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番の最期①
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「……すまない。エディ。最後、理性が飛んだ」
「……いや、大丈夫だよ。気持ち良かったし」
繋がった状態で後ろからぎゅうぎゅうに抱き締められながら、苦笑いを浮かべる。
気持ち良かったし、これくらい激しいプレイは全然構わないのだけど……やっぱ、ちょっと原作アストルディアの片鱗というか、ヤンデレの影が見え隠れしてたな。
わかっちゃいたけど、本当、アストルディアがこの先どうなるかは、俺次第なわけな。積極的にしゅきしゅきアピールして闇落ち回避して、このままスパダリでいてもらうことにしよう。アストルディアが辛くない範囲で。
「……なあ、エディ。お前にどうしても頼みたいことがあるんだが、聞いてくれるか」
「いいよ。俺ができることなら、何でも聞いてやる」
少しだけ躊躇うような沈黙の後、アストルディアは未だヒリヒリ痛む俺の項に鼻先を埋めた。
「もしこの先、エディの方が俺より先に逝くことがあれば……後を追うことを許してくれないか」
「え?」
一瞬エッチの方の「イク」かと思って、素っ頓狂な声が出た。それを拒絶かと思ったのか、慌ててアストルディアは言葉を続ける。
「もちろん、遺されるアイルが困らないように、王としての責任は果たすつもりだ。けれど、それが一段落ついた時は……どうかお前のもとに行かせてくれ。エディがいなくなったら、正気でいられる自信がないんだ」
「…………」
「……両親を同時に失うことになるアイルには申し訳ないと思ってるが……」
「……いや、普通に俺、自分が先に死ぬ時はアストルディアを道連れにしようかと思ってたんだが」
アストルディアが思いの外、親としても王としてもちゃんと責任を果たそうと考えていて、逆にとても申し訳ない気持ちになった。……いくら何でもちょっと、即道連れってのは極論過ぎたかな。
「……エディ。そこまで俺のことを……」
しかし、誤解されていたはずのアストルディア本人の声は、明らかに感極まっているので、あながち極論というわけでもなさそうだ。
やっぱり、根本的にはアストルディア、ヴィダルスと同じなんだよなー……無理心中予定だったなんて、普通はドン引くとこだろうに。
「……いや、でも、俺は親としても、王としても責任を果たさねば……でもエディに殺されて共に死ねるなら、それ以上の幸福は……」
「ああ、わかった。わかった。とりあえず万が一の時の後追いを責める気はないけど、今は二人で長生き目指そうぜ。お互いじじいになって、引退した後なら、どんな死に方してもそこまでは迷惑はかからないだろ」
「……そうだな。二人同時に老衰で死ねるなら、それに越したことはない」
おかしな世界に入りそうだったアストルディアを引き戻しながら、戯れのようにアストルディアの手にキスをした。
アストルディアはド遅漏なので、今まで第二ラウンドまで発展したことはなかったけど、動かせるくらいまで瘤が萎めば、今日くらいはありかも……なんて考え始めた時、突然扉がノックされた。
「ーーお休みの所申し訳ありませんっ、アストルディア様、エドワード様! 緊急事態につき、少しお話よろしいでしょうか」
……え、まだ全然瘤が抜ける気配ないんだけど!?
廊下から聞こえるチルシアさんの声に焦る俺とは裏腹に、即座に体勢を起こしたアストルディアは、繋がったまま俺を膝の上に乗せて、シーツでまとめて互いの体を覆った。
「……入れ」
「え、この状態で?」
「チルシアが緊急事態と言うなら、本当に緊急事態だろうからな」
それはそう、それはそうなんだけど! シーツで隠しても、この状態で人と会うのはさすがに恥ずかしいんたが!
「失礼致しますっ」
俺がアワアワしているうちに中に入ってきたチルシアさんは、状況を察していたのか一切こちらを見ないまま、その場に膝をつき目を伏せた。
「申し訳ありません! 実は私が少し油断した隙に、アイル様が脱走をっ……」
「う、嘘だろ!?」
まだ生まればかりで、四つ足で歩くこともできなかったはずなのに、一体どうやって!?
