私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~

春風一

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第5部 厳しさにこめられた優しい想い

5-5小さな少女の人生を懸けた新しい挑戦

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 水曜日の朝。時間は、八時半ごろ。今日は、会社がお休みだけど、私は、いつも通りの時間に早起きして〈北地区〉に来ていた。辺り一面に、静かで穏やかな、田園風景が広がっている。

 空気は澄み切っていて、とても爽やかだった。鳥の鳴き声が聞こえるだけで、周囲に人の歩く姿はない。

 住宅街から少し離れた、農業エリアなので、家はまばらだった。私は、その中の一軒のお宅に、やってきていた。ここは、エリーちゃんの実家だ。彼女の家は、代々酪農をやっているらしい。

 大きな敷地内には、牛舎と放牧場がある。入り口のすぐそばには、木造の大きな家が建っており、私たちは、その家の前に集まっていた。

 目の前には、車いすに乗ったエリーちゃんと、会話中のご両親。あと、優しそうな笑顔を浮かべた、おじいさんとおばあさんに、お兄さん。私のすぐ後ろには、リリーシャさんと、ツバサさんが待機していた。

 今日はいよいよ、エリーちゃんが、新しい一歩を踏み出す日。自力で〈サファイア・ビーチ〉に向かう夢に、挑戦する日だった。

 とはいえ、実際には、そんなにすんなりと、決まったわけではない。エリ―ちゃんと出会った日、軽く話したあとに、連絡先を交換した。その後、何度も連絡をとって、二人で話し合いながら、少しずつ計画を詰めて行ったのだ。

 その際、私はリリーシャさんに、この計画を打ち明け、相談に乗ってもらうことにした。隠し事をするのは嫌だし、聴いてもらうだけでも、何か得るものがあると思ったからだ。

 しかし、リリーシャさんはこの件に、全面的に協力してくれることになった。リリーシャさんも、過去に、体の不自由なお客様の接客は、何度もやっているらしい。それで、様々な注意点を、詳しくアドバイスしてくれた。

 さらに、エリーちゃんのご両親の説得まで、力を貸してくれたのだ。実は、ご家族の了解を得るのが、最も大きな壁だったんだよね。でも、リリーシャさんが、一緒に説明に行ってくれたお蔭で、上手く話がまとまった。

 リリーシャさんが『挑戦の当日は、私も付き添います』と、言ってくれたからだ。〈ホワイト・ウイング〉の現社長で、大人気のスカイ・プリンセス。しかも『伝説のシルフィード』の娘だ。この町で、彼女の言葉を、信じない人なんていない。

 最初は、ご両親も驚いていた。でも『天使の羽』エンジェルフェザーが、付き添ってくれるなら、と快く了解してくれたのだ。もし、私がお願いしても、おそらく、あっさり断られていたと思う。やっぱり、地位や発言力って、大事だよね……。

 ちなみに、その話を聴いたツバサさんも、一緒に付き添ってくれることに。ツバサんも、結構、面倒見のいい人なんだよね。

 結局『スカイ・プリンセス』二名の付き添いという、当初の計画とは全く違う、大掛かりなものになった。

 元々の計画だと、私一人が、付き添う予定だったんだよね。でも、大物二人がいるから、私はオマケみたいな存在になってしまった。それでも私は、全力でサポートしようと思う。『実行しよう』と言い出したのは私だし、本気で応援したいから。

 エリーちゃんが、ご家族との会話が終わると、こちらに向き直った。ご家族たちが、こちらに頭を下げて来たので、私も深々と頭を下げる。

「お待たせして、すいません。みんな、心配性なので」 
「それだけ、エリーちゃんのことを、大事に想ってるからだよ」

 私は、近づいてきたエリーちゃんと、笑顔で言葉を交わした。

 いくら、付き添いがいるとはいえ、やはり心配だと思う。歩くこともできず、マナも使えない、体の不自由な娘が、人生初の遠出をするのだから。ご両親は、気が気じゃないはずだ。だからこそ、私が全力でサポートしないとね。

