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4 カレーライスとマカロン
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今日は何を作ろうかしら?
実は、今日のメニューはもう決めているのである。今日はカレーライスと肉じゃが、途中まで作り方は一緒、味付けが違うだけだからジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、肉を適当な大きさに切っておく。肉はあらかじめアク抜きをするところがミルフィーユ風である。
それともう一品作るのが、トマトカレーである。トマトの水分だけでカレーを煮込むのである。
どちらのカレーも前世の子供が大好きであったカレーだ。昨日のとんかつの残りをトッピングして、カツカレーにしてもいいだろうな。
昨日の旅人ディヴィッド様だったかしら、いつもお昼ごろに来られるのね。昨日、お借りしていたハンカチを洗っていて、綺麗にラッピングして返すことにしている。
まかないのカレーうどんをお出しして、ハンカチを返すことにした。
ディヴィッド様は、昨日飲んだコーヒーをいたく気に入られて、今日は、旅人仲間も連れてこられていた。
「このコーヒーという飲み物が絶品でさ、くせになるわ。」
そういえば、前世でもカフェイン中毒というのがあったような気がする。昨日の今日では、まだ中毒にはならないであろう。過剰摂取すると死ぬ場合もあるから注意が必要である。
そして、どうでもよいまたくだらない話とお菓子を出して、コーヒーを飲む。ミルフィーユはコーヒー派なのである。前世の記憶を思い出した途端、コーヒーしか飲まなくなった。なんか、紅茶だと物足りないような気がする。姉には、内緒だけど。
姉の今度のお茶会でのお菓子を大量注文されているから、早めにこしらえなければならないのだけど、まぁチョコレート(ショコラティエ)も、日持ちするから、ぼちぼち作っています。シュークリームは、皮だけは先に焼いているけど、カスタードクリームが日持ちしないから、当たれば怖いから、ほとんど卵だから鮮度が命です!あと、マカロン、めんどくさいから出来合いを買おうか?
それとも前世息子が欲しがったマカロンができるおもちゃで作ろうか、今思案中である。ハンドミキサーがあれば、簡単にできるのだけど、なんか今そう思っただけで、ハンドミキサーが降ってきた。ディヴィッド様は驚かれて、「女神の加護か?」と言われていたけど、よくわからない。
仕方なく、せっかくハンドミキサーが手に入ったので自作するとしようか?メレンゲの泡立てはハンドミキサーがあるのとないのと、全然時間的に違うから。
マカロンも日持ちがしないから、前日に1000個作れるかどうかわからない。外側だけ先に焼いておくことにしよう。
「何か悩み事か?さっきから百面相しているように見えるが?」
「今度、姉の主催のお茶会にお菓子を納品するように頼まれているのだけど、ショコラティエはできているがマカロンをどうしようかと考えていたのよ。ハンドミキサーが手に入ったから、自作しようかと思って。」
「それでは、私がお手伝いしましょうか?あ!はじめまして、ディヴィッドの友人で、アントニオと申します。アントンと呼んでください。少しぐらいは、料理できます。」
「そう、はじめまして、助かりますけど、いいのかしら?せっかくのご旅行だというのに。」
「「そんなこといいのです。」」
「え?」
「こんな変わった料理が食べられるのですから。」
「はあ、……それでは手を洗ってください。」
「では、まずこの粉(アーモンドパウダー)をふるいにかけてください。次にお湯を沸かして、湯せんに掛けます。」
面白そうなので、ディヴィッド様もお手伝いしてくださる。今日、やるのは皮だけ外側だけ焼くのだけど、大量に焼けたら、お土産用として持って帰ってもらうつもりです。
メレンゲに砂糖を混ぜ、湯せんにしながらハンドミキサーで思い切り混ぜる。食紅を入れるものと入れないものの二つを作る。
メレンゲが完成したら、湯せんから外して、ボウルにうつしアーモンドパウダーを混ぜる。
よく混ざったら、絞り袋に入れて、天板に3センチぐらいずつ丸形になるように絞り出す。
オーブンで最初1分焼いて、様子見して、その後低温で10分ぐらい焼く。焼きあがったら4分間そのままにする。
天板を取り出し、冷えるまで待つ。これを1000個分、ひたすら作る。
手分けして、作ったら、あっという間に1000個以上の外側が焼けた。
あとは当日、中身のクリームを入れたら完成である。
せっかくなので、ディヴィッド様とアントン様に生クリームを入れた完成品を食べてもらうことにしたのである。
「すっげー!こんなうまいお菓子初めて食べたよ。これが、俺が作ったものとは……思えないぐらい美味しいよ。」
「これは美味しすぎる!子供でも大人でも大好物になるだろう。」
そうなんですよ。前世の息子の大好物、デパ地下で買ったら1個400円~500円するという代物、業務スーパーで買ったらフランス製で100円ぐらい。なんでや!なんでこんな値段違うんや!と怒りたくなる代物です。(すみません。京都弁です。)
マカロン作りに夢中になっていたら、もうこんな時間!という時間になっていて、そろそろお客様がみえるころ、今日はまかないでカレーうどんを食べたから、肉じゃがと清酒を召し上がって旅人のお二人は帰って行かれました。
