私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~

春風一

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第8部 分かたれる道

2-6彼女はまるで過去の自分を見ているようだ……

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 私は、早足で、東エリアに向かっていた。今日は、会社の敷地内に人が多い。見習い階級は、全員、会社に残っているからだ。明日から『華麗祭』が始まるため、見習いが総出で、準備をしている。

 必死に、動き回っている姿を見ると、自分の見習い時代を思い出す。私の時も、直前まで、バタバタしていた記憶がある。かなり大掛かりなうえに、完璧さを求められるので、想像以上に、大変な仕事だった。

 今年も、見習いの子が『進行リーダー』を務めている。しかし、ミス・ハーネスから『今年は少し心配だから、念のためチェックをして欲しい』と、頼まれた。

 私が、全てやってしまったら、見習いの子たちの、勉強にならない。そのため、表立った行動はせず、影からフォローするのが、私の役目だ。

 本来は、全て見習いだけでやるのが伝統だ。しかし、今年は、進行状態が、大幅に遅れており、上手くまとめられる子が、いないようだ。どうも、チームワークに、問題があるらしい。

 ミス・ハーネスにしては珍しく、ため息をついていた。今年は、レベルが低いか、問題児が多いのだろうか?

 本来、私の仕事ではないし、普通に、営業に行きたかった。しかし、ミス・ハーネスには、何かと目を掛けて貰っている。それに、万一、問題があれば、会社の名に、傷がつきかねない。なので、放っておく訳にもいかなかった。

 見た感じ、今年の新人の子たちは、私の時に比べ、明らかに効率が悪い。あたふたと、走り回っている割には、進行が遅かった。声かけや連携も取れておらず、個々にやっている感じだ。こんな状態で、本当に、間に合うのだろうか?

 目の前の作業だけで、一杯一杯で、細かいチェックまでは、手が回ってなさそうだ。なので、私は、チェックリストを手に、東エリアにある〈アイリーン館〉と〈スカーレッタ館〉に向かっていた。

『華麗祭』の期間中は、社員寮も、一般公開される。社員のご家族たちが、大勢、見に来るからだ。なので、清掃状態や、破損部分がないか。また、セキュリティーのチェックなども必要だ。

 結構、広いので、隅々までチェックするには、かなり時間が掛かる。入り口から、非常階段まで。また、床・壁・窓・天井まで、全てを細かくチェックする。

 一点の汚れも問題も、許されない。それが、業界一の品格を持つ〈ファースト・クラス〉なのだ。

 私は、チェックリストを確認し、どのルートで回るかを考えながら、社員寮に続く道を、足早に歩いていた。だが、違和感を覚え、ふと足を止める。なぜなら、人気のない敷地のベンチに、人の姿が見えたからだ。

 そもそも、この忙しい時間に、こんな場所にいる人間はいない。しかも、その異常な格好に、私は、ぎょっとした。

「ちょっと……あなた、どうしたの?!」
 私は、急いで近づくと、彼女に声を掛ける。
 
 ベンチに座っていた人物は、俯いていたが、顔を上げると、見覚えのある子だった。だが、以前、見た時とは、全く違う。先日は、覇気のあふれる表情だったのに、物凄く、憔悴しょうすいしきった顔をしていた。

 加えて、衣服は乱れ、髪もぼさぼさ。頬は赤くはれ、手の甲には、血がにじんでいた。これは、ただ事ではない。

「ナギサお姉様、ごきげんよう」
 私に気付くと、彼女は、急に表情が引き締まり、目つきが鋭くなる。律儀にも、先日の約束を守って、ちゃんと挨拶をして来た。

「いや、こんな時に、挨拶はいいから。それより、何があったか、訊いているのよ」 

 彼女は、しばし無言になったあと、
「準備中に、ちょっと転んだだけです」
 感情のこもらない言葉で、淡々と答え、視線をそらす。

「そんな訳ないでしょ? どういう転び方をすれば、そんなになるのよ?」 
 彼女の言葉が、完全な嘘であるのは、一目瞭然だった。

 どう見たって、これは、人為的なものだ。あまり、考えたくはないが、この社内で、暴力事件があったのかもしれない。しかも、この乱れ様は、相手は、複数人だった可能性がある。