 やがて、リリーシャさんとツバサさんは、オープン型のエア・カートに乗ると、スーッと上昇していった。二人は、ツバサさんのエア・カートに乗り、上空から見守ることになっている。

 もし、動けなくなったら、エア・カートに乗せて送るので、万一の場合でも安心だ。怪我をしたり、具合が悪くなった場合も、直ぐに、病院に搬送してくれる手はずになっている。

 一方、私はエリーちゃんの、隣を歩く係だ。背には、リュックを背負っており、中には、飲み物や栄養食品が入っている。また、万一のケガのために、ばんそうこうなども。あと、ご両親から預かった、エリーちゃんの薬も入れてある。

 私は、ご家族に見送られながら、家の敷地を出て、静かな田園風景の中を進んで行った。エリーちゃんは、一生懸命、タイヤを回しながら移動する。かなり、訓練を積んだので、今のところ順調だ。

 ここからしばらくは、舗装されていない道が続く。道が平らではないので、車いすだと、結構、大変だ。でも、事前に全てのルートを決め、私は、その一つ一つをチェックして回った。

 大きな石などは取り除き、穴は補習し、ぬかるみはベニヤ版をしいて、通りやすいようにしておいた。これについては、お兄さんのルークさんに、手伝ってもらった。道の補修の件を話したら、快く協力してくれたのだ。

 幸い、ここ数日は雨もなく、道の状態は良好。昨日も、念入りに道の上空を飛んで、細かくチェックしてあるので、途中でつまずく心配はないはずだ。

「いい天気になって、よかったね」 
「はい、最高の遠出日和です」

 エリーちゃんは、笑顔で返して来る。調子はとても良さそうだ。でも、常に体力を消費しているので、あまり話し過ぎないように、気を付ける。

 一番、大変なのは、この〈北地区〉だった。未舗装の道が多く、舗装されていても、古くてデコボコな道が多いからだ。なので、ここを抜けるまでは、移動に集中したほうがいい。

 上空には、少し離れたところで、ゆっくりと、エア・カートが飛んでいる。視線を向けると、ツバサさんが、笑顔で手を振ってくれた。私も、軽く手を振り返す。

 しばらく進んで行くと、ようやく舗装された道に入り、ほどなくして〈北地区〉のメイン・ストリートに到着した。時計を見ると、ここまで、約十五分ほど。結構、いいペースで進んでいる。

「大丈夫? 疲れてない?」
「はい、凄く調子がいいです」

「ここからは、舗装された道だから。焦らず、ゆっくり行こう」
「はい、分かりました」

 エリーちゃんは、元気いっぱいに答える。

 私は、事前調査して、厳選した道を進んで行った。車いすでも、通りやすい道幅、かつ綺麗な路面の道。段差がなく、スムーズに進める道。メイン・ストリートから外れ、住宅街の中も通過していく。

 今までは『車いすが通りやすい』なんて視点は、考えたこともなかった。でも、町中を飛び回ったおかげで、細かい地形を、より詳しく知ることができた。

 途中、定期的に、広場で休憩をとっていく。あらかじめ、どの広場で休憩をとるかも、全てスケジュールに組んであった。

 休憩のたびに、飲み物や食べ物を渡して、しっかり休んでもらう。私は全然、平気だけど、体が不自由なエリーちゃんにとっては、普通の距離でも、大変な消耗だ。特に、腕への負担が、物凄く大きい。

 二回目の休憩をとったあと、私たちは〈中央区〉に入った。人の多い〈中央区〉を避けて、比較的、人の少ない〈西地区〉を経由する方法もある。

 でも、これだと遠回りになって、エリーちゃんの負担が増えてしまう。なので、色々検討した結果、最短ルートで〈中央区〉を、突っ切って行くことにした。

「うわー、ここが〈中央区〉なんですね。大きな建物ばっかり」
「行政関係の建物が、多いからねぇ」 

〈中央区〉は、行政府が運営している施設が多い。そのためか、綺麗で大きな建物が多かった。道も広めで、とても綺麗に舗装されている。大きなオフィスビルも、沢山たっていた。〈南地区〉ほどではないけど、人通りも多い。

