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14章 行き違う二人
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「旦那様がいないってどういう事なの?」
「ですからキュトラ辺境伯はこちらには来られずキュトラ領へと行かれました。途中で本当に狙われているのはキュトラ領だとお読みになれたようです」
昔から屋敷で働いている兵士を見つけ馬車を降りるなり問い詰めていると、するとどこからか馬の足音と共に名前を呼ぶ声が聞こえた。
「イレネ! もう着いたのかい! 全く無理をしてこの子は!」
馬を降りるなり力強く抱き締めてきた父親を無理やり離した。
「お父様!? こんな所で何をしてらっしゃるの? 旦那様をお一人で行かせたのね!」
「何ってここは私の領地だし、一人って言っても軍も一緒だぞ」
「危険な場所に旦那様をお一人で行かせるなんて信じられない!」
力任せに父親の胸を叩いたが、もちろんびくともしない。戦いとは無縁の地の領主でも、畑仕事に精を出していた為体は鍛えられていた。
「ブハッ! もしかしてこれがあんたの娘さん?」
父親の後を追うようにして馬から降りてきた男性は見た事がない。すぐ後ろを誰かが通ったと思った瞬間、その男性に向かってトルスティが重い拳の一撃を落としていた。
「イッテ! 何すんだ親父!」
「親父!? もしかしてトルスティとカティヤのご子息なの?」
「申し訳ございません奥様! ほんっとうにどうしようもない馬鹿息子なんです」
無理やり頭を下げられている男性は、振り解こうとすれば出来るはずなのにそうはせず、トルスティに押されるまま頭を下げていた。
「仮にもスラッカ家の嫡男だというのに勉強はせず教養も身に着けず、あちこちを駆けずり回っているだけの筋肉馬鹿なんです!」
いつも穏やかで優しいトルスティの変貌振りに驚きながらも、とにかく顔を上げてもらう為にその肩に触れた。
「気にしなくていいわ。それよりも旦那様がここに来ていない理由はなんなの?」
「ほらヴァイノ! 奥様が質問しているんだから答えるんだ!」
腕を叩かれたヴァイノは短くこげ茶の髪をガシガシと搔きながら顔を上げた。太い眉と大きな目が力強く、貴族というよりは傭兵のような印象の男性だった。
「あぁ――、ヴァイノといいます。以後お見知りおきを」
「イレネ・キュトラよ。それでヴァイノは事情を知っているのね?」
「まあ知っているには知っているんですが……」
見た目の割に端切れの悪い話し方するヴァイノに怒ったのはトルスティの方だった。もう一度腕を叩くと、どんと背中を押した。
「分かったって! ドラッヘの民の標的はこの地ではなく、キュトラ領だろうという事が分かり、旦那様は急遽目的地を変更なさったのです。おそらく今頃は敵を蹴散らしている頃かと思いますよ」
「旦那様は無事なのね? 絶対に勝てる相手なのね?」
ドラッヘの民という者の戦力は全く分からない。でも戦いを仕掛けてくるくらいなのだから、それなりに兵も武器もあるのだと思う。そうじゃなければ長年抱き続けてきた故郷奪還の目的を果たそうとするだろうか。不安になりどうしていいのか分からないでいると、そっと父親が頭を撫でてきた。
「イレネはそんなにキュトラ辺境伯を大事に想っているんだね。どうやら私の危惧だったようだな」
「……旦那様は、この地を守る為に私と結婚なさったのでしょう? そうだとしても私は旦那様を、旦那様の事をとても大事に想っています。例え今回の件が終わったとしても私は離縁などしたくなりません!」
涙で声が詰まる。すると父親は少し考えた後、そっと抱き締めてくれた。
「このままキュトラ領に向かいなさい」
「イオネスク伯爵様! それはあまりにも危険です! いくらキュトラ軍が最強とはいえ、戦地に向かわせるなどなりません!」
「流石にもう少し落ち着いてからでもいいんじゃないですか?」
ヴァイノも止める中、父親は真っ直ぐにこちらを見てきた。
「後悔してからじゃ遅いんだ。絶対にまた会いたいと思うなら今行きなさい」
「お父様……」
「キュ、キュキュッ」
すぐ近くで聞こえてきた声に全員が周囲を見渡すと、いつの間にか足元にはブルーフェアリーが立っていた。
「ブルーフェアリー! あなたどうしてここにッ!?」
「初めて見たな。ブルージュエルか」
ヴァイノがしゃがんでブルーフェアリーに手を伸ばすと、その手から逃れるようにササッとイレネの後ろに隠れてしまった。
「お、もしかして奥さんが連れて来たのか? それにしてもこいつに好かれるなんてやっぱりタイスト様が選んだ人なんだな」
「お前はなんでそんなに偉そうなんだ! この方はキュトラ辺境伯夫人なんだぞ!」
「だからそれは知ってるって! 別にいいだろ、タイスト様も俺はこのままで良いって言ってるんだから!」
