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■20.お別れBBQ
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お盆が終わり、海にクラゲが出没するようになると、客足はすっかり遠のいた。
光くんと拓真くんは明後日東京へ帰る。
淋しい………。
今日はそのお別れ会。
バイト仲間全員集合して、夜、海の家でBBQをやる事になった。
( 海の家なのでOKでしたが、通常この地域の砂浜でのBBQは禁止です!)
オーナーが門限の厳しい私の家に電話をしてくれて、
『帰宅が少々遅くなりますが、未成年者たちは責任を持ってこちらで預からせていただきますので、ご心配なさらないで下さい。』
と丁寧に家族に話してくれたので、私もBBQに参加する事を許された♬
オーナー、本当にありがとうございます!!
大事なお別れ会ですもの、参加しない訳にはいかない!
男子チームは炭を熾したり、テーブルを外に運んだりして、リナさんと私は食材を切っていた。
「るあちゃーん!写真撮ろう♡」
金髪チャラ男の光くんが、カメラを持って私の所へ来た。
「今、材料切ってる所だよ?」
「いいから!いいから!
俺たち明後日で帰っちゃうんだよ?
想い出に撮らせて?」
そう言って、砂浜へ連れ出された。
「あ!アランくん!ちょっとちょっと!」
目の前にいたアランくんを
呼び止める光くん。
「るあちゃんとツーショット撮りたいから写真撮ってよ!!」
「嫌だよ。」
アランくんはめちゃくちゃ嫌そうな顔をした。
「えー?なんで撮ってくれないの?」
光くんがアランくんにそう言うと、アランくんは無視して私の前を横切って行った。
アランくん……
最後なんだし写真くらい撮ってくれてもいいじゃん。
「アランくんって本当に意地悪だなぁ。」
私が口を尖らせると
「普段は良いヤツなんだけどね。
……まあ、しょうがないね。」
そうフォローの言葉を入れて、光くんは私を見てハハッと笑った。
「あ!俺が撮ってあげようか?」
そう言ってきたのは、海の家のオーナーの息子、大樹先輩のお兄さん、大学生の和正さん(21)
「和兄ぃ、ありがと♬」
光くんが喜んでカメラを渡そうとすると、
「ただし~、るあちゃんと俺のツーショット撮ってからな?」
和正さんはそんな事言ってきた。
「えー!嫌だよ。和兄ぃとるあちゃんのツーショットなんていらないんだけど。」
光くんが年上の和正さんに向かって、物怖じせずにそう反論。
……ウン。
私も和正さんとは撮らなくて良い感じです。
ちょっと苦手なんです。
……ナルシスト臭漂ってて。
すると和正さんは
「じゃあ撮ってやらない」
と子供みたいに拗ねた。
光くんの言い方も癇に障る感じだけど、和正さん、成人した大人なのに……
高校生相手に大人げない。
てか、
え…なんでシャッター切るだけの事を
皆してくれないの?
結局、和正さんと私のツーショットを
光くんが撮った後に、私と光くんのツーショット写真を和正さんが撮った。(謎)
しかも、和正さん……
写真撮るとき馴れ馴れしく私の肩に腕を回してきてめっちゃ嫌だった 。
サーフパンツ姿だったから上半身裸だし………。
なんだか、和正さんて自分に酔ってると言うか。
「俺、かっこいいだろ?」って心の中で思ってるのが外に漏れちゃってる人
。(1番苦手なタイプ)
とっても残念な感じ。
アランくんより苦手───。
そんなこんなで砂浜で騒ぎながら写真を撮っていたらリナさんが来て、
「手伝わないるあちゃんには、お肉あげないよー!!」
って怒られてしまった 。
「ゴメンナサイゴメンナサイ!!
手伝います!!」と謝り、支度に戻った。
リナさんは必死で謝る私がおかしかったみたいで、笑っていたw
ここらへんの対応が『バスケ部時代の鬼マネージャー志恵子先輩』と全く違う★
美人さんは、心に余裕があって、優しい人が多い。
光くんとは写真とれたけど、拓真くんとも記念に写真撮りたいなぁ。
一応私もカメラ持ってきてあるんだけど、皆と準備をしている拓真くんに「一緒に写真撮りたい」って言い出せなかった。
光くんと拓真くんは明後日東京へ帰る。
淋しい………。
今日はそのお別れ会。
バイト仲間全員集合して、夜、海の家でBBQをやる事になった。
( 海の家なのでOKでしたが、通常この地域の砂浜でのBBQは禁止です!)
