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第18章 まもりたいもの
86 サマードレスと蕎麦饅頭
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そして2日後の午後4時、学生会室。
俺も香緒里ちゃんも、半分死んだような状態で机に突っ伏している。
あの後。目覚めた俺を待っていたのは、長い長い事情聴取だった。
魔力切れから目覚めたふらふら状態のまま、約半日の警察と自衛隊による事情聴取を受けたのだ。
香緒里ちゃんは意識があった分、俺よりもっと長かったらしい。
詩織ちゃんは治療と検査と事情聴取等々で、まだ戻ってきていない。
マンションで倒れ込むように眠った翌日、奈津希さんが現在までわかっている状況を教えてくれた。
○ 詩織ちゃんの両親とされていた人間は既に行方をくらました。
親類縁者等に当たったが、該当人物とはかなり前に縁が切れていて追えず。
別人による名義背乗りの可能性も高い。
○ 北之島に展開していた敵の船は1隻逃走、大型の1隻含む3隻は拿捕。
また放棄された小型船5隻は回収済。
○ 20余名を拿捕、国際法に基づき自衛隊に捕虜として抑留され取調中。
但し某国は自国の軍事行動と認めていない事から今後の取扱いは不明。
こんな感じで処理されているそうだ。
詩織ちゃん本人は微妙な立場。
しかし未成年であり本人に犯意が無いことから、それほど悪いことにはならないだろうとの事だ。
あくまで予想で、心配を解消できるものでもないけれど。
「あっ、間もなく……」
ジェニーがそう言いかけて、ふと口を閉じる。
何だろう。
ドンドン。
微妙に暴力的な音でノック音がした。
「はいれす」
ジェニーが扉を開ける。
どかどか、という感じの重量感はあるが品位はあまりない足音。
「なんだ。長津田も薊野妹も元気ないじゃないか」
この品のない、眠りに突き刺さるような声を、俺は知っている。
「田奈先生、疲れているんですからもう少し静かにお願いします」
「私だって疲れているんだ。昨日今日とあちこち回って、根回しだの手続きだのしてきたからな」
ドン、と机の上に置かれたのは蕎麦饅頭と書かれた箱。
「何で蕎麦饅頭なんですか。東京土産なのに」
「引っ越し披露だからだ。引っ越しと言えば蕎麦だが、甘いものの方がいいだろう」
何故田奈先生がここへ来たのか、それと引っ越しがどう関係するのか。
俺には全く理解できない。
というか、何かわかっていそうなのはジェニーだけのようだ。
他は皆? という感じの顔をしている。
「という事でいいだろう。入ってきなさい」
入ってきたのは、水色の涼しげなサマードレスを着た、詩織ちゃん。
えっ?
「今度マンションの隣の部屋に引っ越します田奈詩織と申します。よろしくお願い致します」
え、詩織ちゃんの名字は旗台だった筈。
それが田奈姓で引っ越しって……
それらが俺の中で『両親とされていた人間は既に行方不明』という情報と結びつくのに、ちょっとだけ時間がかかった。
「という訳だ。あとは本人に聞くんだな」
田奈先生はそう言ってそのまま回れ右をして、忙しげに立ち去ろうとする。
「田奈先生」
とっさに俺は呼び止めた。
「何だ」
「ありがとうございます」
俺は立ち上がって礼をする。
見ると、俺以外の全員が同じように礼をしていた。
「私は私のしたいようにしているだけだ。礼を言われる筋合いは無い」
先生はそう言い残して振り返らず部屋を去り、扉が閉まる。
◇◇◇
30分後、いつもの露天風呂。
それぞれの湯に浸かりながら、詩織ちゃんの話を聞いている。
