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衝撃!王位弑虐
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サーメイヤ王国の王城に、不審者が数名づつ侵入して行く。
本来、王城では武器の携帯も許されない筈なのに、彼等は短剣や剣を持ち込んでいた。
侵入した不審者の人数は80人。
彼等はゴンドワナ帝国の工作員達だった。
警備の厳重な王城へ工作員達が侵入出来たのは、王弟モーティスと法衣貴族のオース伯爵が引き込んでいたからに他ならない。
80人の工作員は数名づつのチームに別れ、作戦決行の時間を待つ。
彼等の標的は、サーメイヤ王バージェスと第一王子クレモン、第二王子ノーランの三人。
余力があれば、第一王妃アレクシアと第二王妃ロマーヌ、第一王女クララの殺害も含む。
モーティスとしては、バージェス王に連なる関係者は、全てターゲットだった。
宰相のメルコムに関しては、モーティスが王位に就いてから罷免すればいいだけの話だ。
王国騎士団団長のランクス・リッター・フレイバードが率いる王の親衛隊達も殲滅対象だ。バージェス王に忠実な奴らは要らない。邪魔者は排除する方がモーティスにとっても安心出来るから。
第一王妃のアレクシアと第二王妃のロマーヌを、オース伯爵が是非お譲り下さいと、モーティスに願っていたが、モーティスは苦笑いして「まぁ余裕があればな」と言っておいた。
日が暮れて夜の闇が辺りを包み込んだ頃、モーティスの配下の手引きで、王城に隠れていた工作員が集まり始めた。
王の寝室前に、黒ずくめの工作員が集まる。
ドガァーーン!!魔法に対する結界が張られている筈の王の寝室付近で、魔法による爆発音が響く。
これもモーティスが、あらかじめ結界を発生させる魔導具に細工をさせたせいだ。
寝室の前で警護していた騎士毎扉が吹き飛び、隣室で控えていた騎士団長ランクスが王のもとへ駆け寄る。
王城に響く爆音は、後宮にまで響いた。
工作員の内、1/3は後宮を目指していた。
「なっ!何?!だ、誰かある!」
第一王妃のアレクシアが、異変を察知して声をあげる。
ぐっすり寝ていたクララ王女も、幼いながらも尋常じゃない事態だと思い至る。
「母上!ご無事ですか!」
そこに第一王子のクレモンと第二王子のノーランが部屋に駆け込んで来た。
メイド達が、王妃や王女の部屋に続く扉に鍵をかけ、王妃や王子達の盾になろうと、震えながらも前に立つ。
部屋の外が騒がしくなる。
「……おとーしゃま、えいゆうしゃま、たすけて」
扉が吹き飛び、黒ずくめの男達が部屋に押し入る。
クララがカイトから贈られたペンダントを握り締める。
ドラーク子爵領 領都屋敷
「はぁ~、疲れた。
何かを作り始めたら時間が経つのが早いな」
今日は領内開発に行った後、屋敷に戻って工房に籠っていた。
騎士団の移動速度を上げる乗り物を考えていたけど、あまり大型の乗り物を造るのもためらわれて、色々とアイデアをスケッチしていた。結局、これといった物は浮かばなかったけど……。
「お疲れ様、少しは休まないとダメよ」
寝室に続くプライベートなリビングに入ると、エルが嫁~ず(イリア・コレット・ルシエル)とお茶を飲んで待っていた。
俺がソファーに座ると、イリアがお茶を淹れてくれる。
「ありがとうイリア」
「お疲れ様ですカイト様」
イリアを始め、コレットやルシエルも、いまだに俺の事を様で呼ぶ。呼び捨てでも良いと言っているけど、その辺りは変えてくれない。
「!!」
《……おとーしゃま、えいゆうしゃま、たすけて》
「どうしたの!」
「クララ様が助けを呼んでる!王城で何かあったみたいだ!
エル、イリア、コレット、ルシエル、直ぐに用意を!」
俺は直ぐに転移する準備を始める。
クララ様のペンダントを座標に転移出来そうだ。
先ず、それがおかしい。後宮も魔法が使えない結界があった筈なのに、転移出来るということは、重大な事態に陥っているという事だ。
「カイト、私達の準備は大丈夫よ」
エル達が俺の周りに集まる。
「行くぞ!」
その場から俺達が転移で消える。
俺達が転移したのは後宮の一室だった。
扉が吹き飛び、黒ずくめの男達が部屋に押し入るのを問答無用で排除する。
俺、イリアの二人で黒ずくめの男達を殲滅する。
王城へ押し入る者に、手加減はしない。
一瞬で20人以上の襲撃者を斃した後、部屋を確認する。
二人の王妃と二人の王子、それと俺に駆け寄り抱きつくクララ王女がメイド達に護られていた。
「カイトしゃま!」
泣きながら抱きつくクララ王女を抱きとめ、安心させてあげる。
「エル!ここを頼めるか?俺は残りの賊を始末してくる」
「任せてちょうだい。
さあクララ様、私がお側で護りますからね」
エルにクララ王女を預けると、俺は索敵に引っかかった場所に向けて走り出す。
俺の後をイリア、コレット、ルシエルが続く。
俺は走りながらアイテムボックスから刀を取り出す。クララ王女の前では、血を見せない為に、体術のみで斃したが、ここからは自重する必要がない。
イリアも短剣を二本取り出し、コレットはメイスを取り出す。ルシエルも室内なのでナイフを手に取る。
彼女達には、俺から空間拡張した鞄、マジックバックを渡してある。
索敵に引っかかる賊を片っ端から斬り捨てていく。