その後、また王宮の仕事帰りの騎士、衛兵がたくさん来てくださいまして今日も平穏な一日が終わりました。
実は、今日のメニューはもう決めているのである。今日はカレーライスと肉じゃが、途中まで作り方は一緒、味付けが違うだけだからジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、肉を適当な大きさに切っておく。肉はあらかじめアク抜きをするところがミルフィーユ風である。
それともう一品作るのが、トマトカレーである。トマトの水分だけでカレーを煮込むのである。
どちらのカレーも前世の子供が大好きであったカレーだ。昨日のとんかつの残りをトッピングして、カツカレーにしてもいいだろうな。
昨日の旅人ディヴィッド様だったかしら、いつもお昼ごろに来られるのね。昨日、お借りしていたハンカチを洗っていて、綺麗にラッピングして返すことにしている。
まかないのカレーうどんをお出しして、ハンカチを返すことにした。
ディヴィッド様は、昨日飲んだコーヒーをいたく気に入られて、今日は、旅人仲間も連れてこられていた。
「このコーヒーという飲み物が絶品でさ、くせになるわ。」
そういえば、前世でもカフェイン中毒というのがあったような気がする。昨日の今日では、まだ中毒にはならないであろう。過剰摂取すると死ぬ場合もあるから注意が必要である。
そして、どうでもよいまたくだらない話とお菓子を出して、コーヒーを飲む。ミルフィーユはコーヒー派なのである。前世の記憶を思い出した途端、コーヒーしか飲まなくなった。なんか、紅茶だと物足りないような気がする。姉には、内緒だけど。
姉の今度のお茶会でのお菓子を大量注文されているから、早めにこしらえなければならないのだけど、まぁチョコレート(ショコラティエ)も、日持ちするから、ぼちぼち作っています。シュークリームは、皮だけは先に焼いているけど、カスタードクリームが日持ちしないから、当たれば怖いから、ほとんど卵だから鮮度が命です!あと、マカロン、めんどくさいから出来合いを買おうか?
それとも前世息子が欲しがったマカロンができるおもちゃで作ろうか、今思案中である。ハンドミキサーがあれば、簡単にできるのだけど、なんか今そう思っただけで、ハンドミキサーが降ってきた。ディヴィッド様は驚かれて、「女神の加護か?」と言われていたけど、よくわからない。
仕方なく、せっかくハンドミキサーが手に入ったので自作するとしようか?メレンゲの泡立てはハンドミキサーがあるのとないのと、全然時間的に違うから。
マカロンも日持ちがしないから、前日に1000個作れるかどうかわからない。外側だけ先に焼いておくことにしよう。
「何か悩み事か?さっきから百面相しているように見えるが?」
「今度、姉の主催のお茶会にお菓子を納品するように頼まれているのだけど、ショコラティエはできているがマカロンをどうしようかと考えていたのよ。ハンドミキサーが手に入ったから、自作しようかと思って。」
「それでは、私がお手伝いしましょうか?あ!はじめまして、ディヴィッドの友人で、アントニオと申します。アントンと呼んでください。少しぐらいは、料理できます。」
「そう、はじめまして、助かりますけど、いいのかしら?せっかくのご旅行だというのに。」
「「そんなこといいのです。」」
「え?」
「こんな変わった料理が食べられるのですから。」
「はあ、……それでは手を洗ってください。」
「では、まずこの粉(アーモンドパウダー)をふるいにかけてください。次にお湯を沸かして、湯せんに掛けます。」
面白そうなので、ディヴィッド様もお手伝いしてくださる。今日、やるのは皮だけ外側だけ焼くのだけど、大量に焼けたら、お土産用として持って帰ってもらうつもりです。
メレンゲに砂糖を混ぜ、湯せんにしながらハンドミキサーで思い切り混ぜる。食紅を入れるものと入れないものの二つを作る。
メレンゲが完成したら、湯せんから外して、ボウルにうつしアーモンドパウダーを混ぜる。
よく混ざったら、絞り袋に入れて、天板に3センチぐらいずつ丸形になるように絞り出す。
オーブンで最初1分焼いて、様子見して、その後低温で10分ぐらい焼く。焼きあがったら4分間そのままにする。
天板を取り出し、冷えるまで待つ。これを1000個分、ひたすら作る。
手分けして、作ったら、あっという間に1000個以上の外側が焼けた。
あとは当日、中身のクリームを入れたら完成である。
せっかくなので、ディヴィッド様とアントン様に生クリームを入れた完成品を食べてもらうことにしたのである。
「すっげー!こんなうまいお菓子初めて食べたよ。これが、俺が作ったものとは……思えないぐらい美味しいよ。」
「これは美味しすぎる!子供でも大人でも大好物になるだろう。」
そうなんですよ。前世の息子の大好物、デパ地下で買ったら1個400円~500円するという代物、業務スーパーで買ったらフランス製で100円ぐらい。なんでや!なんでこんな値段違うんや!と怒りたくなる代物です。(すみません。京都弁です。)
マカロン作りに夢中になっていたら、もうこんな時間!という時間になっていて、そろそろお客様がみえるころ、今日はまかないでカレーうどんを食べたから、肉じゃがと清酒を召し上がって旅人のお二人は帰って行かれました。
その後、また王宮の仕事帰りの騎士、衛兵がたくさん来てくださいまして今日も平穏な一日が終わりました。
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