32 / 70
―― 第二章 ―― 紅い血の刻印
【032】不穏な欠席
しおりを挟む
翌日、昨夜仲良くなれた舞子とのことが嬉しくて、桜子はいつもより教室に行くのが楽しみだった。先に降りた礼人が歩いて行く。今日は、お互いマフラーをつけている。ぐっと冷え込み、まだ紅葉の最中だというのに、霜が降りたからだ。桜子は首元に触れる。礼人が買ってくれたマフラーに包まれていると、礼人がそこにいてくれる気持ちになって嬉しい。
教室に入る。いつもの通り、最初に薫子に声をかけられる。
続いて舞子が、いつもとは異なり、目線をしっかり合わせると、ただの挨拶の言葉だけではなく、にこりと微笑んで桜子に言った。
「おはよう、桜子さん」
「おはようございます、舞子さん」
舞子のその珍し表情に周囲の者が目を丸くしている。
着席すると、尋子が首を傾げた。
「舞子さんと親しいのね、今日は随分と」
「ええ、少し」
「なんだか寂しいわ」
可愛い上目遣いで、尋子に冗談だろうが拗ねられて、桜子はくすぐったい気持ちになった。
こうしていつもと同じ一日が始まった。
放課後になると、大体皆、一斉に帰る。桜子は舞子もそうだろうと思っていたのだが、舞子は頬杖をついて本を見ていた。
「舞子さん?」
「ああ、お帰りなのね、ごきげんよう、桜子さん」
「舞子さんはまだ?」
「――これからちょっと図書室に行くのよ。昨日も遅くまでいたたのだけれど、手順があるから」
「なんの手順ですか?」
「話したら礼人さ……先生に怒られてしまうわ」
くすりと笑った六角は、ただなんだかんだといって礼人と親しい様子だから、そこばかりは桜子は羨ましくなってしまう。それだけ長い付き合いなのだろう。
「また明日、桜子さん」
「ええ、また明日」
「そのマフラー素敵ね」
「……頂いたんです」
「あら、センスがよいこと」
そんなやりとりをしてから、桜子は外へと出た。そして馬車に乗って帰宅した。
――その翌日。
教室に入って薫子に挨拶をされた桜子は、いつもは早く来る舞子の姿がないことに気付いた。それは授業が始まってからも同じで、舞子の席はぽっかりと空いている。いやな予感がした。翌日も、その翌日も。ぽっかりと舞子の席は空いていた。
帰宅した桜子は、学校から帰ってきた礼人の腕を、思わず引いた。
「礼人様」
「どうかした? ただいま」
「舞子さんがお休みで……」
「うん、そうだね」
「……礼人様が調べていることと関係はないんでしょうか?」
「あったとしてもそうでなかったとしても、きみに話すことではないよ」
「礼人様、あ、あの……ま、舞子さんは、私の……大切なお友達です」
必死に桜子は言いつのる。洋装の上着を脱いでいた礼人は無表情だ。
「教えて下さい。舞子さんは、図書室へ行くと話していました」
「……はぁ」
ため息をついた礼人は、自分の書斎まで桜子を促す。女中頭の小春が二つ茶を出して下がる。
「軍からの依頼として、六角家の協力者に、降霊術らしきものを行うおまじないの紙の内容の精査と真偽の確認を依頼していた事実はある。具体的に言えば、おまじないを実行してもらったよ。俺が職員会議の日。だからあの日、彼女は遅くまで学校のそばにいたんだ」
それが舞子のことだというのはすぐに分かる。
「六角がおまじないの紙を本に挟んだ日の夜、夢を見たと話していた。次の行き先を指示するから、東階段を上がって二階を通って図書室へと来るようにという夢だったらしい。六角家の結界にも、その夜あやかしが入り込んだ痕跡があった。わざと少し結界の効果を弱めてもらっていたんだ」
静かな声で礼人が語る。カップに両手で触れた桜子は不安そうな瞳を揺らし、それからじっと礼人を見た。
「舞子さんは、六角家のかたである前に一人の女の子です。そんな舞子さん一人で、吸血鬼の相手をさせるなんて……」
「祓魔七環には使命があるから、感情論とは別の理屈がある。それに既に保護してるよ。無事。記憶はまだないみたいだけど。だけど、今、なんて? 吸血鬼?」
