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「なんだそれは」
「自分は頼りにされているから、私が代わると言っていたようです」
「オズラール公爵邸にも入れないだろう」
オズラール公爵邸は、家族や使用人以外は、事前に許可されたものでないと入ることさえ出来ない。王家でも許可がいるほどである。
「ええ、どこに行くとは言わずに、ローズマリーもそう伝えたそうですが…何も分かっていない、話が通じないと言っておりました」
「手伝いたくて、必死なのか?」
ローレルも、トドック男爵令嬢が解読を手伝ったと言っている話は聞いている。
だから、手伝っていたローズマリーに、代わって欲しいなどと言ったのだろうか?一体、何がしたいのかというより、失礼だろう。
「そう思えますよね。さすがにエルドール殿下に報告すると言っておりました、裏取りは王家の運んだ方々が聞いているはずです」
「そうか、分かった。エルドールが対応するだろう」
エルドールも今はトドック男爵令嬢を警戒しており、ローズマリーを疑ってはいないが、他の証人はいる方がいい。
学園ではローズマリーが、エルドールにオマリーの件を話していた。勿論、カイロスも同席している。
「何だと?聞き耳を立てていたのか?」
離れた場所で小さな声を話しており、カイロスには事情を話していたので、二人に近付かないように見張って貰っていた。
「いえ、殿下に私が何か頼まれたということを察しただけだと思います」
「なんだ、それは…」
ローズマリーが帰り、出て行ったことは気付いていたが、お手洗いにでも行ったのだろうと思っており、代わって欲しいと言っていたとは思わなかった。
「戻って普通に作業をしていたが…そんなことをしていたのか」
「なぜか代わって貰えると思っているようでした。王家から来られた方々も全て見ていらっしゃるので、証言して貰えると思います」
「それなら言っていないという言い訳は通用しないな」
運んでいたのは身元のしっかりした者である。それ以前に、父上からの指示であるために、知らないとは言え、あり得ない行動である。
「はい、私も流石に訳の分からないことで邪魔をされて、腹が立ったので、殿下に報告させて貰うとトドック男爵令嬢にも伝えています」
「それでいい、もはや生徒会の雰囲気が悪くなるなどとは言ってられないな」
これまで過剰に注意しなかったのは、生徒会のためであったが、さすがに静観してはいられないと感じた。
「注意するのですか?」
「ああ、駄目か?」
「いえ、一度は言って置いた方がいいとは思うのですが、私も邪魔をされたので腹が立ちましたが、冷静に考えると手伝いたいということが悪いとは言えませんよね」
「ああ、そうだな。だが、私がローズマリー嬢に頼んだのに」
本来ならエルドールが行きたかったが、剣術の日で、日にちを変えて貰うことは出来ないために、兄にローズマリーに頼むといいと助言を貰ったのである。
「そんなに手伝いがしたいのなら、先生に頼んで何か手伝うようなことを与えて貰うと言うのはどうですか?殿下がお願いしたと言えば、納得するでしょう。ですが、殿下の手伝いではないので、殿下を手伝ったとは言えないはずです。本人にも悪い話ではないでしょう」
「それは、とても良いと思います!」
黙って難しい顔をしていたカイロスが、急に発言をした。
「そうか?」
「はい、私も注意しても、また手伝いたかったのですと、言われるのではないかと危惧しておりました」
「それは一理あるな」
「ですので、手伝える状況でなくなればいいと思います。書記は普段はそこまでの仕事はありませんから、サージ・ロックスに事情を話してみてはいかがでしょうか」
ローズマリーも頷いており、サージを呼び出し、オマリーがエルドールを手伝いたがっていること、ローズマリーがエルドールに頼まれことを邪魔された話をした。
「自分は頼りにされているから、私が代わると言っていたようです」
「オズラール公爵邸にも入れないだろう」
オズラール公爵邸は、家族や使用人以外は、事前に許可されたものでないと入ることさえ出来ない。王家でも許可がいるほどである。
「ええ、どこに行くとは言わずに、ローズマリーもそう伝えたそうですが…何も分かっていない、話が通じないと言っておりました」
「手伝いたくて、必死なのか?」
ローレルも、トドック男爵令嬢が解読を手伝ったと言っている話は聞いている。
だから、手伝っていたローズマリーに、代わって欲しいなどと言ったのだろうか?一体、何がしたいのかというより、失礼だろう。
「そう思えますよね。さすがにエルドール殿下に報告すると言っておりました、裏取りは王家の運んだ方々が聞いているはずです」
「そうか、分かった。エルドールが対応するだろう」
エルドールも今はトドック男爵令嬢を警戒しており、ローズマリーを疑ってはいないが、他の証人はいる方がいい。
学園ではローズマリーが、エルドールにオマリーの件を話していた。勿論、カイロスも同席している。
「何だと?聞き耳を立てていたのか?」
離れた場所で小さな声を話しており、カイロスには事情を話していたので、二人に近付かないように見張って貰っていた。
「いえ、殿下に私が何か頼まれたということを察しただけだと思います」
「なんだ、それは…」
ローズマリーが帰り、出て行ったことは気付いていたが、お手洗いにでも行ったのだろうと思っており、代わって欲しいと言っていたとは思わなかった。
「戻って普通に作業をしていたが…そんなことをしていたのか」
「なぜか代わって貰えると思っているようでした。王家から来られた方々も全て見ていらっしゃるので、証言して貰えると思います」
「それなら言っていないという言い訳は通用しないな」
運んでいたのは身元のしっかりした者である。それ以前に、父上からの指示であるために、知らないとは言え、あり得ない行動である。
「はい、私も流石に訳の分からないことで邪魔をされて、腹が立ったので、殿下に報告させて貰うとトドック男爵令嬢にも伝えています」
「それでいい、もはや生徒会の雰囲気が悪くなるなどとは言ってられないな」
これまで過剰に注意しなかったのは、生徒会のためであったが、さすがに静観してはいられないと感じた。
「注意するのですか?」
「ああ、駄目か?」
「いえ、一度は言って置いた方がいいとは思うのですが、私も邪魔をされたので腹が立ちましたが、冷静に考えると手伝いたいということが悪いとは言えませんよね」
「ああ、そうだな。だが、私がローズマリー嬢に頼んだのに」
本来ならエルドールが行きたかったが、剣術の日で、日にちを変えて貰うことは出来ないために、兄にローズマリーに頼むといいと助言を貰ったのである。
「そんなに手伝いがしたいのなら、先生に頼んで何か手伝うようなことを与えて貰うと言うのはどうですか?殿下がお願いしたと言えば、納得するでしょう。ですが、殿下の手伝いではないので、殿下を手伝ったとは言えないはずです。本人にも悪い話ではないでしょう」
「それは、とても良いと思います!」
黙って難しい顔をしていたカイロスが、急に発言をした。
「そうか?」
「はい、私も注意しても、また手伝いたかったのですと、言われるのではないかと危惧しておりました」
「それは一理あるな」
「ですので、手伝える状況でなくなればいいと思います。書記は普段はそこまでの仕事はありませんから、サージ・ロックスに事情を話してみてはいかがでしょうか」
ローズマリーも頷いており、サージを呼び出し、オマリーがエルドールを手伝いたがっていること、ローズマリーがエルドールに頼まれことを邪魔された話をした。
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