222 / 232
最終章 そして、伝説へ
16
しおりを挟む
「動きはノロいからハクちゃんも陽動してね。もうすぐ、グレイズさんたちがくるから」
「わふう(大失敗です。たかが魔法生物にこんな醜態を晒すとはアクセルリオン神様に見られたら、裸で折檻されちゃいますよ……トホホ」
「妾の魔法が効かぬ……これだから、ミスリルとかアイアンのゴーレムは嫌いなのじゃ。美味しくもないし。あー、めんどくさいのじゃ」
先行したファーマが加わったことで、アイアンゴーレムに防戦一方だったハクとクィーンもやる気を取り戻したように見えた。
堅くて魔法も効かず耐久力が高いアイアンゴーレムを討伐するには、ただひたすらに打撃攻撃でダメージを蓄積するしかない。
アウリースがアイアンゴーレムを魔術士キラーと言ったのは殴り合いしか倒す手段がないからなのだ。
「いやー、久し振りに堅そうな相手が出てきてくれてお仕事する気になるわね」
隣を一緒に進むメリーが、本に書かれている女蛮族らしい笑みを浮かべメイスを振って打撃攻撃の素振りをしてやる気を見せている。
メリー、そんな姿を色々な人には見せられないと思うぞ。
それと、素振りは危ないんと思うんだが。
「メリー、やる気は戦う時までとっておいた方がいい」
「分かってます。でもね、久しぶりにストレス発散ができると思うと嬉しくてね。ほら、軟らかい子たちだと、ハクとファーマちゃんたちがすぐに倒しちゃうでしょ。骨のある子だといいんだけど」
「相手はいちおう深層階に出るボスクラスなんだから用心に用心を重ねてくれ」
「了解っ! メリー吶喊しますっ!」
そう言ったメリーが走るスピードを更にあげてアイアンゴーレムの方へ駆けだしていった。
色々と本来は俺のやるべき仕事を頼んでるし、メリーのやつあれで色々とストレスが溜まってるんだろうか。
無理をしないで欲しいところなんだがな。
「メリーさん、きっと欲求不満っすね。ちゃんと、グレイズさんが発散させてあげないとブラックミルズが血の海に染まるかもしれませんっすよ」
メリーとのやり取りを見ていたジェネシスが茶々を入れてきたので思わず言い返してしまう。
「その場合、まっさきにジェネシスが血祭りにあげられるだろうな。メリーのメイスは骨身に染みるぞ」
「ハハハ、嫌だなぁ。冗談っすよ。冗談。いや、参った。参った」
メイスの打撃を受けた自分を想像したのか、顔色を青く染めたジェネシスが視線を逸らして誤魔化し笑いをしていた。
俺はふぅと軽くため息を吐くと、元気よくアイアンゴーレムに駆け出していったメリーをみんなと追い駆けていく。
「よっし! ファーマちゃん、ハク、クィーン。私が来たからにはもう勝利は確定よ。どぉおおっせいっ!!」
メリーはアイアンゴーレムの足元を駆け抜けざまに、膝裏へ強烈なメイスの一撃を放っていた。
その一発でアイアンゴーレムの膝が崩れて地面に膝を突く。
相変わらず、パワーだけだと腕輪を外した俺と同等に近い威力をだしてくれる。
「メリーさん、すごいっ! 一発でアイアンゴーレムさんの膝が崩れたよー。よーし、ハクちゃん、ファーマたちはメリーさんに攻撃がいかないようにターゲットになるよ」
「わふう(ドジっ子ワンコの汚名返上の機会! あたしはやってみせるっ!)」
地面に膝を突きさらに動きが鈍ったアイアンゴーレムに、ファーマとハクが陽動を兼ねたかく乱攻撃を繰り出すと、メリーへの敵の注意が散漫になった。
このコンビネーションは相変わらず、手堅いというか、熟成されてきてるかもしれんな。
深層階のボスクラスでも、ファーマとハクの動きを捉えられる者は少ないだろうし。
「ふぁぁ、妾は魔法も効かねば、素手の攻撃も通らん相手とは戦わぬのじゃ。ここで観戦するからみんな頑張れーなのじゃ」
クィーンは自分の攻撃が通じないと見て、やる気を失い観戦モードに入っていた。
「クィーンちゃん、ちゃんとお仕事しないと夕食のおかず減らしますよー」
召喚主であるメラニアが、さぼっているクィーンの姿を見つけ、おかずを餌に仕事をさせようとしていた。
最近、メラニアもクィーンが太ってきてることを気にして何かと運動させようと必死なっているのだ。
「な!? メラニア、それは勘弁して欲しいのじゃ! おかずが減らされたら、夜のおやつを増やすしかないのじゃ。じゃが、それだと妾のおやつコレクションが減ってしまう。それは嫌なのじゃー」
おかずが減らされると聞いたクィーンが急にやる気をみせて、メリーの援護攻撃を始めた。
素手であるためダメージが入るかは不明だが、意外に肉弾攻撃もイケる方なので、もしかしたらがあるかもしれない。
「もらったぁあああっ!! どっせいいっ!!」
ファーマとハクによって気を取られていたアイアンゴーレムの反対側の膝裏にメリーの会心ともいえる一撃が入る。
一発で堅いとされてるアイアンゴーレムの身体にヒビが入ったぞ。
ヒビが入り両ひざを地面に突いたアイアンゴーレムは、尚もメリーの存在より身体に取りついてくるハクとファーマの方を気にして腕を振り回していた。
この分だと、俺の出番はない可能性の方が高い。
今のパーティーなら、ボスクラスの連戦が続くダンジョン主がいる階層でもなんら問題なく戦っていけるかもしれないな。
「ウガガガっ!」
「次は両肩を壊すわよ。そうすれば、ただの練習台に成り下がるわ」
「りょーかい。ハクちゃん、メリーさんが両肩を攻撃しやすいよう、今度は膝を突いてるアイアンゴーレムの股下をくぐるように攻撃するよ」
「わふう(了解!! 駆け抜けますっ!)」
ファーマとハクが股下を駆け抜けると、アイアンゴーレムは二人を掴まえようと腕を伸ばした。
その瞬間を狙いすましたように、メリーがアイアンゴーレムの前に出る。
「もらったわね。その腕砕いてあげるわよ」
ニヤリと妖しく笑うメリーは、やはり本に書かれている女蛮族のように見えてしまう。
メリーの放ったメイスの打撃はアイアンゴーレムの肩を捉え、堅い皮膚をぐしゃぐしゃに押しつぶして使い物にならなくしていた。
「ギギギ、ギギギ」
腕が動かなくなったことに気付いたアイアンゴーレムであったが、すでに移動手段である足も、攻撃手段である手も動かせず、ただもがくように胴体と顔を動かすことしかできなかった。
それからはまさにメリーの殲滅攻撃とも言うべき、メイスの殴打の前にさすがのアイアンゴーレムもなすすべなく鉄の塊と戻されてしまっていた。
「俺が手を出す暇もなかったな……」
「ですね。ほんとメリーさんがいると固くて魔法が効かない相手には余裕ですよね。私が最初にいたパーティーはあのアイアンゴーレムが倒せなくて解散になりましたし」
アウリースが最初にいたパーティーは、天啓子の能力開花してた彼女の魔法がメイン戦闘力だったらしいからそうなるのも無理はないな。
それくらいの対応ができるようなパーティーじゃないと、Sランク認定は中々されないところだし。
特化パーティーはAランクで終わるところも多いと聞いてるからな。
「それにしても、あの様子を街の連中には見せられんだろ……」
勝利の雄たけびをあげているメリー、ファーマとハクとクィーンを見てため息が出た。
アイアンゴーレムに勝利した後、あらためて探索をすると、広場の隅に水場が設置されているのが発見され、水場問題も解決の目処が立った。
そして、簡易補給拠点設置がされると、この広場を出発点として神器の所有者を喰ったダンジョン主が居る絶望都市への探索行が開始されることなったのであった。
「わふう(大失敗です。たかが魔法生物にこんな醜態を晒すとはアクセルリオン神様に見られたら、裸で折檻されちゃいますよ……トホホ」
「妾の魔法が効かぬ……これだから、ミスリルとかアイアンのゴーレムは嫌いなのじゃ。美味しくもないし。あー、めんどくさいのじゃ」
先行したファーマが加わったことで、アイアンゴーレムに防戦一方だったハクとクィーンもやる気を取り戻したように見えた。
堅くて魔法も効かず耐久力が高いアイアンゴーレムを討伐するには、ただひたすらに打撃攻撃でダメージを蓄積するしかない。
アウリースがアイアンゴーレムを魔術士キラーと言ったのは殴り合いしか倒す手段がないからなのだ。
「いやー、久し振りに堅そうな相手が出てきてくれてお仕事する気になるわね」
隣を一緒に進むメリーが、本に書かれている女蛮族らしい笑みを浮かべメイスを振って打撃攻撃の素振りをしてやる気を見せている。
メリー、そんな姿を色々な人には見せられないと思うぞ。
それと、素振りは危ないんと思うんだが。
「メリー、やる気は戦う時までとっておいた方がいい」
「分かってます。でもね、久しぶりにストレス発散ができると思うと嬉しくてね。ほら、軟らかい子たちだと、ハクとファーマちゃんたちがすぐに倒しちゃうでしょ。骨のある子だといいんだけど」
「相手はいちおう深層階に出るボスクラスなんだから用心に用心を重ねてくれ」
「了解っ! メリー吶喊しますっ!」
そう言ったメリーが走るスピードを更にあげてアイアンゴーレムの方へ駆けだしていった。
色々と本来は俺のやるべき仕事を頼んでるし、メリーのやつあれで色々とストレスが溜まってるんだろうか。
無理をしないで欲しいところなんだがな。
「メリーさん、きっと欲求不満っすね。ちゃんと、グレイズさんが発散させてあげないとブラックミルズが血の海に染まるかもしれませんっすよ」
メリーとのやり取りを見ていたジェネシスが茶々を入れてきたので思わず言い返してしまう。
「その場合、まっさきにジェネシスが血祭りにあげられるだろうな。メリーのメイスは骨身に染みるぞ」
「ハハハ、嫌だなぁ。冗談っすよ。冗談。いや、参った。参った」
メイスの打撃を受けた自分を想像したのか、顔色を青く染めたジェネシスが視線を逸らして誤魔化し笑いをしていた。
俺はふぅと軽くため息を吐くと、元気よくアイアンゴーレムに駆け出していったメリーをみんなと追い駆けていく。
「よっし! ファーマちゃん、ハク、クィーン。私が来たからにはもう勝利は確定よ。どぉおおっせいっ!!」
メリーはアイアンゴーレムの足元を駆け抜けざまに、膝裏へ強烈なメイスの一撃を放っていた。
その一発でアイアンゴーレムの膝が崩れて地面に膝を突く。
相変わらず、パワーだけだと腕輪を外した俺と同等に近い威力をだしてくれる。
「メリーさん、すごいっ! 一発でアイアンゴーレムさんの膝が崩れたよー。よーし、ハクちゃん、ファーマたちはメリーさんに攻撃がいかないようにターゲットになるよ」
「わふう(ドジっ子ワンコの汚名返上の機会! あたしはやってみせるっ!)」
地面に膝を突きさらに動きが鈍ったアイアンゴーレムに、ファーマとハクが陽動を兼ねたかく乱攻撃を繰り出すと、メリーへの敵の注意が散漫になった。
このコンビネーションは相変わらず、手堅いというか、熟成されてきてるかもしれんな。
深層階のボスクラスでも、ファーマとハクの動きを捉えられる者は少ないだろうし。
「ふぁぁ、妾は魔法も効かねば、素手の攻撃も通らん相手とは戦わぬのじゃ。ここで観戦するからみんな頑張れーなのじゃ」
クィーンは自分の攻撃が通じないと見て、やる気を失い観戦モードに入っていた。
