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聖女ミーシェ 2
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見知った顔の彼は、数年前に聖騎士となったウィルという青年だった。
他国の平民出身である彼は、ミーシェと同じく大神殿では少々浮いた存在だった。
ミーシェとは違って少々で済んでいるのは、黒髪に赤い瞳の彼の容姿が優れている為に、聖女たちや神殿の仕事に携わる女性たちの間で人気があったからだった。
それが他の聖騎士たちの妬みを買う原因にもなっていたのだが。
ミーシェの目の前に座る聖騎士の表情が不機嫌そうに見えるのはそういう事だからだろう。
彼は他の聖騎士たちから、ミーシェを隣国シーヴァとの国境まで連れて行く役目を押し付けられたのだ。
ウィルは聖騎士となって数年が経つが、いつまで経っても新人扱いのままだった。聖騎士もまた貴族出身の者が多いのは、平民との魔力量の差が関係しているらしい。だから聖女同様、平民出身の聖騎士も殆ど居ないのが常であった。
新たに新人が入って来てもウィルよりも貴族の子息の方が優遇される。例えそれが家を継ぐ事の出来ない貴族の次男、三男であっても、だ。
所詮、聖騎士の職は婿入り先が決まるまでの腰掛け程度の価値である、と考える貴族が多かったからだ。
そうして今回も、誰もなり手のいない面倒な仕事をウィルが押し付けられてしまったのだろう。
馬車が動きだしてもウィルは黙ったままだった。
処世術だったのか、ウィルはいつでも人当たりの良い笑顔を浮かべていた。それは先輩騎士のみならず、後輩騎士たちからも面倒な仕事を押し付けられた時でさえ。
彼は唯一、ミーシェに嫌な態度を取らない聖騎士でもあった。
だがそれも言祝ぎの聖女に成りすまそうとし、王太子自ら断罪された聖女となると話は別なのだろう。
冤罪だろうが何だろうが、それが事実として受け入れられてしまっている。そんな罪人に、笑顔を向ける必要も、声をかける義務も無いと流石に思っているのだろう。
いまやミーシェは罪人なのだから。
そう思ったミーシェは彼に声をかける事もせず、視線を膝の上に落とし口を閉じていた。
簡素な乗り心地の悪い馬車は大きく揺れながらガタゴトと進み、どのくらい時間が経っただろうか。
馬車が止まった時、馬を休ませる為の休憩だろうかとミーシェは思った。だが目の前のウィルは何かを警戒するように自身の剣を手元に引き寄せた。
「あ、の・・・」
ミーシェが顔を上げ、ウィルに話しかけようとした瞬間、何かを打つ大きな音とともに馬車がいきなりガタッと大きく揺れたと同時に走り出した。
ミーシェは急に激しく揺れて動き出した馬車に驚いて目を見開く。前に座っていたウィルが、機敏な動作で小窓から御者台を覗くと『クソっ!御者がいない』と叫び、馬車の扉にサッと手を掛けた。
だが当然の事だが扉は開かない。その間も手綱を握る御者を失った馬車はガラガラと激しい音を立てて前へ前へ、と進んでいく。
ウィルが剣を鞘に入れたまま窓を叩き割り、外鍵を外そうと腕を出す。
国外追放だなんて、言葉だけのものだったんだ!
ミーシェにも漸くこの事態が理解出来た。ウィルの背後の小さな小窓から見える景色には青空だけが見えている。
これが王太子の指示なのか。それともグラン公爵家の指示なのかは分からない。
けれどミーシェから言祝ぎの聖女の座を奪ったラヴィーナ様が、私を生かしておくつもりなど最初からなかったんだ!
そう悟ったミーシェは自分の命の心配よりも、ミーシェの巻き添えとなってしまうウィルの身を心配した。
どうにか彼だけでも助ける事は出来ないだろうか?
ミーシェは両手を合わせ指を絡めて握り、額の位置まで手を持ってくると目を閉じる。毎日、大神殿で祈りを捧げてきたように、マハークベ神に『どうかウィル様をお助け下さい』と祈った。
「ミーシェ様っ!
扉を開けますのでこちらへっ!」
ウィルの声にミーシェはハッと目を開き、声の主へと顔を向ける。ウィルは彼女に左手を差し出していた。
慌ててその手を取ったミーシェをウィルはグイッと自分の胸へと引き寄せる。
「内錠を開けて私が合図をしたら、外に飛び出しますので口をギュッと閉じていて下さい。私から手を離さないで!」
ウィルの言葉に、ミーシェは返事をするより先に慌ててウィルの背に手を回してしがみついた。
「開けますっ!」
ウィルの言葉とともに開いた扉の先には、ミーシェたちが上から見下ろすような形で森と大きな川が広がっていた。
ウィルがミーシェの頭を守るようにグッと抱き込んだ瞬間、ウィルが馬車の外に飛び出たのか。それとも二人が馬車から放り出されたのか。
体が宙に浮く不思議な感覚と、グッと下に引き寄せられるように落ちていく恐怖に目をギュっと閉じた瞬間、激しい音とともに水の中に二人は落ちていた。
ミーシェは自分を抱きしめるウィルの力が弱まったのを感じ、顔を上げようとしたが激しい川の流れに思うように体は動けない。
川の流れに逆らう事なく流されながら、ミーシェとウィルが川岸に辿りついたのは随分と流された後だったように感じる。
やっとのことで岸から上がった二人の目の前には可愛らしい小さな白い花々が咲いていた。
言祝ぎ草?
