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第一章 新しい生活の始まり
018-3
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久しぶりに昼間に城を出た。
雪の所為で空は薄い灰色で、ちらちらと冷たいものが降って来る。
そんな僕の目の前で、雪を手当たり次第食べてるフルール。シャクシャク、という良い音をさせてる。相変わらず美味しそうな音。
なんで外に出たかと言うと、城の中でずっと薪を焚き続けた所為で城内の空気が悪くなったから換気をする、という事だった。
食堂は換気の必要はなかったんだけど、折角だし外に出ようぜとラズロさんに言われて、出てきた。
メルとコッコは小屋にいる。沢山の藁に包まれて寝てる筈。藁は定期的に風魔法で乾燥させてる。あとメルが食べてる。
ネロは僕の洋服の中で丸まって寝てる。留守番してもらおうと思ったらついて来た。でも寒いと騒ぐので、服の中。これだと落ちちゃうなと思っていたら、ラズロさんが布を持って来てくれた。首から下げたコウノトリの袋みたいにして、そこにネロを入れ、コートを羽織った。おなかのあたりが温かい。
「すっげぇ勢いで食ってんな。寒くねぇのか?」
雪を食べながらついてくるフルールを見て、ラズロさんが言う。ちらほらとしかいない道を歩く人たちも、ギョッとした顔でフルールを見てる。
「大丈夫みたいです。裏庭の雪は毎日フルールが食べてるんですよ」
「そうなのか?! 気付いてなかった!」
スライムのフルールは、睡眠とか水分といったものを、僕たちのように必要としない。
とりあえず沢山食べる事が必要。雪は栄養にならないだろうけど、食べてくれるので助かる。そうしないと食堂からお風呂への道が雪で埋まってしまうから。
冬でも露店はあるんだけど、今年のような場合は露店はなくなって、ギルド内でお店を開いてるんだって。
雪が降ってるし、人通りもないし、露店は開けそうにないよね。
「何処に行くんですか?」
ラズロさんの背中に向かって尋ねると、立ち止まって振り返ると、にやりと笑った。
「わざわざこんな寒い中出て来てんだから、美味いもんに決まってんだろ」
と、言う事は、食糧ギルドかな。
王都に来てから、色んなギルドがある事を知った。村では兄さんのような商人スキルを持つ人が村長や魔女と色々決めて外の村や町とやり取りしてた。
食糧ギルドは、食べ物を扱ってる人たちが登録しているギルドで、宵鍋のようなお店もここに登録してる。
初めて来た食糧ギルドは、建物に入る前から良い匂いが外まで漂ってきてた。
「良い匂いさせてんな。好きなだけ食えよ!」
「はいっ」
雪の所為で空は薄い灰色で、ちらちらと冷たいものが降って来る。
そんな僕の目の前で、雪を手当たり次第食べてるフルール。シャクシャク、という良い音をさせてる。相変わらず美味しそうな音。
なんで外に出たかと言うと、城の中でずっと薪を焚き続けた所為で城内の空気が悪くなったから換気をする、という事だった。
食堂は換気の必要はなかったんだけど、折角だし外に出ようぜとラズロさんに言われて、出てきた。
メルとコッコは小屋にいる。沢山の藁に包まれて寝てる筈。藁は定期的に風魔法で乾燥させてる。あとメルが食べてる。
ネロは僕の洋服の中で丸まって寝てる。留守番してもらおうと思ったらついて来た。でも寒いと騒ぐので、服の中。これだと落ちちゃうなと思っていたら、ラズロさんが布を持って来てくれた。首から下げたコウノトリの袋みたいにして、そこにネロを入れ、コートを羽織った。おなかのあたりが温かい。
「すっげぇ勢いで食ってんな。寒くねぇのか?」
雪を食べながらついてくるフルールを見て、ラズロさんが言う。ちらほらとしかいない道を歩く人たちも、ギョッとした顔でフルールを見てる。
「大丈夫みたいです。裏庭の雪は毎日フルールが食べてるんですよ」
「そうなのか?! 気付いてなかった!」
スライムのフルールは、睡眠とか水分といったものを、僕たちのように必要としない。
とりあえず沢山食べる事が必要。雪は栄養にならないだろうけど、食べてくれるので助かる。そうしないと食堂からお風呂への道が雪で埋まってしまうから。
冬でも露店はあるんだけど、今年のような場合は露店はなくなって、ギルド内でお店を開いてるんだって。
雪が降ってるし、人通りもないし、露店は開けそうにないよね。
「何処に行くんですか?」
ラズロさんの背中に向かって尋ねると、立ち止まって振り返ると、にやりと笑った。
「わざわざこんな寒い中出て来てんだから、美味いもんに決まってんだろ」
と、言う事は、食糧ギルドかな。
王都に来てから、色んなギルドがある事を知った。村では兄さんのような商人スキルを持つ人が村長や魔女と色々決めて外の村や町とやり取りしてた。
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初めて来た食糧ギルドは、建物に入る前から良い匂いが外まで漂ってきてた。
「良い匂いさせてんな。好きなだけ食えよ!」
「はいっ」
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