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第47話 君たちと一緒なら、きっと大丈夫 #1
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「はぁーーい、それじゃーぁあ、朝のホームルームは、以上でーーす。みんなーっ、今日も一日、がんばりましょうねーーーっ」
「「「「「はーーーーい」」」」」
朝のホームルームが終わり教室を出ようとするレミア先生。
「あのレミア先生、ちょっといいですか?」
例の相談をしようと呼び止めたんだけど――
「はーいカルアくんっ、どうしましたぁ?」
ううっ、単独でこのノリを返すのはまだ難易度が――いや違う、ここで必要なのは平常心、そして自分を見失わない強さだ!
「えー実はですね、友達と冒険者登録してパーティを組みたくって、それで冒険者クラスの先生に相談したいんです」
よし、普段通りに話せた。
「あーーー、なるほどぉ。冒険者の相談だったらクーラちゃんかなぁ。うん、わかりましたよぉ。じゃあ、冒険者クラスの指導員のクーラ先生に頼んでみますからぁ、ちょぉっと待っててねー。ふふっ、お友達とパーティかぁ……先生も学生の頃にやったなぁ。カルアくんたちもがぁんばってねーー」
「はい、ありがとうございます」
ミッション・コンプリートぉ!
席に戻ると早速隣のアーシュが戦果を尋ねてきた。
「どうだって?」
「『クーラ先生に頼んでみる』って言ってたよ。アーシュはクーラ先生って知ってる?」
「クーラ先生――ああ確か去年入ってきた先生ね。冒険者クラスの指導員で、ここに来る前は冒険者だったって聞いたわ。聞いた噂だとちょっと有名なパーティに所属していたとか」
そこにノルトとネッガーもやって来た。
「うん、その噂だったら僕も聞いた事があるよ。確かリーダーの引退で解散したパーティにいたとか何とか……?」
「ああ。だが所詮噂だからどこまで本当かは分からないけどな」
「まあでも冒険者クラスの指導員が出来るくらいだから、きっと能力は間違いないでしょ。後は会ってみたら分かるんじゃない?」
「そうだね。いつ頃になるんだろう。今日もう返事があったりするのかなあ」
午前中の授業は特に何事もなく終了。
お昼ご飯もピノさんのフォーメーションのおかげで無事食べる事が出来たし。
そしていよいよ午後の実技の時間。魔法の時間っ!
今日もちろん土魔法を選んだ。昨日のは初歩の初歩って内容だったからね。
「はい、それでは今日は次のステップに進みます。これから説明しますので皆さんしっかりと聞いて下さい。その後、もう石の【移動】に慣れたという人はそのまま次に進み、まだ出来ていない人は、そちらが出来るようになってから次に進んでもらいます」
僕は【移動】はもう大丈夫だから次に進む。さあ、今度は何かな?
「では次のステップについて説明しますので全員聞いて下さい。――次に行うのは土の【移動】です。石では一つだけ【移動】しましたが、土は細かい粒をまとめて【移動】する事になります。ですので石の時よりもイメージと魔力への注ぎ方がより重要になります。一度手のひらで掬うくらいの量を試してみて下さい。それが出来たら少しずつ量を増やしていきましょう。もし難しいようでしたら、一度石の【移動】に戻り、数を2つ、3つ、4つと徐々に増やしていくのもいいでしょう。ポイントは、一個だけの【移動】とまとめての【移動】、その両者の違いです。それでは各自始めて下さい」
なるほど、今日は土だね。だけどやっぱり簡単に出来ちゃうんだろうなあ……ああ、やっぱり出来た。だってこれって、ミッチェルさんの工房でガラスの錬成をした時のあれと同じだから。
でも調子に乗って先に進んじゃうと……
ははっ、やっぱりこっちを睨んでた。
「――カルア、分かってるわよね?」
「もちろんだよアーシュ。ちゃんとアーシュのペースに合わせるから」
考えてみれば、これって僕にも凄くメリットのある話なんだ。
だって、アーシュがペースメーカーになってくれるんだから。
これならみんなに「またやらかしたのか!」とか言われずにすむよ。
あっでももしアーシュがちょっと行き詰まったら……その時はアドバイスとかしてペースを落とさないようにしてあげればいい。うん、我ながら完璧な作戦だ。
そうだ、その点はアーシュにも伝えておこう。
「アーシュ、何か困った事とかあったら言ってね。僕で良ければいつでも相談にのるから」
「な、ななななな、何よいきなり! ま……まあ、もし何かあったら、それでもし他に頼れる人がいなかったら……その時は、もしかしてひょっとしたら……カルアにお願いすることも、ある、かも……しれない……けど……」
「うん。遠慮は要らないからねアーシュ、僕はいつでも大歓迎だから」
これで大丈夫。
ヒトツメギルドの某受付カウンター。
ピキキーーーン☆
「あれ? 今チームの方の通信具から何か聞こえたような気がしたけど……気のせいだったのかしら?」
そしてその奥の某ギルドマスター執務室では――
「ギルマス、ギルド本部経由で王立学校から緊急要請が」
「うむ。パルム君、至急胃薬の準備だ」
「「「「「はーーーーい」」」」」
朝のホームルームが終わり教室を出ようとするレミア先生。
「あのレミア先生、ちょっといいですか?」
例の相談をしようと呼び止めたんだけど――
「はーいカルアくんっ、どうしましたぁ?」
ううっ、単独でこのノリを返すのはまだ難易度が――いや違う、ここで必要なのは平常心、そして自分を見失わない強さだ!