「え? おまじないの紙で何処かに行くのは、吸血鬼からの指示ですよね? 吸血鬼がどこかに連れていってしまうのでしょう?」
「吸血鬼ってどういうこと? どこから出てきたの?」
すると驚いたように瞬いてから、礼人が身を乗り出した。
「詳しく聞かせて」
「学校では、おまじないをすると、吸血鬼が叶えてくれると言われています」
「――確かに、吸血鬼なら暗示で記憶を消すことも出来るね。暗示で願いが叶った気分にも出来るかもしれない。被害者に吸血痕がないか、保護している医療班に確認させるよ。でも、学校は夜ではないからね……本当に吸血鬼が関わっているのだとすれば、それは相当強い吸血鬼となる。アリアのように、昼間でも活動できるほどの強い吸血鬼は、そう多いわけではないから」
つらつらと語りながら、ポケットから出した白い紙に、万年筆で礼人がなにごとか書き付ける。それを鳥形に折ってすぐに飛ばすと、式神は宙に溶けるようにして消えた。
すると二人が紅茶を二口ほど飲んだだけの直後に、新しい式神が現れた。
礼人がそれを受け取る。
「吸血された痕跡が見つかった」
「っ」
「吸血鬼の仕業のようだ。このあと、どうするか」
礼人が腕を組んだので、思わず桜子は身を乗り出した。
「私にやらせて下さい!」
「――なにを?」
「祓魔七環の人間に別の理屈があるというのなら、そ、その私は……礼人様と添い遂げ、四峰の者となる身です。私におまじないをやらせて下さい」
「っ、それは……確かに俺が言ったことと矛楯はしないけど……ダメだ、危険すぎる」
「でも! 私は、吸血鬼に血を抜かれる辛さが、きっと少し違うのかもしれないけど分かる気がするんです。私に出来る事があるのなら、力になりたいんです」
桜子の声に力がこもる。こんな風に自分の意見を主張する彼女は珍しい。その姿をじっと見ていた礼人も、どこか気圧されているかのようだった。それから礼人は嘆息し、髪を手で掻いた。
「わかったよ、わかりました。桜子さんの気持ちはよくわかったよ。じゃあ、お願いすることにするよ」
「礼人様……!」
「ただし逐一俺に報告をしてね」
ため息をついてから礼人は改めて桜子を見て、そしてカップを持ち上げながら微苦笑した。
「桜子さん」
「はい……その……出過ぎたことを申してしまって……」
「ううん。思ったことは言ってもらえる方が嬉しいです。ありがとうね」
それから視線を合わせ、それぞれ穏やかに笑い合った。
夕食までは、もう少し。
穏やかな空間には、紅茶の香りが漂っていた。
教室に入る。いつもの通り、最初に薫子に声をかけられる。
続いて舞子が、いつもとは異なり、目線をしっかり合わせると、ただの挨拶の言葉だけではなく、にこりと微笑んで桜子に言った。
「おはよう、桜子さん」
「おはようございます、舞子さん」
舞子のその珍し表情に周囲の者が目を丸くしている。
着席すると、尋子が首を傾げた。
「舞子さんと親しいのね、今日は随分と」
「ええ、少し」
「なんだか寂しいわ」
可愛い上目遣いで、尋子に冗談だろうが拗ねられて、桜子はくすぐったい気持ちになった。
こうしていつもと同じ一日が始まった。
放課後になると、大体皆、一斉に帰る。桜子は舞子もそうだろうと思っていたのだが、舞子は頬杖をついて本を見ていた。
「舞子さん?」
「ああ、お帰りなのね、ごきげんよう、桜子さん」
「舞子さんはまだ?」
「――これからちょっと図書室に行くのよ。昨日も遅くまでいたたのだけれど、手順があるから」
「なんの手順ですか?」
「話したら礼人さ……先生に怒られてしまうわ」
くすりと笑った六角は、ただなんだかんだといって礼人と親しい様子だから、そこばかりは桜子は羨ましくなってしまう。それだけ長い付き合いなのだろう。
「また明日、桜子さん」
「ええ、また明日」
「そのマフラー素敵ね」
「……頂いたんです」
「あら、センスがよいこと」