 エリーちゃんは〈中央区〉が初めてらしく、辺りを興味深げに、キョロキョロと見回していた。私は、彼女の視線に合わせて、色んな建物や施設を、分かりやすくガイドしていく。

 しばらく進んでから、途中の公園で、いったん休憩をとった。思った以上に、エリーちゃんの息が、上がっていたからだ。

「大丈夫? ちょっと、疲れちゃったかな?」
「いえ……大丈夫です。人も多いし、大きな建物ばかりで、ビックリしちゃって」
「あぁー、分かる分かる。私も、この町に初めて来た時、圧倒されちゃったもん」

 あまりに大都会なんで、空港に降り立った時は、滅茶苦茶、驚いたもんね。今では、すっかり慣れちゃったけど。ただ、この町って、場所によって発展のしかたが、まるで別の町のように違うんだよね。

「風歌さんは、大陸から来たんですか?」 
「ううん、向こうの世界から来たんだよ」

「へぇー、凄い! 異世界の人とは、初めて会いました」
「まぁ、実際には、向こうから来ている、観光客の人も多いけどね」
 
 異世界人とはいえ、見た目が全く同じなので、こっちの人とは、全く区別がつかない。生活習慣や考え方も、そこまで大きくは、違わないからね。

「何で、こっちの世界に、来たんですか?」 
「エリーちゃんと同じ。夢を果たすためだよ」

 そう答えると、エリーちゃんの顔が、パッと明るくなった。

「もしかして、シルフィードになるために?」
「うん。まだ、夢の途中だけどね」

「凄い、凄い凄い! もう、夢を果たしてるじゃないですか」 
「私の夢は『グランド・エンプレス』になることだから。まだまだ、先なんだ」
 
 なぜか、彼女には、素直に口に出せてしまった。ノーラさんに、大笑いされてからは、誰にも言ってないんだけど。きっと、彼女が夢に向かって、真っすぐ頑張ってる人だからこそ、言えたんだと思う。

「おぉー、絶対になってくださいね!」 
「全力で頑張るよ。だから、エリーちゃんも、頑張ろう!」
「はいっ!」

 彼女が元気になると、再び〈サファイア・ビーチ〉に向かって、進むのだった。

〈中央区〉は、道が広いし、綺麗に舗装されているので、移動はしやすい。でも、人がかなり多く、人混みの中を進む必要があった。ここは、お役所だけではなく、オフィスビルも非常に多い。向こうの世界の『丸の内』や『新橋』みたいな感じだ。

 中心部に進むにつれ、観光客の姿も多くなってくる。〈シルフィード広場〉は、定番の観光スポットだからだ。さらに、レストラン街の〈レインボー・ロード〉や、商店街の〈スカイ・マーケット〉も、とても人気がある。

 私は、エリーちゃんの希望で〈シルフィード広場〉に向かっていた。この町で最も大きい広場で、中心には『シルフィード像』が立っている。高さ70mの、超巨大な像で、世界的にも非常に有名だ。

 今までは、上空からしか見たことがないので『実物を、目の前で見てみたい』というのが、エリーちゃんの希望だった。

 確かに、目の前で見ると、迫力が全然違うし、ちょうど通り道だからね。滅茶苦茶、混んでいるのがネックだけど、私がついているから大丈夫だ。

 エリーちゃんは、息を荒げながらも、必死に腕を動かし、前に進み続ける。私は『大丈夫?』と、声を掛けようとしたが、口をつぐむ。とても真剣な表情なので、邪魔をしたくなかったからだ。

