腐男子ですが何か?

みーやん

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四話 入学式は完璧なのでは⁈

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やぁやぁ!みんな!またしても俺!
玲央だ!
待ち侘びてたでしょ?
さぁて清々しい朝日のなかで目が覚めた俺だが…うん。寝過ぎたよね?そうだよね?
いつも俺5時には起きてたよね?
今何時?6時。緊張の糸が切れたのかいつもの時間より一時間も遅く起きてしまった。そのため体は心なしかいつもより軽く感じた。頭も冴えているようだ……ん?

あれ?そう言えば今日って入学式だよね?
俺首席じゃなかったっけ?
挨拶文覚えてないよ?え?詰んだ?
一気にガッと目が覚めた。
やばいやばい。流石に今日だけは失敗できない。なんたって全校生徒の前に立つんだから!
やだ僕ちんこわい⭐︎
ははっ!ふざけてる場合じゃないよね!
皆まで言うなわかってるん!
幸い入学式の時間は8時半からだ!
行ける…‼︎

自分の部屋で約一時間ぶつぶつと何度も何度も挨拶文を唱える。
お経か!

一時間後…
やっとのことで挨拶文を覚えた俺は共有スペースへと向かう。
扉を開ければあら不思議。
ほかほかの朝ごはんが並んでましたとさ。

「おぅ。おはよう玲央」

「うっわぁ朝からはにかみ笑顔が眩しい!目が!目がぁぁ!」

「玲央。朝から爆発してんね。あったかいうちにご飯食べな?」

「母ちゃん!ありがとう!」
今日の朝ごはんはメニューは中は少し半熟な卵焼きにウィンナー、味噌汁は豆腐にネギ。なんて健康的な朝なんだろう…
しかもめっちゃ美味しい。

「母ちゃんじゃないし。頬にご飯ついてんぞ。ほら」
そう言って近づいてくる蘭きゅん。そのまま指で米をつまみ自分の口へ運んだ。
えぇ。そのシチュエーション他のイケメンでみたいわぁなんて考えてると、デコピンされた。中々に痛いんだが。
ほんのちょっとだけ睨んでみる。
追いデコピンを受ける
ダメージ50。瀕死です。

美味しい朝ごはんも食べ終わりいよいよ登校するために制服に着替える。
この制服がまた蘭きゅん似合う。
このまま写真館に行ってバッチリ写真撮ってきて欲しい。なんて考えてると寮を出る時間になった。
最終チェック!忘れもんなぁし!あぁ!
危ない。クールという性格忘れるところだった!さぁ!入学式へレッツゴーだぜ!

蘭きゅんと何気ない話をしながら体育館へ向かう。入学式は原則体育館で行うようだ。
20分ほど歩けば着く距離がとてつもなく長い道のりに感じる。
あぁ。俺緊張してんだなぁ。
なんて自分のことなのに呑気な考えに浸ってると蘭きゅんがどんどん無言になってきた。どうした蘭きゅん!

「三杉さんどうしたんですか?」
勿論ここでは敬語アンドクールモード。

「いや。何もない。俺いつも学校ではあんまり喋んないだけ。」
おっと。それ新情報!なになに!無口系わんこなの?もしかして生徒会書記なの?

「もしかして生徒会などに所属されてます?」
断じて会話をしたくないわけではないし、意味わかんないことを聞いてるのはわかる。ただこれだけは聞いておかなければ俺の腐がすたる!

急になんだという困惑の表情を見せながら
いや。入ってない。と一言。そうか…それは残念だ。少しの落胆をかかえながら歩いてると体育館へ到着した。

俺は首席の挨拶があるので生徒とは違う席へ移動しなければいけなかったのでここで蘭きゅんとはお別れした。
かなぴよなんだけど。まぁ仕方ないから頑張っちゃうぞ!

