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第3章 帝都潜入作戦
第26話 エイン帝国皇帝陛下のお言葉
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2日後、帝都の街が噂でもちきりだった。
なんでも明日に皇帝による演説が行われるということだ。
急に決まった話らしく、かつ皇帝を直に見れる少ない機会と都では大騒ぎだ。
ただ、これまで沈黙していた宮殿がにわかに騒がしくなったことに、何かしら作為的なものを感じる。俺たちがここに来たタイミングと、今回の演説のタイミングが重なりすぎているのは考えすぎだろうか。
とはいえ皇帝がどういった姿で、どういった意見を持っているのか見るのはこれ以上のないチャンスだった。
そして当日。
宮殿前の広場に群がった群衆は万を超えているだろう。その群衆に交じって俺は、マール、竜胆と共にその時が来るのを待った。
「凄い人ですね……」
「あぁ、これだけの人数がすぐに集まるってのも凄いことだ」
「うっぷ、はぐれちゃいそうですー」
「ほら、竜胆。掴まっとけよ」
「えへへー」
「なんだか姉妹みたいですね、隊長」
うーん。どっちが姉だろう。
なんて思っていると唐突にラッパの音が大気を鳴らした。
広場がしんと静まり返る。
楽隊による鼓笛による華々し演奏だ。
音楽がしばらく続くと、宮殿のバルコニーにいくつかの人影が見えた。
書庫に籠りすぎたこともあり、そこまで目が良くないため、ぼんやりとしか見えない。
「あ、先輩。これどうぞ」
そう言って竜胆が手渡してきたのは、細い筒のようなもの。
「望遠鏡、というか遠眼鏡ってやつか」
「はい、お土産屋さんで売ってました」
そんなものが売ってたのか。
よく見れば周囲にもそれを目に当てている人たちがいる。
「んじゃ、ちょっと借りる」
「どうぞどうぞ、自分はあんま興味ないので」
じゃあなんで来たんだよ、とツッコミたかったけどまぁいいや。
俺は遠眼鏡に目を当ててバルコニーの方を見た。
意外とクリアに映るので少し面食らう。
儀仗兵がまずバルコニーに出て両端を固める。そして白を基調にした服を着た長身の男――いや、女性か――が背筋をピンと伸ばしたまま左手に立つ。佇まいからして軍人だ。
その反対側には白の燕尾服を着た初老の男が立つ。ハカラ宰相を思わせる人間、つまり国政を預かる宰相だろう。
そしてその2人の間に、重々しい足取りで1人の人物が姿を現した。
2人がかすむほどの華美な装飾で、白というより白金と言った方がよいくらいにきらびやかな服を着た男。
顔はまぁ、ちょっと男心に嫉妬を覚えるほどのハンサム顔で、長身と金髪と相まってハリウッド映画の主役に抜擢されそうなほどのイケメンだった。
間違いない。あれが当代のエイン帝国皇帝ワキニス・エインフィードだ。
「……あれが、敵」
そうつぶやき、見に来たことを後悔した。
これからあの男と戦わなければならない。命のやり取りをすることになる。
そんな敵の姿を見ても、やりづらいだけだ。
ふと、レンズの先で皇帝が壇上に立ち、群衆に向かって手をあげた。
それで大地が揺れるように轟いた。
観衆の大声援。
思わず遠眼鏡から目を放し、その熱気に身がすくむ。マールと竜胆も同じ感想なのか、3人で身を寄せる感じになった。
遠くで皇帝が腕を振った。
それでピタリと群衆は静かになる。
『あーあー、皆さんごきげんよう……』
皇帝が少し前のめりになって声を発した。
再び遠眼鏡で見る。バルコニーの前の部分に何やら大きなものがあると思ったら、それが拡声器になっているらしい。少し離れたところにいる俺にも十分に聞こえた。
さて、一体何を言い出すのか。
そう期待していると――
『おいおい、すげーな、これ。俺様の声がめっちゃ響くじゃん。なぁ、宰相。これ欲しいぞ。え、まだ試作品? じゃあ追加資金で完成させて。いや、なぜって超すげーじゃん……って、え、やべ。これ皆聞こえてる? いや、でも俺の声ってこんなヤバい感じなの? 超イケてるじゃん。これじゃあ聞いたヤバい人間がヤバい感じにヤバくなるじゃん』
え……?
なんかとんでもない言葉が聞こえてきたんだけど……。
レンズの先で、何やらもめているらしい。
宰相が皇帝を拡声器から遠ざけようとして、それを儀仗兵がどうしようかと右往左往している。
その中で微動だにせずいるのが軍服を着た女性だけだ。
やがて、皇帝を拡声器の前から排除した宰相が、壇上に立つと口を開く。
『あー、失礼した。我が神聖なる皇帝陛下は新しいものに目がなく……』
『新しいものだけではないぞ。美しい女子なども大好き――』
再びごたごたが起こり、皇帝は拡声器から引きはがされていく。
「なんだ、あいつ……」
「面白そうです! 見してください、先輩! おおー、あれが皇帝ですか。イケメンですねー。イケメンは正義です!」
「イケ……なんでしょう?」
「あ、ああ。格好いいって意味のスラングだよ、マール」
俺は竜胆の頭を小突きながらマールに答える。
「なるほど……格好いいけど年の割に落ち着きがないというか……あれで大国の皇帝なんでしょうか」
「年の割って、まだ若いだろ」
「若いと言えば若いですが……確か私が生まれる前後で即位しているので、その時に10代だとしても、もう30は超えてるかと」
「あいつ30過ぎ!?」
うわ、マジだ。『古の魔導書』で見れば35歳とある。
あれで35……。
これはただのアピールか、それとも何も考えてないのか。あるいは――
「馬鹿っぽいな……」
「はい、馬鹿みたいです。イケメンは正義ですけど、あれはノン正義です……」
『あー、失礼した。皇帝陛下は最近のお疲れのようで。これよりは宰相である私が、皇帝陛下のお言葉を代読させていただく』
どうやら収まったらしい。
皇帝の姿はいつの間にか消えていた。後ろに下げられたのだろう。
宰相はこほんと1つ咳払いをすると、
『最近、巷で話題になっている、ビンゴ、オムカ、シータの連合軍による帝国侵攻だが、案ずることはない。各地で我が軍は奮戦し、帝国領から異国の猿共を駆逐するのは時間の問題だろう』
「誰が猿か――ぶっ!」
近くで聞き覚えのある声が響いて消えた。
クロエだ……あの馬鹿。
やっぱり連れてきたのか間違いだったか。
ザイン、ルック。なんとか逃げてくれればいいが。
『確かに、ヨジョー地方はオムカに取られた。そして略奪と放火をほしいままにしている。それは嘆かわしいことだ。帝国の宰相として、民衆を守れなかった自らに罰を与えたいところだ。だが我らがパルルカ神はその愚行を許しはしなかった。巨大地震を起こされて、今やオムカ軍は壊滅状態と聞く! さらにビンゴとシータの戦線も我が軍が押している!』
どうやら宰相は自らの言葉に酔っているらしい。
どんどん気持ちが昂り、それに伴い群衆から発せられる熱も否応がなしに高まっていく。
もちろん俺たちは略奪もしていないし、地震も神様の思し召しなんてことも思わない。だがそう伝えることによって、この反オムカの思想が群衆に植え付けられていく。アジテーターとしての才能は抜群なようだ。
『今こそ、やつらを徹底的に叩きのめし、この大陸を我が帝国のもとに統一する時が来たのだ! ここにおられるドージマ元帥も陣頭に立って戦うことを誓ってくれた! 皆、今こそ奮い立て! そして我らに力を貸してほしい! 我らの戦いを、パルルカ神もご照覧あれ!』
直後、爆発的な喚声が広場を包んだ。
「帝国万歳! 皇帝陛下万歳!」「エイン帝国に栄光あれ!」「野蛮な猿どもを追い出せ!」「パルルカ神よ、我らにご加護を!」
この熱気、この影響力。
オムカやシータ、南郡のどことも違う。
もしここで俺たちが敵国の人間だとバレたら、それこそ袋叩きにあって殺されるだろう。
帝政という国柄のせいなのか、宗教の持つ力なのか。
分からない。けど侮るべきではないものが判明した。それは収穫だと思った。
「竜胆、もう一回貸してくれないか」
「はい、先輩」
竜胆から遠眼鏡を受け取って、バルコニーを見る。
手を振って集団を煽る宰相と、その横でやはり微動だにしない女性が対比的だ。
その女性。
確かに宰相は言った。
ドージマ元帥と。
ドージマ。
どうじま。
堂島。
『古の魔導書』では情報が出てこない。
