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本編
眩しい人
しおりを挟むこの部屋での生活も慣れたものだった。
きちんと数えてはいないが、もう2か月は経つだろう。
相変わらず俺がする事と言ったら、部屋に来る人と話すことくらいだ。
流石に退屈になってきたので、絵本のようなものを借りて、簡単にこの国の言葉を学んだりもしている。
今はまだ、幼児にもみたないレベルだろうが、施設の人は俺が単語で話しかけると凄く喜ぶので、語彙を増やすのもなんだか楽しかった。
……薄々察してはいるのだが、随分と俺は子どもにみられているらしかった。
この国の人は身体が大きい。
女性にしても皆俺より背が高かった。面談するαの女性は、立っても見上げているほどに高かったのだ。
確かに俺はΩだから、そんなに背が高いほうじゃない。それでも、βの女性の平均身長よりは高かったのに。
民族的に大柄の人が多いのだろうか? そんな中で、言葉も分からないし、ひょろひょろの俺が実年齢よりかなり下にみられるのは仕方ないのかもしれない。
別に騙しているわけではないが、成人しているよりは未成年の方が色々保護が手厚そうだったので、無理に誤解を解こうとは思わなかった。上手く伝えられるわけでもないし。
毎日朝おきて、ご飯を食べて、室内で軽く運動をする。
流石に身体がなまると思ったから、ちょっと前に運動がしたいみたいな、要望を出したら、筋トレ用の道具みたいなものまで、用意してくれた。
よく扉の前にいる警備員のような人が、丁寧に使い方をみせてくれた。
施設の人は俺が何に興味を持つのかも調べたいようで、面談用の部屋には、さまざまなものが持ち込まれていた。音楽を流す道具、テレビのような動画がみえる機械、良く分からない道具も沢山あった。
そもそも電源はどこだ? と思ったり、明らかに不可解な挙動をする道具もあった。
いろいろなものに触れてきて分かったが、どうも俺がいた国とは文化圏が違いすぎる気がする。
俺はいったい何処に来たのだろうか。
そんな風に悩みながらも、特に大きな変化がなく続いていた生活は、ある日突然終わりを告げる。
その日も、いつものように面談の時間がやってきて、俺はただ相手を部屋で待っていた。
扉の向こうの様子が分かるわけでもないのに、その日はやけに気になった。
落ち着かない。足音が近くなるほどに、その気持ちは大きくなる。
扉が開き、施設の人の先導でその人は入ってきた。
俺より頭一つ分は背が高かった。
輝くような金色の髪に、それと同系統の瞳。
αは容姿が整っている人が多い。でも、何十人と面談してきたなかでも、抜群にカッコイイと思った。
隔てるものが何もなくなった時、部屋中に凄く良い香りが充満した。
なんだろう、高級な香水でもつけているのだろうか。
「こんにちは、#$$”ASE@##」
うわ、凄く良い声だ。低くてしっかりして、それなのにどこか優しかった。
もう最初の挨拶くらいは、俺でも分かるようになっていた。返事をしたいのに、喉がカラカラで声が出なかった。
「DS##$%&?」
反応が無い俺に、彼は少しだけ戸惑ったように今度は手を差し伸べながら、もう一度問いかけてくる。
握手の文化がこの国にもあることは学習済みだ。相手と友好を築きたいときにする。
この手を取らなければ。
考えるより先に、パッと身体が動いた。
大きな手だった。スラっとしてしなやかな綺麗な手だ。でも、ペンだこのようなものもある。書類仕事とかが多い人なのだろうか。
そんなことを、考えられたのは一瞬の間だった。
すぐに全身にぶわっと熱が広がる。
息が上がる。
香りは一段と強くなり、むせかえりそうな程だった。
覚えがある感覚だった。ここ最近ご無沙汰だったから、すっかり忘れていた。
それは発情期に近い感覚だった。
もっとも、俺はちゃんとした発情期が来たことは無い。
15歳で店に勤めだして、薬で疑似的な発情期を起こしてきた。頻度はまちまち、ただ明らかに通常の三か月に一度よりも多く、薬を服用していた。
発情期のΩといたしたい人間は一定数いて、オプション料金として、たいへん良い値段がついていた。俺ごときのΩでもそのオプションは人気だった。
年を経るごとに、売り上げを落としていた俺が、そのオプションを断れるわけもなかった。
