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王都に近づくにつれて、道の両側の景色はさらにひどくなった。
豊かだったはずの田畑は、なぜか枯れ果てている。
まるで、全ての生命力を奪われたかのようだった。
あの魂を奪う儀式のせいで、これほど広い範囲がやられたのだろうか。
私達の心に、重苦しい影が落ちた。
「ひどい有様だな。」
ダリウスさんが、馬の上で苦々しく吐き捨てた。
「これでは今年の収穫は無理だ、冬には多くの民が飢えるぞ。」
彼の言葉に、誰もが暗い顔で頷く。
教団の目的は、ただ国を混乱させることだけではない。
人々の生きるための食料を奪い、根元からこの国を滅ぼすつもりなのだ。
アルフォンスは、その光景を真っ青な顔で見つめていた。
彼が今まで見てきた王国の姿は、華やかな王都の姿だけだ。
貴族たちの、きらびやかな生活しか知らなかった。
民がこれほど苦しい状況にいるという現実を、彼は初めて見たのだ。
彼の瞳には深い衝撃と、そして激しい怒りの色が浮かんでいた。
「許せない。」
彼の唇から、絞り出すような声が漏れた。
「俺が、俺達が守るべき民をここまで苦しめるなど。」
「奴らを、絶対に許すわけにはいかない。」
その言葉は、もはや誰かに向けたものではなかった。
彼自身の、魂からの固い誓いだった。
そんなある日のこと、私達は街道の脇に一台の荷馬車を見つけた。
それは、打ち捨てられているようだった。
馬の姿はなく、荷台は空になっている。
だが車輪の近くの地面に、黒い染みが広がっていた。
それは、乾いた血の跡だった。
「賊にでも、襲われたのだろうか。」
レオさんが、警戒しながら周りを見渡した。
アシュトン様の命令で、数名の兵士が慎重に捜索を始める。
すぐに一人の兵士が、茂みの中から何かを見つけて戻ってきた。
「アシュトン様、これをご覧ください。」
彼が差し出したのは、一枚の破れた布切れだった。
その布には、見覚えのある紋章が描かれている。
蛇が、自分の尾を噛んでいる絵だ。
それは、『古き蛇の教団』の紋章だった。
「奴らの、仕業か。」
アシュトン様の声が、低く鋭くなった。
「だが、なぜこんな場所で商人を襲うのだ。」
「金品を奪うのが目的なら、わざわざ紋章など残さないだろう。」
ギデオンさんが、不思議そうに呟いた。
確かに、そのやり方には不自然な点が多い。
私はその布切れを手に取り、じっと見つめた。
そして、ある可能性に思い当たる。
「これは、私達への警告なのかもしれません。」
私の言葉に、皆が視線を向けた。
「これ以上王都に近づけば、お前たちもこうなるぞ、という警告です。」
「そして、もう一つの目的があるはずです。」
「この国の、物流を混乱させるのが狙いではないでしょうか。」
「物流を、混乱させるだと。」
「はい、商人たちを襲い恐怖を植え付けるのです。」
「そうすれば、王都へ物資を運ぶ者はいなくなります。」
「食料や生活に必要な品が届かず、王都は内側から崩壊するでしょう。」
私の分析に、誰もが息を呑んだ。
敵は武力だけでなく、経済的な方法も使って国を追い詰めるつもりだ。
なんと、用意周到で陰湿なやり方なのだろうか。
アシュトン様は、固く拳を握りしめた。
「急ぐぞ、一刻も早く王都へ着かなければ。」
彼の言葉に、私達は再び馬に乗った。
残された時間は、もうあまりないのかもしれない。
王都の城壁が、ようやく地平線の向こうに見えてきた。
それは、馬を走らせてから三日後のことだった。
だがその光景は、私達の予想をはるかに超えていた。
王都は、燃えていたのだ。
城壁のあちこちから、黒い煙が立ち上っている。
遠くからでも人々の悲鳴や、剣がぶつかる音が聞こえてくるようだった。
「一体、何が起きているんだ。」
アルフォンスが、呆然と呟いた。
王都は、内乱状態に陥っていた。
国王の死後、権力の座を巡って貴族たちが争いを始めたのだろう。
そしてその混乱を、教団が裏で大きくしているに違いない。
