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第二部:神都ラグナスの冒険 2
第58話 ラグナス観光 その3
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「観光って言われてもよ……。俺、Aランクになるまで突っ走ってきたから、そういうの全然わかんねえーっすけど」
ここは大教会が見える、食堂のテラス席。
カイルが椅子を傾けて手すりによりかかり、ぶつぶつ言っている。
「気持ちは分かるなあ。俺も仕事仕事仕事だったから。でも、あのパーティを抜けたら一気に毎日が豊かになった」
「俺は元のパーティ好きだったっすねえ……。ああ、くっそ、デュラハンの野郎。あと、ガンスが死んだ瞬間に解散するあいつらも許せねえ。なんて薄情なんだ」
「まあまあカイル殿。せっかくラグナスが金を出して観光させてくれるのですぞ。人生、サボれるときにサボる。これが長生きの秘訣です。年寄りの言うことは聞くものですぞ」
ファルクスがニコニコしながら、カイルのジョッキにエールを注いだ。
俺達のテーブルには、なみなみとエールが注がれた巨大な入れ物……ピッチャーというものが鎮座していた。
「あ、すまねえな! おっとっとっとっと」
表面張力になったエールを、カイルが慌ててすする。
「うめえー」
「うん。ラグナスのエールは美味いね。こんな真っ昼間から、特等席でエールを飲んで美しい街並みを眺める……。なんて贅沢なんだろう。……それはそうとファルクス、年寄りって?」
このハーフエルフの吟遊詩人は、いいとこ三十代くらいにしか見えない。
だが、確かハーフエルフは人間の倍近い寿命だったっけ。
「わたくしめ、もうすぐ六十になりますもので」
「おおおおお!? ま、マジでえ!?」
カイルが分かりやすい驚き方をした。
あまりにも声を大きくして驚いたので、街路でブランやドレと遊んでいたクルミが戻ってきた。
「なんですかー?」
「ファルクスがもうすぐ六十歳なんだって」
「ほえー」
クルミも目を丸くした。
ゼロ族は、一般的な獣人同様、人間よりも寿命が短い。
若々しい期間が長いぶん、老年期がすぐ終わるのだ。
確か四十年くらい。
「長老よりもずっとおじいちゃんですねえ」
「おじいちゃんと言われると、ちょっとショックを受けますなあ」
ファルクスがけらけら笑う。
小鳥のロッキーが、ファルクスの言葉を受けて『ピョイー』と鳴いた。
ちょっと和気あいあいとなった時である。
急に、食堂の中が騒がしくなって来た。
「なんだと!? 俺を牛野郎と言いやがったか!」
「ああ言ったね! 牛野郎! お前のげっぷが臭くて臭くてたまらねえんだ! とっとと出ていけ野蛮人!」
「てめええ! ミノタウロスをバカにするのかああ!!」
叫び声とともに、食堂の入り口からテーブルが飛んでくる。
悲鳴と怒号。
これは大変だ。
「ひゃー。何がおきてるです?」
クルミがそろっと入口から中を覗く。
「危ないよ、クルミ」
「だいじょうぶです! あのですね、牛さんのあたまをした人が、怒ってあばれてるですねー」
「ミノタウロス族か」
ミノタウロスは、かつてモンスター扱いされていた種族だ。
オーガやトロールやゴブリンと同じく、見た目の異様さや人間よりも優れた身体能力から警戒されていたわけだ。
アドポリスではまだミノタウロスの集落などとは交流が無いが……。
「さすがは神都ラグナス。普通にミノタウロスが都民として暮らしてるんだな」
俺が感心すると、ファルクスが補足してきた。
「ですなあ。実は彼ら、つい最近、ラグナ新教に帰依しましてな。神都の庇護を受けることになったのです。ですがまだまだ、彼らをモンスターだと見るような人は多くてですなあ」
「そりゃあ大変だ。怒るのも仕方ない」
暴れるミノタウロスは、とても大柄。
角が天井についてしまいそうだ。