ブルージュエルはイレネのつま先に手を着いて周囲を見渡した。
「ここに旦那様はいらっしゃらないのよ。もしかしてあなた旦那様を探して着いて来たの?」
もちろん返事はないが美しい眼がそう物語っているようだった。
「トルスティ、ダグラス、悪いけれどすぐにキュトラ領に向かいましょう」
「ですがここからキュトラ領へはここへ来た時と同じくらいの日数が掛かります。奥様のお体が心配ですから少し休まれてはいかがでしょうか」
「でもそれだと……」
「長距離の馬車での移動は慣れていないと体に負担が掛かります。急ぎたいお気持ちは分かりますが、少しはお休み下さい」
正直体は限界だった。体はあちこち痛いし、またこれから馬車の揺れをずっと感じるのかと思うと気が滅入ってしまう。それでもそれらを我慢してでもキュトラ領へ向かいたかった。
「それならこういうのはどうです? 近道を使います。少々危険な道ですがまあ、俺と一緒ならだいじょぶっしょ」
そう二カッと笑われた。
「危険な道ってお前、奥様を危険な目に遭わせたらどうなるか分かってるのか?」
「そうは言ったって、それじゃあ誰か奥様の願いを叶えてやれる奴はいるのかよ。我慢させて本当にもしタイスト様に何かあったらどうするんだ? 人間一度くらいは無理をしてでもやりたい事があるんじゃないのか? 奥様にはそれがきっと今なんだよ。なあ奥様!」
「ヴァイノ、ありがとう!」
「でも今日はゆっくり休むんだ。大丈夫、近道を使えば馬車で行くよりもあっという間にキュトラ領に着いちまうから!」
「……全く、まさか奥様がここまで頑固だとは思いませんでしたよ」
呆れたように笑う周囲を眺めながらブルーフェアリーをそっと掌に乗せた。
「ブルーフェアリー良かったわね。もうすぐ旦那様にお会い出来るわよ」
「なんだよ、そいつやっぱり奥様には懐いているんだな」
出発は夜明けと共に。秘密の道は馬でしか行く事が出来ない為、馬車ではなくヴァイノの後ろに乗る事になった。二人と一匹だけになるが誰も心配していないのは、きっとヴァイノが信用出来る者なのだからだろう。
「なんだそれ」
首に掛けていた小さな箱をヴァイノが不思議そうに見てくる。そっと中を覗かせると、驚いたように顔を上げたブルーフェアリーが収まっていた。結局心配のあまり寝付けなかったイレネは、昨晩のうちに昔使っていた虫籠に紐を通して首にかけられるようにしていた。ちゃんと入ってくれるか心配だったが、そもそもブルーフェアリーは一緒に来るつもりで着いて来たのだろう。籠を見せた時はスルッと入ってくれた。
「それじゃあキュトラ領に出発だ!」
「ですからキュトラ辺境伯はこちらには来られずキュトラ領へと行かれました。途中で本当に狙われているのはキュトラ領だとお読みになれたようです」
昔から屋敷で働いている兵士を見つけ馬車を降りるなり問い詰めていると、するとどこからか馬の足音と共に名前を呼ぶ声が聞こえた。
「イレネ! もう着いたのかい! 全く無理をしてこの子は!」
馬を降りるなり力強く抱き締めてきた父親を無理やり離した。
「お父様!? こんな所で何をしてらっしゃるの? 旦那様をお一人で行かせたのね!」
「何ってここは私の領地だし、一人って言っても軍も一緒だぞ」
「危険な場所に旦那様をお一人で行かせるなんて信じられない!」
力任せに父親の胸を叩いたが、もちろんびくともしない。戦いとは無縁の地の領主でも、畑仕事に精を出していた為体は鍛えられていた。
「ブハッ! もしかしてこれがあんたの娘さん?」
父親の後を追うようにして馬から降りてきた男性は見た事がない。すぐ後ろを誰かが通ったと思った瞬間、その男性に向かってトルスティが重い拳の一撃を落としていた。
「イッテ! 何すんだ親父!」
「親父!? もしかしてトルスティとカティヤのご子息なの?」
「申し訳ございません奥様! ほんっとうにどうしようもない馬鹿息子なんです」
無理やり頭を下げられている男性は、振り解こうとすれば出来るはずなのにそうはせず、トルスティに押されるまま頭を下げていた。
「仮にもスラッカ家の嫡男だというのに勉強はせず教養も身に着けず、あちこちを駆けずり回っているだけの筋肉馬鹿なんです!」
いつも穏やかで優しいトルスティの変貌振りに驚きながらも、とにかく顔を上げてもらう為にその肩に触れた。
「気にしなくていいわ。それよりも旦那様がここに来ていない理由はなんなの?」
「ほらヴァイノ! 奥様が質問しているんだから答えるんだ!」
腕を叩かれたヴァイノは短くこげ茶の髪をガシガシと搔きながら顔を上げた。太い眉と大きな目が力強く、貴族というよりは傭兵のような印象の男性だった。
「あぁ――、ヴァイノといいます。以後お見知りおきを」
「イレネ・キュトラよ。それでヴァイノは事情を知っているのね?」
「まあ知っているには知っているんですが……」
見た目の割に端切れの悪い話し方するヴァイノに怒ったのはトルスティの方だった。もう一度腕を叩くと、どんと背中を押した。
