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祝祭②
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ホールの中へ入った僕とミカイルは、リリアーナさんやテイリットさん達とも合流し、早速会場の準備に取りかかることになった。
僕に与えられた仕事は、全校生徒分のドリンクを用意すること。本当は一気に混ぜて作ってしまいたかったけど、配分がちゃんと分からない僕では一杯ごと、適量ずつ魔法薬を入れなければならない。中々に大変な作業だ。
当然自分一人では時間内に終わらせられるはずもなく、ミカイルとハインツに手伝ってもらうこととなった。
今最も気まずいメンバーではあったが仕方ない。リリアーナさんとテイリットさんは実際の進行に沿ってリハーサル中だし、ジークは会場の設営に協力している。適材適所。割り振られた人員に文句を言っている場合ではなかった。
***
「やっと終わった……」
開始時間が刻一刻と迫っていた。
ミカイルとハインツは一言も喋ることなく、奇妙な雰囲気に包まれている中。途中でリリアーナさん達に呼ばれたりして、作業が止まることはあったが、ようやく僕達は全てのドリンクを用意し終えた。達成感がすごい。
でもこれを飲んだ生徒達の驚く顔を想像すると、やる気もひとしおで、あっという間だったような気がする。
早く皆に飲んでもらいたい────そんな気持ちで後片付けをしていれば、箱の中のビンが九本しかないことに僕は気づいた。
「あれ……誰か魔法薬を持ってないか? 一本足りないんだけど……」
「……ぼくは自分が使ったものは全部戻した」
「…………ボクも知らない」
「ええ……、そうか……おかしいな。どこ行ったんだろう」
箱の中には空になった八本のビンと、半分ほど余った一本のビン。アルト先輩は多めに作ったと言っていたけど、この量の余り方で果たして合っているんだろうか。
残りの一本は空になって、この場のどこかに落ちているのかもしれないが、今は探す時間もない。もうすぐやってくる生徒の皆にこのドリンクを渡さなければならないのだ。
見つからない残りの一本は後で探すことにして、僕達は急ぎホールへ足を運ぶことになった。どこか様子のおかしいミカイルとハインツのことも気になるが、とにかく今は、イベントの成功が最優先だった。
***
ホールの入り口で、まだなにも知らない生徒達にドリンクを渡す。見た目はただの飲み物だから、まさかここに魔法薬が入っているとは思いもしていないだろう。
そんな風に密かにほくそ笑んでいれば、
「……ねえ!……イ、イーグラント!」
会場内の騒ぎに負けないくらい、張り上げた可愛らしい声が僕を呼ぶ。振り返れば、恥ずかしそうにそっぽを向いたテイリットさんが立っていた。
「ん? ……どうしたんだ?」
「……リリアーナ様が、もう少しで全校生徒揃うから、あとは他の人に任せて戻ってきて……って」
「分かった。……あ、別の所で配ってるミカイルとハインツには? もう言ったのか?」
「それはジーク様が伝えにいってくれてるわ」
「なるほどな。じゃあ僕達も急いで戻ろう」
「…あ! …ま、待って……!」
グラスの乗ったトレーをテーブルに置いて戻ろうとすれば、テイリットさんに引き留められる。
「あ、ああ……何かあるのか?」
「…………まだ、謝ってなかったから……」
「え?」
「っだから! ……ぁ、あんたのこと! 悪く言って悪かったわねって言ってるのよ!!」
頬を真っ赤に染めたテイリットさんは、捲し立てるように叫んだ。周りの人たちが驚いてこちらを見ている。
しかし彼女は周りの様子など一切目にも入っていないらしく、肩で息をしながら僕を睨んでいた。
「わ、分かったから……! ちょっと落ち着いてくれ……!」
「…………言っておくけど、あんたのことを認めた訳じゃないから。勘違いしないことね」
「はは、そうか……でも、謝ってくれたのは純粋に嬉しいよ。ありがとうな」
「ふんっ」
腕を組んで顔を反らしたテイリットさんは、結んだツインテールの下から見える耳まで真っ赤だ。最初の印象こそ最悪だったが、どうやら彼女は素直に自分の気持ちを伝えられないタイプらしい。
「……あと、これは忠告だけど」
ポツリとテイリットさんが溢す。
「ディーゼル……。あいつには少し気を付けた方がいいわ。なんだかいつもと違って……その、危ない感じがしたから……」
「ハインツに? ……気を付ける……ってそんな、」
「っ! これはただの私の勘! だから気に留めるだけでいいわ。でも変に揉めても私のせいにしないでよね!」
それだけ告げたテイリットさんは、もう用はなくなったと言わんばかりの速度で僕の元からいなくなった。