間違いない。あの元帥とやらもプレイヤーだ。
昨年打ち破った者を入れても、これで6人目のプレイヤーということになる。
しかもそれがすべて将軍クラス。
非戦闘系スキルを含めれば、一体どれくらいのプレイヤーが帝国にはいるのか。
改めてその強大さを感じ、俺は気を引き締める思いだった。
なんでも明日に皇帝による演説が行われるということだ。
急に決まった話らしく、かつ皇帝を直に見れる少ない機会と都では大騒ぎだ。
ただ、これまで沈黙していた宮殿がにわかに騒がしくなったことに、何かしら作為的なものを感じる。俺たちがここに来たタイミングと、今回の演説のタイミングが重なりすぎているのは考えすぎだろうか。
とはいえ皇帝がどういった姿で、どういった意見を持っているのか見るのはこれ以上のないチャンスだった。
そして当日。
宮殿前の広場に群がった群衆は万を超えているだろう。その群衆に交じって俺は、マール、竜胆と共にその時が来るのを待った。
「凄い人ですね……」
「あぁ、これだけの人数がすぐに集まるってのも凄いことだ」
「うっぷ、はぐれちゃいそうですー」
「ほら、竜胆。掴まっとけよ」
「えへへー」
「なんだか姉妹みたいですね、隊長」
うーん。どっちが姉だろう。
なんて思っていると唐突にラッパの音が大気を鳴らした。
広場がしんと静まり返る。
楽隊による鼓笛による華々し演奏だ。
音楽がしばらく続くと、宮殿のバルコニーにいくつかの人影が見えた。
書庫に籠りすぎたこともあり、そこまで目が良くないため、ぼんやりとしか見えない。
「あ、先輩。これどうぞ」
そう言って竜胆が手渡してきたのは、細い筒のようなもの。
「望遠鏡、というか遠眼鏡ってやつか」
「はい、お土産屋さんで売ってました」
そんなものが売ってたのか。
よく見れば周囲にもそれを目に当てている人たちがいる。
「んじゃ、ちょっと借りる」
「どうぞどうぞ、自分はあんま興味ないので」
じゃあなんで来たんだよ、とツッコミたかったけどまぁいいや。
俺は遠眼鏡に目を当ててバルコニーの方を見た。
意外とクリアに映るので少し面食らう。
儀仗兵がまずバルコニーに出て両端を固める。そして白を基調にした服を着た長身の男――いや、女性か――が背筋をピンと伸ばしたまま左手に立つ。佇まいからして軍人だ。
その反対側には白の燕尾服を着た初老の男が立つ。ハカラ宰相を思わせる人間、つまり国政を預かる宰相だろう。
そしてその2人の間に、重々しい足取りで1人の人物が姿を現した。
2人がかすむほどの華美な装飾で、白というより白金と言った方がよいくらいにきらびやかな服を着た男。
顔はまぁ、ちょっと男心に嫉妬を覚えるほどのハンサム顔で、長身と金髪と相まってハリウッド映画の主役に抜擢されそうなほどのイケメンだった。
間違いない。あれが当代のエイン帝国皇帝ワキニス・エインフィードだ。
「……あれが、敵」
そうつぶやき、見に来たことを後悔した。
これからあの男と戦わなければならない。命のやり取りをすることになる。
そんな敵の姿を見ても、やりづらいだけだ。
ふと、レンズの先で皇帝が壇上に立ち、群衆に向かって手をあげた。
それで大地が揺れるように轟いた。
観衆の大声援。
思わず遠眼鏡から目を放し、その熱気に身がすくむ。マールと竜胆も同じ感想なのか、3人で身を寄せる感じになった。
遠くで皇帝が腕を振った。
それでピタリと群衆は静かになる。
『あーあー、皆さんごきげんよう……』
皇帝が少し前のめりになって声を発した。
再び遠眼鏡で見る。バルコニーの前の部分に何やら大きなものがあると思ったら、それが拡声器になっているらしい。少し離れたところにいる俺にも十分に聞こえた。
さて、一体何を言い出すのか。
そう期待していると――
『おいおい、すげーな、これ。俺様の声がめっちゃ響くじゃん。なぁ、宰相。これ欲しいぞ。え、まだ試作品? じゃあ追加資金で完成させて。いや、なぜって超すげーじゃん……って、え、やべ。これ皆聞こえてる? いや、でも俺の声ってこんなヤバい感じなの? 超イケてるじゃん。これじゃあ聞いたヤバい人間がヤバい感じにヤバくなるじゃん』
え……?
