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第6章 知力100の美少女に転生したので、世界を救ってみた
第9話 挟撃の挟撃の挟撃
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敵の狙いは分かっていた。
淡英を失ったシータの軍。
そこが一番、今弱い軍なのだ。
だから何らかの方法でそこを狙うはず。
そう見て作戦を立てた。
戦場を移されたことは想定外だったが、おおむね敵の動きは想定内だった。
『古の魔導書』を片手に、敵の動きを見て確信した。
すなわち軍を2つ、そして4つに分けての同時攻撃。
まず敵は軍を半分に分けてきた。
オムカ軍3万、シータ軍3万5千に対し、2万5千ずつとなれば、シータ軍へ向ける兵数が少ない。
が、そこは兵装と練度の差で補うつもりだろう。
シータ軍は陸戦がそこまで強くない。鉄砲隊はいるが騎馬隊はそこまで強くないのだ。だから機動力でかく乱されれば、シータ軍に対しては数が劣っていても互角にできると見たに違いない。
そして戦闘は双方の激しい射撃合戦で始まった。
身を隠すものは所持している鉄盾だけという状況での射撃合戦は、互角のまま推移した。
だがいくら銃があるとはいえ、それだけで勝敗が決するものでもない。
やがて銃弾が枯渇し、轟音が途絶え始めると、お互いに白兵戦へとなだれ込む。
そして先に動いたのは、またも帝国軍だった。
2つに別れた帝国軍は、ほぼ同時にオムカ軍、シータ軍へ突撃。
それぞれが4つにがっぷりと組み合った激しい乱戦が繰り広げられる。
――そう誰もが思っただろう。
ぶつかる寸前、帝国軍はさらに部隊を割った。
兵が少ない方がさらに分割するなんて、と思うが、もともとこちらもオムカ軍とシータ軍で別れているのだ。
さらに言えば、帝国は一撃をもって1つの部隊を壊滅させようと考えていた。
賭けに近いが、十分に勝率がある賭けだし、成功すればそれで兵力差は覆る。
いや、それどころかオムカ軍とシータ軍は挟撃されて、崩壊へのカウントダウンを刻むしかない。
その究極の策。
すなわち、4つに別れたうちの2つ――オムカ軍方面から1万、シータ軍方面からも1万。
合計2万の兵が、戦場中央あたりに位置する旧淡英軍に左右から襲い掛かったのだ。
それを俺は、戦場の中央で見ていた。
すなわち、旧淡英軍の中――挟撃を受けるその場で、だ。
「左右から敵が来るぞ! 指示通りに防御線を敷け!」
朱賛が声をからして指示する。
部外者の俺が指示するより、そちらの方がいいと思ったからだ。
それに水鏡の様子を見に少し陣を離れていたのもある。
「さすがジャンヌ様。相手の策を読み切っておられた」
「狙うならここしかないからな。けどまだ安心はできない。援軍が来るまで、耐えるぞ」
「はっ!」
この場だけ見れば兵力は1万対2万。
しかも左右に敵を受けているため、こちらの力は分散される。
圧倒的不利な状況。
でも退けない。
ここでこの軍が後ろを見せたら、それぞれの1万が今度はオムカとシータの本隊の横腹を突く。
そうなれば全軍総崩れ。
つまり不利だからといって逃げるわけにはいかない。
とはいえそのままではいつまでも持たない。だからこそ、水鏡の部隊と、オムカ軍からもアークの部隊をこちらに回した。
敵は左右から挟撃するようにして来る。
そのわき腹を突くようにして、水鏡とアークの部隊が奇襲をかける。
そのタイミングに合わせて、左軍を俺が、右軍を朱賛が指揮して反攻をかける。
すなわち、挟撃に来た敵を、伏兵でもって逆に挟撃しかえすのだ。
「前衛、押されています!」
「分かってる!」
兵数差に挟撃。
押されるのは当然。
問題は、いつまで持つか、だが。