オーナーが門限の厳しい私の家に電話をしてくれて、
『帰宅が少々遅くなりますが、未成年者たちは責任を持ってこちらで預からせていただきますので、ご心配なさらないで下さい。』
と丁寧に家族に話してくれたので、私もBBQに参加する事を許された♬
オーナー、本当にありがとうございます!!
大事なお別れ会ですもの、参加しない訳にはいかない!
男子チームは炭を熾したり、テーブルを外に運んだりして、リナさんと私は食材を切っていた。
「るあちゃーん!写真撮ろう♡」
金髪チャラ男の光くんが、カメラを持って私の所へ来た。
「今、材料切ってる所だよ?」
「いいから!いいから!
俺たち明後日で帰っちゃうんだよ?
想い出に撮らせて?」
そう言って、砂浜へ連れ出された。
「あ!アランくん!ちょっとちょっと!」
目の前にいたアランくんを
呼び止める光くん。
「るあちゃんとツーショット撮りたいから写真撮ってよ!!」
「嫌だよ。」
アランくんはめちゃくちゃ嫌そうな顔をした。
「えー?なんで撮ってくれないの?」
光くんがアランくんにそう言うと、アランくんは無視して私の前を横切って行った。
アランくん……
最後なんだし写真くらい撮ってくれてもいいじゃん。
「アランくんって本当に意地悪だなぁ。」
私が口を尖らせると
「普段は良いヤツなんだけどね。
……まあ、しょうがないね。」
そうフォローの言葉を入れて、光くんは私を見てハハッと笑った。
「あ!俺が撮ってあげようか?」
そう言ってきたのは、海の家のオーナーの息子、大樹先輩のお兄さん、大学生の和正さん(21)
「和兄ぃ、ありがと♬」
光くんが喜んでカメラを渡そうとすると、
「ただし~、るあちゃんと俺のツーショット撮ってからな?」
和正さんはそんな事言ってきた。
「えー!嫌だよ。和兄ぃとるあちゃんのツーショットなんていらないんだけど。」
光くんが年上の和正さんに向かって、物怖じせずにそう反論。
……ウン。
私も和正さんとは撮らなくて良い感じです。
ちょっと苦手なんです。
……ナルシスト臭漂ってて。
すると和正さんは
「じゃあ撮ってやらない」
と子供みたいに拗ねた。
光くんの言い方も癇に障る感じだけど、和正さん、成人した大人なのに……
高校生相手に大人げない。
てか、
え…なんでシャッター切るだけの事を
皆してくれないの?
結局、和正さんと私のツーショットを
光くんが撮った後に、私と光くんのツーショット写真を和正さんが撮った。(謎)
しかも、和正さん……
写真撮るとき馴れ馴れしく私の肩に腕を回してきてめっちゃ嫌だった 。
サーフパンツ姿だったから上半身裸だし………。
なんだか、和正さんて自分に酔ってると言うか。
「俺、かっこいいだろ?」って心の中で思ってるのが外に漏れちゃってる人
。(1番苦手なタイプ)
とっても残念な感じ。
アランくんより苦手───。
そんなこんなで砂浜で騒ぎながら写真を撮っていたらリナさんが来て、
「手伝わないるあちゃんには、お肉あげないよー!!」
って怒られてしまった 。
「ゴメンナサイゴメンナサイ!!
手伝います!!」と謝り、支度に戻った。
リナさんは必死で謝る私がおかしかったみたいで、笑っていたw
ここらへんの対応が『バスケ部時代の鬼マネージャー志恵子先輩』と全く違う★
美人さんは、心に余裕があって、優しい人が多い。
光くんとは写真とれたけど、拓真くんとも記念に写真撮りたいなぁ。
一応私もカメラ持ってきてあるんだけど、皆と準備をしている拓真くんに「一緒に写真撮りたい」って言い出せなかった。
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