俺達が賊を殲滅して、王の寝室へたどり着いた時、そこには血まみれのバージェス王と護衛の騎士達が倒れていた。
本来、王城では武器の携帯も許されない筈なのに、彼等は短剣や剣を持ち込んでいた。
侵入した不審者の人数は80人。
彼等はゴンドワナ帝国の工作員達だった。
警備の厳重な王城へ工作員達が侵入出来たのは、王弟モーティスと法衣貴族のオース伯爵が引き込んでいたからに他ならない。
80人の工作員は数名づつのチームに別れ、作戦決行の時間を待つ。
彼等の標的は、サーメイヤ王バージェスと第一王子クレモン、第二王子ノーランの三人。
余力があれば、第一王妃アレクシアと第二王妃ロマーヌ、第一王女クララの殺害も含む。
モーティスとしては、バージェス王に連なる関係者は、全てターゲットだった。
宰相のメルコムに関しては、モーティスが王位に就いてから罷免すればいいだけの話だ。
王国騎士団団長のランクス・リッター・フレイバードが率いる王の親衛隊達も殲滅対象だ。バージェス王に忠実な奴らは要らない。邪魔者は排除する方がモーティスにとっても安心出来るから。
第一王妃のアレクシアと第二王妃のロマーヌを、オース伯爵が是非お譲り下さいと、モーティスに願っていたが、モーティスは苦笑いして「まぁ余裕があればな」と言っておいた。
日が暮れて夜の闇が辺りを包み込んだ頃、モーティスの配下の手引きで、王城に隠れていた工作員が集まり始めた。
王の寝室前に、黒ずくめの工作員が集まる。
ドガァーーン!!魔法に対する結界が張られている筈の王の寝室付近で、魔法による爆発音が響く。
これもモーティスが、あらかじめ結界を発生させる魔導具に細工をさせたせいだ。
寝室の前で警護していた騎士毎扉が吹き飛び、隣室で控えていた騎士団長ランクスが王のもとへ駆け寄る。
王城に響く爆音は、後宮にまで響いた。
工作員の内、1/3は後宮を目指していた。
「なっ!何?!だ、誰かある!」
第一王妃のアレクシアが、異変を察知して声をあげる。
ぐっすり寝ていたクララ王女も、幼いながらも尋常じゃない事態だと思い至る。
「母上!ご無事ですか!」
そこに第一王子のクレモンと第二王子のノーランが部屋に駆け込んで来た。
メイド達が、王妃や王女の部屋に続く扉に鍵をかけ、王妃や王子達の盾になろうと、震えながらも前に立つ。
部屋の外が騒がしくなる。
「……おとーしゃま、えいゆうしゃま、たすけて」
扉が吹き飛び、黒ずくめの男達が部屋に押し入る。
クララがカイトから贈られたペンダントを握り締める。
ドラーク子爵領 領都屋敷
「はぁ~、疲れた。
何かを作り始めたら時間が経つのが早いな」
今日は領内開発に行った後、屋敷に戻って工房に籠っていた。
騎士団の移動速度を上げる乗り物を考えていたけど、あまり大型の乗り物を造るのもためらわれて、色々とアイデアをスケッチしていた。結局、これといった物は浮かばなかったけど……。
「お疲れ様、少しは休まないとダメよ」
寝室に続くプライベートなリビングに入ると、エルが嫁~ず(イリア・コレット・ルシエル)とお茶を飲んで待っていた。
俺がソファーに座ると、イリアがお茶を淹れてくれる。
「ありがとうイリア」
「お疲れ様ですカイト様」
イリアを始め、コレットやルシエルも、いまだに俺の事を様で呼ぶ。呼び捨てでも良いと言っているけど、その辺りは変えてくれない。
「!!」
《……おとーしゃま、えいゆうしゃま、たすけて》
「どうしたの!」
「クララ様が助けを呼んでる!王城で何かあったみたいだ!
エル、イリア、コレット、ルシエル、直ぐに用意を!」
俺は直ぐに転移する準備を始める。
クララ様のペンダントを座標に転移出来そうだ。
先ず、それがおかしい。後宮も魔法が使えない結界があった筈なのに、転移出来るということは、重大な事態に陥っているという事だ。
「カイト、私達の準備は大丈夫よ」
エル達が俺の周りに集まる。
「行くぞ!」
その場から俺達が転移で消える。
俺達が転移したのは後宮の一室だった。
扉が吹き飛び、黒ずくめの男達が部屋に押し入るのを問答無用で排除する。
俺、イリアの二人で黒ずくめの男達を殲滅する。
王城へ押し入る者に、手加減はしない。
一瞬で20人以上の襲撃者を斃した後、部屋を確認する。
二人の王妃と二人の王子、それと俺に駆け寄り抱きつくクララ王女がメイド達に護られていた。
「カイトしゃま!」
泣きながら抱きつくクララ王女を抱きとめ、安心させてあげる。
「エル!ここを頼めるか?俺は残りの賊を始末してくる」
「任せてちょうだい。
さあクララ様、私がお側で護りますからね」
エルにクララ王女を預けると、俺は索敵に引っかかった場所に向けて走り出す。
俺の後をイリア、コレット、ルシエルが続く。
俺は走りながらアイテムボックスから刀を取り出す。クララ王女の前では、血を見せない為に、体術のみで斃したが、ここからは自重する必要がない。
イリアも短剣を二本取り出し、コレットはメイスを取り出す。ルシエルも室内なのでナイフを手に取る。
彼女達には、俺から空間拡張した鞄、マジックバックを渡してある。
索敵に引っかかる賊を片っ端から斬り捨てていく。
俺達が賊を殲滅して、王の寝室へたどり着いた時、そこには血まみれのバージェス王と護衛の騎士達が倒れていた。
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