いや、持たせるしかない。
「ジャンヌ様? 何を?」
旗を持って馬を前に進める。
朱賛がそれに気づくが、俺は前に出る。
そのさらに前にサールと里奈が出る。
「流れ矢はお任せください」
「明彦くんは、私たちが守るから」
2人の頼もしい言葉にうなずき、俺は旗を立てて叫ぶ。
「淡英配下の兵たちよ! 私、ジャンヌ・ダルクが命じる! 今ここを耐えろ! 必ず逆襲の時は来る! 亡き淡英殿に報いる前に死ぬのは損だぞ!」
火が付いた。
淡英軍が烈火のごとく叫び声をあげ、押されている前衛を逆に押し返し始めた。
その様子を朱賛は興奮した様子で見ていたようだが、俺は逆に心沈む思いだ。
「俺は、ひどい奴だと思うか?」
耐えろだなんて言われても、具体的な方策はない。
ただ彼らの命を犠牲にしているだけ。
「ううん。明彦くんはちゃんと分かってるから。だから、大丈夫だよ」
気休めだろうが、里奈のその言葉が今は嬉しい。
不意に、右手から喚声があがった。
「ジャンヌ様! 来ました!」
「水鏡か!」
右手を見れば、5千ほどの兵が駆けていく姿が見える。
そしてそれは右から攻撃を加える帝国軍のわき腹を貫くように攻撃する。
左手を見ればアークの率いる8千が左手の1万を攻撃するところだ。
「よし! 朱賛、そっちを任せるぞ!」
「はっ! そちらもご武運を!」
朱賛と別れ、そのまま軍の左5千の元へ行き、叫ぶ。
「敵は挟撃を受けている! 今こそオムカ軍と協力して帝国軍をすりつぶせ!」
再び喚声があがり、敵を押し返し始めた。
崩れろ。逃げろ。つぶれろ。
そうすればここまでがっぷりと組んだ形だ。
追い討ちに討てばこちらの勝利は目前。
そのうえで帝国軍の本体を挟撃すれば勝ちは決定的になる。
そうすれば元の世界に戻れる。
皆との約束を果たせる。
だが――
「明彦くん!」
里奈の叫びに、はっと我に返る。
「どうした、里奈?」
「……来る」
何が、と聞こうとしてハッとして、手にした『古の魔導書』を見る。
しまった。いや、速すぎる。だが現実に敵の赤を示す光点がこちらに向かって超速度で突っ込んでくる。
退避を。
そう思ったが、遅かった。
「っ!!」
アークの部隊が――吹き飛んだ。
「アーク!!」
計算違いはほぼなかった。
完璧に挟撃の形に持って行った。
ただ1つ。
計算違いがあるとすれば、あの部隊がこちらに来たことだ。
最初は兵力差が激しい、シータ軍との戦いに間違いなく動いていた。
『古の魔導書』では間違いなくそちらに向かっていたのを見たはずなのに。
それが、急にこちらへと戦場を斜めに突っ切ってきた。
あるいは、何かを感じ取ってこちらに来たのか。とんだ嗅覚だ。
本当に予想がつかない。
白地に金縁の元帥旗。
「くっ……」
まずい。
完全に挟撃の挟撃になってしまっている。
しかもあの元帥。
淡英を殺したあいつだ。
まともに戦えばアークも危ない。
けどここからじゃあ何もできない。
俺が駆け付けたところで何もできず殺される。
けど、このままだと戦術が完全に破綻する。
と、その時だ。
「サールさん、ちょっとあき……ジャンヌをお願い」
「え、あ、はい」
「里奈?」
何を言い出すのか。
里奈が見事に馬を操って、俺に背を向ける。
そして首だけこちらに向けて、
「行ってくるね、明彦くん。大丈夫、私が守るから」
「え、ちょっと、待て、おい!」
笑顔だった。
けど悲しそうな笑顔。
それが何を意味するのか。
彼女が何のために動くのか。
「里奈!」
「いけません、ジャンヌさん。ここで指揮を」
「分かってる。でも里奈が!」
「里奈さんは私に話してくれました。いざという時は、自分が元帥を葬ると。だからその間、ジャンヌさんをお願いすると」
「そんな……」
どうしてそこまで体を張ってくれる。
俺は、ただ傍にいてほしいだけなのに。