彼を馬鹿にした人間の男性は、真っ青になって逃げ惑っている。
これは、ミノタウロスが悪くなくても人死にが出てしまいそうだ。
そうなれば、あのミノタウロスが罰せられるかもしれないな。
「よし、俺が止めよう」
「オースさんが!? 俺がやるっすよ! 任せて欲しいっす!」
「いやいや、カイルじゃ、ミノタウロスは止められても傷つけちゃうだろ?」
「そりゃ、まあ」
「彼も都民なんだ。ここは平和的に止めよう。おーい!」
俺はミノタウロスに呼びかけつつ、その辺りに落ちていた木製のジョッキを、彼の背中に投げた。
コツンと背中にジョッキを当てられ、ミノタウロスが振り返る。
目が血走っている。
「おおおおっ! 次はてめえかああああ!!」
「外でやろう」
俺は不敵に笑うと、彼を親指で外を指し示す。
ミノタウロスは鼻息も荒く、外へと飛び出してきた。
さあ、この隙に手早く準備だ。
バッグから取り出したロープの先に、ピッチャーを結びつけて、と。
「ぶん殴ってやらああああ!!」
ミノタウロスが拳を振り上げて、俺に突っ込んできた。
「カイル、こういう時に相手の種族の性質を知っていると、余計に傷つけることなく無力化できるんだ。まず、ミノタウロスは両目が牛に近く、離れてついているだろ? 左右の視野はとても広い。だがその反面……」
俺は自ら、ミノタウロス目掛けて走る。
体勢を低くして接近すると、相手の動きが途端に雑になった。
狙いもつけずに、拳を突き出してきたのだ。
これを、俺は難なく避ける。
「正面で焦点が合う視野が狭い! いきなり低いところに接近されると、遠近感が取れなくなるんだ!」
ミノタウロスの股の間を抜けながら、俺は説明する。
そうしながら、ピッチャーのついたロープを振った。
ロープはミノタウロスの片足に巻き付きながら、ピッチャーの重みでさらに回転。
「ぶ、ぶもおおおおお!?」
ロープがミノタウロスのもう片足を巻き込んだ。
さらにさらに、外側からロープは回り込み、ミノタウロスの両足をぐるぐる巻きにしていく。
「な、なんこれ……ウグワーッ!?」
両足を縛られたミノタウロス。
たまらず、その場に転んでしまった。
受け身も取れず、地面に頭をぶつけたらしい。
「ぷすー……」
目を回してしまった。
この様子を見ていた観衆から、わーっと快哉が上がる。
拍手まで飛んできた。
「うわあ、もろに頭をぶつけたっすね。大丈夫っすか、こいつ?」
「ミノタウロスには、男性同士で角をぶつけ合って強さを競う祭りがあるのさ。それをやっても、彼らはピンピンしてる。あらゆる種族の中で、頭の作りはとびきり頑丈なんだよ。これはショックでわけが分からなくなってるだけだろう。意識を取り戻したら、冷静になっているよ」
俺の言った通りだった。
少ししてから起き上がったミノタウロスは、ハッとしてから俺に謝った。
「す、すまねえ!! ついカーっとなっちまって……! あのよ、誰も怪我してねえか?」
「幸い、ね。だけど、食堂で壊したもろもろは弁償しなきゃだな」
「あー、そりゃあそうかあ……。いけねえなあ……。俺が我慢効かずに暴れたら、他のみんなに迷惑がなあ」
人がいいんだな。
「なに、俺は教会につてがあるから、君はそんなに悪くないって言っておくよ」
「ほんとか!? あ、あんた凄いやつなのか? 人間なのに俺を正面からやっつけちまったし」
立ち上がるミノタウロス。
俺とは、頭二つぶんは違う。
確かに、これだけの体格差があるのに自分を倒したというのは、ミノタウロス的には驚くべきことなのだろうな。
すると、カイルが胸を張った。
「わっはっは、いいか。このお人はなあ、かの有名な冒険者オースさんだぞ! Sランクだ、Sランク!」
そんなに大仰に言わなくても……。
そして、ミノタウロスと、これを見ていた人々は、一様に首を傾げた。
「……オース?」
うん、俺の名前はここではマイナーだね……!
