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第5章 香緒里の護身具製作記
19 一応完成カスタム品
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夏休みに入ったが、俺達には外出も外泊の予定もない。
親には課題制作で忙しいと連絡している。
しかし本当は香緒里ちゃんの件の収拾がまだついていないからだ。
なので学生会幹部一同、香緒里ちゃんと一緒に自主的に学校に居残っている。
そう言えば最近、香緒里ちゃんのバックが変わった。
前はA4がギリギリ入る小さいディパックとポシェットだった。
でも最近は持ち手が長いトートバックを肩から下げている。
工房での休憩中、特に深く考えずに聞いてみた。
「そう言えばバック変えたの」
「気づきましたか。取り出し易いのを探して注文したんですよ」
そう言って香緒里ちゃんはバックを肩に掛ける。
「これをかけているとですね、こんな感じに」
右手が素早く動き、白い棒が出てくる。
出した時の勢いで棒は伸び、70cm位の長さになった。
「じゃーん、新兵器です」
よく見ると色々変わってはいるが俺が渡したスタンガンだ。
色が白色になっていて所々に色の付いた石が貼り付けられてデコレーションされていて、先端部には銀の宝飾のついた赤い宝石っぽい星がついているけれど。
「香緒里ちゃん専用マジカルステッキです」
可愛らしい外観とは裏腹に、バチバチという物騒な放電音と青い火花が散っているのが見える。
先端部の星も帯電しているようだし、俺が渡したときより放電音が大きい。
「これって危ない改造していないよな」
「あくまで自衛用なので襲ってきた奴が悪いのです。ついでに言うとレギュレーターと変圧器を変えただけです」
それは不味いだろう。
触ったら麻痺どころかショック死ものだ。
「まあこれは威嚇用ですから、本命はこちらです」
自称マジカルステッキをたたんで仕舞い、今度は拳銃を取り出す。
これも俺が自衛用に渡したエアガンの筈だ。
でも外観は変わっている。
例えばごついドットサイトが付いていたり。
グリップ下。怪しげなチューブが伸びてバック内へと繋がっていたり。
「これは?」
嫌な予感がするが聞いてみよう。
「まずモーターを同じ位の大きさの魔力モーターに変えました。的を見やすくするために市販の軍用のサイトを買って付けてみました。更に威力アップ目指して中のパイプに加速用魔法を重ねがけしました」
何かヤバイ予感がする。
弾が小さいのだけが唯一の救いか。
「あとそのパイプは何?」
「自動給弾装置です。バックの中にベアリング球が2kg入る箱があって、ここから給弾しています。これなら結構長いこと連射できる筈です。歯車なんかも加熱しないよう魔法をかけています。試射していないから威力はわかりませんですが」
俺の魔法で確認する。
機能上は何も問題はない。
香緒里ちゃんの説明の通り動作するようだ。
なら余計にこの場で試射はまずい。
「試射は攻撃魔法科の演習場でも使ってくれ。この中だと備品が壊れる」
「そうですね、あとで由香里姉に聞いてみます」
不安たっぷりだが、取り敢えずこの場でのこの話は終わった。
◇◇◇
そして翌日午前9時。攻撃魔法科用魔法訓練場。
夏休み中なので授業がないし学生もいないので、ここを借りるのは簡単だ。
由香里姉が香緒里ちゃんに機器の使い方を説明する。
「まずこれが近接攻撃魔法の効果確認用人形よ。これに攻撃を当てれば相手がどんな状態になるか、判定してそこのディスプレィに表示されるの」
香緒里ちゃんはバックから例のマジカルステッキを取り出す。
この前より更に取り出すモーションが早くなっているのは気のせいか。
放電音がジリジリと鳴っているステッキを、香緒里ちゃんは軽く振り上げ、そして人形に振り下ろした。
判定はすぐに出る。
「20歳男子だと96%です。残りの5パーセントは魔法耐性がある攻撃魔法使いか電撃に耐性がある工学魔法使いだそうです」
月見野先輩が表示を読み上げる。
つまり一般人は確実に死亡するという結果だ。
「まあ自衛用だしいいんじゃないか」
「天罰ですわね」
毎回ながら思う。
この人達に常識や良識は無い。
「次は中距離攻撃魔法演習場ですわ。今回は威力判定用の板も全部出してあるわ。厚さ10mmのベニア板とうちの規定の装甲板20mmよ。まあ今回は弾がパチンコ玉より小さい球だし、装甲板は必要ないと思いますけれども」
この時俺は気づいていればよかったと、後になって強く思う。
少なくとも装甲板は出すべきではなかったと。
香緒里ちゃんは右手で銃を構えて撃つ。
ドン、という爆発音。
一発目で思った以上の反動があったらしい。
香緒里ちゃんは銃を両手に持ち直し、しっかりと構えて撃つ。
轟音とともに10m先の標的版に穴が空いた。
次に連写モードで撃つ。
ほぼ横一列に穴が空いたが倒れるまではいかない。
「むむっ!」
結局50m先の標的までは貫通できたがそれ以上は駄目で、かつ標的板を割ったりも出来なかった。
俺としては護身用なので既にオーバースペックだと思っている。
でも作った本人は満足いかないらしい。
「護身用としては十分な出来じゃないかしら。でもまあ、私の魔法ならこれ位の威力はありますけれどね」
由香里姉がそう言って杖を構え、呪文を唱えた。
ほとばしる魔力が細長い氷の槍となり、50m先の装甲板を貫通。
「まあこんなものですわ」
こら由香里姉、火に油注ぐな!