一緒に元の世界に帰りたかっただけなのに。
もはや里奈の姿は兵たちの姿に紛れて見分けがつかない。
果てしない無力感に襲われる中、俺は思い切り鞍を殴りつけた。
淡英を失ったシータの軍。
そこが一番、今弱い軍なのだ。
だから何らかの方法でそこを狙うはず。
そう見て作戦を立てた。
戦場を移されたことは想定外だったが、おおむね敵の動きは想定内だった。
『古の魔導書』を片手に、敵の動きを見て確信した。
すなわち軍を2つ、そして4つに分けての同時攻撃。
まず敵は軍を半分に分けてきた。
オムカ軍3万、シータ軍3万5千に対し、2万5千ずつとなれば、シータ軍へ向ける兵数が少ない。
が、そこは兵装と練度の差で補うつもりだろう。
シータ軍は陸戦がそこまで強くない。鉄砲隊はいるが騎馬隊はそこまで強くないのだ。だから機動力でかく乱されれば、シータ軍に対しては数が劣っていても互角にできると見たに違いない。
そして戦闘は双方の激しい射撃合戦で始まった。
身を隠すものは所持している鉄盾だけという状況での射撃合戦は、互角のまま推移した。
だがいくら銃があるとはいえ、それだけで勝敗が決するものでもない。
やがて銃弾が枯渇し、轟音が途絶え始めると、お互いに白兵戦へとなだれ込む。
そして先に動いたのは、またも帝国軍だった。
2つに別れた帝国軍は、ほぼ同時にオムカ軍、シータ軍へ突撃。
それぞれが4つにがっぷりと組み合った激しい乱戦が繰り広げられる。
――そう誰もが思っただろう。
ぶつかる寸前、帝国軍はさらに部隊を割った。
兵が少ない方がさらに分割するなんて、と思うが、もともとこちらもオムカ軍とシータ軍で別れているのだ。
さらに言えば、帝国は一撃をもって1つの部隊を壊滅させようと考えていた。
賭けに近いが、十分に勝率がある賭けだし、成功すればそれで兵力差は覆る。
いや、それどころかオムカ軍とシータ軍は挟撃されて、崩壊へのカウントダウンを刻むしかない。
その究極の策。
すなわち、4つに別れたうちの2つ――オムカ軍方面から1万、シータ軍方面からも1万。
合計2万の兵が、戦場中央あたりに位置する旧淡英軍に左右から襲い掛かったのだ。
それを俺は、戦場の中央で見ていた。
すなわち、旧淡英軍の中――挟撃を受けるその場で、だ。
「左右から敵が来るぞ! 指示通りに防御線を敷け!」
朱賛が声をからして指示する。
部外者の俺が指示するより、そちらの方がいいと思ったからだ。
それに水鏡の様子を見に少し陣を離れていたのもある。
「さすがジャンヌ様。相手の策を読み切っておられた」
「狙うならここしかないからな。けどまだ安心はできない。援軍が来るまで、耐えるぞ」
「はっ!」
この場だけ見れば兵力は1万対2万。
しかも左右に敵を受けているため、こちらの力は分散される。
圧倒的不利な状況。
でも退けない。
ここでこの軍が後ろを見せたら、それぞれの1万が今度はオムカとシータの本隊の横腹を突く。
そうなれば全軍総崩れ。
つまり不利だからといって逃げるわけにはいかない。
とはいえそのままではいつまでも持たない。だからこそ、水鏡の部隊と、オムカ軍からもアークの部隊をこちらに回した。
敵は左右から挟撃するようにして来る。
そのわき腹を突くようにして、水鏡とアークの部隊が奇襲をかける。
そのタイミングに合わせて、左軍を俺が、右軍を朱賛が指揮して反攻をかける。
すなわち、挟撃に来た敵を、伏兵でもって逆に挟撃しかえすのだ。
「前衛、押されています!」
「分かってる!」
兵数差に挟撃。
押されるのは当然。
問題は、いつまで持つか、だが。
いや、持たせるしかない。
「ジャンヌ様? 何を?」
旗を持って馬を前に進める。
朱賛がそれに気づくが、俺は前に出る。
そのさらに前にサールと里奈が出る。