そんなやりとりをしてから、桜子は外へと出た。そして馬車に乗って帰宅した。
――その翌日。
教室に入って薫子に挨拶をされた桜子は、いつもは早く来る舞子の姿がないことに気付いた。それは授業が始まってからも同じで、舞子の席はぽっかりと空いている。いやな予感がした。翌日も、その翌日も。ぽっかりと舞子の席は空いていた。
帰宅した桜子は、学校から帰ってきた礼人の腕を、思わず引いた。
「礼人様」
「どうかした? ただいま」
「舞子さんがお休みで……」
「うん、そうだね」
「……礼人様が調べていることと関係はないんでしょうか?」
「あったとしてもそうでなかったとしても、きみに話すことではないよ」
「礼人様、あ、あの……ま、舞子さんは、私の……大切なお友達です」
必死に桜子は言いつのる。洋装の上着を脱いでいた礼人は無表情だ。
「教えて下さい。舞子さんは、図書室へ行くと話していました」
「……はぁ」
ため息をついた礼人は、自分の書斎まで桜子を促す。女中頭の小春が二つ茶を出して下がる。
「軍からの依頼として、六角家の協力者に、降霊術らしきものを行うおまじないの紙の内容の精査と真偽の確認を依頼していた事実はある。具体的に言えば、おまじないを実行してもらったよ。俺が職員会議の日。だからあの日、彼女は遅くまで学校のそばにいたんだ」
それが舞子のことだというのはすぐに分かる。
「六角がおまじないの紙を本に挟んだ日の夜、夢を見たと話していた。次の行き先を指示するから、東階段を上がって二階を通って図書室へと来るようにという夢だったらしい。六角家の結界にも、その夜あやかしが入り込んだ痕跡があった。わざと少し結界の効果を弱めてもらっていたんだ」
静かな声で礼人が語る。カップに両手で触れた桜子は不安そうな瞳を揺らし、それからじっと礼人を見た。
「舞子さんは、六角家のかたである前に一人の女の子です。そんな舞子さん一人で、吸血鬼の相手をさせるなんて……」
「祓魔七環には使命があるから、感情論とは別の理屈がある。それに既に保護してるよ。無事。記憶はまだないみたいだけど。だけど、今、なんて? 吸血鬼?」
「え? おまじないの紙で何処かに行くのは、吸血鬼からの指示ですよね? 吸血鬼がどこかに連れていってしまうのでしょう?」
「吸血鬼ってどういうこと? どこから出てきたの?」
すると驚いたように瞬いてから、礼人が身を乗り出した。
「詳しく聞かせて」
「学校では、おまじないをすると、吸血鬼が叶えてくれると言われています」
「――確かに、吸血鬼なら暗示で記憶を消すことも出来るね。暗示で願いが叶った気分にも出来るかもしれない。被害者に吸血痕がないか、保護している医療班に確認させるよ。でも、学校は夜ではないからね……本当に吸血鬼が関わっているのだとすれば、それは相当強い吸血鬼となる。アリアのように、昼間でも活動できるほどの強い吸血鬼は、そう多いわけではないから」
つらつらと語りながら、ポケットから出した白い紙に、万年筆で礼人がなにごとか書き付ける。それを鳥形に折ってすぐに飛ばすと、式神は宙に溶けるようにして消えた。
すると二人が紅茶を二口ほど飲んだだけの直後に、新しい式神が現れた。
礼人がそれを受け取る。
「吸血された痕跡が見つかった」
「っ」
「吸血鬼の仕業のようだ。このあと、どうするか」
礼人が腕を組んだので、思わず桜子は身を乗り出した。
「私にやらせて下さい!」
「――なにを?」
「祓魔七環の人間に別の理屈があるというのなら、そ、その私は……礼人様と添い遂げ、四峰の者となる身です。私におまじないをやらせて下さい」
「っ、それは……確かに俺が言ったことと矛楯はしないけど……ダメだ、危険すぎる」
「でも! 私は、吸血鬼に血を抜かれる辛さが、きっと少し違うのかもしれないけど分かる気がするんです。私に出来る事があるのなら、力になりたいんです」
