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(二十四)織田信雄の出陣
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安土城の天主二階には信長の居室がある。
信長が執務の際に座っていた場所に、今は北畠信意あらため織田信雄が遠慮無く腰を下ろしていた。
父・信長が健在であれば、いや、仮に信長が倒れても嫡男・信忠がいる限りは決して座ることの出来なかった場所である。
そう思えば、誠に不謹慎なことではあるが、信雄は心のどこかで高揚するものを抑えきれない。
「おう、よう来た。皆、顔を揃えて如何した」
重臣の津川義冬、滝川雄利、土方雄久を出迎える信雄自身は、機嫌の良さを表情に出さぬように苦心している様子だった。
だが、当の義冬たちには、信雄の心中は手に取るように判っていた。
なおかつお互いに、内心でため息をついていると察することさえ出来た。
もっとも、信雄がまだ正式に家督を継いだ訳ではないのだから自重すべき、といった類の諫言を行う者はいない。
信長亡きあと、誰がその後を継ぐかといえば、やはり最有力者が信雄である事実は揺らがないし、そうなれば信雄の家臣団は天下人の直臣となる。
目の前の立身の機会を自分から捨てられるほど、大所高所から物事を考えられる者ばかりではないのだ。
彼らとしても、信雄に天下人としての資質があるかと問われれば言葉に詰まる面がない訳でもないが、ここで遠慮したところで何が得られるものでもないと割り切っていた。
逆に、先日まで領内からかきあつめた五千余りの手勢を率いながら、土山にとどまって戦局に何ら関与しないまま事変が終わってしまったほうが、決断力のない無能者よと非難される恐れさえあったと言える。
それに比べれば、図々しく安土城の主になりおおせたことはむしろ褒められてもよかった。
ならば苦言を呈する必要はない、と暗黙の了解で義冬達はそう心得ていた。
「色々と動きがございましたゆえ、ご報告を」
まず滝川雄利が進み出て、佐和山城と横山城の接収が滞りなく終わったことを告げた。
「うむ、蒲生忠三郎も屁理屈を並べ立てて城を明け渡さぬかと思うたが、存外に素直じゃったのう」
信雄は手を叩いてはしゃぐ。
「明智弥平次の追撃をいたしませなんだゆえ、それがしも忠三郎殿に抵抗されるものと思うておりました」
雄利も頷く。
「うむ。儂に命令をするということの意味を今更ながらに気づいたのであろうて。まあ、殊勝にしておるのであれば許してやらぬでもない」
安土に入城して留守居衆の多くを追い出した時は、信雄は賦秀に対して怒り心頭で誰彼なく八つ当たりをしていた。
その姿を思えば、今の上機嫌ぶりは滑稽にすらみえる。
「しかし、両城はそれぞれ羽柴様、丹羽様の持ち城。いずれお返しすべきものにござれば……」
苦言を呈しかけた土方雄久に向け、信雄は手にしていた扇子の先を突き出して黙らせた。
「判っておる。二人にはせいぜい勿体ぶって返してやるまでのことよ。それまでの間、儂が管理するのじゃ。喜ばれこそすれ、文句は言わせぬわ」
「であれば、よろしゅうございまするが」
機嫌を損ねても良い方向に向かわぬと悟った雄久は、額に吹き出した汗を拭きつつ、それ以上に言葉を重ねることを諦めた。
「して、その方もなんぞ、儂に伝えることがあるのじゃろう」
「はっ。三七郎様が九鬼水軍の手引きにて、伊勢にお戻りになられた由にございまする」
気を取り直した土方雄久は、口ごもりつつ言いにくい事実を伝えた。
三七郎とは織田信孝のことだ。
「なんじゃと。あ奴、大坂から舞い戻ったと申すか。詳しく話せ」
思いがけない話に仰天した信雄は身を乗り出し、父譲りの甲高い声で雄久に話を促した。
もっとも、雄久もまだ一報に触れただけで詳しく聞き知っている訳ではなかった。
伝わっているのは、四国遠征の為に編成された自らの軍団を光秀によって瓦解させられた後、再起を図るべく、副将の丹羽長秀や蜂屋頼隆らに後事を託して船で伊勢まで戻ってきたことだけだ。
