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第3章 帝都潜入作戦
閑話13 クロエ・ハミニス(オムカ王国ジャンヌ隊副隊長)
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それがドアのノック音だと気づいたのは、3回目のノックが響いてから。
誰もが我に返ったようにドアを見る。
ミストさんか。
いや、さっき出て行ったばかり。
ならば誰がここに来る?
「開いてるぜ」
「馬鹿、ザイン! 誰かもわからないのに」
マールの言う通りだ。
ここを自分たちが使っているのを知ってるのは、あとこの帝都にはアヤとそのマネージャーのみ。
彼女たちは今、引っ張りだこで帝都の各地を回っていると聞く。
ならこの相手は?
ガチャリ
ドアが勝手に開く。
今さら悔やんだ。
鍵をかけていなかったことに。
だから私は戦力になりそうにないイッガーの前に立って双鞭を抜く。
リンド―に斬られたままのジャンヌとダルク。補修してあげたいけど、今はこれでなんとかするしかない。
他の皆も緊張感に当てられたのか、それぞれが武器を構える。
ザインとマールは剣、ルックは弓。そしてリンドーが少し変わった片刃の剣だ。
ドアが開く。
そこから現れたのは見知らぬ男だった。
シルクハットにタキシードに杖。
全身を黒で包んだ、針金のように細長い若い男。顔には笑みを浮かべて、こちらに優雅にお辞儀をする。
「これはこれは。お初にお目にかかります。オムカ王国、ジャンヌ・ダルクご一行様」
「ザイン!」
ザインが無言で一歩、足を出すのを見て制止した。
そしてそれは成功したみたいだ。
「そうそう、早とちりしちゃあいけない。ここでボクを殺したら……君たちの隊長の命は保証しないよ」
「……ぐっ!」
ザインが歯ぎしりする。
やっぱり。危ないところだった。
なんで敵が1人でここに乗り込むか。少し考えればその想像はついた。
「さて。ということで事態は飲み込んでいるとは思うけど、一応説明しよう。それがゲームのルールだからね。あぁ、そうそう。ボクは仁藤光紀。そっちの人には伝わると思うけど、『遊戯願望』と呼ばれているよ」
ゲームメイカー?
何の事だろう。
と思っていると、背後のイッガーが明らかな動揺を示した。
「プレイヤー……」
「そういうこと。そして今王都にいるプレイヤー11人のうちのひとり。惜しいね。あと1人いれば12人で使徒みたいだったのに」
プレイヤー?
何の話をしているんだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
相手が誰だろうが、何人いようが、何の関係があろうが、敵は敵。
「隊長殿を返して」
「んん、ほぉ、君があれか。ジャンヌ・ダルクの片腕と言われるクロエ・ハミニス」
自分のことを知っている!?
いや、驚くな。動揺するな。相手のテンポに呑まれるな。隊長殿は、いついかなる時でも冷静に相手に対した。
「知ってもらえて何より。ニトーさん? それで? ここに単身乗り込んできたってことは何? 隊長殿を捕まえたから私たちに降伏しろっていうの?」
「はっはっは! さすが彼女の一番弟子ってことか。随分鋭い。うん、でも残念。そうじゃあない」
違うのか。じゃあ何故?
「ボクは遊んでこいって言われただけさ。君たちと命をかけたゲームで」
「ゲーム?」
「そう、ゲームだ。君たちが負ければ一生、その『隊長殿』に会うことはできない。けどもし君たちが勝てば、『隊長殿』のいるところに案内しよう」
願ってもない話だ。
隊長殿の捜索が、雲をつかむような話から、一気に現実味を帯びた。
もしそれが真実なら。
だからきっと隊長殿ならこう言う。
「その話が嘘じゃないという根拠は?」
「ははっ、さすがに用心深い。さすが一番弟子。うん、これは彼女から言われたんだけど。これをクロエに見せれば自分が捕まったことは信じるってさ。そのうえでそれを持って逃げろって」
ニトーがポケットから出したものをこちらに投げて渡す。
空中でキャッチ。
手を開く。小さな赤色の髪留め。何の……いや、この形。そして……。
「すんすん……この匂い、隊長殿!?」
「いやー、まさかとは思ったけど本当に匂いで分かっちゃったよ。君は犬かな? うん、ちょっと引くね」
当たり前だ。どれだけあの人と一緒に住んでると思ってるんだ。
匂いなんて当然。100メートル先からだって隊長殿の匂いに感づいてみせる。
「ま、そういうわけだ。『隊長殿』はボクたちの手にある。そしてそこに行くにはボクのゲームに参加して勝つしかない。探しても無駄だよ。君たちだけじゃ“たどり着けない場所”に彼女はいる。安心してくれ、勝った暁には必ず『隊長殿』の場所にお連れするよ。それはもう、ボクを信じてもらうしかないね」
信じる。
敵を?