更に横で鈴懸台先輩が愛剣クラウ・ソラスを振るう。
炎を帯びた衝撃波が、やはり50m先の装甲板を両断。
「ううむ、ならばこの魔法よ!」
由香里姉が別の呪文を唱え、今度は巨大な紡錘形の氷弾を形造る。
50m先の装甲板が折れ、上部が吹っ飛んだ。
魔法対抗戦を勝手に始めてしまった2人を無視して、月見野先輩が総括する。
「後ろの2人は無視致しまして、護身用として考えれば充分以上の出来だと思いますわ」
「でもやっぱり威力不足です。せめてあれ位には対抗できるようにしたいです」
魔法対抗戦は更に凶悪さを増している。
今度は100m先の装甲板が壊され始めた。
「あんなのに対抗したら、付近一帯が再起不能になりますわよ」
「そんなん自衛用じゃないだろ。今の状態ですら短距離殲滅兵器になっているし」
俺と月見野先輩で香緒里ちゃんの説得を続ける。
向こう側では、そんな俺達の説得をあざ笑うように魔法対抗戦が続行中だ。
「その気になれば反動は魔法で殺せます。弾数を減らせば持ち運べる程度のは作れると思うのです。せめて敵が装甲車で襲ってきた場合の自衛用で、もう少し強力なのを作る必要があるかと思います」
「そんな必要はない!」
どこの紛争地帯だ。
この特区、普通の車ですらほとんど走っていないのに。
「現にあれ位の戦闘力がある個人が存在します。だから可能性は無い訳でもないと思います」
その、あれ位の戦闘力があるという個人2名は少し疲れてきたようだ。
「頃合いですわね」
月見野先輩はそう言って杖を振りかざす。
彼女が短い呪文を唱え終えるとともに、魔法対抗戦は終了した。
今回は衣服は無事なまま、やっぱり倒れてひくひく痙攣し始める2人の先輩。
「あの2人みたいなのはそうそう襲ってこないとは思いますけれどもね。あまり無茶なものは作らないでください」
月見野先輩はそう言ってため息をついた。
どうやら香緒里ちゃんの説得は諦めたようだ。
親には課題制作で忙しいと連絡している。
しかし本当は香緒里ちゃんの件の収拾がまだついていないからだ。
なので学生会幹部一同、香緒里ちゃんと一緒に自主的に学校に居残っている。
そう言えば最近、香緒里ちゃんのバックが変わった。
前はA4がギリギリ入る小さいディパックとポシェットだった。
でも最近は持ち手が長いトートバックを肩から下げている。
工房での休憩中、特に深く考えずに聞いてみた。
「そう言えばバック変えたの」
「気づきましたか。取り出し易いのを探して注文したんですよ」
そう言って香緒里ちゃんはバックを肩に掛ける。
「これをかけているとですね、こんな感じに」
右手が素早く動き、白い棒が出てくる。
出した時の勢いで棒は伸び、70cm位の長さになった。
「じゃーん、新兵器です」
よく見ると色々変わってはいるが俺が渡したスタンガンだ。
色が白色になっていて所々に色の付いた石が貼り付けられてデコレーションされていて、先端部には銀の宝飾のついた赤い宝石っぽい星がついているけれど。
「香緒里ちゃん専用マジカルステッキです」
可愛らしい外観とは裏腹に、バチバチという物騒な放電音と青い火花が散っているのが見える。
先端部の星も帯電しているようだし、俺が渡したときより放電音が大きい。
「これって危ない改造していないよな」
「あくまで自衛用なので襲ってきた奴が悪いのです。ついでに言うとレギュレーターと変圧器を変えただけです」
それは不味いだろう。
触ったら麻痺どころかショック死ものだ。
「まあこれは威嚇用ですから、本命はこちらです」
自称マジカルステッキをたたんで仕舞い、今度は拳銃を取り出す。
これも俺が自衛用に渡したエアガンの筈だ。
でも外観は変わっている。
例えばごついドットサイトが付いていたり。
グリップ下。怪しげなチューブが伸びてバック内へと繋がっていたり。
「これは?」
嫌な予感がするが聞いてみよう。
「まずモーターを同じ位の大きさの魔力モーターに変えました。的を見やすくするために市販の軍用のサイトを買って付けてみました。更に威力アップ目指して中のパイプに加速用魔法を重ねがけしました」
何かヤバイ予感がする。
弾が小さいのだけが唯一の救いか。
「あとそのパイプは何?」
「自動給弾装置です。バックの中にベアリング球が2kg入る箱があって、ここから給弾しています。これなら結構長いこと連射できる筈です。歯車なんかも加熱しないよう魔法をかけています。試射していないから威力はわかりませんですが」
俺の魔法で確認する。
機能上は何も問題はない。
