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最終章 そして、伝説へ
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監獄を抜け、広場に簡易補給拠点が完成すると絶望都市への扉が開かれることになった。
「よし、開けてくれ。開幕一番、魔法職全員で一斉に攻撃魔法を撃ち込む。扉の外は魔物が溢れかえってるからな」
監獄が完全にダンジョン化したことで絶望都市から溢れ出していた魔物は都市内に封じ込まれている。
ダンジョンを拡張する際、ダンジョン主が魔物たちの再配置の場所を変えない限り、彼らは永遠に絶望都市からは出られなくなっていた。
だが、このまま放置すればダンジョンの拡張は引き続き行われ、監獄の外にまで拡張されれば、また魔物が外に溢れだす可能性も捨てきれないないのだ。
それに神器の所有者を喰った強力なダンジョン主であるため、俺はこのダンジョンを枯らす決意をしている。
この絶望都市がブラックミルズみたく洞窟型ダンジョンであれば、ダンジョン都市として整備も考えたが、野外に際限なく広がる廃墟型のため近隣住民のためにも枯らしておくべきなのだ。
「グレイズさん、門の向こう側には無数の魔物がいます。戦士たちも切り込み準備させておいてください。一気にきますよ。こりゃあ……しんどい戦いになりそうっすね」
都市を囲う壁の上にいたジェネシスが、門の向こう側に集まってきている魔物の数を見て顔を青ざめさせていた。
監獄がダンジョン化しているため、壁や門は壊せなくなってしまっているが、上に昇れば門の反対側の様子は見えるようだ。
「分かった。魔法で一斉攻撃後は各パーティーで魔物を撃破してくれ、くれぐれも傷を負ったら下がるようにカーラが救護所で待ち構えてるからな」
「タップリと魔力回復薬はあるから、腕や足が落ちても治療してみせるので、安心してよい」
「カーラさん、皆さんが不安がるので……」
カーラとその手伝いとしてメラニアが救護所に陣取っているが、言った通り重傷でも治す力を持つカーラなのでみんながドン引きしていた。
「と、とりあえず、大怪我はなるべくしないようにな。気を付けて戦うぞ」
「「「お、おぅ」」」
ちょっとだけみんなの士気が下がった気がするが、多分ちょっとだけだと思う。
「グレイズさん、開けますよっ!!」
「やってくれ!」
門の横にある開閉装置をジェネシスたちが動かし始めると、ギギギと音を鳴らし大きな門が開いていった。
門が開くと、オーガ、ストーンゴーレム、サイクロプスといった深層階に出るような巨大でゴツイ魔物が並んでおり、その奥にはキラーアント、キラービー、キラーマンティスといった昆虫軍団、シルバーウルフやブラックベア、ゴールデンボアといった獣軍団もチラリと見える。
もちろん、ゴブリンやコボルトとスライムといったお馴染みの魔物もズラリと並んでいた。
「さぁ、くるぞ! 派手に魔法をぶちかまして数を減らすぞ! 放て!」
俺の号令下で集まっていた魔法職たちが一斉に自身の最強魔法を撃ち込み始める。
乱戦にされる前にできるだけ数を減らすための算段だ。
俺も扉におさまる最大級の大きさの火球を作ると、目標に向けて放っていた。
突入しようと待ち構えていた魔物たちの間から爆風や閃光が一斉に立ち上る。
広場には魔法発動の反動でおきた土煙が巻き上がっていた。
「おぉ、壮観っす。突入しようとしてた魔物がゴミのように吹っ飛んでますよ。いやー壮観、壮観」
「ジェネシス、ちゃんと報告してくれ!」
「ういっす。魔物の先頭集団は完全に消滅、今の一撃で集まってた魔物の半数は消し飛び、二割は瀕死ってくらいっすね。よゆーよゆー」
壁の上から偵察をしているジェネシスから敵の様子を知らせてもらった。
全力を叩き込んだ魔法攻撃でかなりの数を減らせたようで、多くの敵に囲まれる乱戦は回避できそうであった。
