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第一章 新しい生活の始まり
003-1
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クリフさんの後ろを歩く。
お城はとても大きくて、迷路みたいにあちこちの通路に繋がっている。
廊下だけで僕の村ぐらいあるんじゃないかと思う。
天井も高くて、壁が驚いた事に全部石で出来てる…!
「また改めて案内する」
クリフさんの声に、僕は顔が熱くなった。
「ご、ごめんなさい、クリフさん」
クリフさんは目を細めて笑うと、僕の頭に手を置いた。
「大丈夫だ。さ、行くぞ」
今度立ち止まったら抱き上げるからな、と言われてしまったので、大慌てでクリフさんの後を付いて行く。
厨房は城の一番端っこにあった。端っこと言っても、どの辺なのか分からないけど、クリフさんがそう言ってた。
扉を開けると、村にあった食堂の何倍もの大きさがあって、大きなテーブルと椅子が並んでいた。
「うわぁ!」
一体どれぐらいの人数の人が、ここで食事をするんだろう?
僕の住んでいた村の人間全員が入ってもまだまだ席が余りそう!
「ラズロ!」
奥に向かってクリフさんが声を張り上げる。
カウンターの奥で、誰かが立ち上がった。
「クリフか、どうした?」
カウンターの方に向かうクリフさんの後を追う。
「おぅ、クリフ、お前討伐に行ってたんじゃなかったのか?」
赤い髪に茶色い瞳をした、クリフさんとそんなに年齢は離れてなさそうな人がカウンターの奥にいた。
「…にしてはでけぇな」
そう言って僕を見る。
!
もしかして、僕をクリフさんの子供だと疑ってるって事?!
「馬鹿を言うな。それよりおまえ、厨房で働く人間を探していただろう」
「まぁな。
最近の騎士団は、わざわざ厨房の人員まで護衛対象になってんのか?」
「そんな訳あるか」
随分と砕けて話してる。お友達なのかな?
会話のキャッチボールがポンポン進む。よっぽど仲が良くないとこうはならない気がする。
クリフさんは僕の視線に気が付いて、頭の上に手を置いた。
「この子はアシュリー。訳あって王城で保護しなくてはならない対象だ」
ラズロと呼ばれた人の片方の眉がぴくりと動く。
「こんなに小せぇのに、なんかに巻き込まれてんのか?」
「いや、そうじゃない。この子の持つスキルが第一級危険スキルの為保護する事になったんだが、見た通り、アシュリーは良い子だ」
「珍しいな、おまえがそんな風に褒めるなんて。
ホラ、道中まともなモン食えなかっただろう、今から何か作ってやるから、待ってろ」
それなんだが、とクリフさんがラズロさんの言葉を遮る。
「このアシュリーは料理が嫌いじゃないみたいでな。良かったらおまえの所で働かせてくれないか?」
ラズロさんの眉間に皺が寄る。
「第一級危険スキル持ちを? 何言ってんだ、おまえ」
後ろの方で扉の開く音がした。
振り返るとノエルさんと、見た事のない、立派な服を着た人が立っていた。
「アシュリー、お待たせー」
ノエルさんともう一人の人は僕の前にやって来た。
「紹介するね、魔法師団の団長の、トキア様だよ」
ノエルさんはトキア様と呼ばれた、魔法師団の団長さんの方を向いて話を続ける。
「トキア様、この子が先程お話した第一級危険スキル持ちのアシュリーです」
瞬きもせず、トキア様は僕をじっと見つめる。
…えっと…ちょっと…怖い…って言うか、緊張すると言うか…。
「とりあえず座れよ」とのラズロさんの言葉に、皆が頷いた。
お城はとても大きくて、迷路みたいにあちこちの通路に繋がっている。
廊下だけで僕の村ぐらいあるんじゃないかと思う。
天井も高くて、壁が驚いた事に全部石で出来てる…!
「また改めて案内する」
クリフさんの声に、僕は顔が熱くなった。
「ご、ごめんなさい、クリフさん」
クリフさんは目を細めて笑うと、僕の頭に手を置いた。
「大丈夫だ。さ、行くぞ」
今度立ち止まったら抱き上げるからな、と言われてしまったので、大慌てでクリフさんの後を付いて行く。
厨房は城の一番端っこにあった。端っこと言っても、どの辺なのか分からないけど、クリフさんがそう言ってた。
扉を開けると、村にあった食堂の何倍もの大きさがあって、大きなテーブルと椅子が並んでいた。
「うわぁ!」
一体どれぐらいの人数の人が、ここで食事をするんだろう?
僕の住んでいた村の人間全員が入ってもまだまだ席が余りそう!
「ラズロ!」
奥に向かってクリフさんが声を張り上げる。
カウンターの奥で、誰かが立ち上がった。
「クリフか、どうした?」
カウンターの方に向かうクリフさんの後を追う。
「おぅ、クリフ、お前討伐に行ってたんじゃなかったのか?」
赤い髪に茶色い瞳をした、クリフさんとそんなに年齢は離れてなさそうな人がカウンターの奥にいた。
「…にしてはでけぇな」
そう言って僕を見る。
!
もしかして、僕をクリフさんの子供だと疑ってるって事?!
「馬鹿を言うな。それよりおまえ、厨房で働く人間を探していただろう」
「まぁな。
最近の騎士団は、わざわざ厨房の人員まで護衛対象になってんのか?」
「そんな訳あるか」
随分と砕けて話してる。お友達なのかな?
会話のキャッチボールがポンポン進む。よっぽど仲が良くないとこうはならない気がする。
クリフさんは僕の視線に気が付いて、頭の上に手を置いた。
「この子はアシュリー。訳あって王城で保護しなくてはならない対象だ」
ラズロと呼ばれた人の片方の眉がぴくりと動く。
「こんなに小せぇのに、なんかに巻き込まれてんのか?」
「いや、そうじゃない。この子の持つスキルが第一級危険スキルの為保護する事になったんだが、見た通り、アシュリーは良い子だ」
「珍しいな、おまえがそんな風に褒めるなんて。
ホラ、道中まともなモン食えなかっただろう、今から何か作ってやるから、待ってろ」
それなんだが、とクリフさんがラズロさんの言葉を遮る。
「このアシュリーは料理が嫌いじゃないみたいでな。良かったらおまえの所で働かせてくれないか?」
ラズロさんの眉間に皺が寄る。
「第一級危険スキル持ちを? 何言ってんだ、おまえ」
後ろの方で扉の開く音がした。
振り返るとノエルさんと、見た事のない、立派な服を着た人が立っていた。
「アシュリー、お待たせー」
ノエルさんともう一人の人は僕の前にやって来た。
「紹介するね、魔法師団の団長の、トキア様だよ」
ノエルさんはトキア様と呼ばれた、魔法師団の団長さんの方を向いて話を続ける。
「トキア様、この子が先程お話した第一級危険スキル持ちのアシュリーです」
瞬きもせず、トキア様は僕をじっと見つめる。
…えっと…ちょっと…怖い…って言うか、緊張すると言うか…。
「とりあえず座れよ」とのラズロさんの言葉に、皆が頷いた。
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