「えー実はですね、友達と冒険者登録してパーティを組みたくって、それで冒険者クラスの先生に相談したいんです」
よし、普段通りに話せた。
「あーーー、なるほどぉ。冒険者の相談だったらクーラちゃんかなぁ。うん、わかりましたよぉ。じゃあ、冒険者クラスの指導員のクーラ先生に頼んでみますからぁ、ちょぉっと待っててねー。ふふっ、お友達とパーティかぁ……先生も学生の頃にやったなぁ。カルアくんたちもがぁんばってねーー」
「はい、ありがとうございます」
ミッション・コンプリートぉ!
席に戻ると早速隣のアーシュが戦果を尋ねてきた。
「どうだって?」
「『クーラ先生に頼んでみる』って言ってたよ。アーシュはクーラ先生って知ってる?」
「クーラ先生――ああ確か去年入ってきた先生ね。冒険者クラスの指導員で、ここに来る前は冒険者だったって聞いたわ。聞いた噂だとちょっと有名なパーティに所属していたとか」
そこにノルトとネッガーもやって来た。
「うん、その噂だったら僕も聞いた事があるよ。確かリーダーの引退で解散したパーティにいたとか何とか……?」
「ああ。だが所詮噂だからどこまで本当かは分からないけどな」
「まあでも冒険者クラスの指導員が出来るくらいだから、きっと能力は間違いないでしょ。後は会ってみたら分かるんじゃない?」
「そうだね。いつ頃になるんだろう。今日もう返事があったりするのかなあ」
午前中の授業は特に何事もなく終了。
お昼ご飯もピノさんのフォーメーションのおかげで無事食べる事が出来たし。
そしていよいよ午後の実技の時間。魔法の時間っ!
今日もちろん土魔法を選んだ。昨日のは初歩の初歩って内容だったからね。
「はい、それでは今日は次のステップに進みます。これから説明しますので皆さんしっかりと聞いて下さい。その後、もう石の【移動】に慣れたという人はそのまま次に進み、まだ出来ていない人は、そちらが出来るようになってから次に進んでもらいます」
僕は【移動】はもう大丈夫だから次に進む。さあ、今度は何かな?
「では次のステップについて説明しますので全員聞いて下さい。――次に行うのは土の【移動】です。石では一つだけ【移動】しましたが、土は細かい粒をまとめて【移動】する事になります。ですので石の時よりもイメージと魔力への注ぎ方がより重要になります。一度手のひらで掬うくらいの量を試してみて下さい。それが出来たら少しずつ量を増やしていきましょう。もし難しいようでしたら、一度石の【移動】に戻り、数を2つ、3つ、4つと徐々に増やしていくのもいいでしょう。ポイントは、一個だけの【移動】とまとめての【移動】、その両者の違いです。それでは各自始めて下さい」
なるほど、今日は土だね。だけどやっぱり簡単に出来ちゃうんだろうなあ……ああ、やっぱり出来た。だってこれって、ミッチェルさんの工房でガラスの錬成をした時のあれと同じだから。
でも調子に乗って先に進んじゃうと……
ははっ、やっぱりこっちを睨んでた。
「――カルア、分かってるわよね?」
「もちろんだよアーシュ。ちゃんとアーシュのペースに合わせるから」
考えてみれば、これって僕にも凄くメリットのある話なんだ。
だって、アーシュがペースメーカーになってくれるんだから。
これならみんなに「またやらかしたのか!」とか言われずにすむよ。
あっでももしアーシュがちょっと行き詰まったら……その時はアドバイスとかしてペースを落とさないようにしてあげればいい。うん、我ながら完璧な作戦だ。
そうだ、その点はアーシュにも伝えておこう。
「アーシュ、何か困った事とかあったら言ってね。僕で良ければいつでも相談にのるから」
「な、ななななな、何よいきなり! ま……まあ、もし何かあったら、それでもし他に頼れる人がいなかったら……その時は、もしかしてひょっとしたら……カルアにお願いすることも、ある、かも……しれない……けど……」
「うん。遠慮は要らないからねアーシュ、僕はいつでも大歓迎だから」
これで大丈夫。
ヒトツメギルドの某受付カウンター。
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「あれ? 今チームの方の通信具から何か聞こえたような気がしたけど……気のせいだったのかしら?」
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