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第一章 ― 優 ―
綺麗な寝顔④
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「うー、これからよ! 今、料理女子になりつつあるんだから!」
もう、明日はかわいいお弁当作るんだから!
「でも、えらいよねー、毎日自分で作るなんて。私もお母さんに習おうかなぁ」
なんて菜摘ちゃんが言うから、さやちゃんと目を見交わしてニヤニヤ笑う。
「あれ、菜摘ちゃん、誰かにお弁当作る予定あるのー?」
「な、ないわよ! 必要になったときにぱぱっと作れたらかっこいいなと思っただけ!」
「ふーん、必要になったときねー」
パッと赤くなった菜摘ちゃんがかわいい。
女の子の顔をしているなぁ。
まだ誰かを好きになったことがない私はちょっとうらやましい。だから、色気がないって言われちゃうのかなぁ。
眠たい午後の授業を終えて、部室に行くと、絵を描いている遥斗先輩の隣りに、真奈美先輩もいた。
「真奈美先輩、こんにちは」
「こんにちは、優ちゃん」
真奈美先輩が色っぽく笑った。
私と対極な人だなぁ。
髪の毛は長くて、胸は大きい。背も高くて165cmぐらいあるのかなぁ。遥斗先輩と並ぶと見栄えがする。
それに比べて、私はショートカットだし、胸は小さくはないけど大きくもない。背は155cmしかないし、色気もない。
別にいいけど!
「……今日はたけのこがうまかった」
突然、遥斗先輩が言った。
機嫌を治して喜ぶ。
「本当ですか! よかった。今日はしらすご飯だったからとことん和風にしようと思って」
そういえば、今日のおかずは、つくねとかブリ照りとか茶系のものばっかだったから、お弁当が地味になったんだわ! 私の詰め方のせいだけじゃないはず。
「驚いたー。遥斗が食べ物の感想を言うのを初めて聞いたわ」
真奈美先輩が目を丸くして言った。
「言えって言われたからな」
私を見て遥斗先輩が答える。
遥斗先輩と私を交互に見て、感心するように真奈美先輩は頷いた。
「へー、最近お礼を言うようになったのも?」
「そうだ、悪かったな」
「へー、躾けられてるのね」
「なんだ、それ」
おかしそうに笑う真奈美先輩に遥斗先輩は顔をしかめた。
躾けられてって……。私、そんなに偉そうだったかな?
……ちょっと偉そうだったかも。
自分の行動を思い出して、反省する。
「あ、時間だ。私は行くね」
「あぁ」
「じゃあ、またねー」
「さようなら」
もう、明日はかわいいお弁当作るんだから!
「でも、えらいよねー、毎日自分で作るなんて。私もお母さんに習おうかなぁ」
なんて菜摘ちゃんが言うから、さやちゃんと目を見交わしてニヤニヤ笑う。
「あれ、菜摘ちゃん、誰かにお弁当作る予定あるのー?」
「な、ないわよ! 必要になったときにぱぱっと作れたらかっこいいなと思っただけ!」
「ふーん、必要になったときねー」
パッと赤くなった菜摘ちゃんがかわいい。
女の子の顔をしているなぁ。
まだ誰かを好きになったことがない私はちょっとうらやましい。だから、色気がないって言われちゃうのかなぁ。
眠たい午後の授業を終えて、部室に行くと、絵を描いている遥斗先輩の隣りに、真奈美先輩もいた。
「真奈美先輩、こんにちは」
「こんにちは、優ちゃん」
真奈美先輩が色っぽく笑った。
私と対極な人だなぁ。
髪の毛は長くて、胸は大きい。背も高くて165cmぐらいあるのかなぁ。遥斗先輩と並ぶと見栄えがする。
それに比べて、私はショートカットだし、胸は小さくはないけど大きくもない。背は155cmしかないし、色気もない。
別にいいけど!
「……今日はたけのこがうまかった」
突然、遥斗先輩が言った。
機嫌を治して喜ぶ。
「本当ですか! よかった。今日はしらすご飯だったからとことん和風にしようと思って」
そういえば、今日のおかずは、つくねとかブリ照りとか茶系のものばっかだったから、お弁当が地味になったんだわ! 私の詰め方のせいだけじゃないはず。
「驚いたー。遥斗が食べ物の感想を言うのを初めて聞いたわ」
真奈美先輩が目を丸くして言った。
「言えって言われたからな」
私を見て遥斗先輩が答える。
遥斗先輩と私を交互に見て、感心するように真奈美先輩は頷いた。
「へー、最近お礼を言うようになったのも?」
「そうだ、悪かったな」
「へー、躾けられてるのね」
「なんだ、それ」
おかしそうに笑う真奈美先輩に遥斗先輩は顔をしかめた。
躾けられてって……。私、そんなに偉そうだったかな?
……ちょっと偉そうだったかも。
自分の行動を思い出して、反省する。
「あ、時間だ。私は行くね」
「あぁ」
「じゃあ、またねー」
「さようなら」
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