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■19.このまま終わりたくない
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お昼時になると、お喋りしてる暇はなくなりバタバタと店内を駆け回る。
トレーの上に、先程いた団体客の食器を沢山重ねて片付けようとしていると、拓真くんが側に来て
「また無茶しようとしてるねー。」
そう言うと、サッと持ち上げて厨房まで下げてくれた。
ハァ♡
なんて優しいんだろう////
よく気がつくっていうか……
いつも女の子扱いしてくれて、そういうのときめいちゃうんですけど。
すると、それを見ていたリナさんが
「はーん。そっか、そっか。
なるほど~。そーなんだね。わかった♬」
そう言ってニヤニヤしながら頷いていた。
「え?何がわかったんですか?」
「拓ちゃんはるあちゃんが好きみたいだね。
で、るあちゃんも、まんざらでもない感じ?」
「え!////」
「図星だ~♬」
ちょっとしたやり取りで一瞬にして関係性を見破られ、経験豊富なお姉さんはすごいな……と思いました(汗)
「じゃあ、アランの出る幕はないか~。
るあちゃんが彼女だったら私、嬉しいんだけどな~。
でも、拓ちゃん良い子そうだし私応援する♬」
どうやらリナさんは、拓真くんと私の恋を、応援してくれる事になった様です!
お盆が終わるまではめちゃくちゃ忙しくて、バイト以外の事は考えられないくらい大変で、毎日クタクタだけど充実していた。
そんな感じだったので、星吾から教えてもらった携帯番号にかける事もなかった。
いや、暇でもかけられないけどね。
私の性格だとw
今、気になる人は拓真くんなんだ。
休憩中、麦茶を飲みながら休んでいると
「るあちゃん。俺らお盆終わったら
東京に帰るんだよね…。」
拓真くんからかけられた寝耳に水な言葉に、私は固まった。
え………!?ウソ………!!
「夏休みラストまでこっちにいないの!?
そんなに早く帰っちゃうの!?」
「うん。お盆終わったら客足途絶えるから、そんなにバイト必要なくなるんだよ。」
ウソでしょ!?
後一週間もないじゃん………!!
こんなに早くお別れが来るなんて思ってもいなかったから、心がついていけなかった。
これからって感じなのに……。
この恋は甘酸っぱい想い出のまま、終わってしまうの……?
トレーの上に、先程いた団体客の食器を沢山重ねて片付けようとしていると、拓真くんが側に来て
「また無茶しようとしてるねー。」
そう言うと、サッと持ち上げて厨房まで下げてくれた。
ハァ♡
なんて優しいんだろう////
よく気がつくっていうか……
いつも女の子扱いしてくれて、そういうのときめいちゃうんですけど。
すると、それを見ていたリナさんが
「はーん。そっか、そっか。
なるほど~。そーなんだね。わかった♬」
そう言ってニヤニヤしながら頷いていた。
「え?何がわかったんですか?」
「拓ちゃんはるあちゃんが好きみたいだね。
で、るあちゃんも、まんざらでもない感じ?」
「え!////」
「図星だ~♬」
ちょっとしたやり取りで一瞬にして関係性を見破られ、経験豊富なお姉さんはすごいな……と思いました(汗)
「じゃあ、アランの出る幕はないか~。
るあちゃんが彼女だったら私、嬉しいんだけどな~。
でも、拓ちゃん良い子そうだし私応援する♬」
どうやらリナさんは、拓真くんと私の恋を、応援してくれる事になった様です!
お盆が終わるまではめちゃくちゃ忙しくて、バイト以外の事は考えられないくらい大変で、毎日クタクタだけど充実していた。
そんな感じだったので、星吾から教えてもらった携帯番号にかける事もなかった。
いや、暇でもかけられないけどね。
私の性格だとw
今、気になる人は拓真くんなんだ。
休憩中、麦茶を飲みながら休んでいると
「るあちゃん。俺らお盆終わったら
東京に帰るんだよね…。」
拓真くんからかけられた寝耳に水な言葉に、私は固まった。
え………!?ウソ………!!
「夏休みラストまでこっちにいないの!?
そんなに早く帰っちゃうの!?」
「うん。お盆終わったら客足途絶えるから、そんなにバイト必要なくなるんだよ。」
ウソでしょ!?
後一週間もないじゃん………!!
こんなに早くお別れが来るなんて思ってもいなかったから、心がついていけなかった。
これからって感じなのに……。
この恋は甘酸っぱい想い出のまま、終わってしまうの……?
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