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04 初夜のはじまり ※
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一体いつどこでバレたのか。
はたと気づく。
鎧を脱がしたのは誰か?
この薄いローブを着せたのは誰なのか?
もしも彼がやったのなら、全身くまなく見ることができたはずだ。
「まあ、オレとしてはこの程度でお前を手放す気はないぞ。何せ我が戦の神にそっくりのいでたちで、なおかつオレの子をはらめるかもしれんのだ。そんな御仁をみすみす逃す手はないだろう?」
ゆっくりとベッドに押し倒される。青年の顔が迫る。
世界を我が物と疑わない傲慢な笑顔。
そして自分の体を気味悪がったりしない男。
「貴様、名前は……何というのだ? 若ではないのだろう?」
きょとん、とまばたきする顔が年相応に見えた。
二十歳かと思ったが、もしかしたらもっと若いのかもしれない。
そして彼は晴れやかな顔で名乗った。
「ああ。オレはカイル。カイルと言う」
「カイル……」
その名前はすぐ舌になじんだ。
◆
「っ……ぁ……くぅ……ッ♡ これで、イイ……のかっ!?」
ヴィルヘルムはベッドで四つん這いにさせられていた。
股のあいだをカイルの太い肉棒が行き来する。
さっきまでは尻の割れ目にしつこく肉棒をくっつけてきていたのに、今では『アレ』の入り口近くに亀頭を押しつけてくる。
「ああ。いいぞ。凄い眺めだっ」
ぺちんと尻を叩かれる。
「ッ……この、蛮族め!」
四つん這いのまま後ろに立つカイルを睨む。
だが――。
グリグリと先走りで濡れた肉棒を押しつけられると、途端に快楽の電流が走り、眼光も弱まってしまう。
「うん? どうした。気持ち良くないのか? ならもっと押しつけてやらないとな」
クチュ…クチュ♡
股のあいだをすべっていた竿が左右に揺れて、内ももに先走りを塗りつけてくる。そのまま太ももをきつく閉じさせられた。
股間からカイルのたくましい肉棒の形や熱がじかに伝わってくる。
「やぁぁ…ぁ……ァ……ッ♡」
自分のものとは思えぬ嬌声が豪奢な寝室に響きわたる。
外からは今も子どもたちの笑い声が聞こえ、今が昼間なのだと訴えてくる。
(ダメだ。真っ昼間からこんな、ふしだらな事……!)
自分の口を手で覆うが、カイルは容赦してくれない。
きつく足を閉じさせたまま、ぬめる肉棒を前後に行き来させ、時折『アレ』の入り口を亀頭でノックする。
「かわいい豆粒を持っているんだな。王国の常勝将軍どのは」
「――アッ、よせ、ソコ、突くんじゃ……なぃ!」
「かわいいビラビラと小さな豆粒が嬉しそうにオレの亀頭に吸い付いてくるぞ。どうだ、欲しいか?」
「誰が……ッ。そんな、粗チン!」
必死に睨みを利かせようとするが、入り口を亀頭でトントンされるだけで四つん這いするのも難しくなる。
なんとか尻だけ突き出して耐えようとするが、カイルはこの程度で到底満足しなかった。
「ふうむ。粗チンというのは、こういうおちんちんの事を言うんじゃないか?」
ぬっと勃起しかけていた性器を掴まれる。
「皮もむけたばかりで可愛らしいおちんちんじゃないか。どうやら将軍閣下は体格のわりにこちらはあまり成長しなかったと見受けられる」
ひどい侮辱に涙をたたえた目で睨む。
だがカイルの指にしごかれた瞬間、快楽に慣れていない体は簡単に射精してしまう。
ぴゅぅぅ♡♡♡
おしっこをもらすような音をたてて、薄い精液が褥に落ちる。
「へえ。情けないなあ。この程度で音を上げてしまうのか。これではオレの妻にふさわしくない」
「ふさわしくないのならとっとと捨てるがいい!」
唯一の秘密を知られた今、もはや隠すことなど何もない。
このまま捕虜として扱われた方がマシだ。
「安心しろ。ちゃんとオレの妻にふさわしい特訓をしてやる」
はたと気づく。
鎧を脱がしたのは誰か?