いよいよ入学式が始まった。
初めは長ったらしい学園長の挨拶。
学園長はまぁイケおじではあるがあまりにも歳を召しているので何も感じない。俺の妄想範囲外ということだ。
もう少し若ければ学園長の執事的な人とイチャコラもアリなんだけどなぁなんて妄想に浸り始めた頃…

きやぁぁぁぁぁあ!
うぉぉぉぉぉぉぉ!

悲鳴なのか雄叫びなのかわかんない声が俺の鼓膜を直撃した。
乗り遅れてしまった!残念無念だ!

注目の的である壇上に目をやる。

あぁこれこそまさに王道!
俺が求めていた光景そのものだ!
神様ありがとう…!

そこには一列にならんだ生徒。
やたらキラキラした存在を確認した。

その列の中に一際輝いている人。そう。それが俺様生徒会長だ。
会長の右には副会長、左には会計。
会計の横には書記、副会長の横には双子書記。
会長はツーブロックショーもに7対3に分けられた髪の毛にそこから見える顔は百獣の王かのように凛々しく更にそこに綺麗さを足したような感じだ。
反対に副会長は滴が落ちる音が聞こえるかのような静けさの中から生まれたのかと言うほど美しい。その言葉が似合う顔立ちだ。しかしそこには少し黒い物が滲み出ているのが遠目からでも感じる。
会計は全てがチャラい。少し長い髪はピンク色をしていてそれをハーフアップにしている。目はアーモンド型で万人受けする顔だ。
書記はなんたって背が高い。雰囲気は少し蘭きゅんに似ているが蘭きゅんをもっと日本武士のようにした感じだ。伝われ!
双子書記はここからではどっちがどっちかわからないが愛らしいクリっとした目が特徴的だ。この中では比較的華奢に見える。

美しい…。

「だまれ。」
その一言で体育館内は全ての音が消えた。
それとは反対に俺の心は荒ぶっていた。

え!何それ本当に言うんだ!本当にこの世界線に来ちゃったんだ!嬉しくて失禁しそうだよ!

「新入生。中等部から進学した者がほとんどだろう。環境が少し変わり不安もあることだろうが、なんの心配もいらない。黙って俺たちについて来い。以上だ。」

あれ?思ってた以上に真面目なこといってんねぇ!違うか!俺がバカな事を考えすぎか!失敬失敬!

一度生徒会は下がり、次は風気委員の番である。

こちらもこちらで君たちいい感じだよ!
風紀委員長はオールバックで固めた少し怖いか感じが漂いつつそれを緩和させるかのように風紀副委員長は緩めないパーマがかかっている。顔は少し垂れ目でなんだがチャラそうなイメージを受ける。

きっと副委員長さんはあんな色気のある顔だから幼少期から大変だったんだろうなぁ。きっとそれゆえに護身術はこのキラキラメンバーの中でもきっと群を抜いて鍛えられているに違いない!きっとそうだ!

「風紀からだ。風紀を乱すやつは誰であろうと処罰の対象となる。日々それを忘れずに過ごすように。これからの学園生活に幸あらんことを」

パチパチも拍手が送られる中、副会長が口を開く。
「次は新入生代表挨拶です。」

ついに来てしまった。俺の出番だ!
スタスタとなるべくなんの印象にも残らないように歩いていき壇上へ上がる。すぅっと息を吸い、挨拶文を記憶の通りに読み上げる。
「春の風が吹く中………以上をもちまして新入生代表挨拶の挨拶とさせていただきます。」

何事もなく挨拶を終了し席に戻った。
やばい!壇上なんであんなにいい匂いがするんだよ!バカやろう!後ろが気になって仕方がなかったぜ!あんなに近くに行って顔を一度でも近くで見ることなんてこの先ないかもしれない…!
結果、新入生代表最高!
そんなこんなで無事入学式を乗り切ったのだ。

いや。俺の心臓は決して無事ではないし、頭の中も妄想でいっぱいだがそれを押し殺し…無事終了としておこう。

さ!蘭きゅんの元へ急いでいくぞ⭐︎

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