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第二部
第8話
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「待て待て待て!何でここにいるんだ!」
「そんなことどうでもいいじゃないですか。さぁ行きますよ。」
「待て!俺は行かないぞ!」
瀬尾君がニコニコ笑って腕を引っ張ってくる。笑っているのに笑っていない目が怖い。そして何より腕を掴んでいる瀬尾君の手の握力が強すぎる。
「いだっ!いだだだ!ちょ、待って!怒ってる?すごく怒ってるだろ!」
「怒ってませんよ。笑ってるでしょ、俺?」
「笑ってるけど笑ってないじゃん!怖いよ!助けて三目君!」
「そこで僕に助けを求めちゃうところが幸尚さんの可愛くて駄目なところですよね。なんで僕が味方だと思ったんですか?」
「ひっ!」
三目君がニッコリ笑って肩を組んでくる。怖い。怖すぎる。そして何より肩に回された三目君の手の握力が強すぎる。
「俺別に2人のこと怒らせるようなことしてないよ!」
「じゃあなんで俺から逃げるように帰っていったんですか?」
「うっ!」
瀬尾君の言葉に返事ができない。
「じゃあ何で僕の連絡を無視してんですか?」
「うぅっ!!
三目君の言葉に返事ができない。
「「どうしてですか?」」
「…ごめんなさい。」
早くこの恐ろしい時間から解放してほしくて、深々と頭を下げることにしたのだった。
「瀬尾ー、おまえんちってビールあった?僕久しぶりにビール飲みたい。」
「確かこの前買った奴が残ってる。飯はどうするんだ?」
「あー、なんかコッテリいきたい。カルボナーラとかできる?」
「分かった。パスタ切らしてるから買うか。」
「オッケー。」
「…あの、もう逃げたりしないので挟むのやめてくれない?」
一応謝罪を受け入れてくれた2人だったが、そのままスーパーに連行されてしまった。買い物用のカートを押せと言われて大人しく従ったが、右を瀬尾君、左を三目君にがっちりガードされてしまい、前に進むことしかできない。すれ違う人が真ん中に挟まれた自分を怪訝そうに見た後、両サイドの男たちの美貌に見惚れているのが分かる。
「恥ずかしいんだってば!まるで子供みたいじゃないか!」
「まるで子供みたいに逃げ出したのは誰ですか?いいから黙ってそこの卵取ってください。」
「うぅ…。」
瀬尾君に冷たく言い捨てられてショボショボと肩を落としながらカートを押す。一方三目君はあれやこれやとカートの中に色々なものを放り込んでいく。
「あ、お菓子の新作出てる。てかなんかケーキ食べたくなってきた。瀬尾、この後ケーキ屋寄ろうよ。」
「いいけどあんまり買いすぎるなよ。」
「りょーかーい。」
仲が悪いはずなのに、こんな時だけ阿吽の呼吸の2人が憎い。結局、スーパーを出ても両脇を2人に抑えられ、通行人にジロジロ見られながら、瀬尾君の家に連行されてしまったのだった。
「そんなことどうでもいいじゃないですか。さぁ行きますよ。」
「待て!俺は行かないぞ!」
瀬尾君がニコニコ笑って腕を引っ張ってくる。笑っているのに笑っていない目が怖い。そして何より腕を掴んでいる瀬尾君の手の握力が強すぎる。
「いだっ!いだだだ!ちょ、待って!怒ってる?すごく怒ってるだろ!」
「怒ってませんよ。笑ってるでしょ、俺?」
「笑ってるけど笑ってないじゃん!怖いよ!助けて三目君!」
「そこで僕に助けを求めちゃうところが幸尚さんの可愛くて駄目なところですよね。なんで僕が味方だと思ったんですか?」
「ひっ!」
三目君がニッコリ笑って肩を組んでくる。怖い。怖すぎる。そして何より肩に回された三目君の手の握力が強すぎる。
「俺別に2人のこと怒らせるようなことしてないよ!」
「じゃあなんで俺から逃げるように帰っていったんですか?」
「うっ!」
瀬尾君の言葉に返事ができない。
「じゃあ何で僕の連絡を無視してんですか?」
「うぅっ!!
三目君の言葉に返事ができない。
「「どうしてですか?」」
「…ごめんなさい。」
早くこの恐ろしい時間から解放してほしくて、深々と頭を下げることにしたのだった。
「瀬尾ー、おまえんちってビールあった?僕久しぶりにビール飲みたい。」
「確かこの前買った奴が残ってる。飯はどうするんだ?」
「あー、なんかコッテリいきたい。カルボナーラとかできる?」
「分かった。パスタ切らしてるから買うか。」
「オッケー。」
「…あの、もう逃げたりしないので挟むのやめてくれない?」
一応謝罪を受け入れてくれた2人だったが、そのままスーパーに連行されてしまった。買い物用のカートを押せと言われて大人しく従ったが、右を瀬尾君、左を三目君にがっちりガードされてしまい、前に進むことしかできない。すれ違う人が真ん中に挟まれた自分を怪訝そうに見た後、両サイドの男たちの美貌に見惚れているのが分かる。
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「あ、お菓子の新作出てる。てかなんかケーキ食べたくなってきた。瀬尾、この後ケーキ屋寄ろうよ。」
「いいけどあんまり買いすぎるなよ。」
「りょーかーい。」
仲が悪いはずなのに、こんな時だけ阿吽の呼吸の2人が憎い。結局、スーパーを出ても両脇を2人に抑えられ、通行人にジロジロ見られながら、瀬尾君の家に連行されてしまったのだった。
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