「ミーシェ様、どこもお怪我はありませんか?」
花に気を取られていたミーシェは、ハッとして背後から聞こえたウィルの声に勢いよく振り向いた。
「ウィル様こそ大丈夫なのですかっ?」
ミーシェの前に立つウィルの右腕は血が滲んでおり、ミーシェの顔がサッと青褪めた。
「私は大丈夫です。それよりもこのままでは濡れた体が冷え切ってしまいます」
ウィルはそう言うと、何かブツブツとミーシェには聞き取れない言葉を呟いた。するとフッとミーシェの体は暖かい風に包まれたかと思うと、気づけば髪も服もすっかりと乾いている。
凄いっ!これが魔法?
ミーシェは驚いて、自分が着ている質素な生地の白いワンピースの裾に何度も触れた。
七歳で聖女として大神殿預かりとなったミーシェは殆ど神殿から出た事が無い。
神殿の中で魔法を使う者は殆ど居らず、ミーシェ自身も聖魔法以外の属性魔法を持っていなかったので、間近で魔法を使っている人を見た事が無かった。
クスクスと笑う声で我に返ったミーシェは慌ててウィルに近寄ると、血の滲む右腕にそっと手を触れて祈った。
『ウィル様の右腕が治りますように』
平民のミーシェの魔力量は他の聖女と比べて多くはない。それでも何故か、聖女としての治癒の力をミーシェは持っていた。ささやかな力ではあったけれども。
「っ!ミーシェ様、ありがとうございます。おかげで腕の痛みが取れました」
ウィルの言葉に顔を上げたミーシェは、優しい眼差しを自分に向けているウィルの笑顔にホッと息を吐いた。
わずかでも私の力が役に立って良かった。
心の底から安堵するミーシェは、ウィルの表情の変化に気付くことはなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでお読みいただきありがとうございます。
他国の平民出身である彼は、ミーシェと同じく大神殿では少々浮いた存在だった。
ミーシェとは違って少々で済んでいるのは、黒髪に赤い瞳の彼の容姿が優れている為に、聖女たちや神殿の仕事に携わる女性たちの間で人気があったからだった。
それが他の聖騎士たちの妬みを買う原因にもなっていたのだが。
ミーシェの目の前に座る聖騎士の表情が不機嫌そうに見えるのはそういう事だからだろう。
彼は他の聖騎士たちから、ミーシェを隣国シーヴァとの国境まで連れて行く役目を押し付けられたのだ。
ウィルは聖騎士となって数年が経つが、いつまで経っても新人扱いのままだった。聖騎士もまた貴族出身の者が多いのは、平民との魔力量の差が関係しているらしい。だから聖女同様、平民出身の聖騎士も殆ど居ないのが常であった。
新たに新人が入って来てもウィルよりも貴族の子息の方が優遇される。例えそれが家を継ぐ事の出来ない貴族の次男、三男であっても、だ。
所詮、聖騎士の職は婿入り先が決まるまでの腰掛け程度の価値である、と考える貴族が多かったからだ。
そうして今回も、誰もなり手のいない面倒な仕事をウィルが押し付けられてしまったのだろう。
馬車が動きだしてもウィルは黙ったままだった。
処世術だったのか、ウィルはいつでも人当たりの良い笑顔を浮かべていた。それは先輩騎士のみならず、後輩騎士たちからも面倒な仕事を押し付けられた時でさえ。
彼は唯一、ミーシェに嫌な態度を取らない聖騎士でもあった。
だがそれも言祝ぎの聖女に成りすまそうとし、王太子自ら断罪された聖女となると話は別なのだろう。
冤罪だろうが何だろうが、それが事実として受け入れられてしまっている。そんな罪人に、笑顔を向ける必要も、声をかける義務も無いと流石に思っているのだろう。
いまやミーシェは罪人なのだから。
そう思ったミーシェは彼に声をかける事もせず、視線を膝の上に落とし口を閉じていた。
簡素な乗り心地の悪い馬車は大きく揺れながらガタゴトと進み、どのくらい時間が経っただろうか。
馬車が止まった時、馬を休ませる為の休憩だろうかとミーシェは思った。だが目の前のウィルは何かを警戒するように自身の剣を手元に引き寄せた。
「あ、の・・・」
ミーシェが顔を上げ、ウィルに話しかけようとした瞬間、何かを打つ大きな音とともに馬車がいきなりガタッと大きく揺れたと同時に走り出した。
ミーシェは急に激しく揺れて動き出した馬車に驚いて目を見開く。前に座っていたウィルが、機敏な動作で小窓から御者台を覗くと『クソっ!御者がいない』と叫び、馬車の扉にサッと手を掛けた。
だが当然の事だが扉は開かない。その間も手綱を握る御者を失った馬車はガラガラと激しい音を立てて前へ前へ、と進んでいく。
ウィルが剣を鞘に入れたまま窓を叩き割り、外鍵を外そうと腕を出す。
国外追放だなんて、言葉だけのものだったんだ!