誘拐犯を?
ありえない。
腹がねじけるくらいの笑い話だ。
けど――
「どうする、クロエ……」
「クロエ……」
「さーて、どうしよっかー」
「ううー悪と戦うのが正義なのに……」
ザイン、マール、ルック、リンドーがこちらを見てくる。
「…………」
背中から視線。
振り向くとイッガーがじっと見つめてきて、小さく頷いた。どうやら自分も行くと言っているらしい。
この男。
ジャンヌ隊に入ったはいいけど、体力はないわ、気力もないわ、武器も使えないわのないない尽くしの人間だった。
けど、隊長殿に見いだされて探索の仕事をするようになってその力を発揮した。頭も良いらしく、よく隊長殿と難しい話をしていたのは覚えている。
負い目がある。
私じゃ、この男の力を十二分に引き出せなかったことに。
心強くもある。
私たちに足りない頭脳を補ってくれることに。
嬉しくもある。
あんな厳しい訓練の後にこうして同行を申し出てくれることに。
「……決まってるでしょ」
皆の顔を見る。
ザイン、マール、ルック、リンドー、イッガー。
その誰もがすぐに覚悟を決めた表情をして、小さく頷く。
そう、考えるまでもない。
隊長殿が捕われている。
そしてその場所が分かっている。
なのに背中を見せる理由は私たちにない。
ただ同時に辛さを感じた。
この決断をするということは、彼らの命を背負うということ。
これが決断することの重さ。
これまで隊長殿という大樹に寄り掛かって自分で決断してこなかったのだと改めて実感する。
呼吸にして3つ。
腹に力を入れ、ニトーをにらんで顕然と言い放つ。
「そのゲーム、受けて立つわ。そして隊長殿を助けてみせる!」
私の選択に、ザインが、マールが、ルックが、リンドーが笑顔でうなずく。イッガーは、分からない。
重い。彼らの命。けど、だからこそ負けられない。
パァン。
破裂音。
ニトーが手を打った音だ。
「グッド! 良い返事だ。それでは皆様。こちらのドアをお通りください」
ニトーが立っていた場所から一歩、左へずれる。
そこには外へ通じるドアがある――はずだった。
本当なら夕闇の帝都の街並みが見えるはずの光景。
それが今や、紫と黒が混ぜ合わさった気味の悪い色が渦巻く奇怪な空間に変わっていた。
窓の外を見る。普通の街並み。
そのドアだけが異様。
「このドアから入れば、『隊長殿』のいる空間につながっている。さぁ入るがいい、選ばれし挑戦者たちよ!」
変な言い回しが気になったけど、そこに隊長殿がいるなら行くしかない。
私が先頭で、ドアのふちに手をかける。
「おっと、ボクとしたことが言い忘れていた」
ニトーがおどけた様子でそう言うと、
「この先は一度入ったらゴールまで出られない亜空間。二度と帰れぬことも、命を落とす可能性もある危険な世界。覚悟ができた者のみがお通りなさいますよう……」
ふん。そんなもの、戦場と変わらない。
場所が違うだけで、今、私たちはこいつらを相手に戦をしているのだ。
「今さら。あんた、隊長殿を取り返したらいの一番でぶんなぐってあげるから、覚悟しておきなさい」
「それは怖い。ま、精々頑張ってよ」
男はおどけたように肩をすくめてみせる。
そして私は、ドアの中に飛び込んだ。
誰もが我に返ったようにドアを見る。
ミストさんか。
いや、さっき出て行ったばかり。
ならば誰がここに来る?
