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第4章 ジャンヌの西進
第57話 聖女墜つ
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まさか自分が十面埋伏の計を仕掛けられるとは思わなかった。
俺がドスガ王国軍に対し行った不完全なものではない。
驕兵の計と合わせ、兵数も完璧な埋伏だった。
この計略の何がいやらしいって、殿軍がその意味をなさないのだ。
逃げる横から次々に左右から襲ってくるから、殿軍で防げるのはその1段のみということになる。全部対応しようとすれば、それだけで軍は崩壊する。
なら一か所を突き破れば問題なさそうに思えるが、全軍潰走の状態でそんな指揮をとれるはずもない。
かといって止まれば伏兵に包囲される。
憎らしいほど完璧に嵌められたというわけだ。
敵にもある程度歴史と軍略を知ってるプレイヤーがいるようだ。
そんなボロボロの状態で唯一、あえて、しいて、この計略の欠点を挙げるとすれば、敵の連携が完ぺきではなかったこと。
この計略を受けて一番厳しいところは、伏兵を切り抜けたとホッとしたところに左右同時に新たな伏兵が襲ってくるところだ。
そのタイミングが完璧であればあるほど、受け手は絶望し、完膚なきまでに叩きのめされるのだ。
だがこのタイミングが甘かった。
切り抜けたその後に一呼吸入れられたり、左右のタイミングが合わずに迎撃できたりと、切り抜けるチャンスがあった。
だから突破することができたのだが、敵の追撃から逃れて一息付けた時には1万以上いた兵力が5千近くに減っていた。
もちろん全員が討たれたわけではなく、途中で逃亡したり降伏した者もいたのだろうが、それにしても大損害だ。
対する敵は3万近くがほぼ無傷でいる。ブリーダを連れてなかったら、本当にこれで終わっていた。
「ブリーダ、砦の外で草を食ませながら休憩。敵が来たら、なるだけ足を鈍らせるよう動き回れ。絶対に足止めしようとしてぶつかるなよ」
「了解っす!」
前を行くビンゴ軍が砦に入っていくのを見て、俺はブリーダに指示した。
砦に全員は入れない。
それに何か罠があったらと考えると、ブリーダたちまで入れるのは危険だった。だからブリーダたちは砦の外で待機させ、自由に動き回らせる方が騎馬隊としては有効だ。
「サカキ、クルレーン。北の城門で待機。敵が来るとしたらそっちだ。休憩しつつも警戒を怠るなよ」
「任された!」
「承知」
皆と別れ、俺はフレールとサールを従えてそのまま砦に入る。
といってもまだまだ敵地の中。ここで迎撃するか、まだ逃げるかを判断しなければならない。
いや、どっちかなんて考えるまでもない。
砦の規模としては5千には少し小さいくらいか。
つまり3万の攻囲を受けるには多少手狭だし、何より防衛機構も弱いから迎撃なんてできるはずがない。
だから疲れているだろうが、ここで足を止めるのは愚策だ。
「クロス! ヴィレス、センド、無事だったか!」
俺がビンゴ軍の集まっているところに行って馬を降りると、いつもの面々が揃っていた。
何やら難しい顔をしていて、俺の姿を見ると、さらに渋面を作った。
「……申し訳、ないです。これを読んでいたから、ジャンヌ殿は反対していたんですね」
「いや、もういい。それよりこれからだ。ここは防衛に不向き。敵が来る前にゾイ川の砦まで退くぞ!」
だが、クロスは小さく頭を振る。
「……いえ、ここで迎え撃ちます」
「何を、言ってる?」
「今、2人と相談しておりました。ここで敵を迎え撃つと。そもそも今さら退いてどうなりますか。1万以上いた兵が半分以下になってしまった。しかも傷を負っていない兵はいないのです。キシダ将軍もいない今、もはや我々に勝ち目はない。ならばいっそのこと――」
乾いた音と共に、クロスの頭がぶれた。
なんてことはない。
俺の平手がクロスの頬を叩いたのだ。
この諦めの早さ。何より全てを投げ出す無責任さに腹が立った。
グーじゃないのは温情だ。