「私は特に大変な事は無かったですよ。警察と自衛隊に簡単に調書を取られて、あと裁判所で事情を色々聞かれて。ただ移動が色々せわしなかっただけなのです。でも飯は何処へ行っても美味いのを食べたですよ。親父、食通っすね」
「でも田奈先生相手で大丈夫だった? 話題も合わないだろうよね、きっと」
由香里姉の言葉に、詩織ちゃんはにまーっと笑う。
「なかなか楽しい親父っすよ。昨日飯食べて服買った後、時間があったから秋葉原の親父馴染みの店に連れて行って貰ったです。電子基板もモーターもパーツ類色々も見れて楽しかったのです。家族になったお祝いで3Dプリンタのいいのも注文したですよ。来週には着く予定です。来たら使わせてあげてもいいです」
なんだかな。心配を通り越して別の心配が。
何かもう色々駄目というか、手遅れな気がする。
完全に田奈先生に馴染んでいる模様だ。
趣味があうだけにとんでもない事になりそうだ。
田奈夫人はこれから苦労しないだろうか。
「それじゃあ今日は8時半から家族で夕食会なんで、先にあがるのです」
詩織ちゃんはそう言うと立ち上がり、タオルを纏うと同時に姿を消した。
既に田奈邸とこことの間は自由に行き来できるようだ。
「田奈先生のところって、家族構成どうでした」
「先生と奥さんと、魔技大の院生の娘さんが1人だったかな」
俺は風遊美さんの質問に答える。
「それなら女の子が1人増えても問題は無さそうですね」
「それが詩織ちゃんというのが心配だけどな。田奈先生とオタク同士気が合いすぎて家族争議がおこるかもしれない」
「それでも上手くやっていくだろ。詩織なら」
樽風呂から顔だけ出している奈津希さんがそう言って、そして俺の方を見る。
「修のベッドに夜中出てくるのも今後無くなると思うぞ。どうだ寂しいか」
「何でそう思うんです」
「修のベッドにちょくちょく出現した理由は、多分ベッドマットが気に入ったのとは違う理由だろうと思うからさ。この学校へ来て修に親切にしてもらった事が嬉しくて、甘えていたんだろうな。家にいたのは親というより上司兼監視者だったらしいし」
「まあ取り敢えず、お互い安眠できるのはいいことですね」
「全くだ」
俺の本音としては、詩織ちゃんが田奈先生預かりになった事で安堵しているし喜んでもいる。
田奈先生は子供っぽい所もあるし見かけもダメダメ。
しかし人間としては信頼できるし性格も悪くない。
某国が取り返しに来ても返り討ちにするくらいの実力もあるし、今の詩織ちゃんの状況ではほぼ理想的な養親だろう。
経済力も全く問題ない。
「もしベッドが寂しいようなら、僕が代わりに添い寝をしてやろうか」
「確かに奈津希さんの寝相は詩織ちゃんと互角ですが、大きい分邪魔です」
「大丈夫。寝る前にベッドの上でアツーい運動をして疲れさせてくれればいい。お互いスッキリして……」
奈津希さんの台詞が急に止まる。
どうしたのかと見ると、奈津希さんが樽風呂ごと氷漬けにされていた。
大丈夫かと思ったが、5秒位で氷を溶かして復活する。
流石最強のオールラウンダー。
「由香里さん、僕じゃなければ死ぬ処です!」
「私の予約物件に手を出す方が悪いのよ」
「夜這いと寝取りは日本の文化!」
「なら実力でかかってらっしゃ……」
由香里姉と奈津希さんが同時にぐったりと倒れる。
「お風呂は静かに楽しむものでしょう」
風遊美さんはそう言うと、よいしょと身体を起こし、由香里姉を浴槽から引っ張り上げ始めた。
「そうですね」
こちらは香緒里ちゃん。
奈津希さんは樽風呂から引っ張り出せないので、代わりに姿勢を整えて樽風呂内の水を排水させている。
今のは風遊美さんと香緒里ちゃん、どっちが仕掛けたのだろうか。あるいは両方かな?