「どうしますか、アシュトン様。」
「このまま、正面から突入しますか。」
ダリウスさんが、逸る気持ちを抑えきれない様子で尋ねた。
しかしアシュトン様は、静かに首を横に振った。
「いや、それは良い考えではない。」
「今の王都は、敵も味方も分からない混沌とした場所だ。」
「むやみに突入すれば、全ての勢力から攻撃されるかもしれない。」
「まずは、状況を正確に知る必要がある。」
彼は、レオさんに命じた。
「レオ、お前は数名の偵察兵を率いて王都の様子を探ってこい。」
「城内の状況、それぞれの派閥の動き、そして教団の居場所を調べろ。」
「決して、無理はするな。」
「情報を持ち帰ることだけを考えろ。」
「はっ、承知いたしました。」
レオさんは、精悍な顔で頷くと風のように駆け出した。
私達は、王都を見下ろす丘の上の森に身を隠した。
斥候からの、報告を待つためだ。
兵士たちは木の陰に体を潜め、息を殺して王都の様子を窺う。
誰もが、張り詰めた空気の中で静かにその時を待っていた。
私は、アルフォンスの隣に座った。
彼は、燃える故郷をただ黙って見つめている。
その横顔には、深い悲しみと静かな怒りが浮かんでいた。
彼がこの光景を、どれほどの痛みと共に受け止めているか。
私には、痛いほどよく分かった。
「大丈夫ですか、お兄様。」
「ああ、問題ない。」
彼は、短く答えるだけだった。
だがその声に、もう以前のような弱々しさは感じられない。
彼はこの絶望的な現実から、目を背けてはいなかった。
王としてこの国を救うという覚悟が、彼の心を支えているのだ。
夜になり、レオさんたちがようやく森へ戻ってきた。
その顔は、皆ひどく疲れている。
そして彼らがもたらした情報は、私達をさらに絶望させた。
「王都は、完全に二つに割れています。」
レオさんは、悔しそうに報告した。
「アルフォンス様を支持する、保守派の貴族たち。」
「そして第二王子殿下を、新たな王にしようとする改革派の貴族たち。」
「両者は、城の各所で泥沼の市街戦を繰り広げています。」
「第二王子が、か。」
アルフォンスが、苦々しく呟いた。
「あいつは本当に、この国を良くしようとしているのか。」
「それとも、ただ権力が欲しいだけなのか。」
その問いに、答えられる者はいなかった。
レオさんは、報告を続ける。
「そして最も厄介なのが、『古き蛇の教団』です。」
「奴らは、どちらの派閥にもついていません。」
「むしろ、両者の争いを煽って混乱を大きくしているように見えます。」
「スラム街を拠点にして、あちこちに現れては放火や暗殺を繰り返しているそうです。」
「民衆の不安は、限界に達しています。」
「奴らの、本拠地の場所は分かったか。」
アシュトン様が、鋭く尋ねた。
「はい、アルフォンス様がおっしゃっていた通りです。」
「王城の地下に広がる、古代遺跡で間違いありません。」
「ですがそこへ至る道は、厳重に警備されていて近づけません。」
「正面から、突破するのは不可能でしょう。」
報告を聞き終え、会議は重い沈黙に包まれた。
状況は、完全に八方塞がりだ。
どうすればこの混沌を断ち切り、敵の中心を叩けるのか。
誰も、答えを見つけ出せずにいた。
その沈黙を破ったのは、アルフォンスだった。
彼は広げられた地図の上に、一本の線を引く。
それは、王城の地下を流れる古い水路を示していた。
「ここだ。」
彼の言葉に、全員の視線が集中する。
「ここを使えば、奴らの本拠地のすぐ近くまで行けるはずだ。」
「これは、王家の者でもごく一部しか知らない秘密の通路だ。」
「本当か、アルフォンス殿。」
「ああ、子供の頃によくこの水路を使って城を抜け出したからな。」
彼は少しだけ、懐かしそうな目で遠くを見た。
「だが、この水路も今はどうなっているか分からん。」
「罠が、仕掛けられている可能性も高い。」
「危険な、賭けになるだろう。」
その言葉に、アシュトン様が静かに答えた。
「危険でない戦いなど、どこにもない。」