とはいえ、こんな全力の魔法攻撃を続けていたら持ち込んだ魔力回復薬もすぐに底が尽きるし、昏倒する者もでるので残りは肉弾戦メイン片付けるつもりだ。
「各パーティー、斬り込み開始! みんな欲張って倒そうとか思うなよ!」
「「「おおぉ!」」」
抜刀した得物を構えた冒険者たちが、次々に門の奥へ駆けだしていく。
「わふうう(あたしがっ! あたしが一番乗りですからっ! 誰にも譲りませんっ!)」
「ハクちゃーん待ってー。ファーマも一番乗りしたいー、クィーンちゃんも行くよー」
「嫌なのじゃー。妾はまだおやつタイムなのじゃ。あひぃいい、働きたくないのじゃー」
ハクが開いた扉の奥へ突っ込んでいくと、その後ファーマがクィーンを連れて追い駆けていく。
うちの疾風コンビの速さには誰もついていけないな……。
おっと、俺もぼんやりと眺めているわけにもいかないか。
「さって、メリー俺らも突っ込むとしよう」
「おっけー。アイアンゴーレムだけじゃ物足りないから、ひと暴れしますかね。どうせ、ブラックミルズに帰ったら、また色々と問題山積だろうし、ここでストレス発散を――」
やっぱり、ストレス発散をしてたのか……。
すまん、苦労をかける。
「アウリースはここから援護を頼む。広場側に漏れ出しそうな奴を優先して倒してくれ。頼んだぞ」
「承知しました。広場には一歩も侵入させませんのでご安心を」
「頼む」
アウリースに後のことを任せると、メリーを伴い俺も戦斧を担いで門の奥へと入っていった。
「わふうう(あたしとファーマちゃんのちからぁああああっ!)」
なぜだか、ハクの気合がいつも以上に入っていて、爪と牙で次々に襲いかかってくるキラーアントの大群をなぎ倒していく。
先日のアイアンゴーレムの件が結構ショックだったようで、失地挽回とばかりに勇んで戦闘に挑んでいる。
「ハクちゃーん、頑張り過ぎだよー」
突進するハクの背後を守るようにファーマが敵を爪で切り裂く。
「妾は魔物よりおやつを食べたいのじゃー。げふー」
クィーンも文句をいいながらも、魔素を持つ魔物を魔法や体術で倒して自らの栄養としていた。
「なんだかんだで、うちの前衛は強いわね。お仕事なくなりそう……いやいや、私ももっと前へ」
メイスを握りしめたメリーもやる気を漲らせている。
頑張り過ぎは体に毒だからほどほどに頼むぞ。
「まだ、いっぱい敵はいるから安心しろ」
俺も戦斧を構えると、向かってきたシルバーウルフの首を一刀で切り飛ばしていた。
だいぶ減らしたものの数は魔物の方が多い、獲物に困ることはなさそうに思える。
「さぁって、いくぞ! 腕輪外してるから、俺の前には絶対に入るなよ!」
周囲で戦っている冒険者たちに、近寄って巻き込まれないように声をかけると、俺は手にしていた戦斧を魔物の集団に向けて放り投げた。
戦斧は綺麗に弧を描き、こちらへ向かってきていた魔物たちの首を次々に捉えては刎ね飛ばしていった。
「おぉ、さすがっす。いやー、これは後世に伝えるべきグレイズさんの武勲っすよ!」
完全に特等席での観戦モードのジェネシスが、やんやの喝さいを送ってきていた。
武勲というほど派手なことじゃないが、ちまちまと攻略をやっていたらダンジョン主の力が更に増してしまうからな。
一気に叩いて魔物の数を減らし、ローマンの協力を得て、ダンジョン主のいる階層まで一気に探索をすすめたい。
「まだまだ、これから一気に狩るぞ!」
魔物の血で汚れた戦斧を再び手に取ると、血振りをしてさらに前に出ていく。
他の冒険者たちも各個に連携し、魔法ダメージを負って弱った魔物を確実に仕留め、数を減らしていた。
「グレイズさんに続け! ドロップ品はこの際放置だ。まずは安全を確保――」
魔物を倒した分スペースが空き、それを詰めるため冒険者たちが俺の背後に前進してきた。
「グレイズさん!! ドラゴンっす! マジモンの黒い大きなドラゴンが出てきてるっす!! なんか、味方の魔物を踏んで進んできてますけど!」
黒いデカいドラゴンって――まさか!
