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第4章
第3話
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第3話
「なぁ、アンタは本当にBランクなのか?」
総ツッコミ入れられたけど、本当かどうかを冒険者のリーダー格っぽい人が聞いてきた。
「こんな事で偽ってどうするんだ?
それなら俺の後を追って、もう少ししたら仲間がくるから本当かどうか聞いたらいい」
「本当かよ。ところで、何で盗賊達を殺さないんだ?」
「逆に何で殺さないといけないんだ?
それに、俺が倒した盗賊はキミ達は手を出さないんだな」
「アンタはBランクなのに知らないんだな。
盗賊の処罰の権利は倒した人の物なんだよ。
冒険者同士の暗黙の了解だよ」
「そうなのか?誰も教えてくれなかったから、知らなかった。今話した仲間が丁度来たな」
後方から馬車の音が聞こえてきたから、間違いないだろう。
そう思って振り返れば、ソルトが御者なのは変わらずで左右に姐さんとシオンが立っていた。
「だ、団長!い、いや似てるけど、こんな場所にいる訳ないし違うか?」
ん?この冒険者、今団長って言ったか?
冒険者の方を振り向いて見ると、冒険者達全員が驚いた顔をして馬車の方を凝視していた。
「俺の仲間の馬車に向かって、今団長って呼ばなかったか?」
「な、アンタの仲間って、あの馬車の人達か?」
「ああ、シオンとダンクと、もう一人は冒険者じゃないけど従者のソルトだ」
「やっぱり、団長なのか?シオンってシオン・マクガリズムって言わないか?」
「ああ、そうだよ。確かシオンの苗字はそんな名前だった気がする」
「やはりマクガリズム団長の事だったのか⁉︎」
「シオンの事を知っているって事は、あの国の元騎士とかかい?」
「あぁ、そうだよ。俺達は元騎士だったけど、戦争の後に身体の一部が無くなったり負傷した事によって、騎士団を脱退して冒険者になったんだ。マクガリズム団長は俺達の憧れの存在なんだ」
「身体の負傷って騎士を続けられない様な負傷なのか?騎士を続けられないなら冒険者も無理だろ?でも身体の一部無くしているのにAランクなんて凄いな」
「そうだな。冒険者になってみて思ったよ。
冒険者も楽じゃないってね。
負傷しているって言っても、そんな大きな怪我じゃないんだ。正直戦争が怖くなって退団する言い訳だよ」
成る程、余程大きな戦いだったんだろうな。
助けた冒険者達と話していると、丁度シオンと姐さんが馬車から下りて近づいて来た。
「あら、ミーツちゃん、この盗賊達みんな生きているわよ?楽にさせてあげないの?」
「うーん、殺すのは何か嫌だし、とりあえず動けないように、脚を突き刺して動けなくしたんだけど、どうしようかな。
もう悪さをしないなら、このまま放置していっても良いかなって思っているけど」
「ミーツちゃん、前にも言ったけど盗賊で殺しを楽しんでやる迄いった人は、再度同じ事を繰り返すのよ?
いくら口では改心したと言っても、その場しのぎで必ず同じ事をやるわ」
「姐さんは、何でそんなに盗賊や悪人を信用しないんだ?
実際に改心するかも知れないだろ?
人を殺したって言うなら、俺も記憶は無いけど殺した事あるよ」
「ミーツちゃん、それはミーツちゃんの為でもあるのよ。
この人達が改心したと言って解放した後、村人や旅人が、この人達に殺されたらミーツちゃん責任取れるの?
取れないでしょ?ミーツちゃんがこの人達の悪事を目撃したら自責の念で心が壊れちゃうわ」
確かに姐さんの言い分もわかるけど、本当に改心するかも知れないのに悪事をしたら、即死罪ってのは昔の日本の制度みたいで嫌だ。
では、どうするかと考えたら、しばらく姐さん達にはこの場に居てもらって、俺がダンジョンマスターになったあの場所に一時的に連れて行けば良いかもしれないと考えた。
「姐さん、とりあえずゴールドマネーの国に転移をして、俺が管理しているダンジョンに置いてくるよ」
「ミーツちゃん、ダンジョンを管理してるの?」
ありゃ、まだ言ってなかったっけか。
でも詳しい説明は不要かな、説明面倒だしな。
「まあ、色々あってダンジョンマスターになったから、この国の罪人を裁ける場所に着く迄の間は、ダンジョンのセーフティゾーンに居て貰おうかと思っているよ」
「フゥ、分かったわ。でも詳しい説明は、また今度時間のある時にでもしてもらいますからね!