桜子の声に力がこもる。こんな風に自分の意見を主張する彼女は珍しい。その姿をじっと見ていた礼人も、どこか気圧されているかのようだった。それから礼人は嘆息し、髪を手で掻いた。
「わかったよ、わかりました。桜子さんの気持ちはよくわかったよ。じゃあ、お願いすることにするよ」
「礼人様……!」
「ただし逐一俺に報告をしてね」
ため息をついてから礼人は改めて桜子を見て、そしてカップを持ち上げながら微苦笑した。
「桜子さん」
「はい……その……出過ぎたことを申してしまって……」
「ううん。思ったことは言ってもらえる方が嬉しいです。ありがとうね」
それから視線を合わせ、それぞれ穏やかに笑い合った。
夕食までは、もう少し。
穏やかな空間には、紅茶の香りが漂っていた。
27
あなたにおすすめの小説
紅蓮の鬼神と華印の乙女〜神隠しにあった穢れモノの私が、最愛に出逢うまで〜
五城楼スケ(デコスケ)
キャラ文芸
──人とあやかしたちが混在する、大正時代に似たもう一つの世界。
名家、天花寺(てんげいじ)家の娘である琴葉は14歳の頃、十日もの間行方不明になったことがあった。
発見された琴葉にその間の記憶は一切なく、そればかりか彼女の髪の毛は雪のように真っ白に変わってしまっていた。
そんな琴葉を家族や使用人たちは、人目に付かないよう屋敷の奥深くに隠し、”穢れモノ”と呼び虐げるようになった。
神隠しに遭った琴葉を穢らしいと嫌う父からは使用人より下に扱われ、義母や双子の義姉弟たちからいじめられていた琴葉が、十六歳の誕生日を迎える直前、ある転機が訪れる。
琴葉が十六歳になった時、天花寺家の遺産を琴葉が相続するように、と亡くなった母が遺言で残してくれていたのだ。
しかし、琴葉を狙う義兄と憎む義姉の策で、琴葉は絶体絶命の危機に陥ってしまう。
そんな彼女を救ったのは、どこか懐かしい気配を持つ、妖しくも美しい青年だった。
初めて会うはずの美青年は、何故か琴葉のことを知っているようで……?!
神聖な実がなる木を守護する家門に生まれながら、虐げられてきた少女、琴葉。
彼女が十六歳の誕生日を迎えた時、あやかしが、陰陽省が動き出す──。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】偽りの華は後宮に咲く〜義賊の娘は冷徹義兄と食えない暗愚皇帝に振り回される〜
降魔 鬼灯
キャラ文芸
義賊である養父を助けるため大貴族の屋敷に忍び込んだ燕燕は若き当主王蒼月に捕まる。
危うく殺されかけた燕燕だが、その顔が逃げた妹、王珠蘭に似ていることに気付いた蒼月により取引を持ちかけられる。
逃げた妹の代わりに顔だけは綺麗な暗君である皇帝の妃を決める選秀女試験に出て不合格になれば父の解放を約束するという密約を交わした。
記憶力抜群、運動神経抜群、音楽的才能壊滅の主人公が父のために無難な成績での選秀女試験不合格を勝ち取れるのか。
実は食えない性格の皇帝と冷徹だがマメな義兄蒼月に振り回され溺愛される燕燕は無事2人から解放されるのか。
後宮コメディストーリー
完結済
男装獣師と妖獣ノエル 2~このたび第三騎士団の専属獣師になりました~
百門一新
恋愛
男装の獣師ラビィは『黒大狼のノエル』と暮らしている。彼は、普通の人間には見えない『妖獣』というモノだった。動物と話せる能力を持っている彼女は、幼馴染で副隊長セドリックの兄、総隊長のせいで第三騎士団の専属獣師になることに…!?
「ノエルが他の人にも見えるようになる……?」
総隊長の話を聞いて行動を開始したところ、新たな妖獣との出会いも!
そろそろ我慢もぷっつんしそうな幼馴染の副隊長と、じゃじゃ馬でやんちゃすぎるチビ獣師のラブ。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ」「カクヨム」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる