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第3章 帝都潜入作戦
第15話 帝都潜入作戦始動
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帝都へと向かうことが決まると、さっそく作戦会議の場を設けた。そこにはクロエとウィットを始めとする俺の隊から数名と、イッガー、そしてミスト。
あと1人、懐かしい顔がいた。
「アヤ、戻って来てたのか?」
「ええ、ヨジョー地方の復興に力を貸していたのだけど、次の興業の話が出て一度戻ってきたの」
アヤ・クレイン。
去年の戴冠式を期に、大ブレイクした歌手だ。
その前から彼女とはちょっとした知り合いで、ブレイクした後は遠い存在になってしまったようで、あまり話す機会がなかった。
そもそも彼女がオムカだけでなく、南郡やシータ王国に興行に行っていたからというのもあったが。
「しかし凄いな。この半年で6か国か? きつかっただろう」
「事務所の意向でね。まぁでも楽しかったわ。皆、笑顔なんだもの」
そりゃあの歌を前にすればそうなる。
あの時の感動は、まだ記憶に新しい。
「というか……本当に“あの”ジャンヌ・ダルクなのね」
「どのジャンヌ・ダルクか知らないけど、そうだね。黙ってたのは悪かったよ」
「ううん、いいの。もう、吹っ切れたから」
「そっか」
「これでも感謝してるのよ。今のわたしがあるのは、貴女のおかげでもあるんだから」
「ん……」
とはいうものの、俺はただ話しただけなんだけどな。
しかも自分の黒歴史を偉そうに引き合いに出した気がする。
「ううー、隊長殿! お知り合いだったんですか! ずるいです! アヤさん、サインください!」
「馬鹿が! それを職権乱用だというのだ、貴様は! 礼節というものを知れ! というわけで自分にもサインください!」
クロエとウィットをはじめ、妙にテンションが上がってる。
はぁ、馬鹿ばっかり。
とりあえず即席のサイン会が終わるのを待って、俺は話を切り出した。
「今回の目的は帝都における、先王が生きているという噂の真偽を確かめること。生きていた場合、可能ならば奪還も試みるのでそのつもりでいるように。ただ帝都に留まるのは1週間と思ってくれ」
期間を1週間に区切ったのは、もちろん危ないからだ。
それだけとどまっていれば敵に見つかる可能性は高い。
敵地のど真ん中で追われる身になったら、それこそ生きて帰れないだろう。
だからそれまでに真偽が確かめられなかった場合でも、撤収する。
というか、荒事になった時にこのメンツは弱い。
クロエたちは軍として機能してきてはいるが、個人技に長けているのは数名だし、何よりプレイヤーではないからスキルを持っていない。
イッガーは潜入や諜報には素晴らしいものがあるが、戦闘となるとおそらく駄目だろう。俺並みに体力ないし。
もちろんミストとアヤは論外。
というより武闘派のプレイヤーがいないのは厳しい。
水鏡辺りがいてくれたらなぁ、と思うがない物ねだりをしてもしょうがない。
「というわけで俺たちはアヤのエイン帝国興行の付添人として帝都に入る。メンバーは俺、クロエ、ウィット、ザイン、マール、ルックの6人。イッガーとミストは商人として帝都に入ってくれ。残りの俺の隊は、ヨジョー城に入り待機。サカキの指揮のもと、いつでも動けるように」
「なるほど、二面作戦ってことさね」
ミストがうんうんと何度も頷く。
「そうだ。どちらかがばれても作戦は続行できる」
「そっちがバレた場合は危ないんじゃないさ? そのアヤって子は、ただの歌手さね?」
「そもそもわたしがお手伝いしたいと手を挙げたのだし、そこは覚悟してるわ」
その言葉、ありがたい。
だが、彼女の立場を利用している身からして、せめて身の安全だけは完璧にしておくつもりだった。
「それは俺たちが全力で守る。だから安心してくれ」
「俺たち、っていうかアッキーは激弱なんだから素直に部下に頼むっていえばいいのにさ。変なところで男子なんだから」
「え、男子? 誰がですか?」
「ゴホンゴホン! だんし……ダンシングなんだよな!? アヤの歌に合わせて踊っちゃう系の!」
「あはは、そうさ。だからそんな足をぐりぐりしないで欲しいさ」
「うるさい、お前が余計なことを言うからだろ」
「あのー、隊長殿。そんなこそこそ何をしてるんでしょうか?」
「いや、なんでもないぞ! 今回の作戦とは何も関係ない!」
はぁ……ったく。迂闊なんだよ、ミストは。
というわけで俺たちは6月下旬に、マリアたちの見送りを受けて王都を出発した。
アヤともう1人、マネージャーのホーマという女性は馬に乗れないから馬車での旅となる。
俺たち200人は馬に乗って先にヨジョー城に入り、そこでようやく復調したサカキたちと面会。対岸に渡る船の確保と、今後の軍としての動きについて相談した。
そうこうしているうちに馬車が追い付き、1日の休息を経て対岸へと渡る。
渡るのは10人とミストの部下の数人。
そこはもう敵地だから、200人規模の部隊を動かすと敵に察知されるので、ジャンヌ隊の部下たちは当初の予定通りヨジョー城に置いていった。
地震の影響もないため、こちら側はいたって普通の平原が広がる。
舐められているのか、哨戒の敵も見当たらず、本当にただののどかな田舎の風景だ。
「それじゃあ、わたしたちは東回りで先にいくさ。店は昔のままだから、ちょっと使えるようにしておくさ」
「先に情報、集めてきます」
そこでミストとイッガーとは別れた。
彼らは部下を率いて俺たちと別ルートを行く。
シータ王国産の真珠や、南郡経由で来た金細工や織物など、比較的軽くて値の張るものを重点的に持ってきているから、馬車で行く俺たちと違って機動性がある。
それを活かして先行し、ミストの店を拠点として動かせるようにしておくのだ。
2人と別れた俺たちは、まっすぐに北を目指す。
1日、野営して次の日の夕暮れ、前方に建造物が見えた。街ではない。
「あれがヨジョー城に対して作られた砦か」
「そうみたいですね。隊長殿、攻めますか?」
「馬鹿か、貴様は! 俺たちだけで攻められる規模ではないわ!」
「いや、やりようによっては何とかなるんじゃないかなぁ。火と奇襲を使えば」
「クロエもザインも何言ってるの! ウィットの言う通りよ。それにわたしたちはアヤさんを守らなくちゃいけないんだから」
はぁ……なんで両極端なんだ、うちの部下は。
とりあえずどうするかは考えて――
「あ、遅いみたいですよー。2時方向に敵影、100。すべて騎馬隊ですねー」
ルックの朴訥とした声が響く。
さすがルック、眼がいい。けどもうちょっと緊迫感もってくれないかなぁ……。
どうする。
できればやり過ごしたいところだけど、今から逃げたら逆に怪しまれる。
下手したら問答無用で殺されることも……。
「わたしたちに任せて」
と、そこで前に出たのがアヤとそのマネージャーだ。
「ダメだ、アヤ! 危険だ!」
だがその間にも騎馬隊はこちらと距離を詰める。
そしてそれが目の前に来て止まった。
「貴様ら、何者だ!」
テンプレ通りの詰問。
アヤ、どうするつもりだ。
「放浪の楽師、アヤ・クレインと申します。今、各地で興行をしており、帝都にも足を延ばそうかというところ。こちらはわたしのマネージャー。そして彼らは私の護衛、彼女はわたしの妹でございます」
アヤの堂々とした語りに、いや声量に軍人が気圧される。
さらっと妹扱いされたけど、今は言う場面ではない。
やがて正気を取り戻したらしい隊長格の人間が、
「おお、あのアヤ・クレインか!? オムカやシータなどから噂は聞こえているぞ! まさか帝都に来てもらえるとは……おい、この一行を警護して砦に戻るぞ!」
マジか。
こんな簡単にいくとは。
呆然とアヤを見ていると、その視線に気づいたのか彼女は唇を弓にして笑顔を浮かべた。
あと1人、懐かしい顔がいた。
「アヤ、戻って来てたのか?」
「ええ、ヨジョー地方の復興に力を貸していたのだけど、次の興業の話が出て一度戻ってきたの」
アヤ・クレイン。
去年の戴冠式を期に、大ブレイクした歌手だ。
その前から彼女とはちょっとした知り合いで、ブレイクした後は遠い存在になってしまったようで、あまり話す機会がなかった。
そもそも彼女がオムカだけでなく、南郡やシータ王国に興行に行っていたからというのもあったが。
「しかし凄いな。この半年で6か国か? きつかっただろう」
「事務所の意向でね。まぁでも楽しかったわ。皆、笑顔なんだもの」
そりゃあの歌を前にすればそうなる。
あの時の感動は、まだ記憶に新しい。
「というか……本当に“あの”ジャンヌ・ダルクなのね」
「どのジャンヌ・ダルクか知らないけど、そうだね。黙ってたのは悪かったよ」
「ううん、いいの。もう、吹っ切れたから」
「そっか」
「これでも感謝してるのよ。今のわたしがあるのは、貴女のおかげでもあるんだから」
「ん……」
とはいうものの、俺はただ話しただけなんだけどな。
しかも自分の黒歴史を偉そうに引き合いに出した気がする。
「ううー、隊長殿! お知り合いだったんですか! ずるいです! アヤさん、サインください!」
「馬鹿が! それを職権乱用だというのだ、貴様は! 礼節というものを知れ! というわけで自分にもサインください!」
クロエとウィットをはじめ、妙にテンションが上がってる。
はぁ、馬鹿ばっかり。
とりあえず即席のサイン会が終わるのを待って、俺は話を切り出した。
「今回の目的は帝都における、先王が生きているという噂の真偽を確かめること。生きていた場合、可能ならば奪還も試みるのでそのつもりでいるように。ただ帝都に留まるのは1週間と思ってくれ」
期間を1週間に区切ったのは、もちろん危ないからだ。
それだけとどまっていれば敵に見つかる可能性は高い。
敵地のど真ん中で追われる身になったら、それこそ生きて帰れないだろう。
だからそれまでに真偽が確かめられなかった場合でも、撤収する。
というか、荒事になった時にこのメンツは弱い。
クロエたちは軍として機能してきてはいるが、個人技に長けているのは数名だし、何よりプレイヤーではないからスキルを持っていない。
イッガーは潜入や諜報には素晴らしいものがあるが、戦闘となるとおそらく駄目だろう。俺並みに体力ないし。
もちろんミストとアヤは論外。
というより武闘派のプレイヤーがいないのは厳しい。
水鏡辺りがいてくれたらなぁ、と思うがない物ねだりをしてもしょうがない。
「というわけで俺たちはアヤのエイン帝国興行の付添人として帝都に入る。メンバーは俺、クロエ、ウィット、ザイン、マール、ルックの6人。イッガーとミストは商人として帝都に入ってくれ。残りの俺の隊は、ヨジョー城に入り待機。サカキの指揮のもと、いつでも動けるように」
「なるほど、二面作戦ってことさね」
ミストがうんうんと何度も頷く。
「そうだ。どちらかがばれても作戦は続行できる」
「そっちがバレた場合は危ないんじゃないさ? そのアヤって子は、ただの歌手さね?」
「そもそもわたしがお手伝いしたいと手を挙げたのだし、そこは覚悟してるわ」
その言葉、ありがたい。
だが、彼女の立場を利用している身からして、せめて身の安全だけは完璧にしておくつもりだった。
「それは俺たちが全力で守る。だから安心してくれ」
「俺たち、っていうかアッキーは激弱なんだから素直に部下に頼むっていえばいいのにさ。変なところで男子なんだから」
「え、男子? 誰がですか?」
「ゴホンゴホン! だんし……ダンシングなんだよな!? アヤの歌に合わせて踊っちゃう系の!」
「あはは、そうさ。だからそんな足をぐりぐりしないで欲しいさ」
「うるさい、お前が余計なことを言うからだろ」
「あのー、隊長殿。そんなこそこそ何をしてるんでしょうか?」
「いや、なんでもないぞ! 今回の作戦とは何も関係ない!」
はぁ……ったく。迂闊なんだよ、ミストは。
というわけで俺たちは6月下旬に、マリアたちの見送りを受けて王都を出発した。
アヤともう1人、マネージャーのホーマという女性は馬に乗れないから馬車での旅となる。
俺たち200人は馬に乗って先にヨジョー城に入り、そこでようやく復調したサカキたちと面会。対岸に渡る船の確保と、今後の軍としての動きについて相談した。
そうこうしているうちに馬車が追い付き、1日の休息を経て対岸へと渡る。
渡るのは10人とミストの部下の数人。
そこはもう敵地だから、200人規模の部隊を動かすと敵に察知されるので、ジャンヌ隊の部下たちは当初の予定通りヨジョー城に置いていった。
地震の影響もないため、こちら側はいたって普通の平原が広がる。
舐められているのか、哨戒の敵も見当たらず、本当にただののどかな田舎の風景だ。
「それじゃあ、わたしたちは東回りで先にいくさ。店は昔のままだから、ちょっと使えるようにしておくさ」
「先に情報、集めてきます」
そこでミストとイッガーとは別れた。
彼らは部下を率いて俺たちと別ルートを行く。
シータ王国産の真珠や、南郡経由で来た金細工や織物など、比較的軽くて値の張るものを重点的に持ってきているから、馬車で行く俺たちと違って機動性がある。
それを活かして先行し、ミストの店を拠点として動かせるようにしておくのだ。
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1日、野営して次の日の夕暮れ、前方に建造物が見えた。街ではない。
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「クロエもザインも何言ってるの! ウィットの言う通りよ。それにわたしたちはアヤさんを守らなくちゃいけないんだから」
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どうする。
できればやり過ごしたいところだけど、今から逃げたら逆に怪しまれる。
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テンプレ通りの詰問。
アヤ、どうするつもりだ。
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アヤの堂々とした語りに、いや声量に軍人が気圧される。
さらっと妹扱いされたけど、今は言う場面ではない。
やがて正気を取り戻したらしい隊長格の人間が、
「おお、あのアヤ・クレインか!? オムカやシータなどから噂は聞こえているぞ! まさか帝都に来てもらえるとは……おい、この一行を警護して砦に戻るぞ!」
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