底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第5章

第19話

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第19話

 あれから蔓のトレントは食べずに放って置いていたら、地面や壁に吸収されて戻って再び生えていた。

「ミーツ様、おはようございます!俺たちの試練を見守っていて下さい!そして試練が終わったあとは、約束通りに手合わせをお願いします」

 鬼人の女の子以外、皆んなで雑魚寝していたところでヤスドルはそう声を張り上げて言い、まだ横になって眠っていた俺は跳び起きた。

「あ、ヤスドルか、うん。約束したし、無事に試練が終わったらやろうね」


 起きて見たら、既に鬼人の若者たちは一同揃っており、しばらく壁を見つめて何かを待っているようで、その何かについては、微動だにしない鬼人たちを見ていて分かったのだが、ただでさえ薄暗い谷底が真っ暗闇に染まったあと、壁が夜空の星のように光を放ちだしたのだ。
 そんな幻想的な光を放つその光と共に、鬼人たちも一斉に動き出して、崖を勢いよく登り始めて行く。シロヤマはこの光景を見たかったのだろう。 ヤスドルを先頭に鬼人たちは、垂直の壁を物凄い勢いで駆け上がって行き、見える範囲ですぐに見えなくなった。

「さあ、ボクたちも行こっか」

 シロヤマは駆け上がって行った鬼人たちを見上げながらそう言って、馬車に乗り込んで発進させた。 馬車は降るときと同様に登りも、ゆっくりと崖を登って行く。
 俺は事前にシロヤマに、シーバスを除くメンバーは登りでの馬車は乗らないことを伝えていて、谷底に残った俺たちはアマとアミをブルトに乗せて、俺と士郎は立ったまま全員一緒に瞬間転移で地上に転移した。
 転移して驚いたのだが、地上では足元の地面も見えないくらい、霧が立ち込めていて、谷底から駆け上がってくるであろう音が不気味に聴こえてくる。

 このまま霧の中を歩くと危険なため、目の前にいるブルトを中心に想像魔法で壁で囲んだ。
 現状の霧の状況を見るために前方の壁だけは、大きく隙間を空けて魔物が入って来られないようにしておく。

「おじさん、なんにも見えないね。
兄ちゃんたち大丈夫かな」
「ホントだね。これだけ何も見えないと心配だね。ミーツさん、兄様たちは大丈夫ですよね?」

 アマとアミは鬼人たちの後を追うように上がってくる兄たちを、心配そうにしながら外を眺めているものの、現状俺の出来ることは彼女たちを励ますくらいしかできなく、シロヤマがいるから大丈夫だよ。と言って、ブルトによじ登って彼女らの頭を撫でた。
 それからしばらく何もすることなくて、ウトウトと眠気と戦いながら外を眺めていたら、霧が段々と晴れ出し、完全に霧が晴れたら、視界の先にヤスドルたちとは違う鬼人たちが立っていた。

 厳つい表情の鬼人たちは腕を組んで足を広げて、どっしりと仁王立ちで立っている。
 敵意があれば視界が開けた時点で襲いかかってきただろうが、まだ襲われる気配がないところで、安全のために俺だけ外に出ようと前方の壁を取り除いて念のためにアッシュとロップを彼らが襲い掛かってきたときの戦力として残す。

 俺が鬼人たちの元に近付いて行くと、鬼人たちは警戒して散開されたものの、俺の敵意がないことを手を挙げて示していたら、一人の鬼人が近付いてきて、何故貴方みたいな強者がこんな場所にいるのかの説明を求められ、素直にここまで来た経緯を話したら、彼らは試練に挑む子らの親で、試練を無事突破できるように見守り、応援しにきたのだとか。

 邪魔をしないのであれば近くで見学することを許され、散開して散り散りになった彼らは俺を恐れてなのか、恐る恐る元の場所に戻って仁王立ちをし、腕を組み直して谷底を見下ろしだす。

 それからはしばらくの間、彼らから離れた場所で彼らを観察しているが、一向に微動だにしなくて沈黙の時間が過ぎて行き、谷底から響いて聴こえてくる音が段々と近付いてくることで、微動だにしなかった彼らは、一斉に足踏みをしだして、鼓舞するかのようにリズムよく踏んで行く。


「ミーツさん、あの人たちはヤスドル君たちの親たちですかね」

 いつの間にか俺の側に士郎が来ており、足を踏み続ける鬼人たちを見ながら聞いてきた。

「うん。聞いたらそうだって言ってたよ。登ってくる音が近付いて来てるから応援する意味で足踏みしてるんだろうね」


 鬼人たちの足踏みから二時間ほど時間経った頃、最初の者が到達して顔を見せた。最初の者はヤスドルではなくて別の鬼人の若者であるものの、所々に擦り傷を付けて激しく息切れを起こしながら地上に上がるなり、すぐさま寝っ転がった。
 寝っ転がって息を整えている鬼人を、これから登り上がってくる者たちの邪魔にならないようになのか、足踏みをし続けている者たちとは別に、数人の鬼たちが引きずっていく。

 それからは続々と先程の鬼人と同じような状態の若手の鬼人たちが登りきって、同じように寝転がっては引きずられて行き、出発時に先頭を切って登って行ったヤスドルが現れないため、何かあったのではないかと段々と心配になってきたところで、シロヤマが御者する馬車が地上に着いたところで鬼人たちの足踏みは一時中断したものの、まだ上がり続けている若手たちがいるところで再度踏み出した。

