若さまは敵の常勝将軍を妻にしたい

雲丹はち

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05 特訓 ※

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――特訓。
聞くだけで身の毛のよだつ代物だ。絶対にまともな内容ではない。

少しでもカイルの言葉を聞かないよう、別のものを見て気をそらそうとするが、カイルの手がそれを許さない。

「ほうら簡単にぴゅっぴゅしないように、穴をふさいであげましょうね♡」

指の腹で尿道をふさがれる。
体のなかで快楽が暴れまわって、射精させろと何度もしつこく訴えてくる。

「やぁ……ッ♡ ――クッ。その手を、どかせ……。どかせったら!」

口をおさえていた手を股間にまわして、カイルの手を外そうとするが逃げられる。

「だーめ。我慢を覚えないと。ほら、手をどけて。しっしっ」

追い払われるが、こんな状態をずっと我慢できるはずもない。
体が勝手に尻を揺らして彼に懇願してしまう。

「お。いいねぇ。オレのを先に満足させてくれるのかな? ほらたくさん腰ふって。オレのおちんちんきつく締め付けて」
「クッ……うぅ――! この!」

今はカイルの言うことを聞くしかなかった。
股のあいだでぬめるモノに背筋がゾクゾクする。射精を我慢させられた状態で、健気に腰を振る。
尻が彼の腹に当たって、いやらしい音を立てる。

――くちゅ、くちちっ。

太い竿がすべって、小さな豆粒に当たる。彼の先走りが塗りつけられた豆粒はぷっくりと立ち上がり、もっとくれとせがんでくる。

(い、やだ! こいつのオンナになどなりたくな――!)

ぷ。ちゅん。

大きな亀頭が豆粒のすぐ下にあるびらびらからナカに入り込む。
空気を孕んだまま熱い亀頭が先っぽだけ侵入し、体内に先走りを放出した。

(やっ……、…、…だめぇぇぇえええ♡♡)

今まで誰にも侵入を許したことのない聖域が男の体液で汚されていく。

「お、入っちゃった♪ ゴメンネ」

謝罪というには軽すぎる口調。
怒り心頭で睨み付けるが、それを見越したかのようにカイルは今までふさいでいた尿道から指を離した。

「や、ら、……はず、す、な……ぁ、ぁ、ぁ、…~~っ!!」

ぷ、しゃあ!!

今まで我慢していた分、余計に大量の精液が噴き出す。
白いシーツに大きなシミを作る。まるでおねしょをしたようなシミに恥ずかしさがこみ上げた。
久しぶりの射精に満足感を覚え、濡れたベッドにそのまま崩れ落ちる。
まだほんの入り口に入っただけのカイルの肉棒も抜ける。

「あーぁ。こりゃあ相当、特訓がんばらないといけないね」

楽しそうなカイルの声が頭上から響いた。



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