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忌まわしき過去
最期
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鴨志田が保証人になった事で、六畳一間のアパートを借りた。
そして鴨志田との約束通り、定時制高校に入学し、昼間はファストフード店でアルバイトをする生活を始めた。
時給は安いが、比較的簡単な作業で、以前もファストフード店でアルバイトをした経験を活かし、充実した日々を送った。
アルバイトの給料に加え、鴨志田が援助してくれたお陰で、生活に困ることは無かった。
高校は亮輔より年上の連中がほとんどで、最初は中々話しかけるのに躊躇したが、徐々に打ち解け、何でも話せるような関係になった。
一方の鴨志田は、達也の指示通りにソープランドの経営を任され、面接や接客態度、過去の経験を活かしたテクニックを指導していた。
店に行く機会が多くなり、達也とは帰宅した時に、その日の出来事を報告する程の多忙な日々を過ごしていた。
あの店は紗栄子に任せたと言って、一切口は出さず様子を見ていた。
そして、店はオープンした。
滑り出しは上々で、ソープ嬢も若くてキレイどころを集めた高級志向の店として、あっという間に風俗雑誌でも取り上げられる程の人気店になった。
その間も店の運営や新人のソープ嬢に教えるマナーやテクニック等、今まで以上に多忙を極め、休み無しで、明け方マンションに帰り、そして午前中には店に行くという、ハードなスケジュールをこなしていた。
マンションから店まで車で30分程かかる距離を縮める為、達也と一緒に住んでいたマンションを出て、近くのマンションを借りた。
店をオープンするにあたって、達也は鴨志田と契約書をかわした。
そこには、この店の管理は全て鴨志田が行い、独立採算の店舗という約束事が記入され、鴨志田はザッと目を通して契約書にサインした。
これで自分の店が持てるようになった。
達也と約束した財産の山分けという話はすっかり忘れ、とにかく店を軌道に乗せる事で頭がいっぱいだった。
今、鴨志田の生き甲斐は、店を大きくさせる事と、亮輔の面倒を見るという2つの事しかなかった。
あの日から母性に目覚めたのか、亮輔の事が気がかりで、また一緒に住もうと言ったが、亮輔は今のままで十分満足しているし、一緒に住んでも、鴨志田は店の経営の事で遅くまで仕事をしている為、自分がいたら邪魔になるからと言って、申し出を断った。
そんなある日、店が軌道に乗った頃、ある客がソープ嬢のマナーが悪すぎる等と難癖をつけてきた。
店長も兼ねていた鴨志田はその非礼を詫びると、客は帰ったが、そのソープ嬢は特にこれといった問題点もなく、鴨志田が指導した通りに接客したという。
これを境に、店の経営状態が傾き始めた。
他店から、人気ナンバーワンのソープ嬢を引き抜かれ、挙句にタチの悪い客が頻繁に来て色々と難癖をつけてきた。
いつしかネットの掲示板には、あの店はマナーも悪いし、ソープ嬢の容姿も最悪だと書かれてるようになった。
やがて客足が遠のき、ソープ嬢も次々と店を去った。
何とか再建しようと、色々なアイデアを試みたが、焼け石に水で、失敗に終わる。
あっという間に赤字経営に陥り、これ以上店を続ければ続ける程、負債を背負うばかりで、オープンして僅か数週間という期間で店を閉めた。
そして、達也は鴨志田とかわした契約書を盾に、肩代わりした負債額を返せと迫った。
鴨志田はそんな事は契約書に記載されてなかった、と主張したが、覆るはずも無く、全責任を追った鴨志田は被害を被った会社に対し、損害賠償を支払わなければならない。
莫大な負債を背負った鴨志田は、失意のまま、忽然と姿を消した。
翌日、自宅近くの大通りで、大型トラックと鴨志田の運転する車が正面衝突し、車は大破。
鴨志田は全身を強く打って、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察はブレーキを踏んだ形跡がなく、わき見運転により、トラックと正面衝突して事故を起こしたものだと判断し、鴨志田は事故死として処理された。