信孝の所領は伊勢国の河曲と鈴鹿の二郡であり、兵数一万五千と号した四国遠征軍を自前で揃えるだけの力は、本来有していない。
そのため、畿内に有力な兵数を持ちながら明智勢相手にまともに戦えなかった。
逆に言えば、元々の手勢でなかったからこそ、わずかな供回りだけを連れて逃げ帰るような、思いも寄らない真似が出来たのだとも言える。
話を聞き終えた信雄は、先ほどまでの上機嫌が嘘のように眉間に深いしわを刻んでいた。
信孝が「見捨てた」将士には、本来であれば信雄の配下である者も少なくはないのだ。
しかし、汗だくになって報告した雄久の懸念とは裏腹に、声を荒げて当たり散らすようなそぶりはみせなかった。
重苦しい空気が流れた後、ややあって信雄が口を開いた。
「副将を置き捨てて逃げ戻るなど言語道断じゃな。これでは、明智日向勢に早くに鎗をつけたわずかばかりの功も誇れまい」
どうやら、一方的に壊滅させられたとはいえ、信孝の手勢が明智勢といちはやく交戦した事実が、これまで直接合戦に及んでいない信雄にとっては気がかりであったらしい。
「いかにも。三七郎様もこうなってはしばし動けませぬでしょう」
いかに反目しているとはいえ、相手は信雄の兄弟である。
あまり露骨に落ち目だとあざけることもはばかられ、雄久はしどろもどろな追従を口にする。
「ふん、そう無理をするな。して、玄蕃もなにかあるのか」
雄久の内心を見透かして苦笑する信雄は、三人の重臣の中では最年長の玄蕃こと津川義冬に目を向けた。
「はっ。こちらを。柴田勢と明智勢の合戦の顛末につき、まとめて記したものでございまする」
「ふむ……。修理が負けたとは聞いておるが、仔細が判らなんだからのう」
信雄は、義冬から差し出された書状に目を通し始めた。
柴田勢の敗残兵や、出入りの商人、忍びの者からの報告などを元に作成された詳報である。
「ふん。修理亮め。織田の筆頭家老が聞いてあきれるわい。明智の策に手玉に取られておるではないか」
書状を一通り読み終えた信雄は、不意に甲高い声をあげた。
敗北した勝家は生死不明で、首級こそ挙げられていないがおそらくは討ち死にしたものとされている。
だが眼前の出来事ではないだけに、信雄の中では実感がまるで沸かない面があり、言葉に遠慮がない。
「柴田様の敗北を受け、これまで去就を明らかとしていなかった筒井順慶殿が明智に降った模様。もっとも、明智の組下ゆえ、随身することさえ決めてしまえば、今まで通りと変わらぬと見切っておるからのこその振る舞いかと存じますが」
義冬は取りなすように言葉を継いだ。
「ふん。筒井などの輩の腹を当て推量したところで詮無いわ。我らは我らのやるべきことをやらねばならん。儂も、この安土に籠もって事足れりなどとは思うておらんからな」
信雄は張り切った声を出す。
戦さを前にしてこれほど前向きな態度を示すのは、口に出すのも憚られる失敗に終わった、天正六年の第一次の伊賀攻めの折以来かも知れなかった。
「では、明智討伐に御自ら乗り出されまするか」
おずおずといった調子で、土方雄久が身を縮こまらせるようにして尋ねる。
「ふん、そう急くな。儂とて、己の力量の程は自覚しておるし、兵どもも柴田を降して勢いに乗る明智勢とは、今は正面切って合戦に及びたくはなかろう。光秀本人を相手にせずとも、近在には明智に心を寄せ、織田に叛旗を翻しておる者がおろう」
体よく兵のせいにはしているが、要するに、正面切って明智勢と戦いたくないというのが信雄の本音である。
だが、戦わないとは言っていない。
謎かけのような信雄の言葉にしばし思案をめぐらせた義冬が、はたと気づいて膝を叩いた。
「山本山城の阿閉貞征あたりは、まさにそうですな。羽柴殿と境目争いの確執があって寄騎を外され、上様の直臣となっておった筈ですが」
「そうよ。かの地は北近江の要衝にて、ここを崩せば、越前や西近江、さらには若狭を通って西国とのつなぎもつけられるようになるではないか」
信雄が我が意を得たりとにんまりと笑う。
彼自身は戦下手との風聞は否定できないが、軍略に疎いつもりはない、との自負があった。