「ふざけるな! そう簡単に諦めてんな! お前らは1万の……いや、それ以上。ビンゴに住む皆の命を背負ってるんだろ! それをこうも簡単に投げ捨ててんじゃねぇ!」
「ジャ、ジャンヌ殿……」
クロスだけでなく、ヴィレスとセンド。そしてその周囲にいる兵たちも唖然とした様子で俺を見てくる。
あぁ、くそ。
こういう時に限って視線が怖くないんだよな。
だから言ってやる。
「お前らもお前らだ! 勝手に諦めるな! 一度負けたぐらいで死ぬな! あの村を襲われた時の怒りはどうした! あんなに命について怒ったお前たちが、なんでそうも簡単に命を諦める! ふざけるのもいい加減にしろ!」
本当に、この世界の命の基準が分からない。
滅んだ国のために命を賭け、
見たこともない国王のために命を捨て、
負けたらすべてを放り投げて諦めて、
かと思えば無抵抗な人が殺されたことに怒り、
侵略者に対し、過去のわだかまりを捨てて命運を共にする。
あっちいったりこっちいったり。
その場その場のノリで決めてるようにしか思えない。
「命を、ノリで決めるな! ここで諦めて玉砕を選んだとして、誰が喜ぶ、誰が得する! これまで死んでいった人たち、今日倒れて行った仲間たちに申し訳がたたないと思わないのか!」
俺の檄に、クロスが、センドが、ヴィレスが目の色を変える。
だから俺は右手をサールに向ける。心得た様子で、サールは俺の馬に備えてあった旗を渡してくる。
だから俺は旗を高く掲げる。
そして想いを、希望を叩きつける。
「皆、俺と共に生きろ! 生きて、世界を取り戻すんだ!」
途端、熱気が俺を襲った。
5千近くの人間が、拳を突き上げ吼えた。
その熱。その昂り。
もはや止められるものはないと思うほどの力強さ。
「敵が、来ます!」
「よし、逃げる! 今はひたすらにゾイ川を目指せ。それまで死ぬな!」
「オオオオオォ!」
怒声が響く。
そして三々五々に東の門へと兵たちが殺到していく。
その中で――
「ん?」
男がいた。
5千人もいる中で、何故その男に目が行ったのか。
いや、理由は簡単だ。
少し離れた屋根の上で膝立ちにしている。
何より男が目を引く格好をしていた。
カウボーイスタイルでテンガロンハットにサングラス、左腕は吊っていて、どこかで見たことがある格好だ。
瞬間、俺の動きが止まった。
男の格好が気になった一瞬。
突き出された筒を理解するのに一瞬。
そして唇を大きく曲げ、サングラスの奥の瞳が嗤ったような気がした、一瞬。
合わせて三瞬の隙。
判断するには遅すぎた。
爆発音が響く。
左肩に熱が走った。
熱い、いや、痛い。撃たれた。
悲鳴をあげることもない。衝撃が強すぎて、意識を失いそうになる。
奥歯に痛みを持っていき、必死に手綱を握る。だが左手に力を込めると肩が痛む。右手で思いっきり手綱を引いた。馬が棹立ちになり、体が投げ出されそうになる。
続く発砲音。
頭をぶん殴られたような感覚。
視界がブラックアウトする。
あぁ、やられた。頭だ。
これで終わりか。
こんな終わり方なのか。
いや、俺だって何万もの人生を終わらせて来た。
だからまともな死に方はしないと思っていたけど、これはさすがに想定していなかった。
あるいは、そんなはずはないと思い込んでいたのかもしれない。
どんな頭が良かろうと、どんな力持ちだろうと、どんな偉い人でも、どんな貧しい人でも、どんな主人公だろうと、どんな脇役だろうと、死ぬときは死ぬ。
そこに偏りはなく、死は平等に訪れる。
それが摂理。
それが世の理。
俺もその番が来たというだけ。
死という古い隣人が、俺の肩を叩いたというだけ。
けど――
はっ、死ぬなとか言った人間がいの一番に死ぬとか。
なんとも格好がつかない。
それ以上にこうも唐突に、こうも呆気なく、こうも何も言えずに終わりたくはなかった。
最期に話したかった。
最期にお別れをしたかった。
俺が殺してきた人間からすれば、甘えるなと言われるだろう。
それでも。
それでも。
きっと俺が死んだら、彼らは、彼女らは少しくらいは悲しむから。
そんな想いにはさせたくないから。だから――