「クィーンちゃん、ちゃんとお仕事しないと夕食のおかず減らしますよー」
召喚主であるメラニアが、さぼっているクィーンの姿を見つけ、おかずを餌に仕事をさせようとしていた。
最近、メラニアもクィーンが太ってきてることを気にして何かと運動させようと必死なっているのだ。
「な!? メラニア、それは勘弁して欲しいのじゃ! おかずが減らされたら、夜のおやつを増やすしかないのじゃ。じゃが、それだと妾のおやつコレクションが減ってしまう。それは嫌なのじゃー」
おかずが減らされると聞いたクィーンが急にやる気をみせて、メリーの援護攻撃を始めた。
素手であるためダメージが入るかは不明だが、意外に肉弾攻撃もイケる方なので、もしかしたらがあるかもしれない。
「もらったぁあああっ!! どっせいいっ!!」
ファーマとハクによって気を取られていたアイアンゴーレムの反対側の膝裏にメリーの会心ともいえる一撃が入る。
一発で堅いとされてるアイアンゴーレムの身体にヒビが入ったぞ。
ヒビが入り両ひざを地面に突いたアイアンゴーレムは、尚もメリーの存在より身体に取りついてくるハクとファーマの方を気にして腕を振り回していた。
この分だと、俺の出番はない可能性の方が高い。
今のパーティーなら、ボスクラスの連戦が続くダンジョン主がいる階層でもなんら問題なく戦っていけるかもしれないな。
「ウガガガっ!」
「次は両肩を壊すわよ。そうすれば、ただの練習台に成り下がるわ」
「りょーかい。ハクちゃん、メリーさんが両肩を攻撃しやすいよう、今度は膝を突いてるアイアンゴーレムの股下をくぐるように攻撃するよ」
「わふう(了解!! 駆け抜けますっ!)」
ファーマとハクが股下を駆け抜けると、アイアンゴーレムは二人を掴まえようと腕を伸ばした。
その瞬間を狙いすましたように、メリーがアイアンゴーレムの前に出る。
「もらったわね。その腕砕いてあげるわよ」
ニヤリと妖しく笑うメリーは、やはり本に書かれている女蛮族のように見えてしまう。
メリーの放ったメイスの打撃はアイアンゴーレムの肩を捉え、堅い皮膚をぐしゃぐしゃに押しつぶして使い物にならなくしていた。
「ギギギ、ギギギ」
腕が動かなくなったことに気付いたアイアンゴーレムであったが、すでに移動手段である足も、攻撃手段である手も動かせず、ただもがくように胴体と顔を動かすことしかできなかった。
それからはまさにメリーの殲滅攻撃とも言うべき、メイスの殴打の前にさすがのアイアンゴーレムもなすすべなく鉄の塊と戻されてしまっていた。
「俺が手を出す暇もなかったな……」
「ですね。ほんとメリーさんがいると固くて魔法が効かない相手には余裕ですよね。私が最初にいたパーティーはあのアイアンゴーレムが倒せなくて解散になりましたし」
アウリースが最初にいたパーティーは、天啓子の能力開花してた彼女の魔法がメイン戦闘力だったらしいからそうなるのも無理はないな。
それくらいの対応ができるようなパーティーじゃないと、Sランク認定は中々されないところだし。
特化パーティーはAランクで終わるところも多いと聞いてるからな。
「それにしても、あの様子を街の連中には見せられんだろ……」
勝利の雄たけびをあげているメリー、ファーマとハクとクィーンを見てため息が出た。
アイアンゴーレムに勝利した後、あらためて探索をすると、広場の隅に水場が設置されているのが発見され、水場問題も解決の目処が立った。
そして、簡易補給拠点設置がされると、この広場を出発点として神器の所有者を喰ったダンジョン主が居る絶望都市への探索行が開始されることなったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。