まあいいか、そんな些細な事は。
俺はあられもない姿で作業中の2人から目をそらす。
取り敢えず今は、ぬるめのお湯を平和かつ静かに楽しむことにしよう。
俺も香緒里ちゃんも、半分死んだような状態で机に突っ伏している。
あの後。目覚めた俺を待っていたのは、長い長い事情聴取だった。
魔力切れから目覚めたふらふら状態のまま、約半日の警察と自衛隊による事情聴取を受けたのだ。
香緒里ちゃんは意識があった分、俺よりもっと長かったらしい。
詩織ちゃんは治療と検査と事情聴取等々で、まだ戻ってきていない。
マンションで倒れ込むように眠った翌日、奈津希さんが現在までわかっている状況を教えてくれた。
○ 詩織ちゃんの両親とされていた人間は既に行方をくらました。
親類縁者等に当たったが、該当人物とはかなり前に縁が切れていて追えず。
別人による名義背乗りの可能性も高い。
○ 北之島に展開していた敵の船は1隻逃走、大型の1隻含む3隻は拿捕。
また放棄された小型船5隻は回収済。
○ 20余名を拿捕、国際法に基づき自衛隊に捕虜として抑留され取調中。
但し某国は自国の軍事行動と認めていない事から今後の取扱いは不明。
こんな感じで処理されているそうだ。
詩織ちゃん本人は微妙な立場。
しかし未成年であり本人に犯意が無いことから、それほど悪いことにはならないだろうとの事だ。
あくまで予想で、心配を解消できるものでもないけれど。
「あっ、間もなく……」
ジェニーがそう言いかけて、ふと口を閉じる。
何だろう。
ドンドン。
微妙に暴力的な音でノック音がした。
「はいれす」
ジェニーが扉を開ける。
どかどか、という感じの重量感はあるが品位はあまりない足音。
「なんだ。長津田も薊野妹も元気ないじゃないか」
この品のない、眠りに突き刺さるような声を、俺は知っている。
「田奈先生、疲れているんですからもう少し静かにお願いします」
「私だって疲れているんだ。昨日今日とあちこち回って、根回しだの手続きだのしてきたからな」
ドン、と机の上に置かれたのは蕎麦饅頭と書かれた箱。
「何で蕎麦饅頭なんですか。東京土産なのに」
「引っ越し披露だからだ。引っ越しと言えば蕎麦だが、甘いものの方がいいだろう」
何故田奈先生がここへ来たのか、それと引っ越しがどう関係するのか。
俺には全く理解できない。
というか、何かわかっていそうなのはジェニーだけのようだ。
他は皆? という感じの顔をしている。
「という事でいいだろう。入ってきなさい」
入ってきたのは、水色の涼しげなサマードレスを着た、詩織ちゃん。
えっ?