香緒里ちゃんの説明の通り動作するようだ。
なら余計にこの場で試射はまずい。
「試射は攻撃魔法科の演習場でも使ってくれ。この中だと備品が壊れる」
「そうですね、あとで由香里姉に聞いてみます」
不安たっぷりだが、取り敢えずこの場でのこの話は終わった。
◇◇◇
そして翌日午前9時。攻撃魔法科用魔法訓練場。
夏休み中なので授業がないし学生もいないので、ここを借りるのは簡単だ。
由香里姉が香緒里ちゃんに機器の使い方を説明する。
「まずこれが近接攻撃魔法の効果確認用人形よ。これに攻撃を当てれば相手がどんな状態になるか、判定してそこのディスプレィに表示されるの」
香緒里ちゃんはバックから例のマジカルステッキを取り出す。
この前より更に取り出すモーションが早くなっているのは気のせいか。
放電音がジリジリと鳴っているステッキを、香緒里ちゃんは軽く振り上げ、そして人形に振り下ろした。
判定はすぐに出る。
「20歳男子だと96%です。残りの5パーセントは魔法耐性がある攻撃魔法使いか電撃に耐性がある工学魔法使いだそうです」
月見野先輩が表示を読み上げる。
つまり一般人は確実に死亡するという結果だ。
「まあ自衛用だしいいんじゃないか」
「天罰ですわね」
毎回ながら思う。
この人達に常識や良識は無い。
「次は中距離攻撃魔法演習場ですわ。今回は威力判定用の板も全部出してあるわ。厚さ10mmのベニア板とうちの規定の装甲板20mmよ。まあ今回は弾がパチンコ玉より小さい球だし、装甲板は必要ないと思いますけれども」
この時俺は気づいていればよかったと、後になって強く思う。
少なくとも装甲板は出すべきではなかったと。
香緒里ちゃんは右手で銃を構えて撃つ。
ドン、という爆発音。
一発目で思った以上の反動があったらしい。
香緒里ちゃんは銃を両手に持ち直し、しっかりと構えて撃つ。
轟音とともに10m先の標的版に穴が空いた。
次に連写モードで撃つ。
ほぼ横一列に穴が空いたが倒れるまではいかない。
「むむっ!」
結局50m先の標的までは貫通できたがそれ以上は駄目で、かつ標的板を割ったりも出来なかった。
俺としては護身用なので既にオーバースペックだと思っている。
でも作った本人は満足いかないらしい。
「護身用としては十分な出来じゃないかしら。でもまあ、私の魔法ならこれ位の威力はありますけれどね」
由香里姉がそう言って杖を構え、呪文を唱えた。
ほとばしる魔力が細長い氷の槍となり、50m先の装甲板を貫通。
「まあこんなものですわ」
こら由香里姉、火に油注ぐな!
更に横で鈴懸台先輩が愛剣クラウ・ソラスを振るう。
炎を帯びた衝撃波が、やはり50m先の装甲板を両断。
「ううむ、ならばこの魔法よ!」
由香里姉が別の呪文を唱え、今度は巨大な紡錘形の氷弾を形造る。
50m先の装甲板が折れ、上部が吹っ飛んだ。
魔法対抗戦を勝手に始めてしまった2人を無視して、月見野先輩が総括する。
「後ろの2人は無視致しまして、護身用として考えれば充分以上の出来だと思いますわ」
「でもやっぱり威力不足です。せめてあれ位には対抗できるようにしたいです」
魔法対抗戦は更に凶悪さを増している。
今度は100m先の装甲板が壊され始めた。
「あんなのに対抗したら、付近一帯が再起不能になりますわよ」
「そんなん自衛用じゃないだろ。今の状態ですら短距離殲滅兵器になっているし」
俺と月見野先輩で香緒里ちゃんの説得を続ける。
向こう側では、そんな俺達の説得をあざ笑うように魔法対抗戦が続行中だ。
「その気になれば反動は魔法で殺せます。弾数を減らせば持ち運べる程度のは作れると思うのです。せめて敵が装甲車で襲ってきた場合の自衛用で、もう少し強力なのを作る必要があるかと思います」
「そんな必要はない!」
どこの紛争地帯だ。
この特区、普通の車ですらほとんど走っていないのに。
「現にあれ位の戦闘力がある個人が存在します。だから可能性は無い訳でもないと思います」
その、あれ位の戦闘力があるという個人2名は少し疲れてきたようだ。
「頃合いですわね」
月見野先輩はそう言って杖を振りかざす。
彼女が短い呪文を唱え終えるとともに、魔法対抗戦は終了した。
今回は衣服は無事なまま、やっぱり倒れてひくひく痙攣し始める2人の先輩。
「あの2人みたいなのはそうそう襲ってこないとは思いますけれどもね。あまり無茶なものは作らないでください」
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