「グレイズさん、盾の後ろに!!」
メリーが俺の前に立ちはだかると、大きな盾を構えていた。
直後、真っ赤な熱線が真っすぐメリーの盾に直撃する。
エンシェントドラゴン!? こんな浅い場所にまでいるのかよっ!!
「ふぅ、カーラに強化してもらってなんとかってところね……表面が溶けてる……」
ドラゴンの放った熱線を盾で受け止め切ったメリーだが、煙を上げている盾の方があと何発も熱線に耐えられそうになかった。
「あれはエンシェントドラゴンだ。下手に大勢で相手をすると大惨事だ。冒険者たちは広場に下がれ!」
深層階のダンジョン主にほど近い場所にしか生息しないはずのエンシェントドラゴンが目の前にいた。
できて年数が浅いとはいえ、これほどまで近場に出るとは予想もしていなかったのだ。
「あれは俺が狩ってくるっ! その間、メリーとファーマたちは俺の退路を確保しててくれ、冒険者たちは一旦広場へ退避!」
腕輪を外している今現在なら、タイマンでエンシェントドラゴン狩りくらいは達成できるはずだ。
俺個人が特攻して狩ってきた方が損害は少なくできるはずだしな。
「ちょ、ちょっとグレイズさん!」
「メリー、後ろは預ける。ちょっとエンシェントドラゴン狩ってくるわ」
「グレイズさん!? 軽く狩れるものなの? エンシェントドラゴンって?」
「さあな。でも、負ける気は全くないから大丈夫だ」
俺はメリーにあとの指揮を任せると、戦斧を担ぎ、姿を現したエンシェントドラゴンに向かって駆けだしていった。
「よし、開けてくれ。開幕一番、魔法職全員で一斉に攻撃魔法を撃ち込む。扉の外は魔物が溢れかえってるからな」
監獄が完全にダンジョン化したことで絶望都市から溢れ出していた魔物は都市内に封じ込まれている。
ダンジョンを拡張する際、ダンジョン主が魔物たちの再配置の場所を変えない限り、彼らは永遠に絶望都市からは出られなくなっていた。
だが、このまま放置すればダンジョンの拡張は引き続き行われ、監獄の外にまで拡張されれば、また魔物が外に溢れだす可能性も捨てきれないないのだ。
それに神器の所有者を喰った強力なダンジョン主であるため、俺はこのダンジョンを枯らす決意をしている。
この絶望都市がブラックミルズみたく洞窟型ダンジョンであれば、ダンジョン都市として整備も考えたが、野外に際限なく広がる廃墟型のため近隣住民のためにも枯らしておくべきなのだ。
「グレイズさん、門の向こう側には無数の魔物がいます。戦士たちも切り込み準備させておいてください。一気にきますよ。こりゃあ……しんどい戦いになりそうっすね」
都市を囲う壁の上にいたジェネシスが、門の向こう側に集まってきている魔物の数を見て顔を青ざめさせていた。
監獄がダンジョン化しているため、壁や門は壊せなくなってしまっているが、上に昇れば門の反対側の様子は見えるようだ。
「分かった。魔法で一斉攻撃後は各パーティーで魔物を撃破してくれ、くれぐれも傷を負ったら下がるようにカーラが救護所で待ち構えてるからな」
「タップリと魔力回復薬はあるから、腕や足が落ちても治療してみせるので、安心してよい」
「カーラさん、皆さんが不安がるので……」
カーラとその手伝いとしてメラニアが救護所に陣取っているが、言った通り重傷でも治す力を持つカーラなのでみんながドン引きしていた。
「と、とりあえず、大怪我はなるべくしないようにな。気を付けて戦うぞ」
「「「お、おぅ」」」
ちょっとだけみんなの士気が下がった気がするが、多分ちょっとだけだと思う。
「グレイズさん、開けますよっ!!」
「やってくれ!」
門の横にある開閉装置をジェネシスたちが動かし始めると、ギギギと音を鳴らし大きな門が開いていった。
門が開くと、オーガ、ストーンゴーレム、サイクロプスといった深層階に出るような巨大でゴツイ魔物が並んでおり、その奥にはキラーアント、キラービー、キラーマンティスといった昆虫軍団、シルバーウルフやブラックベア、ゴールデンボアといった獣軍団もチラリと見える。
もちろん、ゴブリンやコボルトとスライムといったお馴染みの魔物もズラリと並んでいた。
「さぁ、くるぞ! 派手に魔法をぶちかまして数を減らすぞ! 放て!」
俺の号令下で集まっていた魔法職たちが一斉に自身の最強魔法を撃ち込み始める。
乱戦にされる前にできるだけ数を減らすための算段だ。
俺も扉におさまる最大級の大きさの火球を作ると、目標に向けて放っていた。
突入しようと待ち構えていた魔物たちの間から爆風や閃光が一斉に立ち上る。
広場には魔法発動の反動でおきた土煙が巻き上がっていた。
「おぉ、壮観っす。突入しようとしてた魔物がゴミのように吹っ飛んでますよ。いやー壮観、壮観」
「ジェネシス、ちゃんと報告してくれ!」
「ういっす。魔物の先頭集団は完全に消滅、今の一撃で集まってた魔物の半数は消し飛び、二割は瀕死ってくらいっすね。よゆーよゆー」
壁の上から偵察をしているジェネシスから敵の様子を知らせてもらった。
全力を叩き込んだ魔法攻撃でかなりの数を減らせたようで、多くの敵に囲まれる乱戦は回避できそうであった。
とはいえ、こんな全力の魔法攻撃を続けていたら持ち込んだ魔力回復薬もすぐに底が尽きるし、昏倒する者もでるので残りは肉弾戦メイン片付けるつもりだ。
「各パーティー、斬り込み開始! みんな欲張って倒そうとか思うなよ!」
「「「おおぉ!」」」
抜刀した得物を構えた冒険者たちが、次々に門の奥へ駆けだしていく。
「わふうう(あたしがっ! あたしが一番乗りですからっ! 誰にも譲りませんっ!)」
「ハクちゃーん待ってー。ファーマも一番乗りしたいー、クィーンちゃんも行くよー」
「嫌なのじゃー。妾はまだおやつタイムなのじゃ。あひぃいい、働きたくないのじゃー」
ハクが開いた扉の奥へ突っ込んでいくと、その後ファーマがクィーンを連れて追い駆けていく。
うちの疾風コンビの速さには誰もついていけないな……。
おっと、俺もぼんやりと眺めているわけにもいかないか。
「さって、メリー俺らも突っ込むとしよう」
「おっけー。アイアンゴーレムだけじゃ物足りないから、ひと暴れしますかね。どうせ、ブラックミルズに帰ったら、また色々と問題山積だろうし、ここでストレス発散を――」
やっぱり、ストレス発散をしてたのか……。
すまん、苦労をかける。
「アウリースはここから援護を頼む。広場側に漏れ出しそうな奴を優先して倒してくれ。頼んだぞ」
「承知しました。広場には一歩も侵入させませんのでご安心を」
「頼む」
アウリースに後のことを任せると、メリーを伴い俺も戦斧を担いで門の奥へと入っていった。
「わふうう(あたしとファーマちゃんのちからぁああああっ!)」
なぜだか、ハクの気合がいつも以上に入っていて、爪と牙で次々に襲いかかってくるキラーアントの大群をなぎ倒していく。
先日のアイアンゴーレムの件が結構ショックだったようで、失地挽回とばかりに勇んで戦闘に挑んでいる。
「ハクちゃーん、頑張り過ぎだよー」
突進するハクの背後を守るようにファーマが敵を爪で切り裂く。
「妾は魔物よりおやつを食べたいのじゃー。げふー」
クィーンも文句をいいながらも、魔素を持つ魔物を魔法や体術で倒して自らの栄養としていた。