ミーシェにも漸くこの事態が理解出来た。ウィルの背後の小さな小窓から見える景色には青空だけが見えている。
これが王太子の指示なのか。それともグラン公爵家の指示なのかは分からない。
けれどミーシェから言祝ぎの聖女の座を奪ったラヴィーナ様が、私を生かしておくつもりなど最初からなかったんだ!
そう悟ったミーシェは自分の命の心配よりも、ミーシェの巻き添えとなってしまうウィルの身を心配した。
どうにか彼だけでも助ける事は出来ないだろうか?
ミーシェは両手を合わせ指を絡めて握り、額の位置まで手を持ってくると目を閉じる。毎日、大神殿で祈りを捧げてきたように、マハークベ神に『どうかウィル様をお助け下さい』と祈った。
「ミーシェ様っ!
扉を開けますのでこちらへっ!」
ウィルの声にミーシェはハッと目を開き、声の主へと顔を向ける。ウィルは彼女に左手を差し出していた。
慌ててその手を取ったミーシェをウィルはグイッと自分の胸へと引き寄せる。
「内錠を開けて私が合図をしたら、外に飛び出しますので口をギュッと閉じていて下さい。私から手を離さないで!」
ウィルの言葉に、ミーシェは返事をするより先に慌ててウィルの背に手を回してしがみついた。
「開けますっ!」
ウィルの言葉とともに開いた扉の先には、ミーシェたちが上から見下ろすような形で森と大きな川が広がっていた。
ウィルがミーシェの頭を守るようにグッと抱き込んだ瞬間、ウィルが馬車の外に飛び出たのか。それとも二人が馬車から放り出されたのか。
体が宙に浮く不思議な感覚と、グッと下に引き寄せられるように落ちていく恐怖に目をギュっと閉じた瞬間、激しい音とともに水の中に二人は落ちていた。
ミーシェは自分を抱きしめるウィルの力が弱まったのを感じ、顔を上げようとしたが激しい川の流れに思うように体は動けない。
川の流れに逆らう事なく流されながら、ミーシェとウィルが川岸に辿りついたのは随分と流された後だったように感じる。
やっとのことで岸から上がった二人の目の前には可愛らしい小さな白い花々が咲いていた。
言祝ぎ草?
「ミーシェ様、どこもお怪我はありませんか?」
花に気を取られていたミーシェは、ハッとして背後から聞こえたウィルの声に勢いよく振り向いた。
「ウィル様こそ大丈夫なのですかっ?」
ミーシェの前に立つウィルの右腕は血が滲んでおり、ミーシェの顔がサッと青褪めた。
「私は大丈夫です。それよりもこのままでは濡れた体が冷え切ってしまいます」
ウィルはそう言うと、何かブツブツとミーシェには聞き取れない言葉を呟いた。するとフッとミーシェの体は暖かい風に包まれたかと思うと、気づけば髪も服もすっかりと乾いている。
凄いっ!これが魔法?
ミーシェは驚いて、自分が着ている質素な生地の白いワンピースの裾に何度も触れた。
七歳で聖女として大神殿預かりとなったミーシェは殆ど神殿から出た事が無い。
神殿の中で魔法を使う者は殆ど居らず、ミーシェ自身も聖魔法以外の属性魔法を持っていなかったので、間近で魔法を使っている人を見た事が無かった。
クスクスと笑う声で我に返ったミーシェは慌ててウィルに近寄ると、血の滲む右腕にそっと手を触れて祈った。
『ウィル様の右腕が治りますように』
平民のミーシェの魔力量は他の聖女と比べて多くはない。それでも何故か、聖女としての治癒の力をミーシェは持っていた。ささやかな力ではあったけれども。
「っ!ミーシェ様、ありがとうございます。おかげで腕の痛みが取れました」
ウィルの言葉に顔を上げたミーシェは、優しい眼差しを自分に向けているウィルの笑顔にホッと息を吐いた。
わずかでも私の力が役に立って良かった。
心の底から安堵するミーシェは、ウィルの表情の変化に気付くことはなかった。
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