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越えてはいけない境界線のその先は、メジャーだったのです。
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しおりを挟む六か月前。
「君は私のルームメイトに合格しました」
そう宣告されてから、僕は校内生徒たちをたぶらかす、猫を何匹被っているかわからないあの悪魔――皇若菜生徒会長のセフレという生贄となりました。
ええ、もちろん。僕は男で、生徒会長こと皇君も若菜と言う可愛い名前とは裏腹の超男前なメンズです。外見だけは認めざるを得ないのです、ちくしょうっ。
確かに、僕の学校は完全寮制の男子校です。野郎しかおりません。そんな環境下で、性欲まっ盛りの男子が下半身の暴れん坊をどうにかする方法なんて限られています。しかしだからって、たまたま同室になったルームメイトをその対象にしますかね? 野郎ですよ、野郎。自分と同じモノが下についてるんですよ。そりゃあ、皇君のアレと僕のアレじゃあ、比べ物になりませんが……チィッ!!
でも、僕だったら……そう。僕だったら、可愛い女の子とお付き合いしたいです。完全寮制とはいうものの、休日は外出OKですし、他校の子たちとも遊ぶことだってできます。
僕は女の子と遊びたいです。例えば、隣校のお嬢様学校の女神様……皇雪菜会計のような清純な女性と仲良くなってデートして。あわよくば手を繋いじゃったりなんかしたいです……えへへ。
おおっと、ついつい願望が出てしまいましたね。
なんであの絶倫美形生徒会長は、その顔活かして外でいい子を見つけないんでしょうかね? あの人、校内にどれだけのファンを従えているか、わかってないんですかね? その中に自分が気になる子の一人や二人、いるでしょうに。その子らを落としてキャッキャウフフしてればいいんですよ。どうして好きでもない僕にあんなことやそんなことをしやがるんだか……腹立つなこんちくしょう。
そんなわけで。順風満帆になるはずだった僕の高校生ライフは、あの時を持って閉ざされたのでした。
平凡の僕にはお似合いの、平凡な人生望んでたはずなのに。どうしてこうなった。
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