「これはわたくしめ、張り切ってオース殿の伝説を語っていかねばなりませんなあ!」
ファルクスが張り切っているのだった。
ここは大教会が見える、食堂のテラス席。
カイルが椅子を傾けて手すりによりかかり、ぶつぶつ言っている。
「気持ちは分かるなあ。俺も仕事仕事仕事だったから。でも、あのパーティを抜けたら一気に毎日が豊かになった」
「俺は元のパーティ好きだったっすねえ……。ああ、くっそ、デュラハンの野郎。あと、ガンスが死んだ瞬間に解散するあいつらも許せねえ。なんて薄情なんだ」
「まあまあカイル殿。せっかくラグナスが金を出して観光させてくれるのですぞ。人生、サボれるときにサボる。これが長生きの秘訣です。年寄りの言うことは聞くものですぞ」
ファルクスがニコニコしながら、カイルのジョッキにエールを注いだ。
俺達のテーブルには、なみなみとエールが注がれた巨大な入れ物……ピッチャーというものが鎮座していた。
「あ、すまねえな! おっとっとっとっと」
表面張力になったエールを、カイルが慌ててすする。
「うめえー」
「うん。ラグナスのエールは美味いね。こんな真っ昼間から、特等席でエールを飲んで美しい街並みを眺める……。なんて贅沢なんだろう。……それはそうとファルクス、年寄りって?」
このハーフエルフの吟遊詩人は、いいとこ三十代くらいにしか見えない。
だが、確かハーフエルフは人間の倍近い寿命だったっけ。
「わたくしめ、もうすぐ六十になりますもので」
「おおおおお!? ま、マジでえ!?」
カイルが分かりやすい驚き方をした。
あまりにも声を大きくして驚いたので、街路でブランやドレと遊んでいたクルミが戻ってきた。
「なんですかー?」
「ファルクスがもうすぐ六十歳なんだって」
「ほえー」
クルミも目を丸くした。
ゼロ族は、一般的な獣人同様、人間よりも寿命が短い。
若々しい期間が長いぶん、老年期がすぐ終わるのだ。
確か四十年くらい。
「長老よりもずっとおじいちゃんですねえ」
「おじいちゃんと言われると、ちょっとショックを受けますなあ」
ファルクスがけらけら笑う。
小鳥のロッキーが、ファルクスの言葉を受けて『ピョイー』と鳴いた。
ちょっと和気あいあいとなった時である。
急に、食堂の中が騒がしくなって来た。
「なんだと!? 俺を牛野郎と言いやがったか!」
「ああ言ったね! 牛野郎! お前のげっぷが臭くて臭くてたまらねえんだ! とっとと出ていけ野蛮人!」
「てめええ! ミノタウロスをバカにするのかああ!!」
叫び声とともに、食堂の入り口からテーブルが飛んでくる。
悲鳴と怒号。
これは大変だ。
「ひゃー。何がおきてるです?」
クルミがそろっと入口から中を覗く。
「危ないよ、クルミ」
「だいじょうぶです! あのですね、牛さんのあたまをした人が、怒ってあばれてるですねー」
「ミノタウロス族か」
ミノタウロスは、かつてモンスター扱いされていた種族だ。
オーガやトロールやゴブリンと同じく、見た目の異様さや人間よりも優れた身体能力から警戒されていたわけだ。
アドポリスではまだミノタウロスの集落などとは交流が無いが……。
「さすがは神都ラグナス。普通にミノタウロスが都民として暮らしてるんだな」
俺が感心すると、ファルクスが補足してきた。
「ですなあ。実は彼ら、つい最近、ラグナ新教に帰依しましてな。神都の庇護を受けることになったのです。ですがまだまだ、彼らをモンスターだと見るような人は多くてですなあ」
「そりゃあ大変だ。怒るのも仕方ない」
暴れるミノタウロスは、とても大柄。
角が天井についてしまいそうだ。
彼を馬鹿にした人間の男性は、真っ青になって逃げ惑っている。
これは、ミノタウロスが悪くなくても人死にが出てしまいそうだ。
そうなれば、あのミノタウロスが罰せられるかもしれないな。
「よし、俺が止めよう」