謝罪してくれたのはすごく嬉しかったが、彼女の残した言葉を考えるとそうもいっていられない。他の人から見ても、やはりハインツは変なのだ。
この祝祭が終わって落ち着いたら、ハインツに話しかけよう。
一度腹を割ってハインツときちんと話をするべきだと思った。お互いのためにも、きっとその方がいい。
「ちょっと何してるのよ! 早くついてきなさい……!」
遠くから叫ぶテイリットさんの声が聞こえて、慌てて僕も歩き出す。律儀に戻ってくるのが彼女らしくて僕は思わずクスリと笑った。
***
会場内は既に多くの人で溢れ返っていた。これ以上中に入ってくる生徒がいないのを見ると、恐らく全校生徒全員が集まったようだ。
「もう時間ね。ふふ、なんだか緊張するけれど……。私、皆と出来て本当に良かったと思ってるの」
リリアーナさんが僕達一人一人の顔を見回して言う。
「……それじゃあ予定通り始めるわね」
誰かが何かを言う前に、彼女はホールの壇上へ登っていった。
途端、落ちる照明。スポットライトが、リリアーナさんを照らす。
「皆様、本日はいかがでしたでしょうか? 私達二年生が実行委員となって取り組んだ祝祭、楽しんでいただけたなら何よりです。……さて、ここからは私から一つ、皆様にサプライズをご用意いたしました。お手元にあるグラスをご覧ください────」
リリアーナさんはドリンクに入っている魔法薬の説明を始めた。
驚きと興奮でどよめき出す会場。照明が落ちているため表情は分からないが、皆のワクワクしている様子が声色からも窺えた。
「それでは皆様、なりたい姿を想像してみてください。今から完全に照明を落としますので、飲み干した時にはもう、あなた方は別人に見えているはずです。さあ、ではいきますよ────」
合図に合わせてスポットライトも消える。真っ暗になった会場の中、人々のドリンクを飲み干す音だけが響き渡っていた。
「では照明をつけましたら是非、会場内に設置してある鏡の前に行ってご自分の姿を確認してみてください。もちろん各テーブルにも手鏡のご用意はございますので、そちらでも確認ができますよ。では心の準備はよろしいですか?」
3、2、1────掛け声に合わせて、照明が再度灯った。
「うわっ、すげえ! 誰だよこれ!?」
「うそっ! かわいい……! 本当にこれ私!?」
「あはははは! 俺じいさんになったんだけど!!」
歓喜の声がホールを揺らす。
思い通り、理想の自分になった者。ふざけておかしな姿になった者。
様々な反応が見て取れたが、その誰もが楽しそうに満面の笑みを浮かべていた。
「────それではパーティーの開幕です!」
そしてリリアーナさんの元気な一声で、最後のパーティーは幕を開けた。
僕に与えられた仕事は、全校生徒分のドリンクを用意すること。本当は一気に混ぜて作ってしまいたかったけど、配分がちゃんと分からない僕では一杯ごと、適量ずつ魔法薬を入れなければならない。中々に大変な作業だ。
当然自分一人では時間内に終わらせられるはずもなく、ミカイルとハインツに手伝ってもらうこととなった。
今最も気まずいメンバーではあったが仕方ない。リリアーナさんとテイリットさんは実際の進行に沿ってリハーサル中だし、ジークは会場の設営に協力している。適材適所。割り振られた人員に文句を言っている場合ではなかった。
***
「やっと終わった……」
開始時間が刻一刻と迫っていた。
ミカイルとハインツは一言も喋ることなく、奇妙な雰囲気に包まれている中。途中でリリアーナさん達に呼ばれたりして、作業が止まることはあったが、ようやく僕達は全てのドリンクを用意し終えた。達成感がすごい。
でもこれを飲んだ生徒達の驚く顔を想像すると、やる気もひとしおで、あっという間だったような気がする。
早く皆に飲んでもらいたい────そんな気持ちで後片付けをしていれば、箱の中のビンが九本しかないことに僕は気づいた。
「あれ……誰か魔法薬を持ってないか? 一本足りないんだけど……」
「……ぼくは自分が使ったものは全部戻した」
「…………ボクも知らない」
「ええ……、そうか……おかしいな。どこ行ったんだろう」
箱の中には空になった八本のビンと、半分ほど余った一本のビン。アルト先輩は多めに作ったと言っていたけど、この量の余り方で果たして合っているんだろうか。
残りの一本は空になって、この場のどこかに落ちているのかもしれないが、今は探す時間もない。もうすぐやってくる生徒の皆にこのドリンクを渡さなければならないのだ。
見つからない残りの一本は後で探すことにして、僕達は急ぎホールへ足を運ぶことになった。どこか様子のおかしいミカイルとハインツのことも気になるが、とにかく今は、イベントの成功が最優先だった。
***
ホールの入り口で、まだなにも知らない生徒達にドリンクを渡す。見た目はただの飲み物だから、まさかここに魔法薬が入っているとは思いもしていないだろう。