「流れ矢はお任せください」
「明彦くんは、私たちが守るから」
2人の頼もしい言葉にうなずき、俺は旗を立てて叫ぶ。
「淡英配下の兵たちよ! 私、ジャンヌ・ダルクが命じる! 今ここを耐えろ! 必ず逆襲の時は来る! 亡き淡英殿に報いる前に死ぬのは損だぞ!」
火が付いた。
淡英軍が烈火のごとく叫び声をあげ、押されている前衛を逆に押し返し始めた。
その様子を朱賛は興奮した様子で見ていたようだが、俺は逆に心沈む思いだ。
「俺は、ひどい奴だと思うか?」
耐えろだなんて言われても、具体的な方策はない。
ただ彼らの命を犠牲にしているだけ。
「ううん。明彦くんはちゃんと分かってるから。だから、大丈夫だよ」
気休めだろうが、里奈のその言葉が今は嬉しい。
不意に、右手から喚声があがった。
「ジャンヌ様! 来ました!」
「水鏡か!」
右手を見れば、5千ほどの兵が駆けていく姿が見える。
そしてそれは右から攻撃を加える帝国軍のわき腹を貫くように攻撃する。
左手を見ればアークの率いる8千が左手の1万を攻撃するところだ。
「よし! 朱賛、そっちを任せるぞ!」
「はっ! そちらもご武運を!」
朱賛と別れ、そのまま軍の左5千の元へ行き、叫ぶ。
「敵は挟撃を受けている! 今こそオムカ軍と協力して帝国軍をすりつぶせ!」
再び喚声があがり、敵を押し返し始めた。
崩れろ。逃げろ。つぶれろ。
そうすればここまでがっぷりと組んだ形だ。
追い討ちに討てばこちらの勝利は目前。
そのうえで帝国軍の本体を挟撃すれば勝ちは決定的になる。
そうすれば元の世界に戻れる。
皆との約束を果たせる。
だが――
「明彦くん!」
里奈の叫びに、はっと我に返る。
「どうした、里奈?」
「……来る」
何が、と聞こうとしてハッとして、手にした『古の魔導書』を見る。
しまった。いや、速すぎる。だが現実に敵の赤を示す光点がこちらに向かって超速度で突っ込んでくる。
退避を。
そう思ったが、遅かった。
「っ!!」
アークの部隊が――吹き飛んだ。
「アーク!!」
計算違いはほぼなかった。
完璧に挟撃の形に持って行った。
ただ1つ。
計算違いがあるとすれば、あの部隊がこちらに来たことだ。
最初は兵力差が激しい、シータ軍との戦いに間違いなく動いていた。
『古の魔導書』では間違いなくそちらに向かっていたのを見たはずなのに。
それが、急にこちらへと戦場を斜めに突っ切ってきた。
あるいは、何かを感じ取ってこちらに来たのか。とんだ嗅覚だ。
本当に予想がつかない。
白地に金縁の元帥旗。
「くっ……」
まずい。
完全に挟撃の挟撃になってしまっている。
しかもあの元帥。
淡英を殺したあいつだ。
まともに戦えばアークも危ない。
けどここからじゃあ何もできない。
俺が駆け付けたところで何もできず殺される。
けど、このままだと戦術が完全に破綻する。
と、その時だ。
「サールさん、ちょっとあき……ジャンヌをお願い」
「え、あ、はい」
「里奈?」
何を言い出すのか。
里奈が見事に馬を操って、俺に背を向ける。
そして首だけこちらに向けて、
「行ってくるね、明彦くん。大丈夫、私が守るから」
「え、ちょっと、待て、おい!」
笑顔だった。
けど悲しそうな笑顔。
それが何を意味するのか。
彼女が何のために動くのか。
「里奈!」
「いけません、ジャンヌさん。ここで指揮を」
「分かってる。でも里奈が!」
「里奈さんは私に話してくれました。いざという時は、自分が元帥を葬ると。だからその間、ジャンヌさんをお願いすると」
「そんな……」
どうしてそこまで体を張ってくれる。
俺は、ただ傍にいてほしいだけなのに。
一緒に元の世界に帰りたかっただけなのに。
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