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聖女ミーシェ
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聖女ミーシェは断罪された。
冤罪だった。
ミーシェが生まれた国ツィオーニには聖女が二十人いる。
七歳の頃、洗礼式の場で聖魔法を持つと判定された者が聖女として大神殿預かりとなる。ツィオーニではそういうしきたりがあった。
聖女の一人、ミーシェは七歳の時から大神殿で暮らしている。だが二十人いる聖女の中で平民出身の聖女はミーシェしか居なかった。
そればかりかミーシェが十歳の時、両親が流行り病で亡くなった為、ミーシェには身寄りもなく帰る家もない身となっていた。
大神殿での生活はミーシェにとっては居心地の良いものではなかったが、聖女としてのお務めはさほど大変なものでも難しいものでもない。
彼女は大神殿で生活する中で目立たずひっそりと日々を過ごすことを心がけていた。それは彼女が大神殿で暮らしていく中で悟った、己の身を守る為のものだったといえよう。
この国に二十人もいる聖女たちは『聖女』と認定されてはいても、彼女たちに出来る事はそれ程多くは無い。
神話や物語に出てくるような怪我や病気を治すというポーションに匹敵するような治癒の力を持つ聖女というのは稀にしか存在しない。そのような聖女は、もはや伝説上の存在になりつつあった。
その為、現在の聖女たちは日々、神殿で国の安寧を願い、唯一神マハークベ様に祈りを捧げる事が日課であり、聖女たちのそう多くはない仕事の一つであった。
大陸の中にある幾つかの国の中の、小国であるツィオーニにとっては聖女が存在する事が国の誉れであり、マハークベ神に選ばれた聖女が存在する事に意味があり、それが民の心の支えとなっているのだ。
そしてもう一つ。聖女には重要な役目がある。
" 言祝ぎの聖女 "
その役目こそが『洗礼の儀』によって選ばれた聖女たちの目指すものであり、ミーシェが断罪された原因でもあった。
聖女たちは毎日、大神殿で祈りを捧げる他に『言祝ぎ草』に祈り、育てる事を日課としている。
言祝ぎ草とは、新年の始めに行われる祭祀『言祝ぎの儀』に使われる草花である。
過ぎし一年に感謝し、新しき一年が実り豊かに平穏無事に過ごせますように、とマハークベ神に聖女が祈り、神から祝いの言葉を賜る儀式が『言祝ぎの儀』である。
聖女たちに一人ずつ与えられた鉢に儀式で使われた言祝ぎ草から採れた種子を植え、それぞれが祈りを込めて育てる。
不思議な事に聖女たちが一年をかけて育てた言祝ぎ草は『言祝ぎの聖女』を選ぶ『選定の儀』で、聖女が祈りを捧げる事によって初めて蕾から花を咲かせるのだ。
言祝ぎ草は白い花を咲かせる。それ以外の色のものは存在しない。
だが選定の儀では聖女たちが育てた言祝ぎ草の中で、一鉢だけ黄色の花を咲かせる。
その黄色の花を咲かせた者がマハークベ神に選ばれた聖女として、言祝ぎの聖女と呼ばれるのだ。
そしてその言祝ぎの聖女として選ばれたのがミーシェだった。
ミーシェのはず、だった。
「聖女ミーシェよ!
お前は選定の儀が行われる直前に、本来の持ち主である聖女ラヴィーナから鉢を奪い取った!その鉢が言祝ぎの聖女の証である黄色の花を咲かせる鉢だと気付いたからだ。
そしてあたかも自分がその鉢の所有者だと偽り、言祝ぎの聖女の座を聖女ラヴィーナから奪ったのだ。
これは民を、国を欺き、そして言祝ぎの聖女を選ぶマハークベ神をも侮辱する許されざる行為である!
