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訪問と鉢合わせ
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あれから国王様と宰相様が【本気】で動いてくれたので、国内の貴族からの婚約打診は収まった。
他国からはまだ送られてくるが、国王様がシオンをイースト王国の人間国宝と認定した事で、うちの有能で有益な人間を他国へ渡さん!と、ニュアンスを変えて他国へ書状を送った事で、送られてくる姿絵や釣書は減ったのであった。
因みに、人間国宝の認定は元老院(日本でいう国会)で満場一致で可決された。
「シオンが人間国宝ねぇ~」
「あら?何か文句でもあるのかしらフィーネさん?」
フィーネの何か言いたそうな顔を見て、手をボキボキさせるシオンがいた。
「暴力反対!妖精虐待で訴えるわよ!」
「もう、冗談じゃないの?」
いや、いつもフィーネを両手で握りしめて落としているシオンが言っても説得力が無かった。
中庭を見るとみんなが訓練していた。
「みんな~お疲れ様~!冷たい果実水を持ってきたよ♪」
まぁ、シオンは手ぶらで後ろから侍女さんが持って来てくれた。
「ありがとうございますシオン♪」
「ありがとうな」
メリッサちゃんやルーク兄様が御礼を言ってくれた。
「ごめんなさい。本当なら私の仕事なのに」
メリッサはうちに侍女として奉公しにきているので申し訳なさそうだった。
「気にしないで。訓練にマナー勉強に大変じゃない?これくらいはさせてね」
『ああ、やっぱりシオンは優しいわ♪私がシオンを守らないと!』
メリッサの脳内ではシオンの株は限界まで上昇していた。暴落しなければいいが………
「あっ、リリィちゃんもいらっしゃい。あれ?ライト王子も精がでますね。どうぞ♪」
ライト王子はルークとレインにボコボコにされていたが、今までにない爽やかな顔をしていた。
「あ、ありがとうシオン。嬉しいよ」
シオンから直接、果実水を受け取ったライト王子は嬉しそうに微笑んだ。
「ルーク兄様、レイン兄様、余りライト王子に酷いことしないで下さいね!」
ボロボロのライト王子をみてシオンが釘を刺した。
「い、いやシオン!ちゃんと手加減しているから!?」
しどろもどろになりながら弁解するルークであった。
「ふ~ん?」
疑惑の眼差しを向けるシオンだったが、そこに慌てて駆け付けた侍女がやってきた。
「シオンお嬢様!大変です!」
「およ?どうしたの~?」
はぁはぁと息を整えてから侍女は伝えた。
「今、先触れがやってきて、お忍びで王子様がやって来るそうです!」
うん?
シオンはライト王子を見て言った。
「ライト王子ならもう来ているけど?」
「自国の王子様ではありません!隣国ファーランド王国の第一王子であるジークレスト様がやって来るそうです!」
!?
「ああ!あの美術館に大使としてやって来た王子様だ!」
ポンッと手を叩いて思い出した。
「…………幾らなんでも急すぎる。無礼なヤツだな」
ルークが殺気を出しながら呟いた。
「そうだね。先触れを出して、こちらの了承を得て返事を貰ってからくるのが礼儀だろうに………何処かの王子と一緒で躾がなってないようだね」
レインも毒つくのだった。
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。ジーク王子は妖精のフィーネも懐くくらいだし、悪い人ではないよ」
!???