「ジャンヌさん!」
フレールの声が響いた。
頭から地面に落ちた。
ような気がした。
そして意識が消えた。
俺がドスガ王国軍に対し行った不完全なものではない。
驕兵の計と合わせ、兵数も完璧な埋伏だった。
この計略の何がいやらしいって、殿軍がその意味をなさないのだ。
逃げる横から次々に左右から襲ってくるから、殿軍で防げるのはその1段のみということになる。全部対応しようとすれば、それだけで軍は崩壊する。
なら一か所を突き破れば問題なさそうに思えるが、全軍潰走の状態でそんな指揮をとれるはずもない。
かといって止まれば伏兵に包囲される。
憎らしいほど完璧に嵌められたというわけだ。
敵にもある程度歴史と軍略を知ってるプレイヤーがいるようだ。
そんなボロボロの状態で唯一、あえて、しいて、この計略の欠点を挙げるとすれば、敵の連携が完ぺきではなかったこと。
この計略を受けて一番厳しいところは、伏兵を切り抜けたとホッとしたところに左右同時に新たな伏兵が襲ってくるところだ。
そのタイミングが完璧であればあるほど、受け手は絶望し、完膚なきまでに叩きのめされるのだ。
だがこのタイミングが甘かった。
切り抜けたその後に一呼吸入れられたり、左右のタイミングが合わずに迎撃できたりと、切り抜けるチャンスがあった。
だから突破することができたのだが、敵の追撃から逃れて一息付けた時には1万以上いた兵力が5千近くに減っていた。
もちろん全員が討たれたわけではなく、途中で逃亡したり降伏した者もいたのだろうが、それにしても大損害だ。
対する敵は3万近くがほぼ無傷でいる。ブリーダを連れてなかったら、本当にこれで終わっていた。
「ブリーダ、砦の外で草を食ませながら休憩。敵が来たら、なるだけ足を鈍らせるよう動き回れ。絶対に足止めしようとしてぶつかるなよ」
「了解っす!」
前を行くビンゴ軍が砦に入っていくのを見て、俺はブリーダに指示した。
砦に全員は入れない。
それに何か罠があったらと考えると、ブリーダたちまで入れるのは危険だった。だからブリーダたちは砦の外で待機させ、自由に動き回らせる方が騎馬隊としては有効だ。
「サカキ、クルレーン。北の城門で待機。敵が来るとしたらそっちだ。休憩しつつも警戒を怠るなよ」
「任された!」
「承知」
皆と別れ、俺はフレールとサールを従えてそのまま砦に入る。
といってもまだまだ敵地の中。ここで迎撃するか、まだ逃げるかを判断しなければならない。
いや、どっちかなんて考えるまでもない。
砦の規模としては5千には少し小さいくらいか。
つまり3万の攻囲を受けるには多少手狭だし、何より防衛機構も弱いから迎撃なんてできるはずがない。
だから疲れているだろうが、ここで足を止めるのは愚策だ。
「クロス! ヴィレス、センド、無事だったか!」
俺がビンゴ軍の集まっているところに行って馬を降りると、いつもの面々が揃っていた。
何やら難しい顔をしていて、俺の姿を見ると、さらに渋面を作った。
「……申し訳、ないです。これを読んでいたから、ジャンヌ殿は反対していたんですね」
「いや、もういい。それよりこれからだ。ここは防衛に不向き。敵が来る前にゾイ川の砦まで退くぞ!」
だが、クロスは小さく頭を振る。
「……いえ、ここで迎え撃ちます」
「何を、言ってる?」
「今、2人と相談しておりました。ここで敵を迎え撃つと。そもそも今さら退いてどうなりますか。1万以上いた兵が半分以下になってしまった。しかも傷を負っていない兵はいないのです。キシダ将軍もいない今、もはや我々に勝ち目はない。ならばいっそのこと――」
乾いた音と共に、クロスの頭がぶれた。
なんてことはない。
俺の平手がクロスの頬を叩いたのだ。
この諦めの早さ。何より全てを投げ出す無責任さに腹が立った。
グーじゃないのは温情だ。
「ふざけるな! そう簡単に諦めてんな! お前らは1万の……いや、それ以上。ビンゴに住む皆の命を背負ってるんだろ! それをこうも簡単に投げ捨ててんじゃねぇ!」
「ジャ、ジャンヌ殿……」