「……いや、大丈夫だよ。気持ち良かったし」
繋がった状態で後ろからぎゅうぎゅうに抱き締められながら、苦笑いを浮かべる。
気持ち良かったし、これくらい激しいプレイは全然構わないのだけど……やっぱ、ちょっと原作アストルディアの片鱗というか、ヤンデレの影が見え隠れしてたな。
わかっちゃいたけど、本当、アストルディアがこの先どうなるかは、俺次第なわけな。積極的にしゅきしゅきアピールして闇落ち回避して、このままスパダリでいてもらうことにしよう。アストルディアが辛くない範囲で。
「……なあ、エディ。お前にどうしても頼みたいことがあるんだが、聞いてくれるか」
「いいよ。俺ができることなら、何でも聞いてやる」
少しだけ躊躇うような沈黙の後、アストルディアは未だヒリヒリ痛む俺の項に鼻先を埋めた。
「もしこの先、エディの方が俺より先に逝くことがあれば……後を追うことを許してくれないか」
「え?」
一瞬エッチの方の「イク」かと思って、素っ頓狂な声が出た。それを拒絶かと思ったのか、慌ててアストルディアは言葉を続ける。
「もちろん、遺されるアイルが困らないように、王としての責任は果たすつもりだ。けれど、それが一段落ついた時は……どうかお前のもとに行かせてくれ。エディがいなくなったら、正気でいられる自信がないんだ」
「…………」
「……両親を同時に失うことになるアイルには申し訳ないと思ってるが……」
「……いや、普通に俺、自分が先に死ぬ時はアストルディアを道連れにしようかと思ってたんだが」
アストルディアが思いの外、親としても王としてもちゃんと責任を果たそうと考えていて、逆にとても申し訳ない気持ちになった。……いくら何でもちょっと、即道連れってのは極論過ぎたかな。
「……エディ。そこまで俺のことを……」
しかし、誤解されていたはずのアストルディア本人の声は、明らかに感極まっているので、あながち極論というわけでもなさそうだ。
やっぱり、根本的にはアストルディア、ヴィダルスと同じなんだよなー……無理心中予定だったなんて、普通はドン引くとこだろうに。
「……いや、でも、俺は親としても、王としても責任を果たさねば……でもエディに殺されて共に死ねるなら、それ以上の幸福は……」
「ああ、わかった。わかった。とりあえず万が一の時の後追いを責める気はないけど、今は二人で長生き目指そうぜ。お互いじじいになって、引退した後なら、どんな死に方してもそこまでは迷惑はかからないだろ」
「……そうだな。二人同時に老衰で死ねるなら、それに越したことはない」
おかしな世界に入りそうだったアストルディアを引き戻しながら、戯れのようにアストルディアの手にキスをした。
アストルディアはド遅漏なので、今まで第二ラウンドまで発展したことはなかったけど、動かせるくらいまで瘤が萎めば、今日くらいはありかも……なんて考え始めた時、突然扉がノックされた。
「ーーお休みの所申し訳ありませんっ、アストルディア様、エドワード様! 緊急事態につき、少しお話よろしいでしょうか」
……え、まだ全然瘤が抜ける気配ないんだけど!?
廊下から聞こえるチルシアさんの声に焦る俺とは裏腹に、即座に体勢を起こしたアストルディアは、繋がったまま俺を膝の上に乗せて、シーツでまとめて互いの体を覆った。
「……入れ」
「え、この状態で?」
「チルシアが緊急事態と言うなら、本当に緊急事態だろうからな」
それはそう、それはそうなんだけど! シーツで隠しても、この状態で人と会うのはさすがに恥ずかしいんたが!
「失礼致しますっ」
俺がアワアワしているうちに中に入ってきたチルシアさんは、状況を察していたのか一切こちらを見ないまま、その場に膝をつき目を伏せた。
「申し訳ありません! 実は私が少し油断した隙に、アイル様が脱走をっ……」
「う、嘘だろ!?」
まだ生まればかりで、四つ足で歩くこともできなかったはずなのに、一体どうやって!?
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