「まさに。美濃との行き来も円滑になりましょう」
「うむ。よく判っておるではないか」
雄久の追従めいた言葉をうけ、信雄が楽しげな笑い声をあげた。
信長が執務の際に座っていた場所に、今は北畠信意あらため織田信雄が遠慮無く腰を下ろしていた。
父・信長が健在であれば、いや、仮に信長が倒れても嫡男・信忠がいる限りは決して座ることの出来なかった場所である。
そう思えば、誠に不謹慎なことではあるが、信雄は心のどこかで高揚するものを抑えきれない。
「おう、よう来た。皆、顔を揃えて如何した」
重臣の津川義冬、滝川雄利、土方雄久を出迎える信雄自身は、機嫌の良さを表情に出さぬように苦心している様子だった。
だが、当の義冬たちには、信雄の心中は手に取るように判っていた。
なおかつお互いに、内心でため息をついていると察することさえ出来た。
もっとも、信雄がまだ正式に家督を継いだ訳ではないのだから自重すべき、といった類の諫言を行う者はいない。
信長亡きあと、誰がその後を継ぐかといえば、やはり最有力者が信雄である事実は揺らがないし、そうなれば信雄の家臣団は天下人の直臣となる。
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彼らとしても、信雄に天下人としての資質があるかと問われれば言葉に詰まる面がない訳でもないが、ここで遠慮したところで何が得られるものでもないと割り切っていた。
逆に、先日まで領内からかきあつめた五千余りの手勢を率いながら、土山にとどまって戦局に何ら関与しないまま事変が終わってしまったほうが、決断力のない無能者よと非難される恐れさえあったと言える。
それに比べれば、図々しく安土城の主になりおおせたことはむしろ褒められてもよかった。
ならば苦言を呈する必要はない、と暗黙の了解で義冬達はそう心得ていた。
「色々と動きがございましたゆえ、ご報告を」
まず滝川雄利が進み出て、佐和山城と横山城の接収が滞りなく終わったことを告げた。
「うむ、蒲生忠三郎も屁理屈を並べ立てて城を明け渡さぬかと思うたが、存外に素直じゃったのう」
信雄は手を叩いてはしゃぐ。
「明智弥平次の追撃をいたしませなんだゆえ、それがしも忠三郎殿に抵抗されるものと思うておりました」
雄利も頷く。
「うむ。儂に命令をするということの意味を今更ながらに気づいたのであろうて。まあ、殊勝にしておるのであれば許してやらぬでもない」
安土に入城して留守居衆の多くを追い出した時は、信雄は賦秀に対して怒り心頭で誰彼なく八つ当たりをしていた。
その姿を思えば、今の上機嫌ぶりは滑稽にすらみえる。
「しかし、両城はそれぞれ羽柴様、丹羽様の持ち城。いずれお返しすべきものにござれば……」
苦言を呈しかけた土方雄久に向け、信雄は手にしていた扇子の先を突き出して黙らせた。
「判っておる。二人にはせいぜい勿体ぶって返してやるまでのことよ。それまでの間、儂が管理するのじゃ。喜ばれこそすれ、文句は言わせぬわ」
「であれば、よろしゅうございまするが」
機嫌を損ねても良い方向に向かわぬと悟った雄久は、額に吹き出した汗を拭きつつ、それ以上に言葉を重ねることを諦めた。
「して、その方もなんぞ、儂に伝えることがあるのじゃろう」
「はっ。三七郎様が九鬼水軍の手引きにて、伊勢にお戻りになられた由にございまする」
気を取り直した土方雄久は、口ごもりつつ言いにくい事実を伝えた。
三七郎とは織田信孝のことだ。
「なんじゃと。あ奴、大坂から舞い戻ったと申すか。詳しく話せ」
思いがけない話に仰天した信雄は身を乗り出し、父譲りの甲高い声で雄久に話を促した。
もっとも、雄久もまだ一報に触れただけで詳しく聞き知っている訳ではなかった。
伝わっているのは、四国遠征の為に編成された自らの軍団を光秀によって瓦解させられた後、再起を図るべく、副将の丹羽長秀や蜂屋頼隆らに後事を託して船で伊勢まで戻ってきたことだけだ。
信孝の所領は伊勢国の河曲と鈴鹿の二郡であり、兵数一万五千と号した四国遠征軍を自前で揃えるだけの力は、本来有していない。