「ミーツくん!ちょっとアイツに言いたいことがあるから、馬車のこと任せたよ」

 彼女は俺の元にやって来て、怒ったようにそう言うと、馬車から降りて足踏みしている者たちの中に縫うように入って行き、鬼人たちの中から怒鳴り声が微かに聴こえてきた。

「シーバス、何かあったのかい?
ヤスドルがまだ上がってきてないんだけど」
「ああ、凄まじかったぜ。鬼人たちの壮絶な崖登りに谷底では仲良かった者たちの蹴落とし合い。
多分、シロヤマはあんな蹴落とし合いについて、族長に物申しに行ったんじゃねえかな」


 馬車内に残っているシーバスに何があったかを聞いたら、若者たちが蹴落とし合ったと、そう答えが返ってきた。 続けてシーバスは上がってくるとき、蹴落とし合う彼らをただ指を咥えて見ていたわけではなく、蹴落とされて落ちて行く彼らに手を伸ばすも、誰一人として手を掴もうとする者はいなかったそうで、手を掴もうとするものなら余計な事するなと怒鳴られたそうだ。


「それで、ヤスドルも落とされたということか」
「いやミーツさん。それは違うぜ、ヤツは落ちて行った仲間を助けるために自ら落ちて行ったんだ。多分だが、鬼人族の試練は鬼人同士助け合ってもいいが、他の種族の力は借りたらいけない規則があるんじゃないかと、俺は思っているんだ」


 シーバスの言うことになるほどと思い、大人の鬼人たちの中に入って行ったシロヤマはどう文句を言いに行ったのだろうかと、鬼人たちの方を向いたら足踏みは止まっていて、代わりに唸り声が鬼人の方から聴こえてくる。

「ミーツさん、シロヤマが暴れてるぞ!止めに行ってくれ」
「え?なんで俺が?シーバスが行けばいいじゃないか」
「俺には無理だ。俺がキレたアイツを止められるわけがないじゃないか」

 シーバスはグイグイと俺の背中を押して鬼人の方に向かって行き、仕方なく納得出来ないまま、鬼人の群れの中に入って行ったら、数人の鬼人が蹲って倒れており、ちょうど自分の倍以上の身長の鬼人の顎目掛けて飛び上がってアッパーカットをしている姿が目に入った。彼女はアッパーカットで倒した鬼人の身体の上に乗り、荒々しい呼吸をしながら拳を構えてガニ股で立っている。


「シロヤマ~!何やってんだよ。ミーツさん、早く彼女を止めてくれ」
「俺の背中ごしに何言ってんだよ。
とりあえず、シーバスは離れてな」

 彼女は彼の言葉が届いていないのか、他の鬼人に拳を振り上げて殴りかかろうとしたとき、間一髪で彼女の拳を止めた。
 しかし、動けるタイプとは思ってなかったから、こんな鬼人たちを倒すほどの重い拳に驚いたものの、姐さんの拳ほど重たくないし、今の俺だったら簡単に受け止められる。

「シロヤマ!正気に戻りな!」

 片手で拳を受け止めて声を掛けるも、彼女は空いたもう片方の拳を振り上げてきたことで、想像魔法で彼女の頭から大量の水を浴びせて正気に戻そうと試みた。

「ぶわ、ぶぶぶ、ちょっとミーツくん!やり過ぎだよ!ボクを殺す気?」
「やっと正気に戻ったようだね。シーバスが心配してるよ」
「ちょっと頭に血が上って熱くなっただけじゃんか。そんな心配しなくても大丈夫だよ。 それに彼らにとっても、こういうことは大歓迎なんだよ!」

 彼女は自分のやったことを正当化させようと、とんでもないことを言い放った。

「普段だったら大歓迎だったが、今回はダメだ。
子供たちの大人になる為の試練だからな」

 先程アッパーカットを食らった鬼人が、濡れた髪を手で掻き上げながら起き上がって、そう言い放ち彼女の襟首を掴んだ。

「そもそも、人の助けを受け入れないこんな試練をなくしちゃえばいいんだ!」
「だから何度も言っているが、これは古くからやってる伝統的な試練だから、そう簡単に無くすわけにはいかない」

 先程、シーバスに何があったかを聞いていたから、彼女の言い分もわかるが、鬼人たちの伝統の試練だからそう簡単に無くすわけにはいかないのも分かる。

「シロヤマ、今回は君が折れなきゃだよ。
そちらさんの言う通り、伝統の試練なら仕方ないんじゃないかな」
「ミーツくんまで彼らの味方をするの?」
「味方とかじゃなくてね。あーもう、面倒だ」

 俺は彼女の背後に素早く回り込んで、首に軽く手刀を当てて気絶させた。

「うちの仲間が悪かったね。試練で一番不安なのは親なのにね」
「あんたは人間なのに話の分かるようだな。
今の素早い動きは素晴らしいものだ。
後で、試練が終われば村で手合わせを願いたい」
「ははは、それはちょっと遠慮したいかな。
その前に先約があるしね。とりあえずシロヤマを休ませるために連れて行くよ。今は止まってる足踏みの応援を再開したほうがいいよ」

 俺は彼女をシーバスに渡して連れて行ってもらった。彼らは足踏みを再開しつつ、俺に手招きして空けてあるスペースでジェスチャーでだが、同じことをやって欲しいことを言われて、俺も鬼人たちの中で彼らと同じ動きで踏み出した。
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