 だが、彼女は、とんでもなく気丈で、プライドが高い。なので、素直に話すとも思えなかった。無理に、訊き出そうとすれば、余計に、心を閉ざしてしまうだろう。核心には、下手に触れないほうが、いいかもしれない。

 私は、少し考えたあと、
「とりあえず、医務室に行きましょう。まずは、治療をしないと」
 静かに話しかけ、そっと手を差し出す。

 だが、彼女は、
「結構です。自分で手当てしますから」
 あっさりと、拒絶してきた。

 まぁ、彼女らしいと言えば、彼女らしい。プライドの問題もあって、医務室には、行き辛いのだろう。だが、このままにしておいては、傷口から菌が入って、悪化する可能性もあるし。傷跡が残っては、大変だ。
 
 まったく、私が言うのも何だが、性格が面倒すぎる。プライドは、とても大切だ。でも、それだけに、こだわっていては、何もできないし。それが、逆に重荷や、自分の首を絞めることもある。

 きっと、今回も、彼女のプライドの強さが、こんな事態を、引き起こしたのだろう。私も、プライドは強いが、ここまで、あからさまには出さないし。もめ事を起こすことは、しっかり、避けてきた。
 
 しかし、彼女は、そんなことは、お構いなしだ。常に、周りに敵意を振りまいている。結局は、後先を考えていないだけ。それは、気高いのではなく、ただの、愚か者の行為だと思う。

 私は、小さくため息をつくと、彼女の手を握った。
「ほら、行くわよ」
   
「だから、行かないと、言ってるじゃないですか!」 
 彼女は、鋭い視線を向けて来る。その目には、明らかに、敵意が籠っていた。

「医務室じゃないわよ。私の部屋で、治療してあげるわ。それなら、誰にも見られないで済むでしょ? あと、言っておくけど、私は、あなたの敵じゃないわよ。敵と味方の見分けぐらい、ちゃんとしなさい」

 何か、言っていて、物凄い違和感がある。かつて、私も、周りの人間は全て敵だと、思っていた時期があったからだ。でも、風歌やフィニーツァと、付き合い始めてから、考え方が変わって来た。

 例え、立場や会社が違おうとも。同じ頂きを目指す、ライバル同士だったとしても。自分に好意的な人間が、いることを。敵だけじゃなく、味方もいないと、前に進めないことを。

 彼女は、まだ、その事実を知らないのだ。真に優れた人間とは、けっして、自分一人の力だけで、生きている訳ではない。常に、全ての人と、手を取り合っている風歌が、そのいい例と言える。

「それに、自分より優れた人間の言うことなら、聴くのでしょ? 今は、先輩の言うことを、素直に聴いておきなさい。絶対に、悪いようにはしないから」

 彼女は、しばし沈黙したあと、
「――はい」
 とても小さな声で、返事をする。

 私は、彼女を立ち上がらせると、手を引いたまま、自分の部屋に、連れて行くのだった……。


 ******


 自室にて。私は、傷だらけの彼女を、椅子に座らせ、治療を行っていた。ひっかき傷だらけで、ずいぶんと、酷い状態だった。傷を念入りに消毒したあと、治療シートを貼り付けていく。

 この治療シートは、貼ると、肌の色に変わるので、あまり目立たない。それに、小さな傷程度なら、跡を残さず、綺麗に再生することができる。幸い、どれも浅いので、傷跡は残らないと思う。

 治療が終わると、彼女を立ち上がらせ、衣服の乱れを正す。ついでに、髪もとかして、綺麗に整えた。全てが終わると、彼女を、姿見の鏡の前に立たせる。

「どう? ちゃんと、元通りになったでしょ? 傷のほうは、しばらくすれば、消えると思うけど。その顔の腫れは、しばらく残りそうね。大人しくしていれば、完治するので、問題ないわ」