足に力が入らなくて、がくがくした。
すぐに、この人の胸に飛びついて、縋りつきたい。
叶うなら抱きしめてくれたら、嬉しい。
そんな風に考えてしまっている自分に驚く。今までの人生で一度だって、抱いたことがない感情だった。
父親に売られたその日から、人間嫌いだし、人間不信を拗らせている自覚がある。
制御できない感情に、わずかに残った理性が、恐怖を訴えかけてくる。
俺は、その人の手を離すと、二、三歩後ずさった。
そのまま、立っていられなくなってしゃがみ込む。
相手は心配して駆け寄ろうとしてくれたけれど、職員の人に止められていた。
それを、残念に思う気持ちと、良かったと思う気持ちの両方がせめぎ合う。
もう一度手を取られたら、今度は自分から離すのは、難しそうだと思ってしまった。
その人は、俺に近づけない事に抗議しているようだったけれど、退室を促されて、しぶしぶといった様子で、部屋を後にした。
まともに、話が出来るとは思えなかったので、仕方ないと思う。
そのあと、すぐに部屋に医師がやってきた。
この国に来てからお世話になっている人だ。採血と良く分からない器具で何かを測定した後に、薬を処方してくれた。
それを飲むと随分と落ち着いた。
頭がクリアになって、さっきの自分がどれほどおかしかったかが良く分かる。
もしかして、あれがαのフェロモンに当てられたという奴だろうか。
粗悪な抑制剤を常用し、むりやり薬で発情期を起こしてを繰り返してきたせいで、俺はフェロモンに鈍くなっている筈なのに。
その日は、そのまま面談は流れてしまった。
そして、次の日とその翌日も、俺は誰にも会えと言われなかった。あの人とも、違う人と会うことになるのかと思っていたのに、それすら無く。処方された薬を飲んで、休んでいろと言われた。
三日目の朝、職員の人が話があると持ち掛けてきた。
差し出されたのは、あの人の写真だった。写真でも整った顔だと思う、けど実物の方が良いな。
それを指差して、もう一度会うことになるが、良いかと聞いてきた。
これは初めての事態だ。今まで二度会うことになった人は、一人もいない。
俺は気が付いたら、頷いていた。考えるなんて間はなかった。
頷いてから、そんな自分に驚いてしまったくらいだ。
その日の午後に、彼はやってきた。
相変わらず、良い香りがする。でも、この前みたいに前後不覚になるほどじゃない。あの日から、飲んでいる薬のおかげだろうか?今日は普通に話が出来そうだった。
挨拶を交わして、握手をしようとしたけれど、それは職員にやんわりと止められた。なるほど、接触は禁止らしい。
その方が良いかもしれない、触れたらまた、変な感じになるかもしれないし。
ただ、少しだけ残念に思う自分もいた。
職員は最初の挨拶の時だけいて、俺の様子を少しだけ伺ってから退室した。
いつもの面談と一緒だ。基本的には、俺と相手二人だけで話をする。
何か話したいのに、声はでなかった。そもそも、話題を提供できる語彙力などまだない。
黙っていると、彼がひとこと言った。
「リュミエール」
自分を指さして、何度も同じ言葉を繰り返した。
「リュミエール、私は、 リュミエール」
あぁ、たぶん彼の名前かな。
「リュミエール?」
彼を指さしながらそう聞くと、大きく何度も頷いた。
「リュミエールに、また、会えて、あーー、えっと、嬉しい」
名前を知ることが出来て、なんだか舞い上がってしまった。不慣れながらも、そう言葉にすると、彼はもうめちゃくちゃに喜んでくれた。
会えて嬉しいは、今までの面談で沢山言われてきたから、間違ってはいないだろう。自分から言ったのはこれが初めてだなと思った。
その日彼は、自分の事を時間をかけて説明してくれた。
これまでの面談もだいたいそうだったから、順番に何を教えてくれるのか、決めて貰っている。
項目を指さしながら、一つ一つ聞いていくのだ。そうすれば、とりあえず何を話してくれているのかだけは分かる。
まずは年齢、28歳らしい。数え方や暦が一緒かは分からないが、9つ年上だ。
家族は6人で、兄か姉か分からないが、上がいるっぽかった。長男ぽい雰囲気があるが、末っ子らしい。
仕事に関しては良く分からなかった。この項目は、いつもみんな難しい言葉を使うので、内容はぼんやりとしか分からない。
城みたいな絵を指さしていたから、役所勤めなのだろうか?