「オースさんが!? 俺がやるっすよ! 任せて欲しいっす!」
「いやいや、カイルじゃ、ミノタウロスは止められても傷つけちゃうだろ?」
「そりゃ、まあ」
「彼も都民なんだ。ここは平和的に止めよう。おーい!」
俺はミノタウロスに呼びかけつつ、その辺りに落ちていた木製のジョッキを、彼の背中に投げた。
コツンと背中にジョッキを当てられ、ミノタウロスが振り返る。
目が血走っている。
「おおおおっ! 次はてめえかああああ!!」
「外でやろう」
俺は不敵に笑うと、彼を親指で外を指し示す。
ミノタウロスは鼻息も荒く、外へと飛び出してきた。
さあ、この隙に手早く準備だ。
バッグから取り出したロープの先に、ピッチャーを結びつけて、と。
「ぶん殴ってやらああああ!!」
ミノタウロスが拳を振り上げて、俺に突っ込んできた。
「カイル、こういう時に相手の種族の性質を知っていると、余計に傷つけることなく無力化できるんだ。まず、ミノタウロスは両目が牛に近く、離れてついているだろ? 左右の視野はとても広い。だがその反面……」
俺は自ら、ミノタウロス目掛けて走る。
体勢を低くして接近すると、相手の動きが途端に雑になった。
狙いもつけずに、拳を突き出してきたのだ。
これを、俺は難なく避ける。
「正面で焦点が合う視野が狭い! いきなり低いところに接近されると、遠近感が取れなくなるんだ!」
ミノタウロスの股の間を抜けながら、俺は説明する。
そうしながら、ピッチャーのついたロープを振った。
ロープはミノタウロスの片足に巻き付きながら、ピッチャーの重みでさらに回転。
「ぶ、ぶもおおおおお!?」
ロープがミノタウロスのもう片足を巻き込んだ。
さらにさらに、外側からロープは回り込み、ミノタウロスの両足をぐるぐる巻きにしていく。
「な、なんこれ……ウグワーッ!?」
両足を縛られたミノタウロス。
たまらず、その場に転んでしまった。
受け身も取れず、地面に頭をぶつけたらしい。
「ぷすー……」
目を回してしまった。
この様子を見ていた観衆から、わーっと快哉が上がる。
拍手まで飛んできた。
「うわあ、もろに頭をぶつけたっすね。大丈夫っすか、こいつ?」
「ミノタウロスには、男性同士で角をぶつけ合って強さを競う祭りがあるのさ。それをやっても、彼らはピンピンしてる。あらゆる種族の中で、頭の作りはとびきり頑丈なんだよ。これはショックでわけが分からなくなってるだけだろう。意識を取り戻したら、冷静になっているよ」
俺の言った通りだった。
少ししてから起き上がったミノタウロスは、ハッとしてから俺に謝った。
「す、すまねえ!! ついカーっとなっちまって……! あのよ、誰も怪我してねえか?」
「幸い、ね。だけど、食堂で壊したもろもろは弁償しなきゃだな」
「あー、そりゃあそうかあ……。いけねえなあ……。俺が我慢効かずに暴れたら、他のみんなに迷惑がなあ」
人がいいんだな。
「なに、俺は教会につてがあるから、君はそんなに悪くないって言っておくよ」
「ほんとか!? あ、あんた凄いやつなのか? 人間なのに俺を正面からやっつけちまったし」
立ち上がるミノタウロス。
俺とは、頭二つぶんは違う。
確かに、これだけの体格差があるのに自分を倒したというのは、ミノタウロス的には驚くべきことなのだろうな。
すると、カイルが胸を張った。
「わっはっは、いいか。このお人はなあ、かの有名な冒険者オースさんだぞ! Sランクだ、Sランク!」
そんなに大仰に言わなくても……。
そして、ミノタウロスと、これを見ていた人々は、一様に首を傾げた。
「……オース?」
うん、俺の名前はここではマイナーだね……!
「これはわたくしめ、張り切ってオース殿の伝説を語っていかねばなりませんなあ!」
ファルクスが張り切っているのだった。
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