「その賭け、乗ってみる価値はありそうだ。」
彼の瞳には、決意の光が輝いていた。
豊かだったはずの田畑は、なぜか枯れ果てている。
まるで、全ての生命力を奪われたかのようだった。
あの魂を奪う儀式のせいで、これほど広い範囲がやられたのだろうか。
私達の心に、重苦しい影が落ちた。
「ひどい有様だな。」
ダリウスさんが、馬の上で苦々しく吐き捨てた。
「これでは今年の収穫は無理だ、冬には多くの民が飢えるぞ。」
彼の言葉に、誰もが暗い顔で頷く。
教団の目的は、ただ国を混乱させることだけではない。
人々の生きるための食料を奪い、根元からこの国を滅ぼすつもりなのだ。
アルフォンスは、その光景を真っ青な顔で見つめていた。
彼が今まで見てきた王国の姿は、華やかな王都の姿だけだ。
貴族たちの、きらびやかな生活しか知らなかった。
民がこれほど苦しい状況にいるという現実を、彼は初めて見たのだ。
彼の瞳には深い衝撃と、そして激しい怒りの色が浮かんでいた。
「許せない。」
彼の唇から、絞り出すような声が漏れた。
「俺が、俺達が守るべき民をここまで苦しめるなど。」
「奴らを、絶対に許すわけにはいかない。」
その言葉は、もはや誰かに向けたものではなかった。
彼自身の、魂からの固い誓いだった。
そんなある日のこと、私達は街道の脇に一台の荷馬車を見つけた。
それは、打ち捨てられているようだった。
馬の姿はなく、荷台は空になっている。
だが車輪の近くの地面に、黒い染みが広がっていた。
それは、乾いた血の跡だった。
「賊にでも、襲われたのだろうか。」
レオさんが、警戒しながら周りを見渡した。
アシュトン様の命令で、数名の兵士が慎重に捜索を始める。
すぐに一人の兵士が、茂みの中から何かを見つけて戻ってきた。
「アシュトン様、これをご覧ください。」
彼が差し出したのは、一枚の破れた布切れだった。
その布には、見覚えのある紋章が描かれている。
蛇が、自分の尾を噛んでいる絵だ。
それは、『古き蛇の教団』の紋章だった。
「奴らの、仕業か。」
アシュトン様の声が、低く鋭くなった。
「だが、なぜこんな場所で商人を襲うのだ。」
「金品を奪うのが目的なら、わざわざ紋章など残さないだろう。」
ギデオンさんが、不思議そうに呟いた。
確かに、そのやり方には不自然な点が多い。
私はその布切れを手に取り、じっと見つめた。
そして、ある可能性に思い当たる。
「これは、私達への警告なのかもしれません。」
私の言葉に、皆が視線を向けた。
「これ以上王都に近づけば、お前たちもこうなるぞ、という警告です。」
「そして、もう一つの目的があるはずです。」
「この国の、物流を混乱させるのが狙いではないでしょうか。」
「物流を、混乱させるだと。」
「はい、商人たちを襲い恐怖を植え付けるのです。」
「そうすれば、王都へ物資を運ぶ者はいなくなります。」
「食料や生活に必要な品が届かず、王都は内側から崩壊するでしょう。」
私の分析に、誰もが息を呑んだ。
敵は武力だけでなく、経済的な方法も使って国を追い詰めるつもりだ。
なんと、用意周到で陰湿なやり方なのだろうか。
アシュトン様は、固く拳を握りしめた。
「急ぐぞ、一刻も早く王都へ着かなければ。」
彼の言葉に、私達は再び馬に乗った。
残された時間は、もうあまりないのかもしれない。
王都の城壁が、ようやく地平線の向こうに見えてきた。
それは、馬を走らせてから三日後のことだった。
だがその光景は、私達の予想をはるかに超えていた。
王都は、燃えていたのだ。
城壁のあちこちから、黒い煙が立ち上っている。
遠くからでも人々の悲鳴や、剣がぶつかる音が聞こえてくるようだった。
「一体、何が起きているんだ。」
アルフォンスが、呆然と呟いた。
王都は、内乱状態に陥っていた。
国王の死後、権力の座を巡って貴族たちが争いを始めたのだろう。
そしてその混乱を、教団が裏で大きくしているに違いない。
「どうしますか、アシュトン様。」
「このまま、正面から突入しますか。」