「開いてるぜ」
「馬鹿、ザイン! 誰かもわからないのに」
マールの言う通りだ。
ここを自分たちが使っているのを知ってるのは、あとこの帝都にはアヤとそのマネージャーのみ。
彼女たちは今、引っ張りだこで帝都の各地を回っていると聞く。
ならこの相手は?
ガチャリ
ドアが勝手に開く。
今さら悔やんだ。
鍵をかけていなかったことに。
だから私は戦力になりそうにないイッガーの前に立って双鞭を抜く。
リンド―に斬られたままのジャンヌとダルク。補修してあげたいけど、今はこれでなんとかするしかない。
他の皆も緊張感に当てられたのか、それぞれが武器を構える。
ザインとマールは剣、ルックは弓。そしてリンドーが少し変わった片刃の剣だ。
ドアが開く。
そこから現れたのは見知らぬ男だった。
シルクハットにタキシードに杖。
全身を黒で包んだ、針金のように細長い若い男。顔には笑みを浮かべて、こちらに優雅にお辞儀をする。
「これはこれは。お初にお目にかかります。オムカ王国、ジャンヌ・ダルクご一行様」
「ザイン!」
ザインが無言で一歩、足を出すのを見て制止した。
そしてそれは成功したみたいだ。
「そうそう、早とちりしちゃあいけない。ここでボクを殺したら……君たちの隊長の命は保証しないよ」
「……ぐっ!」
ザインが歯ぎしりする。
やっぱり。危ないところだった。
なんで敵が1人でここに乗り込むか。少し考えればその想像はついた。
「さて。ということで事態は飲み込んでいるとは思うけど、一応説明しよう。それがゲームのルールだからね。あぁ、そうそう。ボクは仁藤光紀。そっちの人には伝わると思うけど、『遊戯願望』と呼ばれているよ」
ゲームメイカー?
何の事だろう。
と思っていると、背後のイッガーが明らかな動揺を示した。
「プレイヤー……」
「そういうこと。そして今王都にいるプレイヤー11人のうちのひとり。惜しいね。あと1人いれば12人で使徒みたいだったのに」
プレイヤー?
何の話をしているんだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
相手が誰だろうが、何人いようが、何の関係があろうが、敵は敵。
「隊長殿を返して」
「んん、ほぉ、君があれか。ジャンヌ・ダルクの片腕と言われるクロエ・ハミニス」
自分のことを知っている!?
いや、驚くな。動揺するな。相手のテンポに呑まれるな。隊長殿は、いついかなる時でも冷静に相手に対した。
「知ってもらえて何より。ニトーさん? それで? ここに単身乗り込んできたってことは何? 隊長殿を捕まえたから私たちに降伏しろっていうの?」
「はっはっは! さすが彼女の一番弟子ってことか。随分鋭い。うん、でも残念。そうじゃあない」
違うのか。じゃあ何故?
「ボクは遊んでこいって言われただけさ。君たちと命をかけたゲームで」
「ゲーム?」
「そう、ゲームだ。君たちが負ければ一生、その『隊長殿』に会うことはできない。けどもし君たちが勝てば、『隊長殿』のいるところに案内しよう」
願ってもない話だ。
隊長殿の捜索が、雲をつかむような話から、一気に現実味を帯びた。
もしそれが真実なら。
だからきっと隊長殿ならこう言う。
「その話が嘘じゃないという根拠は?」
「ははっ、さすがに用心深い。さすが一番弟子。うん、これは彼女から言われたんだけど。これをクロエに見せれば自分が捕まったことは信じるってさ。そのうえでそれを持って逃げろって」
ニトーがポケットから出したものをこちらに投げて渡す。
空中でキャッチ。
手を開く。小さな赤色の髪留め。何の……いや、この形。そして……。
「すんすん……この匂い、隊長殿!?」
「いやー、まさかとは思ったけど本当に匂いで分かっちゃったよ。君は犬かな? うん、ちょっと引くね」
当たり前だ。どれだけあの人と一緒に住んでると思ってるんだ。
匂いなんて当然。100メートル先からだって隊長殿の匂いに感づいてみせる。
「ま、そういうわけだ。『隊長殿』はボクたちの手にある。そしてそこに行くにはボクのゲームに参加して勝つしかない。探しても無駄だよ。君たちだけじゃ“たどり着けない場所”に彼女はいる。安心してくれ、勝った暁には必ず『隊長殿』の場所にお連れするよ。それはもう、ボクを信じてもらうしかないね」
信じる。
敵を?