趣味ではいろんな絵をみせられたから、たぶん旅行? いや、もしかして本人がこの絵を描いた説もある……。
ときどき、君は?といった風に俺の事も聞かれたけれど、ほとんど答えなかった。
これは、いつもの事だ。ちゃんと伝わっているか分からないから、基本的に俺の事はほとんど話していなかった。
ひとつだけ、好きな色を聞かれた時。彼は白色と、それから赤茶みたいな色を指さした。随分と地味な色が好みらしい。
色に好みなんてなかった。仕方ないから、俺は黄色を指さした。
目の前の彼の髪の色だった。なんで、それを選んだのかは、たぶん気まぐれだ。
それから、彼は数日おきに、俺に会いに来た。他の人との面談は一度も入らなかった。5回くらい会った後だったと思う。
数人の職員と、彼と俺、なんだか小さな会議のようなものが行われた。
簡単な絵との説明によると、俺は彼に引き取られるらしい。
なるほど、いつまでここに居させてくれるのか疑問だったけれど、俺の引き取り相手を探していたのか。
不思議と嫌な気はしなかったから、承諾の意思を示すために頷いておいた。
リュミエールと職員はなにやら、色々やり取りしていたが、残念ながら概要は分からない。
ただ、困ったら鳴らせと、電話のような、ブザーのような装置を渡されて、その使い方だけはすごく丁寧に教えられた。俺の事を心配しているらしい。
沢山の職員に声をかけられて、送り出された。
短い間だったけど、お世話になったし、ありがとうと感謝の言葉を返しておいた。
ちょっと寂しいなと思う程度には、俺はここで居心地よく過ごさせてもらったと思う。
連れていかれた先は、一軒家だった。随分と立派なものだ。それになんか新しい気がする。
もしかしたら、他のご家族も一緒かと思ったけれど、彼の一人だった。
年齢的にも、自立しているということだろう。
間取りの説明や、部屋を説明するように、屋敷をみせてもらった。うん、屋敷と言っていいくらい広いし、部屋数も多い。
でも、家具は少なかった。もしかして、新築なのか?
疑問も尽きないなか、リビングのようなところに座って、一息つく。
彼はお茶の代わりに少し変わったドリンクのようなものを2本持ってきた。
そして、それを飲み干して、俺にも飲めと言ってくる。
薄青い色で、なんだか不思議な飲み物だと思った。
まぁでも、目の前で飲んでくれたしと、同じように一息に飲んだ。味は、ほとんどしなくて、薬品のような香りだけがした。
おもむろに彼の手が、俺の方にのびてくる。頭の後ろにまわすと、グッと引き寄せられた。
あっと思った時には、キスをされていた。
仕事じゃ何度もしてきたけど、随分と久々な感覚だった。
閉じる暇もなかったから、目も開いたまま。ドアップでみても、相変わらず、整った顔をしていると、そんな事を思った。
もしかして、そういう用途で、迎え入れられただろうか?初回から、居間のようなところで、おっぱじめる気か?なかなか手がはやい。
なんて、ぐるぐる考えていると、突然声が響いた。
(いきなり、不躾にすまない。私の言葉は分かるだろうか?)
(え、あ、はい。分かります。あれ?なんで?)
彼は俺の国の言葉を話していると思えた。
話しているというか、思っている事がちゃんと俺の国の言葉で、頭の中に伝わってくるのだ。
とても丁寧に話をしてくるから、俺もつられて丁寧に答えてしまった。
(良かった。言語統一の薬品はいろいろあるが、どうしても身体的接触が必要になる。Ωの君には、許可なく使えない。それこそ、番でもなければ)
全く知らない技術だった。
(これ、どれくらいもつんですか?)
(一回の服用で、一時間ほどかな。ただ薬の効力が残っていても、また触れる必要も出てくるけど)
そう言って、俺の唇を優しくなぞった。
悪い気はしなかったけれど、これだけ顔のいい人にされると、落ち着かない。
(握手とか、ハグとかではだめなんですか?)