ダリウスさんが、逸る気持ちを抑えきれない様子で尋ねた。
しかしアシュトン様は、静かに首を横に振った。
「いや、それは良い考えではない。」
「今の王都は、敵も味方も分からない混沌とした場所だ。」
「むやみに突入すれば、全ての勢力から攻撃されるかもしれない。」
「まずは、状況を正確に知る必要がある。」
彼は、レオさんに命じた。
「レオ、お前は数名の偵察兵を率いて王都の様子を探ってこい。」
「城内の状況、それぞれの派閥の動き、そして教団の居場所を調べろ。」
「決して、無理はするな。」
「情報を持ち帰ることだけを考えろ。」
「はっ、承知いたしました。」
レオさんは、精悍な顔で頷くと風のように駆け出した。
私達は、王都を見下ろす丘の上の森に身を隠した。
斥候からの、報告を待つためだ。
兵士たちは木の陰に体を潜め、息を殺して王都の様子を窺う。
誰もが、張り詰めた空気の中で静かにその時を待っていた。
私は、アルフォンスの隣に座った。
彼は、燃える故郷をただ黙って見つめている。
その横顔には、深い悲しみと静かな怒りが浮かんでいた。
彼がこの光景を、どれほどの痛みと共に受け止めているか。
私には、痛いほどよく分かった。
「大丈夫ですか、お兄様。」
「ああ、問題ない。」
彼は、短く答えるだけだった。
だがその声に、もう以前のような弱々しさは感じられない。
彼はこの絶望的な現実から、目を背けてはいなかった。
王としてこの国を救うという覚悟が、彼の心を支えているのだ。
夜になり、レオさんたちがようやく森へ戻ってきた。
その顔は、皆ひどく疲れている。
そして彼らがもたらした情報は、私達をさらに絶望させた。
「王都は、完全に二つに割れています。」
レオさんは、悔しそうに報告した。
「アルフォンス様を支持する、保守派の貴族たち。」
「そして第二王子殿下を、新たな王にしようとする改革派の貴族たち。」
「両者は、城の各所で泥沼の市街戦を繰り広げています。」
「第二王子が、か。」
アルフォンスが、苦々しく呟いた。
「あいつは本当に、この国を良くしようとしているのか。」
「それとも、ただ権力が欲しいだけなのか。」
その問いに、答えられる者はいなかった。
レオさんは、報告を続ける。
「そして最も厄介なのが、『古き蛇の教団』です。」
「奴らは、どちらの派閥にもついていません。」
「むしろ、両者の争いを煽って混乱を大きくしているように見えます。」
「スラム街を拠点にして、あちこちに現れては放火や暗殺を繰り返しているそうです。」
「民衆の不安は、限界に達しています。」
「奴らの、本拠地の場所は分かったか。」
アシュトン様が、鋭く尋ねた。
「はい、アルフォンス様がおっしゃっていた通りです。」
「王城の地下に広がる、古代遺跡で間違いありません。」
「ですがそこへ至る道は、厳重に警備されていて近づけません。」
「正面から、突破するのは不可能でしょう。」
報告を聞き終え、会議は重い沈黙に包まれた。
状況は、完全に八方塞がりだ。
どうすればこの混沌を断ち切り、敵の中心を叩けるのか。
誰も、答えを見つけ出せずにいた。
その沈黙を破ったのは、アルフォンスだった。
彼は広げられた地図の上に、一本の線を引く。
それは、王城の地下を流れる古い水路を示していた。
「ここだ。」
彼の言葉に、全員の視線が集中する。
「ここを使えば、奴らの本拠地のすぐ近くまで行けるはずだ。」
「これは、王家の者でもごく一部しか知らない秘密の通路だ。」
「本当か、アルフォンス殿。」
「ああ、子供の頃によくこの水路を使って城を抜け出したからな。」
彼は少しだけ、懐かしそうな目で遠くを見た。
「だが、この水路も今はどうなっているか分からん。」
「罠が、仕掛けられている可能性も高い。」
「危険な、賭けになるだろう。」
その言葉に、アシュトン様が静かに答えた。
「危険でない戦いなど、どこにもない。」
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