だが、それらは全て達也による陰謀だったのだ。
そして鴨志田との約束通り、定時制高校に入学し、昼間はファストフード店でアルバイトをする生活を始めた。
時給は安いが、比較的簡単な作業で、以前もファストフード店でアルバイトをした経験を活かし、充実した日々を送った。
アルバイトの給料に加え、鴨志田が援助してくれたお陰で、生活に困ることは無かった。
高校は亮輔より年上の連中がほとんどで、最初は中々話しかけるのに躊躇したが、徐々に打ち解け、何でも話せるような関係になった。
一方の鴨志田は、達也の指示通りにソープランドの経営を任され、面接や接客態度、過去の経験を活かしたテクニックを指導していた。
店に行く機会が多くなり、達也とは帰宅した時に、その日の出来事を報告する程の多忙な日々を過ごしていた。
あの店は紗栄子に任せたと言って、一切口は出さず様子を見ていた。
そして、店はオープンした。
滑り出しは上々で、ソープ嬢も若くてキレイどころを集めた高級志向の店として、あっという間に風俗雑誌でも取り上げられる程の人気店になった。
その間も店の運営や新人のソープ嬢に教えるマナーやテクニック等、今まで以上に多忙を極め、休み無しで、明け方マンションに帰り、そして午前中には店に行くという、ハードなスケジュールをこなしていた。
マンションから店まで車で30分程かかる距離を縮める為、達也と一緒に住んでいたマンションを出て、近くのマンションを借りた。
店をオープンするにあたって、達也は鴨志田と契約書をかわした。
そこには、この店の管理は全て鴨志田が行い、独立採算の店舗という約束事が記入され、鴨志田はザッと目を通して契約書にサインした。
これで自分の店が持てるようになった。
達也と約束した財産の山分けという話はすっかり忘れ、とにかく店を軌道に乗せる事で頭がいっぱいだった。
今、鴨志田の生き甲斐は、店を大きくさせる事と、亮輔の面倒を見るという2つの事しかなかった。
あの日から母性に目覚めたのか、亮輔の事が気がかりで、また一緒に住もうと言ったが、亮輔は今のままで十分満足しているし、一緒に住んでも、鴨志田は店の経営の事で遅くまで仕事をしている為、自分がいたら邪魔になるからと言って、申し出を断った。
そんなある日、店が軌道に乗った頃、ある客がソープ嬢のマナーが悪すぎる等と難癖をつけてきた。
店長も兼ねていた鴨志田はその非礼を詫びると、客は帰ったが、そのソープ嬢は特にこれといった問題点もなく、鴨志田が指導した通りに接客したという。
これを境に、店の経営状態が傾き始めた。
他店から、人気ナンバーワンのソープ嬢を引き抜かれ、挙句にタチの悪い客が頻繁に来て色々と難癖をつけてきた。
いつしかネットの掲示板には、あの店はマナーも悪いし、ソープ嬢の容姿も最悪だと書かれてるようになった。
やがて客足が遠のき、ソープ嬢も次々と店を去った。
何とか再建しようと、色々なアイデアを試みたが、焼け石に水で、失敗に終わる。
あっという間に赤字経営に陥り、これ以上店を続ければ続ける程、負債を背負うばかりで、オープンして僅か数週間という期間で店を閉めた。
そして、達也は鴨志田とかわした契約書を盾に、肩代わりした負債額を返せと迫った。
鴨志田はそんな事は契約書に記載されてなかった、と主張したが、覆るはずも無く、全責任を追った鴨志田は被害を被った会社に対し、損害賠償を支払わなければならない。
莫大な負債を背負った鴨志田は、失意のまま、忽然と姿を消した。
翌日、自宅近くの大通りで、大型トラックと鴨志田の運転する車が正面衝突し、車は大破。
鴨志田は全身を強く打って、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察はブレーキを踏んだ形跡がなく、わき見運転により、トラックと正面衝突して事故を起こしたものだと判断し、鴨志田は事故死として処理された。
だが、それらは全て達也による陰謀だったのだ。
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