「分かったって! ドラッヘの民の標的はこの地ではなく、キュトラ領だろうという事が分かり、旦那様は急遽目的地を変更なさったのです。おそらく今頃は敵を蹴散らしている頃かと思いますよ」
「旦那様は無事なのね? 絶対に勝てる相手なのね?」
ドラッヘの民という者の戦力は全く分からない。でも戦いを仕掛けてくるくらいなのだから、それなりに兵も武器もあるのだと思う。そうじゃなければ長年抱き続けてきた故郷奪還の目的を果たそうとするだろうか。不安になりどうしていいのか分からないでいると、そっと父親が頭を撫でてきた。
「イレネはそんなにキュトラ辺境伯を大事に想っているんだね。どうやら私の危惧だったようだな」
「……旦那様は、この地を守る為に私と結婚なさったのでしょう? そうだとしても私は旦那様を、旦那様の事をとても大事に想っています。例え今回の件が終わったとしても私は離縁などしたくなりません!」
涙で声が詰まる。すると父親は少し考えた後、そっと抱き締めてくれた。
「このままキュトラ領に向かいなさい」
「イオネスク伯爵様! それはあまりにも危険です! いくらキュトラ軍が最強とはいえ、戦地に向かわせるなどなりません!」
「流石にもう少し落ち着いてからでもいいんじゃないですか?」
ヴァイノも止める中、父親は真っ直ぐにこちらを見てきた。
「後悔してからじゃ遅いんだ。絶対にまた会いたいと思うなら今行きなさい」
「お父様……」
「キュ、キュキュッ」
すぐ近くで聞こえてきた声に全員が周囲を見渡すと、いつの間にか足元にはブルーフェアリーが立っていた。
「ブルーフェアリー! あなたどうしてここにッ!?」
「初めて見たな。ブルージュエルか」
ヴァイノがしゃがんでブルーフェアリーに手を伸ばすと、その手から逃れるようにササッとイレネの後ろに隠れてしまった。
「お、もしかして奥さんが連れて来たのか? それにしてもこいつに好かれるなんてやっぱりタイスト様が選んだ人なんだな」
「お前はなんでそんなに偉そうなんだ! この方はキュトラ辺境伯夫人なんだぞ!」
「だからそれは知ってるって! 別にいいだろ、タイスト様も俺はこのままで良いって言ってるんだから!」
ブルージュエルはイレネのつま先に手を着いて周囲を見渡した。
「ここに旦那様はいらっしゃらないのよ。もしかしてあなた旦那様を探して着いて来たの?」
もちろん返事はないが美しい眼がそう物語っているようだった。
「トルスティ、ダグラス、悪いけれどすぐにキュトラ領に向かいましょう」
「ですがここからキュトラ領へはここへ来た時と同じくらいの日数が掛かります。奥様のお体が心配ですから少し休まれてはいかがでしょうか」
「でもそれだと……」
「長距離の馬車での移動は慣れていないと体に負担が掛かります。急ぎたいお気持ちは分かりますが、少しはお休み下さい」
正直体は限界だった。体はあちこち痛いし、またこれから馬車の揺れをずっと感じるのかと思うと気が滅入ってしまう。それでもそれらを我慢してでもキュトラ領へ向かいたかった。
「それならこういうのはどうです? 近道を使います。少々危険な道ですがまあ、俺と一緒ならだいじょぶっしょ」
そう二カッと笑われた。
「危険な道ってお前、奥様を危険な目に遭わせたらどうなるか分かってるのか?」
「そうは言ったって、それじゃあ誰か奥様の願いを叶えてやれる奴はいるのかよ。我慢させて本当にもしタイスト様に何かあったらどうするんだ? 人間一度くらいは無理をしてでもやりたい事があるんじゃないのか? 奥様にはそれがきっと今なんだよ。なあ奥様!」
「ヴァイノ、ありがとう!」
「でも今日はゆっくり休むんだ。大丈夫、近道を使えば馬車で行くよりもあっという間にキュトラ領に着いちまうから!」
「……全く、まさか奥様がここまで頑固だとは思いませんでしたよ」
呆れたように笑う周囲を眺めながらブルーフェアリーをそっと掌に乗せた。
「ブルーフェアリー良かったわね。もうすぐ旦那様にお会い出来るわよ」
「なんだよ、そいつやっぱり奥様には懐いているんだな」
出発は夜明けと共に。秘密の道は馬でしか行く事が出来ない為、馬車ではなくヴァイノの後ろに乗る事になった。二人と一匹だけになるが誰も心配していないのは、きっとヴァイノが信用出来る者なのだからだろう。
「なんだそれ」
首に掛けていた小さな箱をヴァイノが不思議そうに見てくる。そっと中を覗かせると、驚いたように顔を上げたブルーフェアリーが収まっていた。結局心配のあまり寝付けなかったイレネは、昨晩のうちに昔使っていた虫籠に紐を通して首にかけられるようにしていた。ちゃんと入ってくれるか心配だったが、そもそもブルーフェアリーは一緒に来るつもりで着いて来たのだろう。籠を見せた時はスルッと入ってくれた。
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