 私が、話し掛けると、彼女は、しばらく鏡の前で、ボーッとしていた。あれだけのことが有ったのだから、仕方がない。普通なら、正気を保つことすら、難しいだろう。彼女だからこそ、気丈に、振る舞えているのだ。

「……ありがとうございます。ご面倒をお掛けして、すいませんでした」
 彼女は、小さな声で答えた。

「別に、いいわよ。こういうのも、先輩の仕事だから。私も、見習い時代は、お姉さま方に、色々お世話になったから。喧嘩の仲裁も、して貰ったことがあったし」
「えっ――?」
 
 彼女は、意外そうな表情を浮かべ、私のほうに視線を向けた。

「私も、見習い時代は、かなり、ピリピリしていたから。同期の子と、人間関係が上手く行ってなくて。集団に、取り囲まれたことが、何度かあってね。ナギサお姉様が、割って入ってくれなければ、どうなってたか、分からないわ」

「そんなに、完璧なのに……? もっと、クールで、大人しい人だと思ってました」 

 彼女は『信じられない』という、驚きの表情をしていた。彼女からは、私は、どう見えているんだろうか? 

 私は、そんなに、完璧な人間ではない。確実にできることしか、やらないだけだ。それに、素直で大人しい人間でもない。普段は、抑えているだけで、結構、感情的な性格だ。

「私は、クールとは程遠いわよ。まぁ、そう振る舞っているのは、事実だけど。私は、とんでもなく、負けず嫌いで、プライドが強くて。いつだって、心の中では、熱い炎を燃やしているのよ。あらゆる人間に、負けたくないから」

「でも、最近は、だいぶ落ち着いたわ。変なシルフィードに、出会って。その影響かしらね」
 私は、静かに話しながら、救急箱を片付ける。

「――変なシルフィード?」
 彼女は、不思議そうな表情を浮かべた。

「他社の人間なのに、妙に、慣れ慣れしくて。私のような、面倒な人間だろうと、お構いなしに、踏み込んで来る。しかも、私とは逆で、全ての人間と、仲良くなろうとする。全ての人間と、手を取り合いながら、上を目指しているのよ」
  
「昔は『なんて甘い人間なんだろう?』と、思ってたけど。あれは、あれで、強いのよ。誰かれ構わず、仲良くしてるくせに。誰よりも速く、前に進んで行くのだから」

 私にも、つい最近までは、理解できなかったことだ。自分一人で進んだ方が、速いと思っていたが。実際には、そうではないことに。

「……確かに、甘いですね。本当に、そんなやり方で、上手く行くんですか? 周りの人間を、全て倒さなければ、上には行けませんよね?」

「それも、一つの方法かもしれないわね。でも、彼女は、私たち同期の中で、一番、早く、上位階級に昇進したのよ。〈ホワイト・ウイング〉所属の、如月 風歌。最近、話題になっているから、聴いたことぐらい有るでしょ?」

「えっ!? 異世界人初の上位階級になった『天使の翼エンジェルウイング』ですか? あの人と、知り合いだったんですか?」

 あまり、周りの人間に、興味はなさそうだが。流石に、風歌のことは、知っているようだ。メディアへの露出も多いし、物凄く話題になっている。

「腐れ縁でね。見習い時代からの親友よ。いつも、一緒に、練習飛行していたし。イベントも、よく一緒に参加していたわ」

「他社のシルフィードとまで、交流があったんですか――。ナギサお姉様は、もっと、個人主義な人だと、思っていました」

「私も、最初は、他社の人間と慣れあうなんて、思わなかったわよ。学生時代も、ずっと、一人で行動していたし。そのほうが楽だし、効率もいいから。ただ、やたらと、ぐいぐい距離を詰めて来るから、ついね……」
 