「シオン……いつの間に愛敬で呼ぶ仲に……?」
「えっ!?別に、美術館で案内した時、長くて呼びづらいからって言われたから………」
周りの空気が変わった事に気付いて慌てて弁解するシオン。
さっきと逆である。
そしてジーク王子が来訪した。
隣国の王子の来訪と言う事で入口で出迎えた。
「ようこそいらっしゃいましたジーク王子。お久しぶりでございます」
「やぁ、シオン。久しぶり!今日はずいぶんと丁寧な言葉使いだね。美術館の時のように、砕けた口調でいいよ」
ジーク王子は満面の笑みでやって来たのだった。
他国からはまだ送られてくるが、国王様がシオンをイースト王国の人間国宝と認定した事で、うちの有能で有益な人間を他国へ渡さん!と、ニュアンスを変えて他国へ書状を送った事で、送られてくる姿絵や釣書は減ったのであった。
因みに、人間国宝の認定は元老院(日本でいう国会)で満場一致で可決された。
「シオンが人間国宝ねぇ~」
「あら?何か文句でもあるのかしらフィーネさん?」
フィーネの何か言いたそうな顔を見て、手をボキボキさせるシオンがいた。
「暴力反対!妖精虐待で訴えるわよ!」
「もう、冗談じゃないの?」
いや、いつもフィーネを両手で握りしめて落としているシオンが言っても説得力が無かった。
中庭を見るとみんなが訓練していた。
「みんな~お疲れ様~!冷たい果実水を持ってきたよ♪」
まぁ、シオンは手ぶらで後ろから侍女さんが持って来てくれた。
「ありがとうございますシオン♪」
「ありがとうな」
メリッサちゃんやルーク兄様が御礼を言ってくれた。
「ごめんなさい。本当なら私の仕事なのに」
メリッサはうちに侍女として奉公しにきているので申し訳なさそうだった。
「気にしないで。訓練にマナー勉強に大変じゃない?これくらいはさせてね」
『ああ、やっぱりシオンは優しいわ♪私がシオンを守らないと!』
メリッサの脳内ではシオンの株は限界まで上昇していた。暴落しなければいいが………
「あっ、リリィちゃんもいらっしゃい。あれ?ライト王子も精がでますね。どうぞ♪」
ライト王子はルークとレインにボコボコにされていたが、今までにない爽やかな顔をしていた。
「あ、ありがとうシオン。嬉しいよ」
シオンから直接、果実水を受け取ったライト王子は嬉しそうに微笑んだ。
「ルーク兄様、レイン兄様、余りライト王子に酷いことしないで下さいね!」
ボロボロのライト王子をみてシオンが釘を刺した。
「い、いやシオン!ちゃんと手加減しているから!?」
しどろもどろになりながら弁解するルークであった。
「ふ~ん?」
疑惑の眼差しを向けるシオンだったが、そこに慌てて駆け付けた侍女がやってきた。
「シオンお嬢様!大変です!」
「およ?どうしたの~?」
はぁはぁと息を整えてから侍女は伝えた。
「今、先触れがやってきて、お忍びで王子様がやって来るそうです!」
うん?
シオンはライト王子を見て言った。
「ライト王子ならもう来ているけど?」
「自国の王子様ではありません!隣国ファーランド王国の第一王子であるジークレスト様がやって来るそうです!」
!?
「ああ!あの美術館に大使としてやって来た王子様だ!」
ポンッと手を叩いて思い出した。
「…………幾らなんでも急すぎる。無礼なヤツだな」
ルークが殺気を出しながら呟いた。
「そうだね。先触れを出して、こちらの了承を得て返事を貰ってからくるのが礼儀だろうに………何処かの王子と一緒で躾がなってないようだね」
レインも毒つくのだった。
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。ジーク王子は妖精のフィーネも懐くくらいだし、悪い人ではないよ」
!???
「シオン……いつの間に愛敬で呼ぶ仲に……?」
「えっ!?別に、美術館で案内した時、長くて呼びづらいからって言われたから………」
周りの空気が変わった事に気付いて慌てて弁解するシオン。
さっきと逆である。
そしてジーク王子が来訪した。
隣国の王子の来訪と言う事で入口で出迎えた。
「ようこそいらっしゃいましたジーク王子。お久しぶりでございます」
「やぁ、シオン。久しぶり!今日はずいぶんと丁寧な言葉使いだね。美術館の時のように、砕けた口調でいいよ」
ジーク王子は満面の笑みでやって来たのだった。
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