(それだと、ちょっと繋がりが薄すぎるかな。私とキスするのは嫌かい?)
(そんな、事は無いんですけど……。いえ、普通に話せてるのが嬉しいので、大丈夫です)
するすると会話が出来る事が、これほどストレスフリーだとは。
あと、必要な事だっただろうに、変な誤解をして申し訳なくも思った。
(君の事を教えて欲しい。君も聞きたいことがあるんじゃないか?)
(何から聞いたらいいか、分からないくらいなんですけど……)
本当に急にで、少し混乱していた。
(ではまず、どうして城門前にいたんだい? その前は何をしていたか覚えてる?)
(仕事の帰りだったんです。でも、意識を失って、気が付いたらそこに居ました。あの、ここって何処なんです?なんていう国?)
(ふむ。やはりそうか。この国は、パディーラと言う。聞き覚えは?)
(全くないです。外国なのかな。前いたところは、モーヴェという国だったんですけど)
(それなりに地理には詳しいけれど、残念ながらそのような名前の国に覚えはない。国という単位はそこそこ大きい区分だと認識している)
(一千万人に少し届かないくらいには、人口がいたと思います。自信ないですけど)
国の総人口をはっきり言えるほど、経済に詳しくないが、だいたいは合っていると思う。
(なら、我が国よりも大きい国だ。そして、そんな大国なら、名前を知らないはずがない。君の話す言葉の言語形態も、とても近隣の国のものとは思えなくてね。たぶん君は、招かれビトなのだと思う)
初めて聞く言葉だった。
この世界では、稀に別の世界から人が突然現れることがあるらしい。
この国は女神さまを信仰している文化から、その突然現れた人たちは、女神に招かれた人として、丁重に扱われてきたという。
(ある日、突然世界を越える……なんだか物語の話みたいだ)
(君の国ではそういうことは無かったのかい?)
(行方不明になることはあっても、突然人が現れる事は無かったと思います)
(それほど数が多いわけではないが、年に一人くらいは世界中のどこかでいると言われている)
(あの、それで、帰れるんですかね?)
俺の言葉に彼は、押し黙った。
(これを告げることはとても、心苦しいが……。元の世界に帰れたという人は聞いたことが無い。ましてや、君の世界で、現れる人がいないというなら、相互関係にも無いだろう。……ほぼ不可能だと思ってほしい)
それを聞いて俺はショックというより、安心した。突然あの世界に戻されることはないのだ。
なんだったら、俺は一度死んで、天国みたいなところにでも来たんだと思うことにしよう。
この世界は前の世界よりは、Ωでもなんとか暮らしていけるのではないだろうか。
(帰れないのは、残念だが。なるべく君が過ごしやすいように取り計らうつもりだ。こんなこと言われても、気は晴れないだろうが)
黙った俺が落ち込んでいるとでも思ったのか、彼はそう慰めてくれた。
(それから、良かったら君の名前を教えて欲しい。施設でも君は名前を告げていなかったんだろ?)
名前を聞かれてるんだなって、場面は何度もあったけど、俺はそれに答えていなかった。
教えようとして、ふと源氏名の方が出て来た自分が嫌になったからだ。
もう4年もその名前で生きてきた。仕事の名前なんて、大嫌いだ。
でも、元の名前だってあまり好きじゃなかった。だって、あれは捨てられた俺の名前だ。
(……貴方に付けて欲しい)
気が付いたら、そう返していた。
(え? 私にかい?)
(そう。前の名前にいい思い出なんて無い。ここが別の世界だって言うんなら、この世界の名前を、新しく付けてよ)
彼はとても動揺して、悩んでいるみたいだった。
そうあっさりと決められる事ではないと、少し時間をくれと頼まれた。
そんな重要案件みたいに扱わなくていいのに、サクッと決めてくれたら、それで良かったのだが。
なんだか、まだ信じられないけれど、違う世界にやってきて、しかも、元の世界には帰れないと言う。
閉ざされ停滞していた毎日は終わりのようで、これから、この家でリュミエールと暮らすことは、決まっているみたいだし。
だったら名前と一緒に、前の自分を捨ててしまえたらと、そう思った。
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