。
人間を襲い吸血する事もあれば、苗床にする事もある。養殖し調教していない野生のアイギスの脅威は『珊瑚』と同じか、対抗手段の少なさからそれ以上になる可能性もある。
テリトリーに近寄らない、または刺激さえしなければ被害を受ける事はほぼないのが救いか。
「既にアイギスの宿主であるオレ達クスシと、ウミヘビに好き好んで攻撃してくる子はいないから、安心してくれ。そしてこれだけアイギスがいると邪魔も入らない。アイギスが飛ばしている電気信号が機械や『珊瑚』の干渉を遮ってくれるからね」
言いながら、テオフラストゥスは白衣のポケットから携帯端末を取り出し、モーズとセレンへ向け画面を見せた。
その携帯端末は地下でも使用が可能な高性能の代物。しかし画面はカラフルなブロックノイズかがかっており、正常に機能していない事が一目でわかる。
「教団に追われているモーズとじっくり内緒話をするなら、ここが最適だと考えたんだ。元々、君も来たがっていた場所だし、丁度よかっただろう?」
「その、陸路での移動を命じたのは……?」
「ラボの車や飛行機じゃどこ飛んでいても目立つから。どうしても衛星に映っちゃうし、こっそり来て欲しかったんだ」
ペガサス教団はどこに潜んでいるかわからないから、と続けて、テオフラストゥスはまた歩き出す。
ここが目的地ではなかったらしい。モーズとセレンも後を追う。
「本当はもっと早く君と会いたかったんだけど……。やっと都合をつけられたよ。ほら、モーズはフランチェスコという幼馴染を探しているんだろう?」
「はい、そうです」
「実はオレも追っていてね。正確には彼が連れているウミヘビを、だけど。いやぁ、面接の時に君の記憶を覗いた時、あの子の関係者だって知って驚いたなぁ。あ、採用基準には影響していないよ? クスシとして迎え入れたのは一重に君の実力だ。誇ってね」
「は、はぁ」
「あれ、反応が薄い……?」
「所長と言えど顔を合わせたばかりの、それも威厳を特に感じない方から称賛されても心に響きませんよ」
「セ、セレン……! いえ所長、そんな事は決して……!」
「……いや、うん。いいんだ……。よく言われるから。だから面接の時ぐらいミステリアスな演出をしたくって、ミシェルの真似しているんだよね……」
セレンの容赦のない指摘に、テオフラストゥスは肩を落とし、明らかに気落ちした。
確かに気さくに話す彼からは「所長」としての威厳や、年長者の貫禄はあまり感じられない。親しみやすさも魅力の一つだとモーズは思うが、どうやら本人は気にしているらしい。
不特定多数を相手にする面接での尊大な口調や、白蛇のアバター演出にそんな意図があったとは――モーズは知らなくてもいい裏側を覗いてしまった気分に陥る。
「ミシェルから苦情がくることあるけどスルーしてる!」
「それは良くないのでは……? それからその、所長はミシェル会長とお知り合いなんですね」
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