そんな風に密かにほくそ笑んでいれば、
「……ねえ!……イ、イーグラント!」
会場内の騒ぎに負けないくらい、張り上げた可愛らしい声が僕を呼ぶ。振り返れば、恥ずかしそうにそっぽを向いたテイリットさんが立っていた。
「ん? ……どうしたんだ?」
「……リリアーナ様が、もう少しで全校生徒揃うから、あとは他の人に任せて戻ってきて……って」
「分かった。……あ、別の所で配ってるミカイルとハインツには? もう言ったのか?」
「それはジーク様が伝えにいってくれてるわ」
「なるほどな。じゃあ僕達も急いで戻ろう」
「…あ! …ま、待って……!」
グラスの乗ったトレーをテーブルに置いて戻ろうとすれば、テイリットさんに引き留められる。
「あ、ああ……何かあるのか?」
「…………まだ、謝ってなかったから……」
「え?」
「っだから! ……ぁ、あんたのこと! 悪く言って悪かったわねって言ってるのよ!!」
頬を真っ赤に染めたテイリットさんは、捲し立てるように叫んだ。周りの人たちが驚いてこちらを見ている。
しかし彼女は周りの様子など一切目にも入っていないらしく、肩で息をしながら僕を睨んでいた。
「わ、分かったから……! ちょっと落ち着いてくれ……!」
「…………言っておくけど、あんたのことを認めた訳じゃないから。勘違いしないことね」
「はは、そうか……でも、謝ってくれたのは純粋に嬉しいよ。ありがとうな」
「ふんっ」
腕を組んで顔を反らしたテイリットさんは、結んだツインテールの下から見える耳まで真っ赤だ。最初の印象こそ最悪だったが、どうやら彼女は素直に自分の気持ちを伝えられないタイプらしい。
「……あと、これは忠告だけど」
ポツリとテイリットさんが溢す。
「ディーゼル……。あいつには少し気を付けた方がいいわ。なんだかいつもと違って……その、危ない感じがしたから……」
「ハインツに? ……気を付ける……ってそんな、」
「っ! これはただの私の勘! だから気に留めるだけでいいわ。でも変に揉めても私のせいにしないでよね!」
それだけ告げたテイリットさんは、もう用はなくなったと言わんばかりの速度で僕の元からいなくなった。
謝罪してくれたのはすごく嬉しかったが、彼女の残した言葉を考えるとそうもいっていられない。他の人から見ても、やはりハインツは変なのだ。
この祝祭が終わって落ち着いたら、ハインツに話しかけよう。
一度腹を割ってハインツときちんと話をするべきだと思った。お互いのためにも、きっとその方がいい。
「ちょっと何してるのよ! 早くついてきなさい……!」
遠くから叫ぶテイリットさんの声が聞こえて、慌てて僕も歩き出す。律儀に戻ってくるのが彼女らしくて僕は思わずクスリと笑った。
***
会場内は既に多くの人で溢れ返っていた。これ以上中に入ってくる生徒がいないのを見ると、恐らく全校生徒全員が集まったようだ。
「もう時間ね。ふふ、なんだか緊張するけれど……。私、皆と出来て本当に良かったと思ってるの」
リリアーナさんが僕達一人一人の顔を見回して言う。
「……それじゃあ予定通り始めるわね」
誰かが何かを言う前に、彼女はホールの壇上へ登っていった。
途端、落ちる照明。スポットライトが、リリアーナさんを照らす。
「皆様、本日はいかがでしたでしょうか? 私達二年生が実行委員となって取り組んだ祝祭、楽しんでいただけたなら何よりです。……さて、ここからは私から一つ、皆様にサプライズをご用意いたしました。お手元にあるグラスをご覧ください────」
リリアーナさんはドリンクに入っている魔法薬の説明を始めた。
驚きと興奮でどよめき出す会場。照明が落ちているため表情は分からないが、皆のワクワクしている様子が声色からも窺えた。
「それでは皆様、なりたい姿を想像してみてください。今から完全に照明を落としますので、飲み干した時にはもう、あなた方は別人に見えているはずです。さあ、ではいきますよ────」
合図に合わせてスポットライトも消える。真っ暗になった会場の中、人々のドリンクを飲み干す音だけが響き渡っていた。
「では照明をつけましたら是非、会場内に設置してある鏡の前に行ってご自分の姿を確認してみてください。もちろん各テーブルにも手鏡のご用意はございますので、そちらでも確認ができますよ。では心の準備はよろしいですか?」
3、2、1────掛け声に合わせて、照明が再度灯った。
「うわっ、すげえ! 誰だよこれ!?」
「うそっ! かわいい……! 本当にこれ私!?」
「あはははは! 俺じいさんになったんだけど!!」
歓喜の声がホールを揺らす。
思い通り、理想の自分になった者。ふざけておかしな姿になった者。
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