クロスだけでなく、ヴィレスとセンド。そしてその周囲にいる兵たちも唖然とした様子で俺を見てくる。
あぁ、くそ。
こういう時に限って視線が怖くないんだよな。
だから言ってやる。
「お前らもお前らだ! 勝手に諦めるな! 一度負けたぐらいで死ぬな! あの村を襲われた時の怒りはどうした! あんなに命について怒ったお前たちが、なんでそうも簡単に命を諦める! ふざけるのもいい加減にしろ!」
本当に、この世界の命の基準が分からない。
滅んだ国のために命を賭け、
見たこともない国王のために命を捨て、
負けたらすべてを放り投げて諦めて、
かと思えば無抵抗な人が殺されたことに怒り、
侵略者に対し、過去のわだかまりを捨てて命運を共にする。
あっちいったりこっちいったり。
その場その場のノリで決めてるようにしか思えない。
「命を、ノリで決めるな! ここで諦めて玉砕を選んだとして、誰が喜ぶ、誰が得する! これまで死んでいった人たち、今日倒れて行った仲間たちに申し訳がたたないと思わないのか!」
俺の檄に、クロスが、センドが、ヴィレスが目の色を変える。
だから俺は右手をサールに向ける。心得た様子で、サールは俺の馬に備えてあった旗を渡してくる。
だから俺は旗を高く掲げる。
そして想いを、希望を叩きつける。
「皆、俺と共に生きろ! 生きて、世界を取り戻すんだ!」
途端、熱気が俺を襲った。
5千近くの人間が、拳を突き上げ吼えた。
その熱。その昂り。
もはや止められるものはないと思うほどの力強さ。
「敵が、来ます!」
「よし、逃げる! 今はひたすらにゾイ川を目指せ。それまで死ぬな!」
「オオオオオォ!」
怒声が響く。
そして三々五々に東の門へと兵たちが殺到していく。
その中で――
「ん?」
男がいた。
5千人もいる中で、何故その男に目が行ったのか。
いや、理由は簡単だ。
少し離れた屋根の上で膝立ちにしている。
何より男が目を引く格好をしていた。
カウボーイスタイルでテンガロンハットにサングラス、左腕は吊っていて、どこかで見たことがある格好だ。
瞬間、俺の動きが止まった。
男の格好が気になった一瞬。
突き出された筒を理解するのに一瞬。
そして唇を大きく曲げ、サングラスの奥の瞳が嗤ったような気がした、一瞬。
合わせて三瞬の隙。
判断するには遅すぎた。
爆発音が響く。
左肩に熱が走った。
熱い、いや、痛い。撃たれた。
悲鳴をあげることもない。衝撃が強すぎて、意識を失いそうになる。
奥歯に痛みを持っていき、必死に手綱を握る。だが左手に力を込めると肩が痛む。右手で思いっきり手綱を引いた。馬が棹立ちになり、体が投げ出されそうになる。
続く発砲音。
頭をぶん殴られたような感覚。
視界がブラックアウトする。
あぁ、やられた。頭だ。
これで終わりか。
こんな終わり方なのか。
いや、俺だって何万もの人生を終わらせて来た。
だからまともな死に方はしないと思っていたけど、これはさすがに想定していなかった。
あるいは、そんなはずはないと思い込んでいたのかもしれない。
どんな頭が良かろうと、どんな力持ちだろうと、どんな偉い人でも、どんな貧しい人でも、どんな主人公だろうと、どんな脇役だろうと、死ぬときは死ぬ。
そこに偏りはなく、死は平等に訪れる。
それが摂理。
それが世の理。
俺もその番が来たというだけ。
死という古い隣人が、俺の肩を叩いたというだけ。
けど――
はっ、死ぬなとか言った人間がいの一番に死ぬとか。
なんとも格好がつかない。
それ以上にこうも唐突に、こうも呆気なく、こうも何も言えずに終わりたくはなかった。
最期に話したかった。
最期にお別れをしたかった。
俺が殺してきた人間からすれば、甘えるなと言われるだろう。
それでも。
それでも。
きっと俺が死んだら、彼らは、彼女らは少しくらいは悲しむから。
そんな想いにはさせたくないから。だから――
「ジャンヌさん!」
フレールの声が響いた。
頭から地面に落ちた。
ような気がした。
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