王太子ヴァイスの名において、言祝ぎの聖女の役目を聖女ラヴィーナに戻し、ミーシェは聖女の資格を剥奪し国外追放とする!」
ヴァイスは隣に立つラヴィーナを労わるように引き寄せると、キッとミーシェを睨みつけ声高に叫んだ。
新年を迎える三日前、大神殿へとやって来たこの国の王太子による突然の断罪に、ミーシェだけでなくその場に居合わせた者たちは固まった。
王太子ヴァイスは、この国の公爵令嬢であるラヴィーナの婚約者だ。それ故か、彼女が神殿に来る際に付き添う事が度々あった。
ミーシェより二つほど歳上のラヴィーナは、この国の公爵令嬢であり、王太子の婚約者でもあったことから、聖女認定された時から他の聖女とは扱いが違っていた。
彼女は大神殿には住まず、グラン公爵家から通っている。さらには王太子妃教育もある為に、大神殿で祈りを捧げる聖女の日々のお務めも免除されていた。
大神殿に足繁く通っているわけでもないラヴィーナは、それでも二十人いる聖女たちの筆頭聖女であり、他の聖女たちの多くはラヴィーナの取り巻きと化していた。
どうやらこの断罪を他の聖女たちは事前に知らされていたらしい。いや、それだけではない。
彼女たちはミーシェが聖女ラヴィーナから言祝ぎ草の鉢を奪ったところを見たと言い、普段からミーシェの態度は酷いものだった、と口々に述べた。つまりはラヴィーナの協力者であった。
神殿関係者もその場に居合わせた聖騎士たちも、この断罪が冤罪だという事は分かりきっていた。
黄色の花を咲かせる言祝ぎ草は蕾の時にそれと分かるものではないからだ。花が咲いて初めて黄色の花が咲いたと気付く。たとえ儀式の直前であってもそれが分かる筈もない。
だが、『ミーシェに鉢を奪われた』とグラン公爵令嬢が言い、この国の王太子が彼女の言葉を信じ、大神殿でミーシェを断罪したのだ。
これに異議を唱える事など出来よう筈も無い。
そして異議を唱えようと思う者もいなかった。
その場にミーシェの味方など誰一人、最初からいなかったのだから。
その事にミーシェも気付いていた。
これが冤罪である事も、そしてヴァイス殿下の言葉が絶対である事も。
もとよりミーシェは言祝ぎの聖女というお役目に固執してはいない。
ラヴィーナ様がやりたいというならば、彼女がミーシェの代わりに言祝ぎの聖女になればいい。
冤罪を着せられはしたけれど、国外追放だけで済んだのはもしかしたらヴァイス殿下の温情なのかもしれない。
王太子ヴァイスは決して暴君でも愚かな王子という訳ではなかった。民からの信頼も厚く、誠実な人柄だと慕われる、そんな存在だった。
ただ、不正を許さず正義感の強い性格は少しだけ暴走しがちなところもあるらしい。
そんな話を神官たちがしていたような気がする。
それをラヴィーナ様に利用されてしまったのかしら?
クスクスと笑う聖女たちの笑い声を背に、ミーシェは彼女の部屋にあった少ない荷物を詰め込んだ鞄を押し付けられ、聖騎士たちに引きずられるようにして簡素な馬車へと乗り込んだ。
乗り込んだ馬車の中には、聖騎士の服を着ている青年が一人、すでに座っていた。
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
冤罪だった。
ミーシェが生まれた国ツィオーニには聖女が二十人いる。
七歳の頃、洗礼式の場で聖魔法を持つと判定された者が聖女として大神殿預かりとなる。ツィオーニではそういうしきたりがあった。
聖女の一人、ミーシェは七歳の時から大神殿で暮らしている。だが二十人いる聖女の中で平民出身の聖女はミーシェしか居なかった。
そればかりかミーシェが十歳の時、両親が流行り病で亡くなった為、ミーシェには身寄りもなく帰る家もない身となっていた。
大神殿での生活はミーシェにとっては居心地の良いものではなかったが、聖女としてのお務めはさほど大変なものでも難しいものでもない。
彼女は大神殿で生活する中で目立たずひっそりと日々を過ごすことを心がけていた。それは彼女が大神殿で暮らしていく中で悟った、己の身を守る為のものだったといえよう。
この国に二十人もいる聖女たちは『聖女』と認定されてはいても、彼女たちに出来る事はそれ程多くは無い。
神話や物語に出てくるような怪我や病気を治すというポーションに匹敵するような治癒の力を持つ聖女というのは稀にしか存在しない。そのような聖女は、もはや伝説上の存在になりつつあった。
その為、現在の聖女たちは日々、神殿で国の安寧を願い、唯一神マハークベ様に祈りを捧げる事が日課であり、聖女たちのそう多くはない仕事の一つであった。
大陸の中にある幾つかの国の中の、小国であるツィオーニにとっては聖女が存在する事が国の誉れであり、マハークベ神に選ばれた聖女が存在する事に意味があり、それが民の心の支えとなっているのだ。
そしてもう一つ。聖女には重要な役目がある。
" 言祝ぎの聖女 "
その役目こそが『洗礼の儀』によって選ばれた聖女たちの目指すものであり、ミーシェが断罪された原因でもあった。
聖女たちは毎日、大神殿で祈りを捧げる他に『言祝ぎ草』に祈り、育てる事を日課としている。
言祝ぎ草とは、新年の始めに行われる祭祀『言祝ぎの儀』に使われる草花である。
過ぎし一年に感謝し、新しき一年が実り豊かに平穏無事に過ごせますように、とマハークベ神に聖女が祈り、神から祝いの言葉を賜る儀式が『言祝ぎの儀』である。
聖女たちに一人ずつ与えられた鉢に儀式で使われた言祝ぎ草から採れた種子を植え、それぞれが祈りを込めて育てる。
不思議な事に聖女たちが一年をかけて育てた言祝ぎ草は『言祝ぎの聖女』を選ぶ『選定の儀』で、聖女が祈りを捧げる事によって初めて蕾から花を咲かせるのだ。
言祝ぎ草は白い花を咲かせる。それ以外の色のものは存在しない。
だが選定の儀では聖女たちが育てた言祝ぎ草の中で、一鉢だけ黄色の花を咲かせる。
その黄色の花を咲かせた者がマハークベ神に選ばれた聖女として、言祝ぎの聖女と呼ばれるのだ。
そしてその言祝ぎの聖女として選ばれたのがミーシェだった。
ミーシェのはず、だった。
「聖女ミーシェよ!