「なんだかんだで、うちの前衛は強いわね。お仕事なくなりそう……いやいや、私ももっと前へ」
メイスを握りしめたメリーもやる気を漲らせている。
頑張り過ぎは体に毒だからほどほどに頼むぞ。
「まだ、いっぱい敵はいるから安心しろ」
俺も戦斧を構えると、向かってきたシルバーウルフの首を一刀で切り飛ばしていた。
だいぶ減らしたものの数は魔物の方が多い、獲物に困ることはなさそうに思える。
「さぁって、いくぞ! 腕輪外してるから、俺の前には絶対に入るなよ!」
周囲で戦っている冒険者たちに、近寄って巻き込まれないように声をかけると、俺は手にしていた戦斧を魔物の集団に向けて放り投げた。
戦斧は綺麗に弧を描き、こちらへ向かってきていた魔物たちの首を次々に捉えては刎ね飛ばしていった。
「おぉ、さすがっす。いやー、これは後世に伝えるべきグレイズさんの武勲っすよ!」
完全に特等席での観戦モードのジェネシスが、やんやの喝さいを送ってきていた。
武勲というほど派手なことじゃないが、ちまちまと攻略をやっていたらダンジョン主の力が更に増してしまうからな。
一気に叩いて魔物の数を減らし、ローマンの協力を得て、ダンジョン主のいる階層まで一気に探索をすすめたい。
「まだまだ、これから一気に狩るぞ!」
魔物の血で汚れた戦斧を再び手に取ると、血振りをしてさらに前に出ていく。
他の冒険者たちも各個に連携し、魔法ダメージを負って弱った魔物を確実に仕留め、数を減らしていた。
「グレイズさんに続け! ドロップ品はこの際放置だ。まずは安全を確保――」
魔物を倒した分スペースが空き、それを詰めるため冒険者たちが俺の背後に前進してきた。
「グレイズさん!! ドラゴンっす! マジモンの黒い大きなドラゴンが出てきてるっす!! なんか、味方の魔物を踏んで進んできてますけど!」
黒いデカいドラゴンって――まさか!
「グレイズさん、盾の後ろに!!」
メリーが俺の前に立ちはだかると、大きな盾を構えていた。
直後、真っ赤な熱線が真っすぐメリーの盾に直撃する。
エンシェントドラゴン!? こんな浅い場所にまでいるのかよっ!!
「ふぅ、カーラに強化してもらってなんとかってところね……表面が溶けてる……」
ドラゴンの放った熱線を盾で受け止め切ったメリーだが、煙を上げている盾の方があと何発も熱線に耐えられそうになかった。
「あれはエンシェントドラゴンだ。下手に大勢で相手をすると大惨事だ。冒険者たちは広場に下がれ!」
深層階のダンジョン主にほど近い場所にしか生息しないはずのエンシェントドラゴンが目の前にいた。
できて年数が浅いとはいえ、これほどまで近場に出るとは予想もしていなかったのだ。
「あれは俺が狩ってくるっ! その間、メリーとファーマたちは俺の退路を確保しててくれ、冒険者たちは一旦広場へ退避!」
腕輪を外している今現在なら、タイマンでエンシェントドラゴン狩りくらいは達成できるはずだ。
俺個人が特攻して狩ってきた方が損害は少なくできるはずだしな。
「ちょ、ちょっとグレイズさん!」
「メリー、後ろは預ける。ちょっとエンシェントドラゴン狩ってくるわ」
「グレイズさん!? 軽く狩れるものなの? エンシェントドラゴンって?」
「さあな。でも、負ける気は全くないから大丈夫だ」
俺はメリーにあとの指揮を任せると、戦斧を担ぎ、姿を現したエンシェントドラゴンに向かって駆けだしていった。
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