 風歌との出会いは、ただの偶然だった。それに、最初は、ライバル心しかなかったが、いつの間にか、彼女のペースに、巻き込まれてしまったのだ。

 でも、そのお蔭で、様々な他社のシルフィードと、知り合いになれたし。同期の子たちとも、上手く付き合えるようになった。認めたくはないが、人間関係が良好になったのは、全て風歌のお蔭だ。

「結局、敵を増やそうが、味方を増やそうが、自分の能力は、変わらないのよ。ただ、たくさんの人に協力して貰え、スムーズに前に進めるから。味方を増やしたほうが、得なのよね」 

「何事にも、正面から立ち向かう強さは、必要だけど。毎度毎度、邪魔されたら、大変でしょ? 敵が多ければ、今回みたいなことが、今後も、度々起こる可能性があるわ」

 私の言葉を聴いて、彼女は、しばらく沈黙していた。だが、

「――でも、下品な人間と、つるむつもりは有りません。あんな連中と、仲良くするぐらいなら、死んだ方がマシですよ」

 あからさまに、不満そうな表情を浮かベながら、気丈に答える。

「どこにだって、いるわよ、そういう低レベルな人間は。なら、せめて、そうじゃない人間と、仲良くしなさい。味方が多ければ、誰も手を出してこないのだから。同期にも、まともな子の、一人や二人、いるでしょ?」

「いませんよ。どうせ、みんな、怯えているだけで。何があったって、見て見ぬ振り。そんな臆病な連中、付き合う価値は、ありませんから」 

 なるほど。どうやら、新人の子たちの間で、人間関係の、重大な問題があるようだ。これは、放っておく訳にもいかないわね……。

「なら、同期じゃなくてもいいわよ。私も、ツバサお姉様が、よくしてくれたから、無事にやって来れた訳だし」

「いませんよ、そんな人。学校のOGとも、この会社の先輩とも、特に、付き合いはありませんから」 

 確かに、彼女の性格なら、そうだろう。全てを避け、自分の力だけを信じていた、かつての私と、全く同じなのだから。

「なら、まずは、私を味方にしなさい。そうすれば、手を出して来る人間も、いなくなるわよ。『深紅の紅玉クリムゾンルビー』の妹だし。ミス・ハーネスとも、繋がりがあるから」
「はっ……? なんで――?」
 
 彼女は、懐疑の瞳で、私を見つめて来る。

「別に、私のことを、信頼する必要はないわ。だから、私の名前を出して、好きに利用しなさい。それに、困ったことがあれば、いつでも、相談に乗るわよ」

「一つ、言っておくけど。私は、あなたの味方だから。世の中には、敵もいるけど、味方もいることを、忘れてはダメよ。どんな人間にも、必ず、味方になってくれる人は、いるから。味方は、素直に受け入れなさい」

 彼女は、微妙な表情しながら聴いていた。

「何で、私なんかの味方を? って顔をしているけど。最初は、そんなものよ。私も、初めて友人ができた時も、姉ができた時も、そんな感じだったから。もし、どうしても理由が欲しければ、ただの『気まぐれ』と思って貰っていいわ」

「……」 
 
 私が、ひとしきり話し終えると、彼女は、完全に黙り込んでしまった。だが、先ほどまであった、鋭い敵意が消えていた。

 別に、彼女も、敵を作りたい訳ではない。ただ『強くありたい』という気持ちと、警戒心が、強すぎるだけなのだ。私自身が、そういう性格だから、物凄くよく分かる。

 いずれにしても、彼女を、孤立させる訳には、行かないわね。あと、見習いの子たちの間にある、微妙な空気も、何とかしなければ。

 少し面倒ではあるけれど。見て見ぬ振りは、気分が悪いし。ここは、私が、一肌脱ぐしかなさそうね……。


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次回――
『私が初めて憧れたのは炎のように強く美しい人だった』

 まぶしくて目をつぶってしまう……でも憧れずにはいられない
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