ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第1章:広がりの章 〜運命の出会い〜

29 奇跡的な出会い

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  女性を取り囲む、男性四人組
 あからさまに、どこで、だれが見ていても、女性は嫌がっている。

 まわりの通行人は足をとめるものの、遠くから、外野席ともいえるであろう、巻き込まれない距離で。
 先程まで賑わっていた街並みも、静かになり、男たちの野蛮な声が響き渡る。

 視線を向けていた。通行人は段々と人が集まってくるものの、誰一人として、止めに入ることはなかった、
 一方これは!と、動画を撮影する人も数名見られた。対岸の火事とはまさに。



   ◇



 女性、痛い
「やめてください、何度いったら」

「あ、せやさかいさー、すこーしだけ、おいしいもんを、食べようやと、言うとるだけやん?」偉そうに、言い放つ大柄な男。下心が見え見えの言い放ち。

「ぜったい怪しいもんではありまへんで、少しだけでええからさ」

 女性、腕を掴まれて、痛い。強い痛みが走る。周りを見渡すが・・・
「痛い、痛い、放してください」

 誰がみるにもあきらかに、女性が拒否をしめしており、誰がどうみても、知り合いというわけではないのは、手に取るようにわかる。一方的な強引なナンパである。
 風貌もわるく、誰もが近寄ることはできず、終始立ち止まって、距離をおいて、被害を、被らないように、どこか好奇心もあるような、でも、被害を受けたくはないという、いわゆる、野次馬的に足を止めて、様子をみつめていた。



   ◇


 そこに、ゆっくりと、前に歩き出し、香織はここでと、静止していてと手でジェスチャーをし

「はい、はい、お兄様達、あら、どうしてかしらね、嫌がっていらっしゃいますよ」
 さらに距離を詰めて、声に出しながら、近づいて行った。

 男1は、にらみつけて、怒りをあらわに、視線を向け

「あ、なんや、てめーは?、あ、この女のつれか?」
「ガキはひっこんで、ままのおっぱいちゅーちゅーしてろや」

 哀れだなと、思わせるような上から視線で
「つれ、つれねー、そう、そうですね、今つれになったということは、どうですかね?」

 男2、このガキ、痛い目みないとわからんだろうな、男1をさえぎり、いきなり嘉位になぐりかかってきた
「うぜぇ、死ねや」

 一瞬で軌道、角度、速度を読み取り、男の肩から腕、こぶしの流れ、軽やかにかわす。それは、それは、ミリ単位である。

 そとから見ていた人たちは、誰もが、殴られたと思い、目を覆った。

 しかし、そこに倒れこんでいたのは、殴りかかった男2だった。


 男2「てめーぇ、なに、しやがった」

 見下しながら
「僕はなにも、なにも、していません、あなたが勝手に転んで」
「そうですね、地面にキスを交わしたったのですかね、この地球は美しいですから」

 男2は、あたまが、ぷっつと、切れてしまい、おきあがりいきなり、胸ぐらを、つかもうと向かってきた

 即座に、型、腕、腰、長さ等を読み取り、イメージと一体となり、またもやミリ単位で、体に触れさせなかった。

 男2は、またもや大ぶりになり、体からころげ、地面に倒れた。


 外からみていた人は、誰がどうみても、掴まれているはずであったが
 何故かその場に倒れているのは、男2であった。

 男3、おめー、ばかか、こんなガキに、目で合図をおくり
 3人の男が一斉に嘉位に殴りかかってきた。


 三人を出来るだけ自分の近くに寄せながら、上、斜め、筋肉要素、速度、肘、関節、それぞれ三人の腕、腰、方、足、軌道を全て読み取る。

 ぎりぎりまで顔に引き付けてから、

 さらりと、かわし

 男3と、男1はお互いの顔面にこぶしがつきささり、その場に、痛い、痛いと、ごろ、ころと、寝転んでしまった。

 男2は、すかさず、大きな蹴りをいれようとした。

 足、角度、距離、振り上げ速度、関節、距離、腰、膝、靴の動きを読みきり。

 男2は、こんどこそ、死ね!これで死ねや、と確信した

 またもやミリ単位で軽やかにかわし、

 男2は、大きく蹴り回しが、空振りしたこともあり、体制をくずして、壁際の沢山重なっている、瓶ビールの棚に顔から突っ込んでいた。


   ◇


 野次馬達。偶然に足を止めていた観光客からは、
 大男達を相手に、一人、華麗にブレイクダンスを踊っているかのように見えた。
 そう、鮮やかなステップ

 さらには、男3人がその場に、倒れているのを目にした

 何が起こっているのか、立ち止まって見ている、人。
 動画を撮っている人にも、解らない事であった、しかし男ら3人は地面に横たわっていた。
 動画はSNSでライブ中継されていた。


(怖い、と感じることが無く、嘉位、かっこいい、これも由良君と見せてくれた、そう、お店で実演してくれた嘉位の動作だと。嘉位にかなうものは居ないという、不思議な安心感の方が強かった。)


   ◇



 リーダーの男は、ぶち!ぎれて、光物を取り出し
「てめー、ワイが組み物だってことが、死ねや! 」

 遠くから物凄い勢いで、走ってくる男性が視野に入った。
 その男性は、片目をつぶりながら、顔の前に片手をあげて、申し訳ない。そう、読み取れるのであった。

 煽るように
「組ものね、何年何組なのでしょうかね?」
「世の中、いつ何時、何が起こるかわからないですからね、お気を付けくださいね」

 リーダーの男は、そのまま光物を向けて、腹を目掛けて、突進してきた。

 外から見ている人は、あ!、こういうふうに、なるから関わらないほうが……
 あ!やだ、刺されちゃう等、顔を手で覆う人たちもいた。誰一人、声が出ない。


 リーダーの男が腹部にあと、わずかと、近づいたときに、

 後ろから、いきなり、イケメンの男性が
 リーダーの男の肩をおもいっきり、掴み、片手で軽々とリーダーの男を持ち上げ
「われ、うちの相方になんのようや?」

 リーダーの男は、折れる、折れる、いてえぇ
「くそが、放せ、放せ」

 イケメンの男性は、即座に上から手を離すと

 リーダーの男は、顔面を地面にダイレクトにぶつけて、のたうち回っていた。
 痛そうに、左右に体をゆすって、いてぇーと叫んで、這いつくばりながら、なんとかおきあがり……。
「てめーら、おぼえていろよ、ほらいくぞ」

 男ら4人はその場から走って立ち去った。

 捨て言葉に、軽く添えて
「僕の事、覚えてもらえるのですね、嬉しいな」と振り向き、香織に軽く手を振った。

 完全に上からの目線であった。
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