誘拐犯を?
ありえない。
腹がねじけるくらいの笑い話だ。
けど――
「どうする、クロエ……」
「クロエ……」
「さーて、どうしよっかー」
「ううー悪と戦うのが正義なのに……」
ザイン、マール、ルック、リンドーがこちらを見てくる。
「…………」
背中から視線。
振り向くとイッガーがじっと見つめてきて、小さく頷いた。どうやら自分も行くと言っているらしい。
この男。
ジャンヌ隊に入ったはいいけど、体力はないわ、気力もないわ、武器も使えないわのないない尽くしの人間だった。
けど、隊長殿に見いだされて探索の仕事をするようになってその力を発揮した。頭も良いらしく、よく隊長殿と難しい話をしていたのは覚えている。
負い目がある。
私じゃ、この男の力を十二分に引き出せなかったことに。
心強くもある。
私たちに足りない頭脳を補ってくれることに。
嬉しくもある。
あんな厳しい訓練の後にこうして同行を申し出てくれることに。
「……決まってるでしょ」
皆の顔を見る。
ザイン、マール、ルック、リンドー、イッガー。
その誰もがすぐに覚悟を決めた表情をして、小さく頷く。
そう、考えるまでもない。
隊長殿が捕われている。
そしてその場所が分かっている。
なのに背中を見せる理由は私たちにない。
ただ同時に辛さを感じた。
この決断をするということは、彼らの命を背負うということ。
これが決断することの重さ。
これまで隊長殿という大樹に寄り掛かって自分で決断してこなかったのだと改めて実感する。
呼吸にして3つ。
腹に力を入れ、ニトーをにらんで顕然と言い放つ。
「そのゲーム、受けて立つわ。そして隊長殿を助けてみせる!」
私の選択に、ザインが、マールが、ルックが、リンドーが笑顔でうなずく。イッガーは、分からない。
重い。彼らの命。けど、だからこそ負けられない。
パァン。
破裂音。
ニトーが手を打った音だ。
「グッド! 良い返事だ。それでは皆様。こちらのドアをお通りください」
ニトーが立っていた場所から一歩、左へずれる。
そこには外へ通じるドアがある――はずだった。
本当なら夕闇の帝都の街並みが見えるはずの光景。
それが今や、紫と黒が混ぜ合わさった気味の悪い色が渦巻く奇怪な空間に変わっていた。
窓の外を見る。普通の街並み。
そのドアだけが異様。
「このドアから入れば、『隊長殿』のいる空間につながっている。さぁ入るがいい、選ばれし挑戦者たちよ!」
変な言い回しが気になったけど、そこに隊長殿がいるなら行くしかない。
私が先頭で、ドアのふちに手をかける。
「おっと、ボクとしたことが言い忘れていた」
ニトーがおどけた様子でそう言うと、
「この先は一度入ったらゴールまで出られない亜空間。二度と帰れぬことも、命を落とす可能性もある危険な世界。覚悟ができた者のみがお通りなさいますよう……」
ふん。そんなもの、戦場と変わらない。
場所が違うだけで、今、私たちはこいつらを相手に戦をしているのだ。
「今さら。あんた、隊長殿を取り返したらいの一番でぶんなぐってあげるから、覚悟しておきなさい」
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そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
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魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
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残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
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