この薄いローブを着せたのは誰なのか?
もしも彼がやったのなら、全身くまなく見ることができたはずだ。
「まあ、オレとしてはこの程度でお前を手放す気はないぞ。何せ我が戦の神にそっくりのいでたちで、なおかつオレの子をはらめるかもしれんのだ。そんな御仁をみすみす逃す手はないだろう?」
ゆっくりとベッドに押し倒される。青年の顔が迫る。
世界を我が物と疑わない傲慢な笑顔。
そして自分の体を気味悪がったりしない男。
「貴様、名前は……何というのだ? 若ではないのだろう?」
きょとん、とまばたきする顔が年相応に見えた。
二十歳かと思ったが、もしかしたらもっと若いのかもしれない。
そして彼は晴れやかな顔で名乗った。
「ああ。オレはカイル。カイルと言う」
「カイル……」
その名前はすぐ舌になじんだ。
◆
「っ……ぁ……くぅ……ッ♡ これで、イイ……のかっ!?」
ヴィルヘルムはベッドで四つん這いにさせられていた。
股のあいだをカイルの太い肉棒が行き来する。
さっきまでは尻の割れ目にしつこく肉棒をくっつけてきていたのに、今では『アレ』の入り口近くに亀頭を押しつけてくる。
「ああ。いいぞ。凄い眺めだっ」
ぺちんと尻を叩かれる。
「ッ……この、蛮族め!」
四つん這いのまま後ろに立つカイルを睨む。
だが――。
グリグリと先走りで濡れた肉棒を押しつけられると、途端に快楽の電流が走り、眼光も弱まってしまう。
「うん? どうした。気持ち良くないのか? ならもっと押しつけてやらないとな」
クチュ…クチュ♡
股のあいだをすべっていた竿が左右に揺れて、内ももに先走りを塗りつけてくる。そのまま太ももをきつく閉じさせられた。
股間からカイルのたくましい肉棒の形や熱がじかに伝わってくる。
「やぁぁ…ぁ……ァ……ッ♡」
自分のものとは思えぬ嬌声が豪奢な寝室に響きわたる。
外からは今も子どもたちの笑い声が聞こえ、今が昼間なのだと訴えてくる。
(ダメだ。真っ昼間からこんな、ふしだらな事……!)
自分の口を手で覆うが、カイルは容赦してくれない。
きつく足を閉じさせたまま、ぬめる肉棒を前後に行き来させ、時折『アレ』の入り口を亀頭でノックする。
「かわいい豆粒を持っているんだな。王国の常勝将軍どのは」
「――アッ、よせ、ソコ、突くんじゃ……なぃ!」
「かわいいビラビラと小さな豆粒が嬉しそうにオレの亀頭に吸い付いてくるぞ。どうだ、欲しいか?」
「誰が……ッ。そんな、粗チン!」
必死に睨みを利かせようとするが、入り口を亀頭でトントンされるだけで四つん這いするのも難しくなる。
なんとか尻だけ突き出して耐えようとするが、カイルはこの程度で到底満足しなかった。
「ふうむ。粗チンというのは、こういうおちんちんの事を言うんじゃないか?」
ぬっと勃起しかけていた性器を掴まれる。
「皮もむけたばかりで可愛らしいおちんちんじゃないか。どうやら将軍閣下は体格のわりにこちらはあまり成長しなかったと見受けられる」
ひどい侮辱に涙をたたえた目で睨む。
だがカイルの指にしごかれた瞬間、快楽に慣れていない体は簡単に射精してしまう。
ぴゅぅぅ♡♡♡
おしっこをもらすような音をたてて、薄い精液が褥に落ちる。
「へえ。情けないなあ。この程度で音を上げてしまうのか。これではオレの妻にふさわしくない」
「ふさわしくないのならとっとと捨てるがいい!」
唯一の秘密を知られた今、もはや隠すことなど何もない。
このまま捕虜として扱われた方がマシだ。
「安心しろ。ちゃんとオレの妻にふさわしい特訓をしてやる」
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