 それに、こういう時に必要なのは、同情の言葉じゃない。私が『ノア・マラソン』で、気を失いそうになっていた時。力を分けてもらったのは、強い応援だった。

「頑張って! いい感じだよ! もう直ぐ〈シルフィード広場〉だからね」
「はいっ――がんばります!」

 実際に、シルフィード像が、どんどん大きく見えてきていた。

 私は、すぐ隣を歩きながら、必死に応援を続ける。エリーちゃんは、弱音一つ吐かずに、黙々と進んで行った。

 それから、約三十分後。私たちは、ついに〈シルフィード広場〉に到着した。目の前には、超巨大なシルフィード像が見える。結局、途中で一度も休憩せずに、三十分以上、進み続けていた。物凄い頑張りだ。

「やったね! ついに、シルフィード像まで来たよ。しかも、エリーちゃんの力で!」 
「はい……何だか、まだ――信じられません」

 かなり息が荒くなっているが、彼女は、とても嬉しそうな笑顔を浮かべる。物凄く、やり切った表情だ。
 
 私たちはゆっくりと、広場の中央に進んで行く。広場の中には、沢山の観光客の人たちが来ていた。みんなの目的は、もちろん『シルフィード像』だ。見上げて感嘆の声を上げたり、記念写真を撮ったりしている。

 いつもは、上空から見てるから、そんなでもないけど。こうして、近くで改めてみると、本当に物凄く大きい。

 ちなみに、建設当時は、二十メートルぐらいにする予定だったらしい。でも、世界平和の象徴として、より多くの人に見えるように、七十メートルに改修された。

〈グリュンノア〉は『第四次水晶戦争を、終結に導いた聖地』とも言われている。だから、この『シルフィード像』は、単なる観光名所じゃなくて、世界的にも、大事な遺産なんだよね。

 像のすぐそばまで行くと、そこには、リリーシャさんとツバサさんが、笑顔で待ち構えていた。

「お疲れ。ナイス・ファイトだよ、エリーちゃん!」
「エリーちゃんも、風歌ちゃんも、お疲れ様。よく頑張ったわね」

 二人は、素敵な笑顔で迎えてくれる。

「ありがとうございます。皆さんのおかげです」
「違うよ。エリーちゃんが、頑張ったからだよ」

 私たちは、ただ見守っていただけ。全ては、本人の頑張りだ。それに、周りの人たちを動かしたのだって、彼女の熱い想いが、あったからだと思う。
 
「とりあえず、昼食にしようか。とっても美味しい店を、予約してあるから」
「そうね。しっかり休憩をしてから、後半戦を頑張りましょう」

 流石はツバサさん、実に準備がいい。シルフィード広場に着いたあたりで、昼食にしようとは言ってたけど、店の予約までは、聴いていなかった。

「はい。ちょうど、お腹が空いてたんです」
「私も、もう、おなかペコペコー」

 私は、エリーちゃんと笑顔を向け合う。

 しばらく『シルフィード像』を眺めたあと、私たちは、ツバサさんが予約したレストランに向かった。〈シルフィード広場〉を出る時、エリーちゃんは止まると、後ろを振り向いて、じっと像を眺めていた。

「どうしたの?」 
「いえ、その……。次は、いつ来れるのかと思って――」

 彼女は、少し不安げな表情を浮かべていた。

「大丈夫だよ。エリーちゃんなら、いつでも来れるから。〈サファイア・ビーチ〉まで行ければ、もう、どこにだって行けるよ」
「そうですよね」

 彼女は、こちらに振り向くと、満面の笑みを浮かべた。

 大丈夫だよ、エリーちゃん。一度、自分の力で進んだ道は、何度だって進むことができるから。それに、エリーちゃんは、自分で思っているよりも、ずっとずっと強い子だもん。

 例え体が弱くても、強い心を持っていれば、何だって出来るんだから……。


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次回――
『夢を追い続ければいつか必ず手が届くと私は信じてる』

 夢が実現する可能性があるからこそ、人生は面白いのだ 
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