「今度マンションの隣の部屋に引っ越します田奈詩織と申します。よろしくお願い致します」
え、詩織ちゃんの名字は旗台だった筈。
それが田奈姓で引っ越しって……
それらが俺の中で『両親とされていた人間は既に行方不明』という情報と結びつくのに、ちょっとだけ時間がかかった。
「という訳だ。あとは本人に聞くんだな」
田奈先生はそう言ってそのまま回れ右をして、忙しげに立ち去ろうとする。
「田奈先生」
とっさに俺は呼び止めた。
「何だ」
「ありがとうございます」
俺は立ち上がって礼をする。
見ると、俺以外の全員が同じように礼をしていた。
「私は私のしたいようにしているだけだ。礼を言われる筋合いは無い」
先生はそう言い残して振り返らず部屋を去り、扉が閉まる。
◇◇◇
30分後、いつもの露天風呂。
それぞれの湯に浸かりながら、詩織ちゃんの話を聞いている。
「私は特に大変な事は無かったですよ。警察と自衛隊に簡単に調書を取られて、あと裁判所で事情を色々聞かれて。ただ移動が色々せわしなかっただけなのです。でも飯は何処へ行っても美味いのを食べたですよ。親父、食通っすね」
「でも田奈先生相手で大丈夫だった? 話題も合わないだろうよね、きっと」
由香里姉の言葉に、詩織ちゃんはにまーっと笑う。
「なかなか楽しい親父っすよ。昨日飯食べて服買った後、時間があったから秋葉原の親父馴染みの店に連れて行って貰ったです。電子基板もモーターもパーツ類色々も見れて楽しかったのです。家族になったお祝いで3Dプリンタのいいのも注文したですよ。来週には着く予定です。来たら使わせてあげてもいいです」
なんだかな。心配を通り越して別の心配が。
何かもう色々駄目というか、手遅れな気がする。
完全に田奈先生に馴染んでいる模様だ。
趣味があうだけにとんでもない事になりそうだ。
田奈夫人はこれから苦労しないだろうか。
「それじゃあ今日は8時半から家族で夕食会なんで、先にあがるのです」
詩織ちゃんはそう言うと立ち上がり、タオルを纏うと同時に姿を消した。
既に田奈邸とこことの間は自由に行き来できるようだ。
「田奈先生のところって、家族構成どうでした」
「先生と奥さんと、魔技大の院生の娘さんが1人だったかな」
俺は風遊美さんの質問に答える。
「それなら女の子が1人増えても問題は無さそうですね」
「それが詩織ちゃんというのが心配だけどな。田奈先生とオタク同士気が合いすぎて家族争議がおこるかもしれない」
「それでも上手くやっていくだろ。詩織なら」
樽風呂から顔だけ出している奈津希さんがそう言って、そして俺の方を見る。
「修のベッドに夜中出てくるのも今後無くなると思うぞ。どうだ寂しいか」
「何でそう思うんです」
「修のベッドにちょくちょく出現した理由は、多分ベッドマットが気に入ったのとは違う理由だろうと思うからさ。この学校へ来て修に親切にしてもらった事が嬉しくて、甘えていたんだろうな。家にいたのは親というより上司兼監視者だったらしいし」
「まあ取り敢えず、お互い安眠できるのはいいことですね」
「全くだ」
俺の本音としては、詩織ちゃんが田奈先生預かりになった事で安堵しているし喜んでもいる。
田奈先生は子供っぽい所もあるし見かけもダメダメ。
しかし人間としては信頼できるし性格も悪くない。
某国が取り返しに来ても返り討ちにするくらいの実力もあるし、今の詩織ちゃんの状況ではほぼ理想的な養親だろう。
経済力も全く問題ない。
「もしベッドが寂しいようなら、僕が代わりに添い寝をしてやろうか」
「確かに奈津希さんの寝相は詩織ちゃんと互角ですが、大きい分邪魔です」
「大丈夫。寝る前にベッドの上でアツーい運動をして疲れさせてくれればいい。お互いスッキリして……」
奈津希さんの台詞が急に止まる。
どうしたのかと見ると、奈津希さんが樽風呂ごと氷漬けにされていた。
大丈夫かと思ったが、5秒位で氷を溶かして復活する。
流石最強のオールラウンダー。
「由香里さん、僕じゃなければ死ぬ処です!」
「私の予約物件に手を出す方が悪いのよ」
「夜這いと寝取りは日本の文化!」
「なら実力でかかってらっしゃ……」
由香里姉と奈津希さんが同時にぐったりと倒れる。
「お風呂は静かに楽しむものでしょう」
風遊美さんはそう言うと、よいしょと身体を起こし、由香里姉を浴槽から引っ張り上げ始めた。
「そうですね」
こちらは香緒里ちゃん。
奈津希さんは樽風呂から引っ張り出せないので、代わりに姿勢を整えて樽風呂内の水を排水させている。
今のは風遊美さんと香緒里ちゃん、どっちが仕掛けたのだろうか。あるいは両方かな?
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