しばらくの間、この場に居るから行って来ても良いわよ」
姐さんの許可を取れたし行こうかと思ったけど、どうやって連れて行くかな。
ソルトに相談してみようと思って、馬車に近づいてソルトに話しかけた。
「ソルト、盗賊達をあのダンジョンに一時的に置いて行こうと思ってるけど、どうやって連れて行けばいいかな?」
「回答、ロープで手を縛って、盗賊達を繋げればよろしいかと思われます。ロープは馬車内にありますので取って参ります」
成る程、ロープで繋げれば纏めて全員を連れて行けるか。
それにしても、ロープなんてあったっけかな?
馬車の馬を撫でながら待っていると、荷台からソルトが出て来て、ロープを持ってきた。
「このロープはどこにあったんだ?」
「最初からございましたよ。
もし、足らなければミーツ様が、ご自身のスキルで出されたらよろしいかと思います」
確かに、その通りだと思ったが、とりあえずのところソルトから貰ったロープで盗賊達を縛ってみるが、俺の手先の不器用さで不恰好な縛り方になってしまった。
俺の見た目も実質的にも、きちんと縛れてないのを見かねた姐さんが俺の手からロープを取り、盗賊達を次々と縛って行った。
「ミーツちゃん、本当に不器用なのね。
あたしがやった事を見て、ちゃんと覚えなきゃダメよ?」
そう注意されたけど、素早く縛って行ったから殆ど姐さんの手先が見えなかったから、再度今度はゆっくりと縛る様にお願いしよう。
「姐さん、俺の代わりに縛ってくれるのは有難いけど、もう少しゆっくり縛って見せてくれないか?姐さんの手先が器用過ぎて見えないんだ頼むよ」
「ミーツちゃんも、冒険者しているんだから、これくらいは出来なきゃダメよ?」
姐さんは、そう俺に言いながら最後の一人を縛る時にゆっくり丁寧に教えてくれた。
「なぁ、アンタは本当にBランクなのか?」
総ツッコミ入れられたけど、本当かどうかを冒険者のリーダー格っぽい人が聞いてきた。
「こんな事で偽ってどうするんだ?
それなら俺の後を追って、もう少ししたら仲間がくるから本当かどうか聞いたらいい」
「本当かよ。ところで、何で盗賊達を殺さないんだ?」
「逆に何で殺さないといけないんだ?
それに、俺が倒した盗賊はキミ達は手を出さないんだな」
「アンタはBランクなのに知らないんだな。
盗賊の処罰の権利は倒した人の物なんだよ。
冒険者同士の暗黙の了解だよ」
「そうなのか?誰も教えてくれなかったから、知らなかった。今話した仲間が丁度来たな」
後方から馬車の音が聞こえてきたから、間違いないだろう。
そう思って振り返れば、ソルトが御者なのは変わらずで左右に姐さんとシオンが立っていた。
「だ、団長!い、いや似てるけど、こんな場所にいる訳ないし違うか?」
ん?この冒険者、今団長って言ったか?
冒険者の方を振り向いて見ると、冒険者達全員が驚いた顔をして馬車の方を凝視していた。
「俺の仲間の馬車に向かって、今団長って呼ばなかったか?」
「な、アンタの仲間って、あの馬車の人達か?」
「ああ、シオンとダンクと、もう一人は冒険者じゃないけど従者のソルトだ」
「やっぱり、団長なのか?シオンってシオン・マクガリズムって言わないか?」
「ああ、そうだよ。確かシオンの苗字はそんな名前だった気がする」
「やはりマクガリズム団長の事だったのか⁉︎」
「シオンの事を知っているって事は、あの国の元騎士とかかい?」
「あぁ、そうだよ。俺達は元騎士だったけど、戦争の後に身体の一部が無くなったり負傷した事によって、騎士団を脱退して冒険者になったんだ。マクガリズム団長は俺達の憧れの存在なんだ」
「身体の負傷って騎士を続けられない様な負傷なのか?騎士を続けられないなら冒険者も無理だろ?でも身体の一部無くしているのにAランクなんて凄いな」
「そうだな。冒険者になってみて思ったよ。
冒険者も楽じゃないってね。
負傷しているって言っても、そんな大きな怪我じゃないんだ。正直戦争が怖くなって退団する言い訳だよ」
成る程、余程大きな戦いだったんだろうな。
助けた冒険者達と話していると、丁度シオンと姐さんが馬車から下りて近づいて来た。
「あら、ミーツちゃん、この盗賊達みんな生きているわよ?楽にさせてあげないの?」
「うーん、殺すのは何か嫌だし、とりあえず動けないように、脚を突き刺して動けなくしたんだけど、どうしようかな。
もう悪さをしないなら、このまま放置していっても良いかなって思っているけど」
「ミーツちゃん、前にも言ったけど盗賊で殺しを楽しんでやる迄いった人は、再度同じ事を繰り返すのよ?