なんかとんでもない言葉が聞こえてきたんだけど……。
レンズの先で、何やらもめているらしい。
宰相が皇帝を拡声器から遠ざけようとして、それを儀仗兵がどうしようかと右往左往している。
その中で微動だにせずいるのが軍服を着た女性だけだ。
やがて、皇帝を拡声器の前から排除した宰相が、壇上に立つと口を開く。
『あー、失礼した。我が神聖なる皇帝陛下は新しいものに目がなく……』
『新しいものだけではないぞ。美しい女子なども大好き――』
再びごたごたが起こり、皇帝は拡声器から引きはがされていく。
「なんだ、あいつ……」
「面白そうです! 見してください、先輩! おおー、あれが皇帝ですか。イケメンですねー。イケメンは正義です!」
「イケ……なんでしょう?」
「あ、ああ。格好いいって意味のスラングだよ、マール」
俺は竜胆の頭を小突きながらマールに答える。
「なるほど……格好いいけど年の割に落ち着きがないというか……あれで大国の皇帝なんでしょうか」
「年の割って、まだ若いだろ」
「若いと言えば若いですが……確か私が生まれる前後で即位しているので、その時に10代だとしても、もう30は超えてるかと」
「あいつ30過ぎ!?」
うわ、マジだ。『古の魔導書』で見れば35歳とある。
あれで35……。
これはただのアピールか、それとも何も考えてないのか。あるいは――
「馬鹿っぽいな……」
「はい、馬鹿みたいです。イケメンは正義ですけど、あれはノン正義です……」
『あー、失礼した。皇帝陛下は最近のお疲れのようで。これよりは宰相である私が、皇帝陛下のお言葉を代読させていただく』
どうやら収まったらしい。
皇帝の姿はいつの間にか消えていた。後ろに下げられたのだろう。
宰相はこほんと1つ咳払いをすると、
『最近、巷で話題になっている、ビンゴ、オムカ、シータの連合軍による帝国侵攻だが、案ずることはない。各地で我が軍は奮戦し、帝国領から異国の猿共を駆逐するのは時間の問題だろう』
「誰が猿か――ぶっ!」
近くで聞き覚えのある声が響いて消えた。
クロエだ……あの馬鹿。
やっぱり連れてきたのか間違いだったか。
ザイン、ルック。なんとか逃げてくれればいいが。
『確かに、ヨジョー地方はオムカに取られた。そして略奪と放火をほしいままにしている。それは嘆かわしいことだ。帝国の宰相として、民衆を守れなかった自らに罰を与えたいところだ。だが我らがパルルカ神はその愚行を許しはしなかった。巨大地震を起こされて、今やオムカ軍は壊滅状態と聞く! さらにビンゴとシータの戦線も我が軍が押している!』
どうやら宰相は自らの言葉に酔っているらしい。
どんどん気持ちが昂り、それに伴い群衆から発せられる熱も否応がなしに高まっていく。
もちろん俺たちは略奪もしていないし、地震も神様の思し召しなんてことも思わない。だがそう伝えることによって、この反オムカの思想が群衆に植え付けられていく。アジテーターとしての才能は抜群なようだ。
『今こそ、やつらを徹底的に叩きのめし、この大陸を我が帝国のもとに統一する時が来たのだ! ここにおられるドージマ元帥も陣頭に立って戦うことを誓ってくれた! 皆、今こそ奮い立て! そして我らに力を貸してほしい! 我らの戦いを、パルルカ神もご照覧あれ!』
直後、爆発的な喚声が広場を包んだ。
「帝国万歳! 皇帝陛下万歳!」「エイン帝国に栄光あれ!」「野蛮な猿どもを追い出せ!」「パルルカ神よ、我らにご加護を!」
この熱気、この影響力。
オムカやシータ、南郡のどことも違う。
もしここで俺たちが敵国の人間だとバレたら、それこそ袋叩きにあって殺されるだろう。
帝政という国柄のせいなのか、宗教の持つ力なのか。
分からない。けど侮るべきではないものが判明した。それは収穫だと思った。
「竜胆、もう一回貸してくれないか」
「はい、先輩」
竜胆から遠眼鏡を受け取って、バルコニーを見る。
手を振って集団を煽る宰相と、その横でやはり微動だにしない女性が対比的だ。
その女性。
確かに宰相は言った。
ドージマ元帥と。
ドージマ。
どうじま。
堂島。
『古の魔導書』では情報が出てこない。
間違いない。あの元帥とやらもプレイヤーだ。
昨年打ち破った者を入れても、これで6人目のプレイヤーということになる。
しかもそれがすべて将軍クラス。
非戦闘系スキルを含めれば、一体どれくらいのプレイヤーが帝国にはいるのか。
改めてその強大さを感じ、俺は気を引き締める思いだった。
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