そのため、畿内に有力な兵数を持ちながら明智勢相手にまともに戦えなかった。
逆に言えば、元々の手勢でなかったからこそ、わずかな供回りだけを連れて逃げ帰るような、思いも寄らない真似が出来たのだとも言える。
話を聞き終えた信雄は、先ほどまでの上機嫌が嘘のように眉間に深いしわを刻んでいた。
信孝が「見捨てた」将士には、本来であれば信雄の配下である者も少なくはないのだ。
しかし、汗だくになって報告した雄久の懸念とは裏腹に、声を荒げて当たり散らすようなそぶりはみせなかった。
重苦しい空気が流れた後、ややあって信雄が口を開いた。
「副将を置き捨てて逃げ戻るなど言語道断じゃな。これでは、明智日向勢に早くに鎗をつけたわずかばかりの功も誇れまい」
どうやら、一方的に壊滅させられたとはいえ、信孝の手勢が明智勢といちはやく交戦した事実が、これまで直接合戦に及んでいない信雄にとっては気がかりであったらしい。
「いかにも。三七郎様もこうなってはしばし動けませぬでしょう」
いかに反目しているとはいえ、相手は信雄の兄弟である。
あまり露骨に落ち目だとあざけることもはばかられ、雄久はしどろもどろな追従を口にする。
「ふん、そう無理をするな。して、玄蕃もなにかあるのか」
雄久の内心を見透かして苦笑する信雄は、三人の重臣の中では最年長の玄蕃こと津川義冬に目を向けた。
「はっ。こちらを。柴田勢と明智勢の合戦の顛末につき、まとめて記したものでございまする」
「ふむ……。修理が負けたとは聞いておるが、仔細が判らなんだからのう」
信雄は、義冬から差し出された書状に目を通し始めた。
柴田勢の敗残兵や、出入りの商人、忍びの者からの報告などを元に作成された詳報である。
「ふん。修理亮め。織田の筆頭家老が聞いてあきれるわい。明智の策に手玉に取られておるではないか」
書状を一通り読み終えた信雄は、不意に甲高い声をあげた。
敗北した勝家は生死不明で、首級こそ挙げられていないがおそらくは討ち死にしたものとされている。
だが眼前の出来事ではないだけに、信雄の中では実感がまるで沸かない面があり、言葉に遠慮がない。
「柴田様の敗北を受け、これまで去就を明らかとしていなかった筒井順慶殿が明智に降った模様。もっとも、明智の組下ゆえ、随身することさえ決めてしまえば、今まで通りと変わらぬと見切っておるからのこその振る舞いかと存じますが」
義冬は取りなすように言葉を継いだ。
「ふん。筒井などの輩の腹を当て推量したところで詮無いわ。我らは我らのやるべきことをやらねばならん。儂も、この安土に籠もって事足れりなどとは思うておらんからな」
信雄は張り切った声を出す。
戦さを前にしてこれほど前向きな態度を示すのは、口に出すのも憚られる失敗に終わった、天正六年の第一次の伊賀攻めの折以来かも知れなかった。
「では、明智討伐に御自ら乗り出されまするか」
おずおずといった調子で、土方雄久が身を縮こまらせるようにして尋ねる。
「ふん、そう急くな。儂とて、己の力量の程は自覚しておるし、兵どもも柴田を降して勢いに乗る明智勢とは、今は正面切って合戦に及びたくはなかろう。光秀本人を相手にせずとも、近在には明智に心を寄せ、織田に叛旗を翻しておる者がおろう」
体よく兵のせいにはしているが、要するに、正面切って明智勢と戦いたくないというのが信雄の本音である。
だが、戦わないとは言っていない。
謎かけのような信雄の言葉にしばし思案をめぐらせた義冬が、はたと気づいて膝を叩いた。
「山本山城の阿閉貞征あたりは、まさにそうですな。羽柴殿と境目争いの確執があって寄騎を外され、上様の直臣となっておった筈ですが」
「そうよ。かの地は北近江の要衝にて、ここを崩せば、越前や西近江、さらには若狭を通って西国とのつなぎもつけられるようになるではないか」
信雄が我が意を得たりとにんまりと笑う。
彼自身は戦下手との風聞は否定できないが、軍略に疎いつもりはない、との自負があった。
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