いくら口では改心したと言っても、その場しのぎで必ず同じ事をやるわ」
「姐さんは、何でそんなに盗賊や悪人を信用しないんだ?
実際に改心するかも知れないだろ?
人を殺したって言うなら、俺も記憶は無いけど殺した事あるよ」
「ミーツちゃん、それはミーツちゃんの為でもあるのよ。
この人達が改心したと言って解放した後、村人や旅人が、この人達に殺されたらミーツちゃん責任取れるの?
取れないでしょ?ミーツちゃんがこの人達の悪事を目撃したら自責の念で心が壊れちゃうわ」
確かに姐さんの言い分もわかるけど、本当に改心するかも知れないのに悪事をしたら、即死罪ってのは昔の日本の制度みたいで嫌だ。
では、どうするかと考えたら、しばらく姐さん達にはこの場に居てもらって、俺がダンジョンマスターになったあの場所に一時的に連れて行けば良いかもしれないと考えた。
「姐さん、とりあえずゴールドマネーの国に転移をして、俺が管理しているダンジョンに置いてくるよ」
「ミーツちゃん、ダンジョンを管理してるの?」
ありゃ、まだ言ってなかったっけか。
でも詳しい説明は不要かな、説明面倒だしな。
「まあ、色々あってダンジョンマスターになったから、この国の罪人を裁ける場所に着く迄の間は、ダンジョンのセーフティゾーンに居て貰おうかと思っているよ」
「フゥ、分かったわ。でも詳しい説明は、また今度時間のある時にでもしてもらいますからね!
しばらくの間、この場に居るから行って来ても良いわよ」
姐さんの許可を取れたし行こうかと思ったけど、どうやって連れて行くかな。
ソルトに相談してみようと思って、馬車に近づいてソルトに話しかけた。
「ソルト、盗賊達をあのダンジョンに一時的に置いて行こうと思ってるけど、どうやって連れて行けばいいかな?」
「回答、ロープで手を縛って、盗賊達を繋げればよろしいかと思われます。ロープは馬車内にありますので取って参ります」
成る程、ロープで繋げれば纏めて全員を連れて行けるか。
それにしても、ロープなんてあったっけかな?
馬車の馬を撫でながら待っていると、荷台からソルトが出て来て、ロープを持ってきた。
「このロープはどこにあったんだ?」
「最初からございましたよ。
もし、足らなければミーツ様が、ご自身のスキルで出されたらよろしいかと思います」
確かに、その通りだと思ったが、とりあえずのところソルトから貰ったロープで盗賊達を縛ってみるが、俺の手先の不器用さで不恰好な縛り方になってしまった。
俺の見た目も実質的にも、きちんと縛れてないのを見かねた姐さんが俺の手からロープを取り、盗賊達を次々と縛って行った。
「ミーツちゃん、本当に不器用なのね。
あたしがやった事を見て、ちゃんと覚えなきゃダメよ?」
そう注意されたけど、素早く縛って行ったから殆ど姐さんの手先が見えなかったから、再度今度はゆっくりと縛る様にお願いしよう。
「姐さん、俺の代わりに縛ってくれるのは有難いけど、もう少しゆっくり縛って見せてくれないか?姐さんの手先が器用過ぎて見えないんだ頼むよ」
「ミーツちゃんも、冒険者しているんだから、これくらいは出来なきゃダメよ?」
姐さんは、そう俺に言いながら最後の一人を縛る時にゆっくり丁寧に教えてくれた。
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※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
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