お前は選定の儀が行われる直前に、本来の持ち主である聖女ラヴィーナから鉢を奪い取った!その鉢が言祝ぎの聖女の証である黄色の花を咲かせる鉢だと気付いたからだ。
そしてあたかも自分がその鉢の所有者だと偽り、言祝ぎの聖女の座を聖女ラヴィーナから奪ったのだ。
これは民を、国を欺き、そして言祝ぎの聖女を選ぶマハークベ神をも侮辱する許されざる行為である!
王太子ヴァイスの名において、言祝ぎの聖女の役目を聖女ラヴィーナに戻し、ミーシェは聖女の資格を剥奪し国外追放とする!」
ヴァイスは隣に立つラヴィーナを労わるように引き寄せると、キッとミーシェを睨みつけ声高に叫んだ。
新年を迎える三日前、大神殿へとやって来たこの国の王太子による突然の断罪に、ミーシェだけでなくその場に居合わせた者たちは固まった。
王太子ヴァイスは、この国の公爵令嬢であるラヴィーナの婚約者だ。それ故か、彼女が神殿に来る際に付き添う事が度々あった。
ミーシェより二つほど歳上のラヴィーナは、この国の公爵令嬢であり、王太子の婚約者でもあったことから、聖女認定された時から他の聖女とは扱いが違っていた。
彼女は大神殿には住まず、グラン公爵家から通っている。さらには王太子妃教育もある為に、大神殿で祈りを捧げる聖女の日々のお務めも免除されていた。
大神殿に足繁く通っているわけでもないラヴィーナは、それでも二十人いる聖女たちの筆頭聖女であり、他の聖女たちの多くはラヴィーナの取り巻きと化していた。
どうやらこの断罪を他の聖女たちは事前に知らされていたらしい。いや、それだけではない。
彼女たちはミーシェが聖女ラヴィーナから言祝ぎ草の鉢を奪ったところを見たと言い、普段からミーシェの態度は酷いものだった、と口々に述べた。つまりはラヴィーナの協力者であった。
神殿関係者もその場に居合わせた聖騎士たちも、この断罪が冤罪だという事は分かりきっていた。
黄色の花を咲かせる言祝ぎ草は蕾の時にそれと分かるものではないからだ。花が咲いて初めて黄色の花が咲いたと気付く。たとえ儀式の直前であってもそれが分かる筈もない。
だが、『ミーシェに鉢を奪われた』とグラン公爵令嬢が言い、この国の王太子が彼女の言葉を信じ、大神殿でミーシェを断罪したのだ。
これに異議を唱える事など出来よう筈も無い。
そして異議を唱えようと思う者もいなかった。
その場にミーシェの味方など誰一人、最初からいなかったのだから。
その事にミーシェも気付いていた。
これが冤罪である事も、そしてヴァイス殿下の言葉が絶対である事も。
もとよりミーシェは言祝ぎの聖女というお役目に固執してはいない。
ラヴィーナ様がやりたいというならば、彼女がミーシェの代わりに言祝ぎの聖女になればいい。
冤罪を着せられはしたけれど、国外追放だけで済んだのはもしかしたらヴァイス殿下の温情なのかもしれない。
王太子ヴァイスは決して暴君でも愚かな王子という訳ではなかった。民からの信頼も厚く、誠実な人柄だと慕われる、そんな存在だった。
ただ、不正を許さず正義感の強い性格は少しだけ暴走しがちなところもあるらしい。
そんな話を神官たちがしていたような気がする。
それをラヴィーナ様に利用されてしまったのかしら?
クスクスと笑う聖女たちの笑い声を背に、ミーシェは彼女の部屋にあった少ない荷物を詰め込んだ鞄を押し付けられ、聖騎士たちに引きずられるようにして簡素な馬車へと乗り込んだ。
乗り込んだ馬車の中には、聖騎士の服を着ている青年が一人、すでに座っていた。
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